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福岡県 ランドクルーザープラドKDJ95 リフレッシュプラン 3部作 前編。  サスペンション・ブレーキをリフレッシュ。

福岡県からお越しいただきました。
トヨタ ランドクルーザープラドKDJ95 平成13年式 走行距離28万キロ


車両全体を整備する(リフレッシュプラン)のご依頼をいただきました。

弊社のリフレッシュプランとは(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時に近づけるリフレッシュ整備の提案)です。


特に車検時などには整備しない(足回り下回りを中心に)リフレッシュ整備を提案しています。






https://minato-motors.com/blog/?cat=12
過去のリフレッシュプラン整備事例です。 宜しければどうぞ~。



メールでの相談内容

・新車購入時から地元ディーラーに整備を依頼している。ディーラーでは整備提案されない箇所を中心にリフレッシュ整備したい。

・過去ブログにあるプラド95系と同等の整備を希望。
・サスペンションの衝撃吸収が落ちている。
・エンジンからのオイル漏れが酷い。
・ATシフトレバーのグラグラを解消したい。

こんな感じで相談をされました。




メール相談時の返信では(過去ブログのプラド95系の整備内容)と、(当時の総額費用)をお知らせしています。


(これぐらいの整備ボリュームでこれぐらいの費用が掛かるんだ。)

予約時にはお預かり出来る期間と今回掛けれる整備予算をお聞きしていますので、参考にしていただけると幸いです。



なおメーカー・車種・年式によってお引き受けする整備予算下限を設定しており、それもお伝えしています。


数か月後に予約来店されて、まずは問診。
・メールでお聞きした内容を、さらに詳細に聞き取り。
・整備の方向性や整備内容を説明。

軽く雑談しながら約1時間ほどお時間を頂戴しています。




その後は試運転。
走行状態をチェックしてから、事前ホイールアライメント測定。






・キャスターの左右差が酷く、ステアリングセンターもズレている。
・ショックアブソーバーやブッシュ等が劣化しており、乗り心地は悪い。
・ブレーキの効きも甘く、コントロールがしずらい。

25年経過し28万キロ走行したプラド。
足回り下回りをビシッと整備していないと、だいたいこんな感じでしょう。

プラド95系を長く使用したオーナーさんなら思い当たるのではないでしょうか。




正しい整備を正確に行って、本来のランドクルーザープラド95に戻す整備を提案させていただきました。

・御見積書を提示し、現状と作業内容を説明。
・どの整備を実施し、どれを省くのか?を協議。
見積にOKが出ましたので作業を進めますね~。




Frサスペンションから整備しますね。

ショックアブソーバー、ナックル、スタビライザー、ブレーキなどをイッキに分解します。




Frロアアームを外すのですが、定番のアジャストカムの錆固着。
これが抜けないとロアアームがフレームから外れません。


またこの状態だとホイールアライメント調整すら出来ない。

そこでセイバーソー(電動のこぎり)を使用し、ロアアームとフレームの間のブッシュカラーを切断。

ロアアームもフレームも傷をつけずに、切断作業をしました。

治具と油圧プレスを使用して、ブッシュ全数交換完了。

ブッシュには方向性がありますので、赤い印を付けて同じ角度で再組付けしています。


Frアッパーアームもブッシュ交換。
こちらも油圧プレスで交換します。







Frナックルのハブベアリング、オイルシール、UP/LOWボールジョイントを交換。

スタビライザーリンクロッドとブッシュ等も交換です。











ショックアブソーバー及び周辺消耗部品を交換。
スプリング以外は全て交換です。

スプリングコンプレッサーを使用して、アブソーバー等を交換しました。









FrドライブシャフトブーツグリスをO/H。

耐久性の高い純正ブーツグリスKITで分解組立しますね。
オイルシールも同時交換し、また10年10万キロ使用しましょう。






アジャストカムが錆固着しないように、グリスを薄く塗っておきます。

そこからFrサスペンションを組み立てました。






長年のエンジンオイル漏れの放置で、ステアリングギアボックスを固定するブッシュが劣化破損。

サスペンションやステアリングギアボックス等のゴムブッシュは。耐油ゴムではないのでオイルが長年付着するとブヨブヨになるんです。




ステアリングギアボックスを固定するブッシュがグラグラだと、ステアリングセンターがフラフラで真っすぐ走らず乗りずらい。


このステアリングギアボックスの固定ブッシュは3つあり、部品供給があるのは左の1個のみ。  今回オイル付着による右側ブッシュは部品が出ないので、リビルトASSY交換になりました。



サスペンションのゴムブッシュなどは耐油ゴムではないので、安易にオイル漏れを放置すると無駄な出費につながりますよ~。




ではエンジンオイル漏れの箇所はどこか??となりますよね。

大きなオイル漏れの原因箇所は、プラグキャップオーリングの劣化。
ダダ漏れなので、放置は良くありませんね。


新しいキャップとオーリングを交換します。








リアサスペンションもリフレッシュ。

・アクスルシャフトシャフト ベアリング交換
・サスペンションアームブッシュ一式交換
・ショックアブソーバー交換

SST専用工具や油圧プレス、治具等を使用して、リアサスペンション一式をリフレッシュ整備。


SST工具や自作した治具等がないと、同様作業をするのは難しいでしょう。
もしに出来たとしても(大幅に時間が掛かる)と思います。

今回も馴れた手順で、サクサク作業を進めました。







続いてブレーキもO/Hします。

ブレーキディスクローターを研磨して再生。
耐熱塗装で化粧直し。


ディスクローター研磨のススメ。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924





ブレーキパッドはWAKO’S BPR高性能ブレーキパッドグリスで組立。
劣化したスクイールシムも交換します。

丁重にBPRグリスを塗れば、初期の高いグリス性能が5年以上は維持しますよ~。(当社調べ)







・Fr対向4ポッドブレーキキャリパー
・Rシングルポッドブレーキキャリパー

分解洗浄してからシールKITで再組立て。







ブレーキホースを交換して、ブレーキフルード交換とエア抜き作業。
サスペンションやブレーキを組み立てました。

これでサスペンション・ブレーキ・ドライブシャフト・アクスルシャフトの整備が終わりました。


後編ブログで(1G締付作業)と(ホイールアライメント調整)を紹介しますのでしばらくお待ちくださいね。




これで3部作の前編ブログは終了。
次回中編ブログではエンジン整備やATF交換等を紹介しますね。

それでは引き続き宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

愛知県からマツダ アテンザワゴンGJ2FW リフレッシュプラン 後編。     ドライアイス洗浄で煤除去。 ホイールアライメント調整と1G締付作業。 最後に納車後レビューもあります。

愛知県から依頼されたマツダ アテンザワゴン GJ2FW H30年 走行距離11万キロ MT車

前編ブログではクラッチO/H・サスペンション整備を紹介しました。
https://minato-motors.com/blog/?p=43489




今回後編ブログでも引き続き、アテンザワゴンのリフレッシュ整備を紹介しますね。


今回オーナーさんの希望でディクセルのディスクローターとブレーキパッドで交換します。

ディスクローターはノーマルのPD ブレーキパッドは低ダストMタイプ。


フロントブレーキキャリパーは通常のシングルポッド。
リアは電動パーキング付のシングルポッドキャリパー


出来るだけ分解し清掃&洗浄。
ダストシールやピストンシールを交換しグリスアップ。




キャリパーホルダーの錆腐食。
外そうとしても固着してパッドがホルダーから外れない。


これはブレーキパットの引き摺りや偏摩耗になりますね。

よく見るとブレーキパットシムの裏側が錆で盛り上がっており、これがブレーキパットの動きを阻害していました。


面を均一に研磨し、防錆用に薄くブレーキグリスを塗ります。

この部分が錆や汚れでブレーキパッドの動きを干渉すると、ブレーキ異音などの不具合の原因になりますよ~。

車体への組付け前にブレーキパットと座金とのクリアランスを確認して、スムーズにブレーキパットが収まるように調整しました。

スライドピンの古いグリスは洗い流して、新しいグリスで組立。
ダストブーツも交換します。





エア抜きとブレーキフルード交換。

リアの電動パーキングキャリパーはエアの抜けが悪いので、スキャンツールからパーキングモーターを何度も駆動させてエア抜き作業を実施。


SKY-D定番のインテークの煤除去作業 
(DSC ドライアイスショットカーボンクリーニング)



10年前から弊社ではドライアイス洗浄機を導入し、ガソリン・ディーゼル両方に対応するカーボン(煤)除去作業を施工しています。


累計施工台数は数千台で、SKY-D車を愛用している方で弊社の事を知っている方は多いでしょう。


全国各地からDSCの施工でディーゼル車が入庫しています。
https://minato-motors.com/blog/?cat=169





・インテークマニホールド入り口・吸気シャッターバルブ周辺に煤堆積が多い。

・インマニ出口やヘッド側のインテークポート内は堆積が少ない。



使用環境やメンテナンス頻度・アクセルワークなどで、煤が堆積する箇所が変ります。 今回はよくあるパターンの堆積ですね。


DSC ドライアイスショットカーボンクリーニング

世界で初めてドライアイス洗浄機を用いたエンジン インテーク煤除去作業。

トヨタ・レクサスの直噴エンジン~ハイエース・ランドクルーザー・デリカD-5・などのクリーンディーゼルまで少しづつDSC対応車種を広げています。





・ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射
・熱収縮と昇華爆発力で固着物を除去
・母材金属に傷が付かない&メディア残留もゼロ。

サンド・クルミブラストなどとは洗浄原理が違い、ドライアイス洗浄はメディアの硬さに依存しません。



・ドライアイスペレットは非常に柔らかい。(クルミ・サンドは硬いメディア)
・ドライアイスは昇華すると気体になり消える。
・ポート内に残留する可能性はゼロ。



DSCならエンジンにノーダメージで、短時間で完璧に煤除去が可能。



少しずつショットを繰り返し、ポート内壁やインテークバルブ傘部やシャフトを洗浄していきますね。



4気筒8ポート全てキレイになりましたね。

各バルブやインテークマニホールドなども洗浄して再生。
ガスケットは純正新品で組付けします。





DSCオプション整備も提案しました。

・水冷EGRクーラー洗浄
排気ガスを冷却しインテークに再循環。

その工程で煤が付着し、どんどん固着します。特殊洗浄で完璧に洗浄しています。







・フューエルエレメント交換
燃料フィルターはインジェクターの保護のために、定期的に交換しましょう。







・LLC圧送式交換
ラジエターリフレッシャーで、エンジン・ラジエター・ヒーター内のLLC冷却水を全量交換。

そしてエア抜き作業は入念に。
エアが抜けていないとオーバーヒートの原因になりますよ。

LLC再生強化剤注入し、防錆消泡性能を強化。







・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
専用ケミカルでサプライポンプ・コモンレール・インジェクター・燃焼室をシステム洗浄します。


エンジンを約75分間作動させて、ゆっくり確実にフューエルラインを洗浄していきます。






・マルチサーブ DPF洗浄システム
専用ケミカル2種類使用し、DPF内の煤やアッシュ等を除去します。



DPF内に注入したケミカル剤を強制排出。
マフラーから猛烈な異臭と廃液が出てきますが、弊社では回収装置を開発し全て回収。



廃液や異臭を近隣にまき散らすことなく、クリーンに作業をしています。
(並行してスキャンツールからDPFの強制燃焼も実施。)


各学習値を初期化し、再学習作業を行いました。

回収装置の配管は一部クリアパイプを使用。
泡の色を確認しており、この車両は比較的良好なDPFだったと思います。

コンディションが悪いと泡も非常に汚れていますね。




・カーエアコンリフレッシュα
年々減少する冷媒ガスをリフレッシュ&リチャージ

ニューテックNC-200コンプレッサーオイルも同時注入。







アライメントリフトに移動し、サスペンションブッシュの(1G締付作業)


サスペンション整備時には必須作業の1G締付は、車体下からブッシュのボルトナットを一度緩めます。

それで捻じれたゴムブッシュの不要なテンションを開放し、ここでボルトナットを本締めしマーキングします。


一度リフトダウンし、軽く試運転。
サスペンションを馴染ませます。


そこからホイールアライメント調整をしますね。

調整前はバラバラな数値ですが、これを整えていきますね。

・フロントキャンバー、キャスター、SAIを微調整。
・リアのスラスト角を調整しながら、ステアリングセンターを調整。

こんな感じで調整しました。

キレイに整いましたね。


最後に試運転を行います。
いつものテストコースを走行。
直進性やブレーキングを確認し、異音や振動の異常が無いかを入念にチェック。



帰ってきてからもう一度リフトアップ。
漏れは無いか?締め忘れやガタが無いか?を点検します。


何度もチェックを繰り返して、無事納車となりました。



納車時には作業中の画像300枚を見ながら、作業内容を説明させていただきます。

・この部分をこのように整備しました。
・これが原因で不具合が発生していたんです。

納車時の説明では約1時間ほどお時間を頂戴しています。
整備の成果と今後のメンテナンスアドバイスもしていますよ~。




後日レビューをメールでいただきましたので紹介します。


お世話になります。○○です。
こちらこそリフレッシュ整備本当にありがとうございました。
帰り運転しました感想をお伝えしたいと思います。

エンジンの振動と音が減り、全体的に静かに感じました。
アクセルを踏んだ時の加速が一段と鋭く、段差を踏むとドシンっときつい揺れがあった車体が、程よくいなしてくれて安定し帰りは本当に楽でした。

パーキングで見ると車高が少し高くなったかと感じました。
それほどサスペンションがヘタっていたのかと思います。


マニュアルの操作も一段とスムーズで、
ブレーキタッチはソフトなのに踏んだ分しっかりジワーッと効いて気持ちがいいです!

今後の整備のアドバイスなんかもすごく参考になりました。
妻も喜んでおり、お願いして本当に良かったと思います。
お身体に気をつけて、今後のますますのご活躍をされることを願っております。
今回は本当にお世話になりました。ありがとうございました。





リフレッシュプランのご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。


過去の整備事例はこちらから。
https://minato-motors.com/blog/?cat=12

○○年○○月の△△の整備は総額いくら掛かりましたか?と聞いていただけるとお答え出来ます。


どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!





愛知県からマツダ アテンザGJ2FW リフレッシュプラン 前編。 見つけ出した中古車をリフレッシュ整備。

愛知県から依頼されたのはマツダ アテンザ GJ2FW H30年式 走行距離11万キロ MT車。


全国から理想の一台を探し出した中古車を購入し、弊社のリフレッシュプランで新車時のコンディションに近づけたいと依頼されました。


・アテンザワゴンのSKY-2.2D
・6速MT
・事故歴 改造歴なしのノーマルコンディション。
・内外装良好で希望のボディーカラー。

近県にはなく全国各地に目を広げて、やっと希望の車両を見つけたそうです。



皆さんご存じのように中古車購入時には、現車試乗は出来ない場合が多い。

いざ納車されてドライブをしてみると、予想や期待とは違う点が見えてきたようです。

現状の不満点
・クラッチが重く、ミートポイントが分かりずらい。
・ハンドルのセンターがズレており、フラフラ左右に流れる。
・乗り心地が悪い。
・新車カタログ燃費より、かなり悪い。
・今後長く乗りたいが、過去の整備歴は不明。





リフレッシュプランのメインテーマは(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時の状態に近づける提案型整備メニュー)


HP(お問い合わせフォーム)から相談をいただいて、(現車の不満・改善点・預けられる期間・今回の整備予算)をお聞きし、予約入庫となりました。


まずは問診。
・中古車購入の経緯から、メール相談内容を再確認。
・整備の方向性と内容の説明。

約1時間ほどお話しして、お預かりさせていただきました。



・試運転をして事前ホイールアライメント測定。

・スキャンツールを接続し、ECUの故障履歴やライブデータを確認。

・リフトアップしてタイヤを外し、エンジンや足回り下回りを点検。



・点検結果から整備プランの御見積。
御見積書をメール送信し、お電話で点検結果と整備内容を説明。

提案した整備をどこまで実施するかを協議して、OKと承諾を得たので作業を始めますね。




まずはクラッチのO/H。
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・レリーズベアリング
・デュアルマスフライホイール
・エンジン リアクランクオイルシール

フロントサスペンションを外し、ドライブシャフトを抜き取る。  エンジンを傾けながらMTミッションを外しました。



部品交換、清掃洗浄、グリスアップ。
同時にエンジン・ミッションマウント3点も交換。





約10年10万キロ走行したクラッチディスク。  まだ使えそうに見えますよね。


現在、乗用車でマニュアルトランスミッションを好んで愛車にする方は、全体ユーザーの数パーセントでしょう。

その方たちは(基本的にクラッチ操作が上手)なはず。  ヘタならそもそもAT車を選ぶはず。


リフレッシュプランでMT車の入庫もたくさんありますが、クラッチを分解するとディスクをズルズルに滑らせている車両はあまりない。



・クラッチは滑っていないが、ミートポイントが曖昧。
・クラッチペダルが重い・渋い。

クラッチを切り離す・繋げる重要部品がレリーズベアリング。

ベアリングをスムーズにスライドさせる為に、新車時には摺動部に(クラッチグリス)を薄く塗ってあります。

グリスは10年10万キロも使えば、ほぼグリス劣化で潤滑性ゼロ。
当然クラッチ操作は曖昧に渋くなる。


よって半クラッチ操作がしづらいMT車になってしまうのです。


アテンザの純正フライホイールは通常のソリッドフライホイールではなく、デュアルマスフライホイール。

高額なフライホイールですが、内臓ダンパースプリングが劣化・破損すると(カラカラ・カタカタ)異音がしますよ。


ディスク・カバー・フライホイールが(均一に密着と切り離した)感覚でペダル操作をするので、そもそも(部品が均一でない)と繊細な感覚が???となるのです。



MTミッションなんて頻繁に降ろす機会もないので、長く使えるように整備しました。




ギアオイルにはニューテック NC-70 75W90  全化学合成ハイパフォーマンスギアオイル(エステル系)を使用しました。



高温から低温時までサクサク・スコスコとシフト操作がスムーズになりますよ~。



ドライブシャフトのブーツグリスもO/H。

分解して洗浄し、純正ブーツグリスKITで組み立てます。



右シャフトには中間ベアリングがありますので同時交換。

GJ系後期モデルになると、どういう訳か??アウター側のブーツグリスKITは部品供給無し。

インナー側は純正部品供給がありますので、O/Hが可能。
もしアウター側から異音がした時は、新品ASSYしかないようです。


デフサイドシールを交換して組付けました。



劣化したサスペンションもリフレッシュ。

・ショックアブソーバー及び周辺消耗部品
・ロアアームASSY
・Frハブベアリング

ハブベアリングはまだ使えそうでしたが、オーナーさんと協議して交換しました。 








リアサスペンションはショックアブソーバーASSYとスプリングインシュレーターのみの交換。  その他のアームブッシュは問題なし。


リア足回り下回りはやや錆アリ。
そうなると定番のショックアブソーバー ロアブッシュを固定しているボルトは錆固着しています。


軽度の錆固着だったので一部カットし、ネジ部に熱を加えてから外しました。


フロント同様にリアハブベアリングも交換しています。



前半はこんな感じで進行したアテンザワゴンのリフレッシュプラン。

残り後半の作業は次回ブログで紹介しますね。
・ブレーキO/H
・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング
・マルチサーブ
・ホイールアライメント調整

それではお楽しみに!! HAPPY CAR LIFE!!




大阪府 ハイエースKDH206 リフレッシュプラン後編。ATF交換 マルチサーブ ホイールアライメント調整。

大阪府から入庫したハイエースKDH206 H28年式 走行距離20万キロ
(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時に近づける)
リフレッシュプランの整備を紹介しています。


前々回ブログで入庫からエンジンを降ろして整備。
https://minato-motors.com/blog/?p=43234 前編

前回ブログではフロントサスペンションやブレーキなどの足回り下回り整備。
https://minato-motors.com/blog/?p=43308 中編




今回後編ブログではRサスペンションやマルチサーブ等の整備を紹介しますね。



・リーフスプリングブッシュ全数交換。
前後のブッシュとシャックルブッシュを交換しました。



車上でリーフのブッシュをSSTで交換。
リーフスプリングを外して油圧プレスでブッシュ交換。

個人的にはリーフスプリングを外す後者のやり方の方が早いような気がします。







・Rアクスルシャフトのベアリング交換。
ベアリングとオイルシールを交換しますが、長いシャフトの奥に装着されているので、SSTと治具が必要です。



比較的ハイエース系のシャフトベアリング交換はまだ簡単で、ランクル系の分厚いベアリング交換となると難易度が上がります。


ハイエースは10トンの油圧でOKですが、ランクル系は15トンは必要かな。


馴れた作業なのでサクサク進めていきます。
最後にABSピックアップローターの位置を測定し、ホーシングにはオイルシールを正確に打ち込みます。

これをミスるとオイル漏れの原因になりますよ~。








・ブレーキシリンダ カップキット交換
・ライニングシュー交換
・リアドラム研磨(外注)


ブレーキシリンダをO/Hしてブレーキライニングシューを交換。
ドラム研磨は弊社では出来ないので、外注しています。

シュー組立時にグリスアップ。   シュークリアランス調整をして、パーキングブレーキも引き代調整。



ブレーキの効きが悪いハイエースは、大体がリアブレーキの整備不足。
リアブレーキを整備すれば、本来の制動力に戻ります。





並行してブレーキフルード交換でエア抜き作業も実施。


これでフロント・リアのサスペンションやブレーキ・ハブ・シャフトなどの整備がとりあえず完了。


1G締付・車高調整・ホイールアライメント調整は後程。


・前後デフとトランスファのギアオイル交換。
トレーラーを牽引するので全化学合成ギアオイル ニューテックNC-70 (エステル系)LSD対応を使用しました。








・ラジエターリフレッシャーでLLCを圧送式交換。
全量LLCを圧送式で全量交換し、最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤注入します。


ラジエターキャップも忘れずに定期交換しましょう。



・ATFオイルパン洗浄ストレーナー交換一式

液体ガスケット式のオイルパンを剥がして洗浄し、ストレーナーを交換。  完全脱脂をし、液体ガスケットでオイルパンを再装着。



暖機は終了後に、ATFチェンジャー(トルコン太郎)をATに接続。


本命ATFを使用する前に、まずはプレ洗浄。
ニューテックさんに開発していただいたリンシングフルードNC-RFで全量イッキに圧送式交換しますね。



プレ洗浄でここまでキレイになりました。
ビーカーにある排油とクリーナーモニターを比べると、違いが分かりやすいですね。


本命ATFには全化学合成ハイパフォーマンスATF ニューテックZZ51改(エステル系)


・4速ATのハイエースやプラドなどには従来粘度のZZ51改。
・6速ATのハイエースやランドクルーザーには低粘度のNC-65。
超耐久性のニューテックハイパフォーマンスATFをお勧めしています。


インターバル後に、こちらでもう一度全量圧送式交換を行います。

ほぼ完璧に入れ替わりましたね。

ここまでキレイに入れ替われば次回交換推奨距離は5万キロ。
ATFは定期的に交換しましょう。


エアコンガスもリフレッシュ。
年々減少していく冷媒ガスを全量回収し再生。

配管内も真空引きをしてから規定重量で高速液化充填。
エアコンガスは多すぎても少なすぎてもNGですよ~。




・マルチサーブでインジェクター洗浄

燃料タンクからの配管を切り離し、エンジンにマルチサーブを接続。 

中編ブログでアディショナルインジェクターを洗浄し回収した(ディーゼルシステムパージ)をエンジンインジェクター洗浄に使用します。


75分間掛けてゆっくり確実に、燃料ラインの内部洗浄。
サプライポンプ・コモンレール・インジェクター・燃焼室をキレイにしますね。




DPFもマルチサーブでシステム洗浄。

(DPFクリーナー・DPFフラッシュ)2種類のケミカル剤を使用して、DPFを洗浄します。







1液目DPFクリーナーで洗浄後に、2液目DPFフラッシュを投入。


エンジン回転数を上昇させ、DPF温度を上昇させ活性化。

マフラーから大量の白煙・廃液・異臭が猛烈に排出します。

それらを弊社が開発した(廃液・異臭回収装置)で処理。
一部クリアパイプを使用して、廃液の色・汚れ具合を確認しています。



納車時にはアフターケミカルを手渡ししています。
後日燃料タンクに投入してください。




最後に車高調整と1G締付をして、ホイールアライメント調整を行います。


アライメントリフトでリフトアップ。
4輪が接地した状態で1G締付でサスペンションブッシュを本締め。






同時に車高調整を実施。
ハイエースはフロントのみ車高調整機構がありますので、基準値と測定値からベストなフロント車高を調整します。



1G締付作業と車高調整をすれば、リフトダウンし軽く試運転。
サスペンションブッシュ等を馴染ませます。



そこからホイールアライメント調整を実施しました。









調整前はバラバラな数値。
車体下に潜り込んで、カムアジャストボルトを回して整えていきます。





最終的にはこんな感じで調整しました。
フロントはキレイに整いましたね。

リアは調整機構が無いのですが、スラスト角に合わせてステアリングセンターを微調整しました。


これで真っすぐキレイに走るハイエースになったと思います。






最後は試運転。

いつものテストコースで確認作業。
・直進安定性
・サスペンション・ブレーキの動き
・異音、振動、加速、減速
時間を掛けてチェックをします。



その後に再リフトアップ。
エンジンルームや足回り下回りを何度も再確認。

漏れや締め忘れ・ガタなどが無いかを入念に確認し、納車日に備えますね~。




納車時には約1時間ぐらいはお時間を頂戴します。

整備した箇所は全てデジカメで撮影していますので、画像枚数は300枚ほど。
それを見ながら作業結果を説明しています。



今後のメンテナンス方法などもアドバイスしており、不明な点がありましたらドンドン質問してくださいね~。 



3部に分けて紹介したハイエースKDH206のリフレッシュプラン。


リフレッシュプランのコンセプトは(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時の状態に近づける整備提案)です。


エンジン・サスペンションなどの改造車でノーマル純正状態ではない車両は、お引き受けする事が出来ません。     (内装・外装は公認であれば問題なく、キャンピングカーもOK)





リフレッシュプランの相談・依頼は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

○○年○○月の△△△のブログは総額でいくらしましたか??と問い合わせていただけるとお答え出来ますよ。  整備予算の参考にしてください。
https://minato-motors.com/blog/?cat=12



あまり古いブログは参考にならないので、新しいブログを参考に。
(整備内容も年々進化していますので~。)

それではHAPPY CAR LIFE!!






大阪府 ハイエースKDH206 リフレッシュプラン中編。  アディショナルインジェクター洗浄とFrサスペンション&ハブ・ブレーキ整備。

前回ブログで紹介した大阪府から入庫したハイエースKDH206 H28年式 走行距離20万キロ のリフレッシュプラン。

https://minato-motors.com/blog/?p=43234 前編
今回中編ブログでも引き続き作業を紹介しますね。



エンジンを降ろしてのエンジン整備。
上・右・左・前側の整備が終わったので、エンジン後側にあるアディショナルインジェクターを分解整備します。




ターボチャージャー後方に装着されているアディショナルインジェクター。

車上だと見えずらい位置にあり、上から見ても下から見ても簡単に外せる箇所にはないのです。



今回はエンジンを降ろしているので丸見え状態。
順番に分解していきます。



外したアディショナルインジェクター。
噴霧口はもちろんインジェクター内部もケミカル洗浄します。



使用するのはエンジン燃料系を洗浄する事が出来る(マルチサーブ)


アディショナルインジェクターをマルチサーブに接続して、専用ケミカルでシステム洗浄。


使用する専用ケミカルは(ディーゼルシステムパージ1000ml)

200mlほどマルチサーブに投入。

インジェクターに信号を送り、開閉操作しながらケミカルを噴霧。
これを繰り返しながら内部を洗浄し、噴霧状態を回復させます。



洗浄工程が終われば、ガスケット一式を交換し組み立て。


・アディショナルインジェクター
・エキゾーストエルボパイプ
・キャタリティックコンバーター

これらはDPF燃焼に重要な部品。
全ても洗浄して再生しました。





一通りの作業が終わったので、エンジンを車両に載せます。
テーブルリフトを移動させて、車両リフトを降ろします。




エンジン・AT・トランスファ・Frデフ・サブフレームを一体で組付け。

電動テーブルリフトだと高さの微調整がしやすいので、エンジン脱着を安全で確実な作業が出来ますね。(慣れれば一人で問題なし。)

仮組してエンジン・ATマウントを交換。
そこから本締めして各ハーネスやホース等を組み立て。



とりあえずエンジン整備はひと段落。
次はサスペンション・ブレーキなどの整備に移行します。



・FrアッパーアームASSY
・Frロアアーム ブッシュ
・Frロアボールジョイント

ブッシュをSSTと油圧プレスで交換して、ボールジョイントも交換しました。


4WDのFrロアアームブッシュ一式交換は、工具が揃っていないと結構大変。
弊社は年間何台も作業をしているので、工具を全て揃えています。

ハブ・ナックル・ディスクローターを分解。


ハンマーでガンガン叩きながら外している整備動画が多いですが、適切な治具とSSTがあれば簡単に分解可能。(錆び付いていても問題なし。)

ハブとベアリングを分解し、インナーレースを取り外す。

新しいベアリングを圧入。

・Frディスクローター研磨

国産ディスクローター研磨機でディスクローターの凹凸・歪みを少しずつ研磨してフラットにします。




研磨後には耐熱塗装で化粧直し。

ハブとディスクローターを組み立て。

・ディスクの振れチェック。
・基準値内の最小に調整。

ハブとディスクローターを適当に外して、何のチェックもせずに組み立てる。
これだと最悪の場合、高速走行時にジャダーが発生します。

ネット上の動画・ブログを見ても、ハイエースハブ組立振れチェックをしているのは無いんじゃないかな?


弊社ではいつも通り、適切な工具と手順で正確に組み立てました。




・Frスタビライザーブッシュ一式
・FrドライブシャフトブーツグリスO/H

ドライブシャフトO/H時には純正ブーツグリスKIT一択。

ゴム部品に限ってはトヨタ純正は良いですよ。
耐候・耐久性がイイですね。




摺動が固くなったブレーキキャリパーは、10年10万キロに一度はO/Hしましょう。  片効き偏摩耗はキャリパーが原因。



・FrブレーキキャリパーO/H
・ステアリング ラックエンド+ブーツ交換


ガタが出やすいステアリングのラック。
高速時の振動やステアリングのセンターズレなどになります。


ここで中編ブログは終了。
まだまだハイエースKDH206の整備は続きます。

次回後編ブログではリアサスペンションやATF交換・マルチサーブにホイールアライメント調整などを紹介しますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!