1. TOP
  2. ミナトBLOG

大阪府 ハイエースKDH206 リフレッシュプラン中編。  アディショナルインジェクター洗浄とFrサスペンション&ハブ・ブレーキ整備。

前回ブログで紹介した大阪府から入庫したハイエースKDH206 H28年式 走行距離20万キロ のリフレッシュプラン。

https://minato-motors.com/blog/?p=43234 前編
今回中編ブログでも引き続き作業を紹介しますね。



エンジンを降ろしてのエンジン整備。
上・右・左・前側の整備が終わったので、エンジン後側にあるアディショナルインジェクターを分解整備します。




ターボチャージャー後方に装着されているアディショナルインジェクター。

車上だと見えずらい位置にあり、上から見ても下から見ても簡単に外せる箇所にはないのです。



今回はエンジンを降ろしているので丸見え状態。
順番に分解していきます。



外したアディショナルインジェクター。
噴霧口はもちろんインジェクター内部もケミカル洗浄します。



使用するのはエンジン燃料系を洗浄する事が出来る(マルチサーブ)


アディショナルインジェクターをマルチサーブに接続して、専用ケミカルでシステム洗浄。


使用する専用ケミカルは(ディーゼルシステムパージ1000ml)

200mlほどマルチサーブに投入。

インジェクターに信号を送り、開閉操作しながらケミカルを噴霧。
これを繰り返しながら内部を洗浄し、噴霧状態を回復させます。



洗浄工程が終われば、ガスケット一式を交換し組み立て。


・アディショナルインジェクター
・エキゾーストエルボパイプ
・キャタリティックコンバーター

これらはDPF燃焼に重要な部品。
全ても洗浄して再生しました。





一通りの作業が終わったので、エンジンを車両に載せます。
テーブルリフトを移動させて、車両リフトを降ろします。




エンジン・AT・トランスファ・Frデフ・サブフレームを一体で組付け。

電動テーブルリフトだと高さの微調整がしやすいので、エンジン脱着を安全で確実な作業が出来ますね。(慣れれば一人で問題なし。)

仮組してエンジン・ATマウントを交換。
そこから本締めして各ハーネスやホース等を組み立て。



とりあえずエンジン整備はひと段落。
次はサスペンション・ブレーキなどの整備に移行します。



・FrアッパーアームASSY
・Frロアアーム ブッシュ
・Frロアボールジョイント

ブッシュをSSTと油圧プレスで交換して、ボールジョイントも交換しました。


4WDのFrロアアームブッシュ一式交換は、工具が揃っていないと結構大変。
弊社は年間何台も作業をしているので、工具を全て揃えています。

ハブ・ナックル・ディスクローターを分解。


ハンマーでガンガン叩きながら外している整備動画が多いですが、適切な治具とSSTがあれば簡単に分解可能。(錆び付いていても問題なし。)

ハブとベアリングを分解し、インナーレースを取り外す。

新しいベアリングを圧入。

・Frディスクローター研磨

国産ディスクローター研磨機でディスクローターの凹凸・歪みを少しずつ研磨してフラットにします。




研磨後には耐熱塗装で化粧直し。

ハブとディスクローターを組み立て。

・ディスクの振れチェック。
・基準値内の最小に調整。

ハブとディスクローターを適当に外して、何のチェックもせずに組み立てる。
これだと最悪の場合、高速走行時にジャダーが発生します。

ネット上の動画・ブログを見ても、ハイエースハブ組立振れチェックをしているのは無いんじゃないかな?


弊社ではいつも通り、適切な工具と手順で正確に組み立てました。




・Frスタビライザーブッシュ一式
・FrドライブシャフトブーツグリスO/H

ドライブシャフトO/H時には純正ブーツグリスKIT一択。

ゴム部品に限ってはトヨタ純正は良いですよ。
耐候・耐久性がイイですね。




摺動が固くなったブレーキキャリパーは、10年10万キロに一度はO/Hしましょう。  片効き偏摩耗はキャリパーが原因。



・FrブレーキキャリパーO/H
・ステアリング ラックエンド+ブーツ交換


ガタが出やすいステアリングのラック。
高速時の振動やステアリングのセンターズレなどになります。


ここで中編ブログは終了。
まだまだハイエースKDH206の整備は続きます。

次回後編ブログではリアサスペンションやATF交換・マルチサーブにホイールアライメント調整などを紹介しますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!




2026年3月17日

このページのトップへ