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大阪府 トヨタアルファードANH20 リフレッシュプラン前編。サスペンション整備でリフレッシュ。

大阪市から入庫したのはトヨタ アルファードANH20 H25年 走行距離13万キロ。

車両全体をリフレッシュ整備する(リフレッシュプラン)を依頼されました。


リフレッシュプランとは10年10万キロ以上走行した車両をも、もう一度新車時に近づけるための整備メニュー。
(リフレッシュ整備をプランニングする)という意味で命名しています。


メール相談内容
・新車で購入し約13年経過。 乗り換えも考えていたが愛着もありリフレッシュ整備を希望。

・不満は2列目の乗り心地が悪く、家族に不評。  リアアクスルビームブッシュ破損が気になる。 

こんな感じで(お問い合わせフォーム)から相談されて、予約入庫となりました。


まずは問診。
予約時のメールである程度(不満点・改善点)はお聞きしていますが、問診でもう一度確認します。

・こういう症状が気になる。
・こんな時に不具合が発生する。
アバウトで良いので、気になる個所を教えてください。



・ではこういう時には不具合が発生しますか?
・この操作をすると、どうですか?
私の方からグイグイ質問をしますのでどうぞ宜しくお願い致します。


問診をしてお車をお預かりしました。
お預かり期間中は代車をお貸ししています。


試運転をして走行テスト。
事前ホイールアライメント測定で現状確認。




リア側の数値はアクスルビームブッシュ破損とアクスルビームの歪みで、数値が悪化していますね。

サスペンション整備後にシム調整を行うので、作業前にどれだけ歪んでいるかを測定しておく必要があるのです。


・エンジン点検の基本 排気ガステスターで数値確認。  燃焼状態やセンサーの動きをチェック

・バッテリーアナライザーで充電・発電状態をチェック


・整備リフトでリフトアップ。  タイヤを外して足回り下回りを点検。
エンジン/AT周辺もチェックします。



点検をし整備プランの御見積書を制作。
メールで御見積書を送信し、電話で整備内容を説明。


現状を説明して、おススメの整備プランを提案しました。


御見積書を制作するには(現状確認の点検)と(整備予算)が必要。
(どれぐらいの予算)を確保しているのかを、メール相談時にお聞きしています。


自宅のリフォームでもそうだと思いますが、500万円と1000万円のリフォーム予算では工務店側も提案する内容が変わるでしょう。

自動車のリフォーム(リフレッシュプラン)でも、予算が分からないと提案する目安が分からないのですね。



オーナーさんと協議して整備内容が決まりましたので、作業を始めます。


心配されていたリアアクスルビームブッシュ破損。
やっぱり破損してました。


走行時に捩られるアクスルビームブッシュ。
破損した状態で使用し続けると、アクスルビーム自体が歪みます。


ブッシュが破損していると必要以上にアクスルビームが捻じれて、徐々にビーム自体が歪んでいくんですよ~。




治具とSSTを使用してサクサクと交換しました。
外すときにはブッシュに印を付けて、同じ角度になるようにブッシュを圧入します。




アクスルビーム組み立て。
・リアハブベアリングも予防整備で交換。
・パーキングブレーキの清掃調整/グリスアップ。

ブレーキバックプレートとアクスルビームの間に(SPC トヨタ リアシム)を
装着します。




リアシムは対角の厚みが違う樹脂製プレート。

これでホイールアライメント調整が出来ないアルファード アクスルビームを、対角の厚みの違いで(キャンバー・トゥ)を微調整が可能。


リアシムの厚みは6種類ありますので、事前ホイールアライメント測定の数値から選定しています。


リアシムの結果がどうなったかは後編ブログで紹介しますね。

フロントサスペンションも整備しますね。


今回ショックアブソーバーは純正をチョイス。
スプリング以外は全て交換します。

ダストブーツも破損しており、ショックアブソーバーもスコスコに抜けていました。








Frロアアームやスタビブッシュも交換。
破損していたスタビライザーリンクロッドも交換しました。

20系アルファード/ヴェルファイア 50系エスティマ。
このプラットホームの定番不具合箇所のステアリングギアボックス破損。


問診時にオーナーさんの目の前で、ギアボックス異音テストを実施。

確認出来たのでギアボックスASSYを交換しました。
(オーナーさんも異音には薄々気が付いていたようです。)

FrドライブシャフトブーツグリスKITでO/H。
経年劣化したブーツとグリスをリフレッシュ。

使用するのは耐久性が高い(純正ブーツグリスKIT)一択。



劣化したグリスは粘度が低下して、液体状にドロドロ。
これでは油膜強度が足りません。


硬化したブーツは破棄し、ドライブシャフトを洗浄します。



ドライブシャフト右側の中間シャフトベアリングを圧入交換。
油圧プレスで交換しました。

ブーツグリスKITで組み替えますね。

ブレーキをO/Hします。

・ディスクローター研磨
・キャリパーO/H
・ブレーキパッド交換

リア側は歪みがありましたが。数回の研磨作業で修正出来ました。

艶消しブラックの耐熱塗装。
これでまた10万キロ使えるでしょう。



硬化したキャリパーシールはブレーキ引き摺りの原因。
定期的にキャリパーはO/Hを推奨しています。



キャリパーホルダー側もリフレッシュ。
スライドピンのグリスを洗い流して、新しいグリスを注入。

スライドピンのダストブーツも交換します。








ブレーキパッドはWAKO’S BPR高性能ブレーキパッドグリスで組付け。
バックシムも交換しました。




リフレッシュした足回り下回りの部品を組み立て。
リアショックアブソーバーも交換します。

これで今回のリフレッシュプラン前編が終わりました。


次回後編ブログでは引き続きリフレッシュ整備を紹介しますね。
・CVTF完全圧送式交換
・ブレーキフルード交換
・スパークプラグ交換
・エンジンマウント全数交換
・オルタネーターワンウェイクラッチプーリー交換
・ファンベルト交換
・LLC圧送式交換
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・1G締付&ホイールアライメント調整


それでは次回ブログをお楽しみに!!
HAPPY CAR LIFE!!


2026年2月1日

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