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東京都 レガシィB4 BL9 リフレッシュプラン 前編。

東京都から依頼されたのはスバル レガシィB4 BL9 平成21年式 走行距離9万キロ

車両全体を整備するリフレッシュプランのご依頼です。


リフレッシュプランは10年10万キロ以上走行した車両を、もう一度新車時の状態に近づける整備メニュー。 

HP(お問い合わせフォーム)からリフレッシュプランの相談をいただきました。

相談内容
・もうすぐ走行距離10万キロになるのでリフレッシュプランを希望。
普段の整備では行わない部分の経年劣化をリフレッシュさせたい。

・2015年に走行距離2万キロのスバル認定中古車を購入。
現時点では大きな不具合や不満点は感じていない。



こんな感じで相談されました。



レガシィB4オーナーさんも(現状に不具合や不満点は無い)とお話しされました。



ですが今から紹介する前編・後編に分けたリフレッシュ整備を実施して、納車してみると(ビフォーアフターに驚いた)ようです。 レビューメールをいただきましたので後編で紹介します。


同じ車両を長年使用していると、徐々に劣化し低下している車両コンディションに意外と気が付きにくいのだと思いますよ~。



予約来店してもらい、まずは問診。
メールからの相談内容を詳しくお聞きします。

整備の方向性や作業内容の説明などをして、お車をお預かりしました。
お預り期間中は代車をお貸ししています。



事前ホイールアライメント測定でサスペンションの状態をチェック。
トゥアウトが酷く、ステアリングセンターもズレている。



排気ガステストでエンジン燃焼状態を確認。
バッテリーアナライザーで充電発電状態をチェック。

整備リフトで足回りや下回り、エンジンなどを点検。

点検結果から整備プラン見積を制作。
既に壊れている個所・今後壊れやすい箇所などを見極めながら、整備プランを組み立てました。






整備プランから見積書を制作する必要な項目は、(今回掛けれる整備費用)です。
いくらの費用掛けれるかで(整備する範囲)や(提案する整備)が変ってきます。



例えるなら住宅のリフォームに近い。
500万円と1000万円の予算では工務店側も提案する内容や範囲、使用する資材も変わるでしょう。 (逆に予算が分からないと提案が出来ない。)




そこでリフレッシュプランの予約時には(総額の整備費用)を必ずお聞きしています。

リフレッシュプランのブログ集
https://minato-motors.com/blog/?cat=12

何年何月の○○○○の整備内容はいくらしましたか?と問い合わせていただけるとお答え出来ます。 整備予算の参考にしてくださいね。


整備プラン見積書をオーナーさんにメールで送信。
お電話でお話ししながら整備内容を説明します。


多少修正しながら整備内容にOKをいただきました。
それは作業を始めますね~。


まずはフロントサスペンションを分解。
ここまで分解すると実はエンジンマウントが交換しやすいのです。


サスペンションとエンジンマウント。
一見、別の箇所の整備と思えますが、実は作業の重複度が高い。

同時に一緒に整備すると、重複している分の工賃は安くなりますよ。


エンジンマウント左右とATマウントを交換。


エンジンを持ち上げて交換スペースを作らず、エンジンの位置はそのままでサブフレームを下げる事でマウント交換スペースを確保。


前者はハーネスやホースに無理な負担が掛かりますが、後者の方法だとエンジンハーネスやホースには負荷が掛からず安全に交換が可能。


それから上部にあるチッピングロッドも交換しました。

エンジン・ATマウントを交換してから、チッピングロッドのボルトを本締めします。    マウントが新しくなるとエンジンの高さが上がるので、チッピングロッドにも1G締付作業が必要。



外したマウントブッシュに大きなクラックはありませんが、ゴムが硬化していました。   これでアイドリング時の微振動も収まると思いますよ~。



ショックアブソーバーはTEIN エンデュラプロプラス 純正形状 減衰調整式を選択されました。


これならノーマル車高はそのままで、お好きな減衰調整が可能。
スプリングは再利用でマウントやバンプなどは全て交換しました。




フロントロアアームをリフレッシュ。
ブッシュやボールジョイント一式を交換しました。

ブッシュには位置決め(裏表・角度)がありますので、圧入には注意が必要です。




FrドライブシャフトをブーツグリスKITでO/H。

古いブーツを外しグリスを除去。
耐久性の高い純正ブーツグリスで組立ました。

また10万キロ使用しましょう。



デフサイドシールを交換してFrドライブシャフトやFrサスペンションを組み立て。





次はRサスペンションを整備します。

サスペンションアームやハブを分解。


そこからデフを外してリアサブフレームに圧入しているRデフ マウントブッシュを交換。

ブッシュの裏表や角度に注意して圧入完了。

Rデフ フロントサポートはASSYで交換しました。


リアサスペンションアームブッシュを全数交換。

これもブッシュの裏表や角度がありますので、注意して圧入交換しました。






RショックアブソーバーもTEINで組立。
スプリング以外は全て交換します。

リアショックは少しオイル漏れがありました。







スタビライザーのブッシュやリンクロッドASSYも交換。



前後のハブベアリングは、今回一緒に交換するかを協議しました。

ナックルにベアリング単体で圧入されている場合は、部品代も安いので交換を勧めます。




ですがベアリング・ハブ・ABSローターがセットになったASSYの場合は部品代が高いが、ボルトオンで工賃は安い。



予算と今後の使用環境をなどをお聞きして、前後共にベアリングASSY交換をする事になりました。

ブレーキをO/Hします。

・ブレーキキャリパーO/H
・ディスクローター研磨
・ブレーキパッド交換

コントロール性が悪い・効きが甘い・異音がする・引き摺りがある。
O/Hすれば完治しますよ~。



ブレーキキャリパーを分解洗浄して、シールKITで組立ました。
組立時のグリスは年数が経過すると硬化し、ピストンの動きを悪くするのですよね。



ブレーキパッドの残量は残り2mm。限界です。

WAKO’S BPR高性能ブレーキパッドでパッドとシムを組み立てました。
シムに薄くグリスを塗り込みますね。



ディスクローターは研磨機で再生します。

薄く均一に研磨し、耐熱塗装でキレイにしました。
厚みは十分ありますので、新品交換より安価です。


レガシィB4 BL9の前編ブログはここまで。
次回の後編ブログではエンジン・ATの整備とホイールアライメント調整から納車までを紹介しますね。


それではお楽しみに!
HAPPY CAR LIFE!!

2026年7月11日

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