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埼玉県からマツダCX-8 ATF完全圧送式交換。どうせ交換するならキレイに入れ替えてみませんか? ミナト自動車なら可能です。

前回ブログで紹介した埼玉県からお越しのマツダCX-8 KG2P
走行距離12万キロ

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・ATF完全圧送式交換
・マルチサーブ システム洗浄
上記作業とフルオプション整備を依頼されました。



前回ブログではディーゼルエンジン吸気系に堆積する煤をドライアイスで完全除去(DSC)と、水冷EGRクーラーやインタークーラーの洗浄。   交換しにくいLLCも圧送式交換を紹介しましたね。

http://minato-motors.com/blog/?p=36791

今回のブログも引き続きCX-8の作業内容を紹介します。


全量交換がしずらいATFですが、弊社では完璧にキレイに安全に入れ替えます。

試運転後にATFの状態をチェック。
そしてATオイルパンを外します。

オイルパンを洗浄し、磁石に付着した鉄粉を除去。

ATFストレーナーも交換しますね。


オイルパンは液体ガスケットで組立しますが、使用する液体ガスケットは某国から直輸入している高性能液体ガスケット。


作業性が良く耐久性が高いので、一度使用するとよくある市販品は使用出来なくなりますね。   企業秘密をお見せ出来ないのが残念です。


オイルパンを装着してATFを補充し、完全暖機。
密封式ATに自社製作の専用アダプターを装着すれば、交換効率の高い圧送式交換の準備が出来ました。



まずはプレ洗浄。
使用するフルードはニューテックNC-RF リンシングフルード


弊社がニューテックさんに提案して開発していただいたスペシャルフルード。
フラッシングではなく、リンシングフルードなのが重要。

過度な洗浄効果を求めず、本命ATFの性能を最大限際立たせるプレ洗浄用フルードです。


弊社の場合はATF交換作業台数が非常に多いので、小ロットの発注ではなく200Lドラム缶5本ずつオーダーしています。

プレ洗浄をしてここまでキレイになりました。

・左奥のモニターが新油のNC-RF
・中央ビーカーが交換前の廃油
・右手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のフルード



この状態になれば高額で高性能の本命ATFを使用できます。


本命に使用するATFはニューテックNC-65。
全化学合成ATF (エステル系)


100%化学合成基油を贅沢に配合したハイパフォーマンスATF
おそらく市販ATFでは最強レベル。

極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス
高温高圧高回転時でも安定した油膜を維持


耐熱性が非常に高いので熱劣化に強く、初期の高い性能が長く維持。
ロングライフ化に有効です。



完璧に入れ替わりましたね。
ここまでキレイに入れ替われば、次回交換推奨距離は約6万キロ。

過酷なサーキット走行でも耐えれるNC-65ですから、
市街地走行レベルの負荷なら更に耐久性は伸びるでしょう。


ATFは安価で低スペックのフルードで頻繁に交換するより、(NC-65&NC-RF)でイッキに全交換した方が結果的には経済的なんですよ~。



なので弊社に依頼される方の7割以上は(NC-65&NC-RF)のATF交換を希望されます。  リピート多し。



ATFクーラーを洗浄して、規定温度でレベル調整を行いました。




リアデフとトランスファのギアオイル交換。
ニューテックNC-70 全化学合成ギアオイル(エステル系)


カーエアコンリフレッシュαでエアコン冷媒ガスをリフレッシュ。


年々減少する冷媒ガスは定期的なリチャージは必要です。
ですが充填ガス量は多すぎても少なすぎてもNG。


カーエアコンリフレッシュαではデンゲン社エコマックスjrを使用し、全自動でガス重量を計測しながらリフレッシュ作業が可能。

平成30年式CX-8ですが160gほど規定充填量より冷媒ガスが少なかったようですね。



煤除去作業DSCとATF完全圧送式交換やオプション整備が終わりました。


次回ブログではディーゼルエンジンのインジェクターやDPFをマルチサーブでシステム洗浄を紹介したいと思います。


それではHAPPY CAR LIFE!!

埼玉県からマツダCX-8 ドライアイスでディーゼルの煤除去作業。 完璧を求めた結果!!大阪まで2往復。

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

北海道から九州まで全国各地からATF交換やDSC・マルチサーブのご依頼で、遠方から来店していただいています。http://minato-motors.com/blog/?p=36094



今回入庫したのは埼玉県から来店したマツダCX-8。
KG2P 走行距離12万キロ

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・LLCバイパスパイプ交換一式
・LLC圧送式交換

・ATF完全圧送式交換
・デフ/トランスファ ギアオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα

・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム

ほぼほぼフルセットオプション整備での作業を依頼されましたので、何回かに分けて紹介しますね。


マツダ スカイアクティブDの煤堆積を調べると、YouTubeやネット検索で多くの動画やブログがヒットするでしょう。

それらの作業内容を見比べて吟味すると(これは大阪のミナト自動車に行くしかないな。)と皆さん結論されるようです。


来店された時にはユーザーさんとお話しする事が多いですが、弊社を選らばれる方は(よく調べているな~)といつも思います。


この業界は玉石混交で良否が見えずらいので、弊社では(ブログで)(文章で)作業内容をアナウンスするようにしています。


気になる方は弊社過去ブログのDSCやATF交換以外の作業も一緒に見てくださいね。

少し改良を加えたSKY-D搭載のCX-8。
今回はエンジン側吸気ポートの煤堆積は少なめ。



インテークマニホールドの出口と吸気シャッターバルブ周辺は、どうしても煤が堆積するようですね。



SKY-Dはメンテナンス状態・走行環境・アクセルワークによって、4種類の煤堆積パターンがあります。

煤が堆積すると燃焼室への空気充填率が下がるので、定期的に除去をオススメします。



弊社が8年前に開発したDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

元々はトヨタガソリン直噴エンジンの吸気系カーボン堆積を除去するために独自開発しました。


その応用としてSKY-Dの煤堆積にも対応し、累積数千台の施工実績があります。




弊社がDSCを始めた8年前はガソリン直噴エンジンやSKY-Dに煤(カーボン)が堆積するなんて、除去方法や堆積のデメリットを含めて誰も知らなかった。



メーカーも否定しユーザーも知らない。しかし愛車は調子が悪い。
地道にアナウンスする事って大事だと思います。
http://minato-motors.com/blog/?cat=169


マツダ資料参照

上記画像はマツダSKY-2.2Dの吸気系資料ですが、経路の赤い部分に煤が堆積しやすいのでDSCで煤を完全除去。

青い部分の煤や汚れの洗浄は、各オプション整備で対応していきます。








簡単に言えば煤が堆積するとエンジンシリンダへの吸気充填効率と燃焼効率が低下し、本来の性能が発揮できずパフォーマンスが低下します。


ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから。




新車時に感じたトルクフルでハイレスポンスの乗り味が、鈍ってくる。

新車ユーザーは気が付くのですが、中古車ユーザーはベスト時を体感していないので、近年は(中古車購入したのでDSC施工希望!!)が多いですね。


完璧をお求めする方にはオプション整備no水冷EGRクーラー洗浄をオススメします。

クールドEGRの機能を発揮するには、EGRクーラーの詰まりは致命的。
こちらも定期的な洗浄を推奨します。



ブローバイオイルが溜まるインタークーラーを洗浄し、熱劣化で割れやすい樹脂製LLCバイパスパイプも交換。

新品ガスケットを使用して組み立てます。



ラジエターリフレッシャーを使用して、交換しずらいLLCを全量交換。

エンジン・ヒーターコア・ラジエターのLLCを脈動圧送式で入れ替え。
最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤を投入。


正しいエア抜き作業と純正ラジエターキャップ交換をしないと、このエンジンはオーバーヒートしやすいですよ~。



お預かりした初日はこんな感じで作業をしました。
次回ブログではATF完全圧送式交換やマルチサーブの作業を紹介しますね。


それではHAPPY CAR LIFE!!


神戸市からレクサスGS350 GRL10 ATF完全圧送式交換。 全化学合成ATFニューテックNC65。

兵庫県神戸市からお越しいただいたのはレクサスGS350 GRL10 

・ATF完全圧送式交換
・スロットルボディ清掃初期化
・デフオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα
・LLC圧送式交換
5点の整備を依頼されました。



問診をしてから試運転。
リフトアップをしてATFの状態をチェック。


まずはATオイルパン洗浄ストレーナー交換一式を行います。


オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉を除去。
ATFストレーナーも交換して組み立てますね。



ATFを補充しATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続して、圧送式交換の準備が整いました。

高額な本命ATFを使用する前に、スペシャルリンシングフルード(ニューテックNC-RF)でプレ洗浄を行います。


プレ洗浄をする事により、AT内部の洗浄効果をアップさせ、無駄な出費も抑えられ経済的。


NC-RFは弊社とニューテックで開発したスペシャルフルード。
毎月のATF交換台数が異常に多いので、NC-RFは200Lドラム買いです。




NC-RFで全量イッキに圧送式で交換しますね。


やっとここまでキレイになりました。

透明度は回復しましたね。



本命ATFに使用するのはニューテックNC-65。

・ニューテック史上最高峰ATF 全化学合成(エステル系)
・ローフリクション・ハイパフォーマンス
・極薄で強靭な油膜性能は市販ATFでは最強レベル。
・純正ATFを遥かに凌駕する耐熱性・耐久性。

NC-65の性能評価やレビュー等はみんカラ等のSNSで絶賛されているので、改めて弊社からアナウンスする必要はないでしょう。




実際、弊社に入庫するATF交換車両の7割以上は、ニューテックNC-65を選択されます。 使えばわかるのでリピート率も非常に高いですね。 


ほぼ完璧にキレイに入れ替わりました。
ここまで入れ替われば次回交換推奨距離は約6万キロ。

スムーズで素早いシフトフィーリングをお楽しみください。


NC-RF & NC-65のATF完全圧送式交換が出来るのは、日本で弊社のみになります。


エンジン スロットルボディ清掃初期化も行います。
アイドリング安定化には有効ですよ~。定期的に実施しましょう。




リアデフオイルもニューテックNC-70で交換。
全化学合成ギアオイル(エステル系)






カーエアコンリフレッシュαで年々減少する冷媒ガスを、リフレッシュ&リチャージ。

ニューテックNC-200 高性能コンプレッサーオイルも同時注入。





最後にLLC圧送式交換。

ラジエターリフレッシャーを冷却ラインに接続し、交換しずらい(エンジン・ラジエター・ヒータコア)のLLCを全て脈動圧送交換します。


最後にLLC再生強化剤を注入して、防錆消泡性能を強化しました。
エア抜き作業も同時に行います。




最後に試運転をして納車となりました。
朝9時半入庫で夕方19時納車の日帰り作業で完了しました。

LLC交換が少し時間が掛かるので、少し多めに作業時間を頂戴しました。


本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

累計数千台以上のATF/CVTF交換実績がありますので、全国各地から続々と入庫しています。 http://minato-motors.com/blog/?cat=8




ATF交換やDSC・マルチサーブ等の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)お待ちしていますね。http://minato-motors.com/contact/


それではHAPPY CAR LIFE!!

大阪市からハイエースKDH201。   エンジン警告灯点灯から煤除去!! インジェクター&DPF洗浄システム。 

前回ブログで紹介した大阪市 ハイエースKDH201 平成20年式のマルチサーブ インテーク洗浄システムの続きです。

某アウトドア用品メーカー様から依頼をうけました。



エンジン警告灯点灯や加速不良・アイドリング不安定の状態が続き、弊社に入庫していただきました。

インテークマニホールドを外すと大量の煤が堆積していましたので、煤除去後にマルチサーブでシステム洗浄しました。 http://minato-motors.com/blog/?p=36628



今回のブログではマルチサーブ インジェクター・ターボ洗浄システムとDPF洗浄システムを紹介します。



高額部品のインジェクターやDPFをメンテナンスは、クリーンディーゼルでは必須整備なんですよね。

従来型ディーゼルとクリーンディーゼルの大きな違いは、積極的かつ大容量のEGR制御と超高圧燃料噴射のコモンレール式インジェクター搭載だと思っています。



EGRを採用するデメリット・メンテナンス方法は前回ブログでお伝えしましたね。

今回はコモンレール式インジェクターのデメリット・メンテナンス方法を紹介します。

噴射ポンプで軽油を高温高圧にすると、どうしても微細な黒い汚れが発生します。  (フューエルフィルターの濾過紙が黒く汚れてくるのは、これが原因。)




この汚れはフューエルサプライポンプ・コモンレール・デリバリーパイプ・インジェクターの燃料が流れるライン内にも少しずつ付着します。


この微細な汚れをマルチサーブの専用ケミカルで洗浄するのが、インジェクター洗浄システム。

ディーゼルシステムパージ1000mlをマルチサーブに投入しました。



フューエルサプライポンプのIN・OUTホースにマルチサーブを接続。

これでエンジンを始動し、燃料ラインにケミカルを注入しながら内部を強力洗浄。

インジェクターのニードル部や噴霧口は汚れが溜まると、エンジンパフォーマンスに影響しますよ~。


時々回転数を調整しながら、約70分でフューエルラインの洗浄工程が終了。




引き続きターボフィンに付着するカーボン除去も行います。


ディーゼルターボサーブ1000mlをマルチサーブに投入。


こちらも同様にエンジンを掛けながら洗浄工程を行います。


強力洗浄で約70分で洗浄工程は終わりました。





次はDPF洗浄システムに移行します。

マルチサーブのホースをDPFに繋がるパイプに接続。

DPFの洗浄システムでは2種類のケミカルを使用。
まずは1液目のディーゼルDPFクリーナーをマルチサーブに投入。

DPFにケミカルを注入して15分。

そしてエンジン始動して5分間。
DPFの温度を少しづつ上昇させて洗浄力の促進。

次は2液目のDPFフラッシュを投入。
これでDPF内部を洗い流し、汚れを排出しますね。


エンジン回転数を2500rpmまで上昇させ、廃液を排出工程。


廃液を回収するオリジナル装置には目視できるようにクリアパイプを装着しています。    DPFコンディションによって色は変わるのですが、今回は茶色いアワアワ廃液が出てきました。


廃液・異臭が無くなるまで排出作業を行います。


マルチサーブで(インテーク)(インジェクター・ターボ)(DPF)をシステム洗浄しました。




試運転をしてECUのライブデータを確認します。



全チェック項目で数値が改善。
インジェクターの噴射量のバラツキも均一化し、アイドリングの燃料噴射量も少なくなりました。


ブログでは非公開の作業や部品交換も行い、無事納車。



インジェクターやDPFの部品価格は高額です。
にも拘らずメンテナンス方法が周知されていない。


部品が壊れてからメンテナンスは部品交換しかないので費用が嵩む。
そうなる前に適切なメンテナンスをするのは、自動車整備の基本で結果的には経済的。




ハイエースのインテーク煤除去やマルチサーブでのシステム洗浄を希望される方は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしております。 http://minato-motors.com/contact/



それではHAPPY CAR LIFE!!

大阪市からハイエースKDH201 マルチサーブで煤除去作業。インテークの煤でエンジン警告灯点灯!!

大阪市から来店したのはトヨタハイエース KDH201 平成20年式

メールからの相談でマルチサーブの施工を依頼されました。
ありがとうございます。


・マルチサーブ インテーク洗浄システム
・マルチサーブ インジェクター・ターボ洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・その他いろいろ部品交換

今回は上記作業を紹介しますね~。



ハイエースディーゼルのマルチサーブ依頼が最近は多いですね。全国各地からお越しいただいています。

メールでの相談内容

・半年前に出張先でエンジン警告灯点灯。

・出張先近郊のディーラーさんでチェックすると煤がエンジンに戻ってきている??? とりあえずオイル交換の応急処置。

・しばらくして今年の年明けに出張先でアイドリングが不安定になる。エンジンのフケ上りも悪化。 そこでも近くの整備工場で診てもらい、原因不明でとりあえずエンジン警告灯を消去したそうです。



そういう経緯で予約をいただき、後日予約入庫していただきました。

お話を聞くと某国産有名アウトドア用品メーカーの社用車で、全国各地をハイエースで走りまわっているようです。


年明けからエンジンアイドリング不調が続いているが、エンジン警告灯は未点灯。

スキャンツールを接続し、ダイアグコードを確認すると異常コード無し。
年明けにリセットしたそうなので、弊社入庫時には異常コードは確認できませんでした。



試運転をしてライブデータを確認、エンジンの制御状態を調べます。


問診をしてお車をお預かりし、作業をしますね。
まずは(インテーク洗浄システム)から始めましょうか。


吸気シャッターバルブ、EGRバルブ、水冷EGRクーラーを分解。
これでインテークマニホールド手前まで分解出来ましたね。

デフォルト作業の(マルチサーブ インテーク洗浄システム)は、ここまで分解して部品類を洗浄し組立。  あとはマルチサーブのケミカルで洗浄しています。




ですが今回のハイエース205はEGRバルブの煤堆積が酷いですね。

こうなると吸気下流側にあるインテークマニホールド内・エンジンインテークポートには煤が大量に堆積している可能性があります。


(追加オプション)でインテークマニホールドも分解しました。




丸と四角のエンジンインテークポート8個は御覧のように煤だらけ。
煤が溜まりすぎて奥にあるインテークバルブが見えないですね。


こうなると過給新気が燃焼室への充填量が低下し、加速低下・燃費悪化になるんですよ。


またバルブの形状が変るほど煤が堆積すると、燃料と空気がキレイに混ざらないので燃焼時にムラが出ます。

つまりムラ=煤発生量過大=パワーダウン・燃費悪化という感じ。


インテークマニホールドのスワールコントロールバルブは大量の煤で経路が狭くなっています。  またバルブの開閉もスムーズではありませんでした。

バキュームテストをすると開閉はしていましたので、これは洗浄で回復するでしょう。

その他のバキュームスイッチなどもチェック。
作動確認も行います。

スイッチの動きが悪いや気密漏れがあれば部品を交換します。






水冷EGRクーラーを分解して内部の状態を確認します。

HOT・COOL切り替えバルブの作動チェック。
クーラーフィン内部は煤が堆積し、詰まっていましたね。





切替バルブが作動していてもフィン内部が詰まれば、冷却されたクールドEGRを効果的使えない。当然エンジンパフォーマンスは低下します。

EGRとは排気ガスを吸気に還流して、排気ガスの環境対策や燃費向上等に必要ですが、排気ガスに含まれる煤が各機関で悪さをするんですよね。



ドライアイス洗浄や超音波洗浄、オリジナル㊙装置等で分解した部品を完璧に洗浄していきます。



インテークマニホールドやEGRバルブ・水冷EGRクーラー等は完璧にキレイになりましたね。







エンジンヘッド側のインテークポートやインテークバルブはドライアイス洗浄はスペース的に無理なので、手作業で簡易洗浄しました。

僅かに残っている煤堆積はこの後に行うマルチサーブ システム洗浄のケミカルで除去しますのでご安心ください。



元の状態に組み立てますね。

何点かスイッチバルブ等が不良だったので交換し、新品ガスケットで組み立てます。

そしてエンジン始動・完全暖機します。


ここからやっとマルチサーブが登場。

吸気が煤だらけの状態でマルチサーブをしても効果は激減しますので、弊社ではここまで洗浄してからマルチサーブをスタートしています。



マルチサーブのインテーク洗浄を選択。

吸気シャッターバルブ直前にケミカル噴霧コーンをセットしました。



ディーゼルエアインテーククリーナーを投入。

このケミカル効果でエンジン内部の煤を除去していきます。

エンジンをスタートし、マルチサーブからケミカルを噴霧注入。


・20秒間に1回1秒の間隔で、吸気経路にケミカルを微細噴霧。

・噴霧したケミカルは吸気の流れに乗って、エンジンヘッドのインテークポートに到達。


EGRバルブやインテークマニホールドに付着したケミカルも、吸気の流れで奥に奥に流されていきます。

ですが分解前のように経路に煤がタップリあると、なかなか奥までケミカルが届かない。  手前の煤がケミカルを吸着するんですよね。


分解洗浄せずにエンジン内部まで洗浄するには、高額なディーゼルエアインテーククリーナを何本も消費しますので、非常に高額になり無駄が多い。


今回のように分解できる部品類をあらかじめ洗浄していれば、本数は1本で問題なく、結果的には経済的なんですよ。



約90分ほどで洗浄工程が終了。

洗浄中はマフラーから白煙・異臭が大量に出ますので、弊社が開発した(排気ガス浄化システム)でクリアにしながら作業をしています。



次回ブログではハイエース205のマルチサーブ3点を引き続き紹介します。

・インジェクター・ターボ洗浄システム
・DPF洗浄システム
・その他いろいろ補修作業

ハイエース205のコンディションを回復させますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!