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愛知県からマツダ アテンザGJ2FW リフレッシュプラン 前編。 見つけ出した中古車をリフレッシュ整備。

愛知県から依頼されたのはマツダ アテンザ GJ2FW H30年式 走行距離11万キロ MT車。


全国から理想の一台を探し出した中古車を購入し、弊社のリフレッシュプランで新車時のコンディションに近づけたいと依頼されました。


・アテンザワゴンのSKY-2.2D
・6速MT
・事故歴 改造歴なしのノーマルコンディション。
・内外装良好で希望のボディーカラー。

近県にはなく全国各地に目を広げて、やっと希望の車両を見つけたそうです。



皆さんご存じのように中古車購入時には、現車試乗は出来ない場合が多い。

いざ納車されてドライブをしてみると、予想や期待とは違う点が見えてきたようです。

現状の不満点
・クラッチが重く、ミートポイントが分かりずらい。
・ハンドルのセンターがズレており、フラフラ左右に流れる。
・乗り心地が悪い。
・新車カタログ燃費より、かなり悪い。
・今後長く乗りたいが、過去の整備歴は不明。





リフレッシュプランのメインテーマは(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時の状態に近づける提案型整備メニュー)


HP(お問い合わせフォーム)から相談をいただいて、(現車の不満・改善点・預けられる期間・今回の整備予算)をお聞きし、予約入庫となりました。


まずは問診。
・中古車購入の経緯から、メール相談内容を再確認。
・整備の方向性と内容の説明。

約1時間ほどお話しして、お預かりさせていただきました。



・試運転をして事前ホイールアライメント測定。

・スキャンツールを接続し、ECUの故障履歴やライブデータを確認。

・リフトアップしてタイヤを外し、エンジンや足回り下回りを点検。



・点検結果から整備プランの御見積。
御見積書をメール送信し、お電話で点検結果と整備内容を説明。

提案した整備をどこまで実施するかを協議して、OKと承諾を得たので作業を始めますね。




まずはクラッチのO/H。
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・レリーズベアリング
・デュアルマスフライホイール
・エンジン リアクランクオイルシール

フロントサスペンションを外し、ドライブシャフトを抜き取る。  エンジンを傾けながらMTミッションを外しました。



部品交換、清掃洗浄、グリスアップ。
同時にエンジン・ミッションマウント3点も交換。





約10年10万キロ走行したクラッチディスク。  まだ使えそうに見えますよね。


現在、乗用車でマニュアルトランスミッションを好んで愛車にする方は、全体ユーザーの数パーセントでしょう。

その方たちは(基本的にクラッチ操作が上手)なはず。  ヘタならそもそもAT車を選ぶはず。


リフレッシュプランでMT車の入庫もたくさんありますが、クラッチを分解するとディスクをズルズルに滑らせている車両はあまりない。



・クラッチは滑っていないが、ミートポイントが曖昧。
・クラッチペダルが重い・渋い。

クラッチを切り離す・繋げる重要部品がレリーズベアリング。

ベアリングをスムーズにスライドさせる為に、新車時には摺動部に(クラッチグリス)を薄く塗ってあります。

グリスは10年10万キロも使えば、ほぼグリス劣化で潤滑性ゼロ。
当然クラッチ操作は曖昧に渋くなる。


よって半クラッチ操作がしづらいMT車になってしまうのです。


アテンザの純正フライホイールは通常のソリッドフライホイールではなく、デュアルマスフライホイール。

高額なフライホイールですが、内臓ダンパースプリングが劣化・破損すると(カラカラ・カタカタ)異音がしますよ。


ディスク・カバー・フライホイールが(均一に密着と切り離した)感覚でペダル操作をするので、そもそも(部品が均一でない)と繊細な感覚が???となるのです。



MTミッションなんて頻繁に降ろす機会もないので、長く使えるように整備しました。




ギアオイルにはニューテック NC-70 75W90  全化学合成ハイパフォーマンスギアオイル(エステル系)を使用しました。



高温から低温時までサクサク・スコスコとシフト操作がスムーズになりますよ~。



ドライブシャフトのブーツグリスもO/H。

分解して洗浄し、純正ブーツグリスKITで組み立てます。



右シャフトには中間ベアリングがありますので同時交換。

GJ系後期モデルになると、どういう訳か??アウター側のブーツグリスKITは部品供給無し。

インナー側は純正部品供給がありますので、O/Hが可能。
もしアウター側から異音がした時は、新品ASSYしかないようです。


デフサイドシールを交換して組付けました。



劣化したサスペンションもリフレッシュ。

・ショックアブソーバー及び周辺消耗部品
・ロアアームASSY
・Frハブベアリング

ハブベアリングはまだ使えそうでしたが、オーナーさんと協議して交換しました。 








リアサスペンションはショックアブソーバーASSYとスプリングインシュレーターのみの交換。  その他のアームブッシュは問題なし。


リア足回り下回りはやや錆アリ。
そうなると定番のショックアブソーバー ロアブッシュを固定しているボルトは錆固着しています。


軽度の錆固着だったので一部カットし、ネジ部に熱を加えてから外しました。


フロント同様にリアハブベアリングも交換しています。



前半はこんな感じで進行したアテンザワゴンのリフレッシュプラン。

残り後半の作業は次回ブログで紹介しますね。
・ブレーキO/H
・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング
・マルチサーブ
・ホイールアライメント調整

それではお楽しみに!! HAPPY CAR LIFE!!




2026年4月18日

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