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ランドクルーザー URJ202 H30年10月 4万8千km 専用アタッチメント使用  ATF完全圧送交換 for NUTEC NC-65 




本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。



今回のご紹介するのは、
愛知県からお越し頂いた トヨタ ランドクルーザー URJ202
初年度登録 H30年10月 走行距離4万8千km

専用アタッチメントを用いた ATF完全圧送交換 for NUTEC NC-65のご依頼です。





日帰り作業にて、オイルパン脱着を伴うATF完全圧送交換に加え、複数のオプション作業を同時施工します。

作業点数が多いため、工程管理を行いながら効率良く進めていきます。まずはご入庫後に試運転を実施し、変速タイミング、変速ショックの有無、滑り感など、ATの基本コンディションを確認します。


過酷な環境下での使用実績が多く、信頼性の高いランドクルーザーですが、走行距離から見てもシフトフィーリングに大きな劣化は見られず、現時点でのATコンディションは概ね良好な状態でした。



本ブログをご覧いただいている方の中には、令和1年式・走行距離約4万8千kmという条件でATF交換が必要なのか疑問に感じられる方もいらっしゃるかと思います。

また、日頃のお問い合わせにおいても、「ATF交換は本当に必要なのか」という質問をいただく機会は少なくありません。

走行距離約4万8千km走行したランドクルーザーのATFの劣化状態について、確認していきます。



リフトアップして作業開始。



最初のステップとしてミッションケース周辺のオイル漏れチェックを実施し、シール部や接合部を中心にオイルの滲みや漏れの有無を確認していきます。

点検の結果、オイル漏れおよび滲みは確認されなかったため、引き続き作業を進めていきます。



走行距離約4万8千km時点のATFをサンプリングしました。

色味はやや汚れが確認できるものの、著しい酸化や焼けによる黒変は見受けられず、極端な劣化状態ではありませんでした。




オイルパンを取り外しましたので、底部の状態を確認します。

磁石に吸着する鉄粉は少量でしたが、灰色の沈殿物が確認できました。

これらは磁性を持たないため、摩耗粉やATFの熱劣化によって生成されたデポジット類と考えられます。



走行距離が短い車両であっても、オーナー様の使用環境や走行条件(坂道の多い地域、真夏で渋滞が頻発する環境など)、さらにはエンジン出力や車両重量によってATFの劣化スピードは大きく変化します。

そのため、走行距離が同じであれば劣化度合いも同一とは限りません。また、トヨタ車では新車時に充填される純正ATFが、軽量・コンパクト車から重量級のSUVやミニバンまで共通で使用されているケースが多く、この点からもATFにかかる負荷の差は容易に想像できます。


車両重量が大きいほどATFに与える熱的・機械的負荷は高くなり、結果として劣化が進行しやすくなります。




オイルパン清掃作業が完了し、オイルパンガスケットは新品へ交換しました。



もちろん、ストレーナーについても新品へ交換しています。



ストレーナーの吸入口を観察しましたが、特に異物も無く問題なし。



オイルパン脱着時に抜けた分のATFを補充し、ミッション周辺にオイル漏れ等が発生していないことを確認します。

その後、ランドクルーザー専用アタッチメントを装着し、トルコン太郎を接続してATF完全圧送交換を開始します。



本命ATFでの交換に入る前に、まずはプレ洗浄を実施します。プレ洗浄に使用するATFは、ニューテック NC-RF リンシングフルードです。



全国でもトップクラスのATF交換実績を有する弊社では、プレ洗浄用フルードの消費量も多く、20Lペール缶ではすぐに使い切ってしまいます。

そのため現在は、200Lドラム缶を5本、合計1000L単位でオーダーし常時在庫しています。それでも、数か月で再発注します。

日本国内において、これほどの量のプレ洗浄用フルードを常備している整備工場は恐らく他にはないと思われますが、これは年間の施工台数が他社と大きく異なるためです。



ブログで紹介しているのは、実際の施工台数の一部です。

ニューテック NC-RF



ニューテック製 NC-RF は、弊社が企画立案し、ニューテック社に開発していただいた専用リンシングフルードです


http://minato-motors.com/blog/?p=17434



本命ATFの使用を前提として最適化されたリンシングフルードを用いたATF完全圧送式交換は、日本国内では弊社のみが実施しています。

それでは、NC-RFを使用し、全量を一気に圧送式にて交換していきます。



圧送交換を開始すると、スタート直後からサンプル採取時とほぼ同レベルのATFが排油モニター側に流れ込んできます。



オイルパン脱着清掃およびストレーナー交換を実施しているものの、内部には依然として汚れが残っていることが分かります。

ドレンアウトのみの少量交換ではATFを十分にきれいにできないことが、ご理解いただけるかと思います。





また、ATFチェンジャーの監視モニターを通して見ることで、汚れの進行度合いが視覚的にも把握できます。

トルクの大きいエンジンを搭載した車両や車両重量の重い車両では、想像以上にATFが過酷な条件下で使用されていることが分かります。



プレ洗浄が完了しましたので、状態を比較してみます。

・左奥が新油モニターのNC-RF
・中央のビーカーが新車時から約4万8千km使用した廃油ATF
・右手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のATF

交換前の廃油と比較すると、プレ洗浄後のATFは大幅に透明度が向上しており、十分にクリーンな状態まで改善されていることがお分かりいただけるかと思います。

約15分間のアイドリングタイムを経て、次はいよいよ本命ATF「NC-65」での交換に移ります。



ニューテック史上最高峰のATFである「NC-65」は、全化学合成のハイパフォーマンスATF(エステル系)です。

極めて薄く、かつ強靭な油膜特性を持ち、ローフリクションかつハイパフォーマンスな特性を実現しており、高温・高回転・高負荷条件下においても安定した油膜性能を発揮します。

エステル系基油を贅沢に使用しているため劣化しにくく、長寿命である点も大きな特長です。

純正ATFを大きく上回る性能を持つ、市販ATFの中でも最上位クラスの高性能フルードで、高トルクかつ車両重量が重く、負荷の大きいランドクルーザーには特に適したATFと言えます。



ニューテック NC-65 は、みんカラをはじめとした各種SNS等において高い評価を受けており、改めて弊社が宣伝するまでもないでしょう。

その結果、現在ご依頼いただくATF交換車両の8割以上が、NC-RFによるプレ洗浄とNC-65を組み合わせた施工内容をオーダーされています。



ニューテックNC-65を
ATFチェンジャーにセットして、再度 圧送式交換をします。



それでは、最終の本命CVTFに交換します。



ATFは全量が完全に入れ替わり、非常にクリーンな状態となりました。ここまで確実に入れ替えが行えていれば、次回の交換推奨距離は6万km以上を目安とすることが可能です。

ハイパフォーマンスATFをお勧めする最大の理由は、そのロングライフ性能にあります。ストリート走行レベルの負荷であれば容易に劣化することはなく、長期間にわたり安定した性能を維持できます。

その結果、短いスパンで頻繁に交換する場合と比較して、トータルでのコストパフォーマンスにも優れる選択となります。



交換作業が無事完了したため、スキャンツールを使用してATF劣化推定値の初期化を実施し、すべての作業を終了しました。



(スロットルボディ清掃 & 初期化)を施工します。

このお車は、走行距離4万8千kmですが、距離相応のデポジットが付着していました。

走行距離が増えてくるとスロットルボディにカーボンが付着します。
ほんの僅かな付着ですが、蓄積するとそれだけでアイドリングが不安定になります。


弊社では定期的なスロットルボディ清掃初期化を推奨していますので、ATF/CVTF時にご相談ください。



WAKO’S の専用クリーナーを使用して、ウエスで優しくカーボンを除去。
溶解力の強いクリーナーを乱暴に掛けると、スロットルの基盤が壊れECUまでダメージが行く事があるので要注意。


最後にスロットル学習値をリセットして、再学習すれば完了です。



オプション整備(LLC圧送式交換)



年々劣化するLLC冷却水を全量交換します。
ラジエターリフレッシャーでの脈動圧送交換は、エンジン・ラジエター・ヒーターコアの中のLLCを全量交換してリフレッシュ。



最後にLLC再生強化剤を注入して、防錆消泡性能を強化します。
(LLC強化剤は以前は赤・青・緑と色分けしていましたが、このロットから無色透明タイプに変更しています。)

LLCもATF同様に定期交換しましょう。



ウォーターラインのエア抜きとリザーバータンクの量調整を確認して完了。



最後にオプション整備 (カーエアコンリフレッシュα)を施工します。



年々減少する冷媒ガスを、リフレッシュ&リチャージ。

ニューテックNC-200 高性能コンプレッサーオイルも同時注入。



作業中に撮影した数百枚の画像をご覧いただきながら、オーナー様へ作業内容のご説明と、今後のメンテナンスについてのアドバイスをさせていただきました。
その後、無事にご納車となりました。



ご希望があれば、撮影した画像データのコピーもお渡ししております。



本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

累計数千台以上のATF/CVTF交換実績がありますので、全国各地から続々と入庫しています。 

http://minato-motors.com/blog/?cat=8

・ATF/CVTF交換
http://minato-motors.com/blog/?cat=8



・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
http://minato-motors.com/blog/?cat=169



・マルチサーブ 洗浄システム
http://minato-motors.com/blog/?cat=270



・提案型整備リフレッシュプラン
http://minato-motors.com/blog/?cat=12



弊社はこの4点を中心に作業をお引き受けしていますので、御見積・ご予約のはHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

弊社の近くにある仁徳天皇陵古墳で地上約100mの上空から古墳や堺の街並みを
眺望し、歴史的な価値や雄大さなどの魅力を体感できるガス気球

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大阪・堺市 大仙公園 発着

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それではHAPPY CAR LIFE!!

2026年2月16日

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