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福岡県 ランドクルーザープラドKDJ95 リフレッシュプラン 3部作 中編。ドライアイスでインテークの煤除去。 ディーゼルエンジン整備の必須作業!!

福岡県から入庫しましたトヨタ ランドクルーザープラドKDJ95
平成13年式 走行距離28万キロ

車両全体を整備するリフレッシュプランのご依頼です。


3部作前編ブログではサスペンション・ブレーキ・ドライブシャフト・アクスルシャフトなど、足回り下回りを中心にリフレッシュ整備を紹介しました。
https://minato-motors.com/blog/?p=43855





今回中編ブログではエンジンやATの整備を紹介しますね。



ディーゼルエンジンのウィークポイント。
(インテーク系統の煤堆積によるパワーダウン)

弊社オリジナル整備 DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)を提案しました。




まずはインタークーラーを外してスロットルボディ周辺のオイル漏れをチェック。 (ダクトホース劣化でオイルダダ漏れ)


スロットル・EGRバルブ・水冷EGRクーラーを分解します。




フューエルラインを切り離し、コモンレールを外す。
やっとインテークマニホールドを外す事が出来ました。



エンジンヘッド側のインテークポートは煤堆積で吸気経路が塞がっている。


ライトを当ててデジカメで撮影するが、狭すぎて内部にピントが合わない。



インテークマニホールド内部も煤まみれ。
長年の煤堆積が年輪のようにジワりジワりと増えていく。

加速が鈍い・燃費が悪い・黒煙が多い・まれに白煙が出る。排気ガスがキツイ。
基本的にはこれらの症状は(インテーク系の整備不良)です。


ディーゼルエンジンは煤堆積するという認識で、定期的なメンテナンスは必要なのですよ。



オーナーさんは色々ネットで調べたうえで、弊社に依頼されました。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
弊社が10年以上前に開発したオリジナル整備。


元々はトヨタ・レクサスの直噴ガソリンエンジンに堆積する、インテーク系カーボン除去の為に開発しました。(おそらく世界初の自動車整備でしょう)



その技術を応用しマツダSKY-Dの煤堆積を解消に成功。
SKY-Dの煤堆積を指摘し、それを完全除去したのも世界初。

それをトヨタKD系KZ系ディーゼルエンジン・三菱クリーンディーゼルなどに応用し、対応可能車種を増やしています。



・ドライアイス洗浄機に3mmドライアイスペレットを投入。
・車体はマスキングで完全防備



・圧縮空気でドライアイスペレットを高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で母材金属から付着物を剥離。




・ドライアイスペレットは指で潰せるほど柔らかい。
・母材金属を傷付けずに、カチカチに固着した煤のみを除去。
・ドライアイスは昇華して大気に消えるのでエンジン内に残留率はゼロ。




軽くワンショットしてみますね。


圧縮上死点にセットしてバルブ全閉で作業します。
ワンショットすればペレットが直撃した箇所だけキレイになりましたね。




複雑な形状のポート内径やバルブ傘部をドライアイス洗浄します。
数種類ある自社開発の(DSCノズル)や(アダプター)を組み合わせて、洗浄作業をしました。





4気筒8ポート全て洗浄完了。


インテークマニホールドやEGRバルブ等も洗浄しました。


新品ガスケットやダクトホースで組立します。





EGRバルブなどは作動テストして組付けしています。
バキュームスイッチ等が悪い場合は交換します。





同時にエンジンヘッドカバーガスケットとウォーターポンプ等も交換しました。

作業手順的には同時並行に作業した方が楽なんですよね。



新しいガスケットやパッキンを交換しました。





・ウォーターポンプASSY交換
・カムシール・クランクシールの打ち替え。
・Tベルト、テンショナーASSY交換


壊れる前にオルタネーターワンウェイクラッチプーリー交換。

ブローバイホースもカッチカチに硬化。要交換です。










ラジエターも交換しますが、ラジエターキャップを外すとキャップ内部破損。


トヨタのラジエターキャップがここまで熱劣化させるには、10年以上使用しないとこうはならない。(10年以上無交換??)




前編ブログのオイルプラグ熱劣化やラジエターキャップの熱劣化。
ディーラー整備にしては予防整備の提案が不足していると感じました。




高額ではない消耗品のラジエターキャップは定期的に交換しないと、オーバーヒートの原因になりますよ~

いつ破損しても不思議ではないラジエターアッパータンクの熱劣化。

新品ラジエター・ホースを交換しますね。

ラジエターホースやヒーターホースも交換します。
熱劣化で割れやすいヒーターバルブも交換しました。

サーモスタッドも忘れずに交換しましょう。








ラジエターのクーリング制御にラジエターファンカップリングが重要。

ファンカップリングASSYでファンスピードをコントロールし、高温時には早く回り、低温時にはゆっくり回るようになっています。


そろそろこの年式だと部品生産終了になりつつあるので、早めに交換しましょう。

ATFも整備します。



まずはオイルパンを外して内部をチェック。


新品ストレーナーに交換して組付け。
オイルパンは洗浄し、磁石に付着した鉄粉を除去。



某国から直輸入している特殊液体ガスケットで、オイルパンをATに再装着。

・高性能ガスケットで作業性や密着性は抜群。
・養生タイムもほぼ必要なく、すぐにATFを補充します。



ラジエターリフレッシャーでLLCを全量圧送式交換。
ラジエター・エンジン・ヒーターのLLCを全て交換します。



最後にLLC再生強化剤注入で防錆消泡性能を強化。
エア抜き作業も並行して行います。






LLCのエア抜きが出来ると完全暖機になりました。




そこからATFは圧送式で交換しますが、まずはプレ洗浄。
ニューテックプレ洗浄用リンシングフルード(NC-RF)で全量イッキに交換しますね。

プレ洗浄で全量交換しました。



・左奥が新油のNC-RF
・中央ビーカーが回収した廃油
・右のクリーナーモニターがプレ洗浄後のATF


廃油に比べると黒味が薄くなりましたが、新油と比べるとマダマダ汚れていますね。



本命ATFはアイシンAFW+
これでもう一度圧送式交換を行いますね。


ほぼ完璧に入れ替わりましたね。
純正同等油のアイシンAFW+なら、次回交換推奨距離は約4万キロ。

ATFも定期的に交換しましょう。

これで3部作中編ブログは終了。

次回は完結編の後編ブログ。
ホイールアライメント調整・マルチサーブなどを紹介しますね。


引き続き宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

2026年6月13日

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