福岡県 ランドクルーザープラドKDJ95 リフレッシュプラン 3部作 前編。 サスペンション・ブレーキをリフレッシュ。
福岡県からお越しいただきました。
トヨタ ランドクルーザープラドKDJ95 平成13年式 走行距離28万キロ
車両全体を整備する(リフレッシュプラン)のご依頼をいただきました。
弊社のリフレッシュプランとは(10年10万キロ走行した愛車を、もう一度新車時に近づけるリフレッシュ整備の提案)です。
特に車検時などには整備しない(足回り下回りを中心に)リフレッシュ整備を提案しています。
https://minato-motors.com/blog/?cat=12
過去のリフレッシュプラン整備事例です。 宜しければどうぞ~。

メールでの相談内容
・新車購入時から地元ディーラーに整備を依頼している。ディーラーでは整備提案されない箇所を中心にリフレッシュ整備したい。
・過去ブログにあるプラド95系と同等の整備を希望。
・サスペンションの衝撃吸収が落ちている。
・エンジンからのオイル漏れが酷い。
・ATシフトレバーのグラグラを解消したい。
こんな感じで相談をされました。

メール相談時の返信では(過去ブログのプラド95系の整備内容)と、(当時の総額費用)をお知らせしています。
(これぐらいの整備ボリュームでこれぐらいの費用が掛かるんだ。)
予約時にはお預かり出来る期間と今回掛けれる整備予算をお聞きしていますので、参考にしていただけると幸いです。
なおメーカー・車種・年式によってお引き受けする整備予算下限を設定しており、それもお伝えしています。

数か月後に予約来店されて、まずは問診。
・メールでお聞きした内容を、さらに詳細に聞き取り。
・整備の方向性や整備内容を説明。
軽く雑談しながら約1時間ほどお時間を頂戴しています。
その後は試運転。
走行状態をチェックしてから、事前ホイールアライメント測定。



・キャスターの左右差が酷く、ステアリングセンターもズレている。
・ショックアブソーバーやブッシュ等が劣化しており、乗り心地は悪い。
・ブレーキの効きも甘く、コントロールがしずらい。
25年経過し28万キロ走行したプラド。
足回り下回りをビシッと整備していないと、だいたいこんな感じでしょう。
プラド95系を長く使用したオーナーさんなら思い当たるのではないでしょうか。
正しい整備を正確に行って、本来のランドクルーザープラド95に戻す整備を提案させていただきました。
・御見積書を提示し、現状と作業内容を説明。
・どの整備を実施し、どれを省くのか?を協議。
見積にOKが出ましたので作業を進めますね~。



Frサスペンションから整備しますね。
ショックアブソーバー、ナックル、スタビライザー、ブレーキなどをイッキに分解します。

Frロアアームを外すのですが、定番のアジャストカムの錆固着。
これが抜けないとロアアームがフレームから外れません。
またこの状態だとホイールアライメント調整すら出来ない。


そこでセイバーソー(電動のこぎり)を使用し、ロアアームとフレームの間のブッシュカラーを切断。
ロアアームもフレームも傷をつけずに、切断作業をしました。






治具と油圧プレスを使用して、ブッシュ全数交換完了。
ブッシュには方向性がありますので、赤い印を付けて同じ角度で再組付けしています。



Frアッパーアームもブッシュ交換。
こちらも油圧プレスで交換します。
Frナックルのハブベアリング、オイルシール、UP/LOWボールジョイントを交換。
スタビライザーリンクロッドとブッシュ等も交換です。









ショックアブソーバー及び周辺消耗部品を交換。
スプリング以外は全て交換です。
スプリングコンプレッサーを使用して、アブソーバー等を交換しました。


FrドライブシャフトブーツグリスをO/H。
耐久性の高い純正ブーツグリスKITで分解組立しますね。
オイルシールも同時交換し、また10年10万キロ使用しましょう。










アジャストカムが錆固着しないように、グリスを薄く塗っておきます。
そこからFrサスペンションを組み立てました。

長年のエンジンオイル漏れの放置で、ステアリングギアボックスを固定するブッシュが劣化破損。
サスペンションやステアリングギアボックス等のゴムブッシュは。耐油ゴムではないのでオイルが長年付着するとブヨブヨになるんです。
ステアリングギアボックスを固定するブッシュがグラグラだと、ステアリングセンターがフラフラで真っすぐ走らず乗りずらい。


このステアリングギアボックスの固定ブッシュは3つあり、部品供給があるのは左の1個のみ。 今回オイル付着による右側ブッシュは部品が出ないので、リビルトASSY交換になりました。

サスペンションのゴムブッシュなどは耐油ゴムではないので、安易にオイル漏れを放置すると無駄な出費につながりますよ~。
ではエンジンオイル漏れの箇所はどこか??となりますよね。

大きなオイル漏れの原因箇所は、プラグキャップオーリングの劣化。
ダダ漏れなので、放置は良くありませんね。
新しいキャップとオーリングを交換します。

リアサスペンションもリフレッシュ。
・アクスルシャフトシャフト ベアリング交換
・サスペンションアームブッシュ一式交換
・ショックアブソーバー交換












SST専用工具や油圧プレス、治具等を使用して、リアサスペンション一式をリフレッシュ整備。
SST工具や自作した治具等がないと、同様作業をするのは難しいでしょう。
もしに出来たとしても(大幅に時間が掛かる)と思います。
今回も馴れた手順で、サクサク作業を進めました。
続いてブレーキもO/Hします。
ブレーキディスクローターを研磨して再生。
耐熱塗装で化粧直し。
ディスクローター研磨のススメ。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924



ブレーキパッドはWAKO’S BPR高性能ブレーキパッドグリスで組立。
劣化したスクイールシムも交換します。
丁重にBPRグリスを塗れば、初期の高いグリス性能が5年以上は維持しますよ~。(当社調べ)

・Fr対向4ポッドブレーキキャリパー
・Rシングルポッドブレーキキャリパー
分解洗浄してからシールKITで再組立て。










ブレーキホースを交換して、ブレーキフルード交換とエア抜き作業。
サスペンションやブレーキを組み立てました。





これでサスペンション・ブレーキ・ドライブシャフト・アクスルシャフトの整備が終わりました。
後編ブログで(1G締付作業)と(ホイールアライメント調整)を紹介しますのでしばらくお待ちくださいね。
これで3部作の前編ブログは終了。
次回中編ブログではエンジン整備やATF交換等を紹介しますね。
それでは引き続き宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!











