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岐阜県 ランドクルーザー100 HDJ101 リフレッシュプラン後編。マルチサーブで煤除去作業。ニューテックATF交換。

前回ブログで紹介した岐阜県 ランドクルーザー100のリフレッシュプラン。
KDJ101 平成19年式 走行距離18万キロ


前回ブログではサスペンションやブレーキなどの整備を紹介しました。
https://minato-motors.com/blog/?p=41772




今回の後編ブログはエンジン・ATなどを整備していきますね。



左右のエンジンマウントを交換。
片側ずつスペースを作りながらマウントインシュレーターを交換出来ました。

なぜかATマウントはメーカー欠品納期未定だったので、交換する事が出来ませんでした。





ディーゼルエンジンのインテークに堆積する煤の除去作業、(マルチサーブ インテーク洗浄システム)を行います。



まずはインテークマニホールド手前までの部品を分解しますね。

これぐらいの煤堆積なら許容範囲でしょう。
分解した部品を洗浄して組立。

インテークマニホールドやエンジンポート内はマルチサーブのケミカルで洗浄し、煤を除去する事にします。





並行してエンジンシリンダヘッドカバーのオイル漏れ修理。
カバーガスケットを交換して組立ました。


ヘッドカバーガスケットとインテークの部品を組み立てて、マルチサーブをセットします。



マルチサーブに(ディーゼルインテーククリーナ1000ml)を投入。

ケミカル噴霧インターバルを設定し、アトマイザーのエア抜き作業。



アトマイザーからケミカルが霧状に微細噴霧状態を確認。


アトマイザーをインテークの吸気系統に装着しますね。

今回は20秒間に1秒の間隔でケミカル噴霧する設定。

・エンジンを掛けると吸気が始まります。

・アトマイザーから霧状に噴霧されたディーゼルインテーククリーナのケミカルが、吸気流に運ばれてインテークマニホールドやポート内の煤に付着。

・煤に付着したケミカルは(煤を溶解する程の洗浄力)はありません。
(固着した煤粒子の結束を緩めるだけ)です。

・結束が緩んだ煤粒子は、吸気の流れに乗って燃焼室に到達し燃焼します。

・手前から順番に煤を洗い流して、燃焼して除去。
約75分間作動させてシステム洗浄していきます。


次はインジェクター洗浄システム。


フューエルサプライポンプにマルチサーブのホースを接続。

ディーゼルシステムパージ1000mlを投入。


・エンジンを掛けながらディーゼルシステムパージを燃料ラインに送り込む。

・サプライポンプ・コモンレール・インジェクター・燃焼室のスラッジなどを洗浄。



約75分間作動させて、ゆっくり確実に洗浄しました。


納車時には燃料系アフターケミカルを手渡ししています。
燃料タンクに投入するタイプの遅効性ケミカルを併用しています。





ATFも交換しますね。

フルードチェックをしてオイルパンを脱着洗浄し、ストレーナーも交換。

オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉を除去。

ガスケットとストレーナーを交換して組立ますね。


ATFを補充し完全暖機。
ATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続して、まずはプレ洗浄。


ニューテック NC-RF プレ洗浄専用フルードで全量イッキに圧送式交換を行いますね。


・左奥は新油のNC-RF
・中央ビーカーが廃油
・手前右のクリーナーモニターがプレ洗浄後の状態

プレ洗浄をして、ここまでキレイになりました。




真っ黒のATFがやや透けてきましたので、本命ATFを使用してもう一度交換します。


本命ATFは(ニューテックNC-65)
ニューテック史上最高峰ATF エステル系全化学合成ATF

・極薄で強靭な油膜性能は、ローフリクション・ハイパフォーマンス

・非常に高い耐熱性能はストリート走行レベルの熱負荷では、なかなか劣化しない。(ATFのロングライフ化)


おそらく市販ATFでは最強レベルの油膜性能で、みんカラ等のSNSでも絶賛されていますよね。






余談ですが国産車オンリーの整備工場で、ニューテックNC-65の販売量はおそらく弊社が日本一でしょう。

年間で言えば何百リットル使用して交換しており、弊社ATF交換入庫車両の7割以上がNC-65でのATF交換を依頼されます。


キレイに入れ替わりました。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は6万キロになります。


弊社専売品のニューテックNC-RFとNC-65でのATF交換をご希望の方はご相談くださいね。


カーエアコンリフレッシュαでエアコン冷媒ガスをリフレッシュ。
年々減少する冷媒ガスをリチャージします。



・冷媒ガスを全量回収し重量測定
・真空引きで配管内の水分・空気を除去。
・規定充填量を液化高速充填。
・ニューテックNC-200コンプレッサーオイルを注入し強化。

結果的には約250gほど冷媒が少なかったようですね。
冷媒ガスは定期的にメンテナンスをしましょう。

最後に試運転をして、最終確認。
無事納車となりました。


納車引取時には作業内容を説明をしています。
作業中の画像を見ながら(どのような作業をして、どう改善されたか)をお話ししていますので、約1時間ほどお時間を頂戴しています。


また今後の整備アドバイスをしており、画像はコピーもお渡ししています。


リフレッシュプランのご依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

・車両現状の不具合や不満点
・お預かり出来る期間
・今回のリフレッシュ整備に掛けれる予算
問い合わせ時に3点をお知らせいただけると助かります。



また○○年○○月の△△△の整備ブログ総額はいくら掛かりましたか?と聞いていただけるとお答え出来ますよ。  整備予算の参考にしてくださいね~。


それではHAPPY CAR LIFE!!

岐阜県 ランドクルーザー100 HDJ101 リフレッシュプラン前編。サスペンション・ブレーキをO/H!!

岐阜県から依頼をいただいたのはトヨタ ランドクルーザー100
KDJ101 平成19年式 走行距離18万キロ

車両全体を整備するリフレッシュプランのご依頼で入庫しました。


https://minato-motors.com/blog/?cat=12
過去のリフレッシュプランブログも宜しければ覗いてみてくださいね。

リフレッシュプランのご依頼は全てHP(お問い合わせフォーム)から受付しています。


今回の相談内容
・愛車のランクル101をあと10年は使用したい。

・普段のメンテナンスは地元ディーラーにお任せ。
今回の整備は普段の整備では行わない箇所を中心に依頼したい。

・使用環境は冬に雪は降る地域だが、酷く積もる豪雪地ではない。
下回りの錆腐食もそれほど酷くないと聞いている。

・整備予算は○○万円。   足回り下回りを中心に整備して、残された予算でエンジン・ATなどを整備希望。


メール相談時には(過去の整備事例ブログ)と(その時の整備総額費用)をお知らせしています。

類似車両だと、この内容で(これぐらいの費用が掛かります。)とご案内しており、ご自身の整備予算の参考にしてくださいね。


数回のメールやり取りをして、予約入庫。
問診と試運転をして点検していきます。


・試運転
・事前ホイールアライメント測定
・バッテリーアナライザーでのテスト
・リフトアップし下回りやエンジン等の点検。
・スキャンツールでのECUライブデータの確認。

そこから予算に合わせた整備プラン・見積を提案しました。


整備内容をTELにて説明し、OKがいただけたので作業を始めます。




フロントサスペンションやブレーキ等を分解。


・アッパーアームは個別の部品供給がないので、アームASSY交換。


・ロアアームはアームリア側ブッシュのみ無品供給有り。
サブフレームから圧入交換します。
それ以外は部品供給が無いのでアームASSY交換になりました。



トヨタはある年式ぐらいから一部車種で、個別のブッシュやボールジョイント等を部品供給しなくなり、ASSY交換のみになってしまいます。


個別にブッシュ等を供給してくれれば、もっと安価にリフレッシュ出来るんですけどね~。 

ブッシュには方向性がありますので、外す前にマーキングし、同じ方向で組付けます。


ハブナックルをO/H。

ナックルのオイルシールを交換し、ハブベアリングも交換しました。
グリスも新しく注入します。







フロントドライブシャフトブーツをO/H。

確認すると過去にブーツ交換をしていたようです。
ですが使用しているブーツは社外品の(通称 割れブーツ)

ディーラーさんと言えど、なかなかドライブシャフトを外してまでの整備は敬遠するので、簡単な割れブーツでリペアしたのだと思います。



割れブーツは安価にブーツ破れをリペア出来る優れた商品。

ですがあくまでも応急処置としての商品で、本格的にリセットする為の商品ではないのが弊社の意見。


理由は簡単。
・充填しているグリス量が純正比より半分以下の量なんですよね。
グリス量が半分だと、グリス劣化速度は純正の倍ほど早い。

・ブーツの柔軟性や耐久性も、純正の方が長寿命・高耐久。
しかも純正ブーツグリスKITは意外と安い。



サスペンション整備と同時に行えば、ドライブシャフトの脱着工賃も抑えられる。   バラバラに整備するから高額な工賃が加算されるのですよ。



これでまた10万キロ使用できるでしょう。









フロントデフと右ドライブシャフトの間にあるシャフトベアリングも同時交換。

このベアリングが劣化すると下回りから、変な異音がしますからね。








ブレーキもO/Hします。

・ディスクローター研磨再生
・ブレーキパッド交換
・ブレーキキャリパーO/H



ディスクローターをハブに組付け。

ベアリングのプリロード調整&ディスク振れチェック。

適当に組付けると高確率で振れ過大になり、ブレーキング時にジャダーだ発生します。  ディスクの振れが最小になるように組付けしました。

ステアリングラックエンドをリフレッシュ。

ここにガタがあるとステアリングセンターが決まらず、酷い場合は振動が発生しますよ~。


スタビライザーブッシュを前後交換しました。







リアサスペンションは5リンク式。
個別のブッシュは部品供給無し。
アームASSYで交換しました。

同時にスプリングインシュレーターとバンプも交換します。



外してみるとアームブッシュに大きなクラックがありました。



リア アクスルシャフトのO/H。
シャフトを引き抜いてベアリングとオイルシール等を交換。



ランクルクラスになるとシャフトベアリングの厚みが凄いね。
ハイエースクラスの倍ほど分厚いベアリングをシャフトから引き抜くのは、結構大変。




間違った手順で無理な作業をすると、SSTの工具が破損するか?油圧プレスが壊れるか?のどちらかでしょう。




デフ/トランスファ ギアオイルやブレーキフルード交換


今回ハイトコントロール付きのショックアブソーバーの交換が出来ませんでした。

リアショックアブソーバーはボディとシャシの狭い間に取付ナットがあります。

これが緩むか?」どうか?は下回りの錆状況次第。
錆腐食が酷いと油圧ホースの脱着やショックアブソーバー交換が出来ない場合があるので、入庫してから交換するかの可否を決める事にしました。

(降雪地で使用している車両は、錆腐食の可能性も考慮する必要があります。)



結果的には交換は可能だったのですが、ショックアブソーバー4本中の1本がメーカー欠品していたため、納期が間に合わない為に保留となりました。

後日地元ディーラーで交換していただく事になりました。
(交換自体は難しくなく、再ホイールアライメント調整も不要)


タイヤを装着しアライメントリフトに移動。

サスペンションブッシュの取付時に発生するブッシュの捻じれを開放し、ボルトナット本締めします。これが(1G締付作業)


それを行いながら並行して(車高調整)
実測値と基準値を測定し、フロント車高を調整します。


そこから軽く試運転。
サスペンションを馴染ませます。



・ハンター社最新鋭ホイールアライメントテスターWA470ホークアイ

・国産最高峰リフト イヤサカ社ビシャモンマルチアライメントリフト


フロント側は調整機構があるので、キレイに整いましたね。
リアはリジットで調整機構がありませんが、これなら全く問題ない数値でしょう。


次回後編ブログではランドクルーザー100のエンジン・ATなどの整備を引き続き紹介しますね。



それではHAPPY CAR LIFE!!

大阪府堺市からハイエースKDH201 マルチサーブ洗浄システム 後編。インジェクター/DPF・DPRをリフレッシュ。

前回ブログで入庫したエンジン不調のハイエースKDH201
平成19年式 走行距離28万キロ。

・マフラー白煙・加速鈍化・DPF再生燃焼の間隔低下。



予約から始まり、マルチサーブ インテークカーボン洗浄システムの作業内容を前回ブログで紹介しました。https://minato-motors.com/blog/?p=41519









今回後編ブログでは、インジェクター/ターボ系 & DPF系のマルチサーブシステム洗浄を紹介します。






インジェクター/ターボフィン 洗浄システム。


エンジンに繋がるフューエルラインにマルチサーブのIN・OUTホースを接続。
(フューエルフィルターと燃料ポンプの間に接続。)



使用するケミカルは(ディーゼルシステムパージ1000ml)。

大容量ケミカルをマルチサーブに投入。



マルチサーブからディーゼルシステムパージを噴射ポンプに送り込み、エンジン始動。 (タンクの軽油は使いません。)


約70分ほど掛けて、ゆっくり確実にフューエルライン&インジェクター内部を洗浄します。



高温・高圧にした軽油は、どうしてもスラッジが僅かに発生します。
そのスラッジが燃料が流れる経路に付着し、問題を起こす。


インジェクターのニードル・噴霧口やパターンが詰まり/乱れ等があると、燃料の出が悪くなるのでECUが噴射量を補正。

 ECUは噴射量を常に補正学習しているのですが、それも限度があるんですよね。




汚れたら、汚れを除去する整備は必要なんです。
(日本ではその分野の整備が遅れているだけ。)
(ディーラーもその術を知らないだけ。)


引き続いてターボフィンのシステム洗浄。

ディーゼルターボサーブ1000mlをマルチサーブに投入。


約60分ほど掛けて、ターボフィンに付着するカーボンを除去しますね。









フューエルフィルター & エアエレメント交換
長い間交換していなかったフィルターは真っ黒ですね。

フューエルフィルターが黒くなるのは(燃料タンクが汚れている)or (給油した軽油が汚れている)ではありません。




・噴射ポンプで超高圧にした軽油はインジェクターで噴射。
・噴射しなかった軽油はリターンホースで燃料タンクに戻る。
・戻った軽油はフィルターを通過して、再び噴射ポンプに。

真っ白なフューエルフィルターは、数万キロ走ると真っ黒。
これは加圧された時の燃料のスラッジです。


フィルターでろ過出来なかったスラッジ(汚れ)は、フューエルラインに流れて、各部品に付着します。


フィルターは交換すればいいですが、インジェクターやコモンレール等は高額な部品なので洗浄でリフレッシュするしかないのですね。


エアエレメントも定期的な交換を推奨します。

汚れが酷いと燃費悪化など悪影響が出ますので、汚れすぎる前に交換が吉。








次はDPF洗浄システム。
DPFに繋がるパイプにマルチサーブのホースを接続。






よく相談されるのが(DPFの警告灯点灯)・(DPFの強制再生頻度の悪化)があるので、DPFを交換した方が良いですか?

もしくは(マルチサーブDPFシステム洗浄だけ依頼したい)という問い合わせ。




(それDPFだけケアしても意味無いですよ。)とお答えしています。

DPF/DPRはご存じ、排気ガスの煤を濾過するフィルター。
走れば煤が溜まるので、一定のラインまで溜まった時に自動再生燃焼が始まる。


警告灯点灯やDPF再生燃焼の不具合。
・本当にDPFだけの問題で症状が出ているのでしょうか??
・DPFを交換すれば治るのでしょうか??

他の箇所が原因があり、巡り巡ってDPFに不具合が出た可能性もあるんですよ。




原因を無視し警告灯点灯しているから、安直にDPFを交換する。
(ちょっとそれはどうなのかな?)と整備士としては思うところ。


閑話休題。



DPF洗浄には2種類のケミカル剤を使用します。
まずは1液目(DPFクリーナー 1000ml)を投入。  (ケミカルとしては大容量。)


ちなみに市販のDIY系スプレー缶式DPFクリーナー。
裏面のラベルを見てNET,○○ml溶剤が充填されているか見てください。


スプレー缶は大きいですが、中身はほとんど加圧充填用ガス。
(意外と中身のケミカル量はめっちゃ少ないですから。)
(マルチサーブは1000ml+1000mlの2000mlです。)


投入後5分間のインターバル。
泡状に注入したケミカル剤はDPFの空間に充満します。



そこからエンジン始動でアイドリング状態で5分。

次は2液目(DPFフラッシュ 1000ml)をマルチサーブに投入。


それをDPFに泡状注入します。


するとマフラーから汚れた廃液がドバドバ出てきます。


廃液は異臭が酷いので、もちろん廃液回収装置でキャッチ。
工場内や近隣にお漏らしする事もなく作業をしています。



下の画像は廃液回収装置の一部をクリアパイプにしており、廃液の色・状態を確認しています。


ある程度の廃液が排出されれば、スキャンツールからDPFを強制燃焼。


回収装置なしで強制燃焼をすると、凄まじい白煙・異臭で大惨事。
そうならない為の廃液回収装置は絶対に必要だったので、自社開発して製作しました。




DPF強制燃焼ではDPF温度が600℃以上になるので、ヤワな装置では回収装置自体が燃えると思いますよ~。 



 よって企業秘密の回収装置は非公開にしています。






泡状の廃液も時間が経過すれば液状に。

DPFに残った廃液は強制燃焼で焼き切りますね。









マルチサーブ オプション整備
カーエアコンリフレッシュαでエアコンガスをリフレッシュ。


ニューテックNC-200 強化コンプレッサーオイルも同時注入。
年々減少する冷媒ガスは定期的にリチャージしましょう。




結果的には充填量700gに対して、回収できた量は570g
約130gほど少なかったようです。


10分間真空引きをしてから規定充填量のガスをリチャージ。
同時にニューテックNC-200コンプレッサーオイルも注入しました。



最後に試運転とライブデータ確認。

無事納車となりました。


納車時には作業中の画像を見ながら、説明をさせていただいています。

またインジェクター/DPFに各アフターケミカルをお渡ししているので、後日燃料タンクに投入してくださいね。


質問等があればご遠慮なくどうぞ。

先日は丁寧な施工、説明、ありがとうございました。
マルチサーブ後、3000kmほど走りました。
納車後の帰る時点で変化有りでしたが、
高速道路を走ると効果がはっきりと判りました。


アクセルが軽くなり、踏み込まなくても車が軽く走るようになりました。右足が楽になりました!高速巡行時のエンジン音も小さくなり快適です。
A/Cオンの時のアイドリング不調も無くなりました。エアコンの効きも抜群です。

その他にも書ききれない程の変化が出ました。
まだまだ先ですがA/C OFFでどれだけ燃費が良くなったか、走るのが楽しみです♪

マルチサーブ、大満足の一言です!
大事に乗り続けたいと思います、今後またお世話なりたいと思います。その際はよろしくお願いします。
暑い日々が続きますが、気をつけてお過ごしください。
この度はありがとうございました。





マツダ SKY-Dもハイエースのディーゼルも、煤が原因でエンジン不調やエンジン警告灯点灯などの不具合が発生します。

またそれ以外の原因でエンジン不調になる場合もあり、原因が1つの場合もあれば、複数ある場合もあります。



今のディーゼルエンジンはガソリンエンジン以上に、定期的なメンテナンスが必要ですよ。  (頑丈・丈夫はクリーンディーゼルになる前の話。)


故障や不具合が出てからメンテナンスをするよりも、そうなる前にメンテナンスをした方が結果的には経済的だとお伝えしています。




マルチサーブの御見積・依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

出来ましたら(症状・頻度)(エンジン警告灯点灯の有無)などもお知らせいただけると助かります。


それではHAPPY CAR LIFE!!





大阪府堺市からハイエースKDH201 マルチサーブ洗浄システム 前編。   ディーゼルからの白煙・加速不良でマルチサーブ。  ユーザーレビュー有り

地元大阪府堺市からのご依頼は、トヨタ ハイエースKDH201 平成19年式 走行距離28万キロ。


HP(お問い合わせフォーム)からエンジン不調で相談されました。



その作業内容は前編・後編の2部に掛けて紹介します。
最後にユーザーさんからのレビューありますよ~。

・マフラーから白煙が時々出る。

・DPF再生燃焼の間隔が短い。

・加速レスポンスが鈍い。

・エンジン警告灯点灯は無し。


おそらく28万キロ走行したハイエースを上記症状を訴えてディーラーさんに行かれたとしても、おそらく○○〇〇になるでしょう。

もしくは新車の御見積書がやんわり手渡されるのではないでしょうか。



何度かメールでやり取りし、予約入庫していただきました。



ハイエースは年式によってエンジンの仕様が違います。
前期KD系・後期GD系だけではなく、もっと細分化されています。

家屋で言うなら(増改築を繰り返したような家)
ベースのエンジン本体にいろいろな装置やセンサー等を後付けしているので、狭いエンジンルームにビッシリと部品が詰め込まれている。




ハイエースに馴れていない整備士なら、E/Gルームを見ただけで(吸気系なんて触りたくね~)と思うでしょう。



まずは問診。
普段の様子や使用環境・症状や違和感などをお聞きします。


いつ・どこで・どのような?
不具合の詳細を聞き出す(問診力)が整備士には必要。


(アレはどうですか?・こんな時はどんな感じ?)
いろいろお聞きしています。



試運転をしダイアグコードを確認してから、ライブデータを観察・保存。



経験上10個ぐらいの数値をモニタリングし、スキャンツールから分かる異常部分をチェックします。




そしてエンジン吸気系・EGR系を分解しますね。

吸気シャッターバルブ・EGRバルブ・水冷EGRクーラーを分解。

インテークマニホールドの手前まで分解するのが(第一段階分解




ここまで分解するとインテークマニホールドの入り口が見えます。


鏡で覗き込むとインテークマニホールド入り口には、ビッシリと煤が堆積。

こうなるとインテークマニホールド内部・エンジンヘッド側インテークポートに煤が堆積している可能性が高い。



インテークマニホールド・コモンレール等燃料ラインを分解する(第二段階分解)に進みます。



エンジンヘッド側インテークポートまで煤まみれ。

これでは吸気の空気が入りづらく、燃焼状態は悪化します。


ディーゼルエンジンなんて空気を吸ってナンボのエンジン。
吸えないエンジンはパフォーマンスが低下するのは必然でしょう。

インテークマニホールドのスワールコントロールバルブにも煤が堆積して、酷い状態ですね。



バキュームスイッチを操作し疑似信号でテスト。
スイッチ不良&シャフト固着で、バルブ開閉が困難。



・煤が堆積して空気が入りずらい。
・スワールコントロールバルブ不良で燃料・空気の撹拌が低下。
・燃焼状態が悪化しパワーダウン/煤増加。

頑丈と言われるハイエースのKD系エンジンも、これでは本来の性能は発揮できないでしょう。




手作業で4気筒8ポートの(ある程度の煤)は除去出来ました。
それでもバルブ傘部やシャフトには少し煤が残っていますね。





弊社が開発したDSCドライアイス洗浄なら、ドライアイスで煤固着は完全除去可能。

ですがハイエースはエンジンが室内にあるのでDSCは作業不可。
(作業スペースが無い為)


そこで弊社では取り切れなかった煤は、マルチサーブのケミカル洗浄で除去する事にしています。




ディーゼルエンジンの煤が吸気経路にビッシリ堆積した状態で、マルチサーブのケミカル洗浄をしても無意味。



吸気シャッターバルブ~エンジンヘッド側インテークポートまでの大量の煤を、ケミカルで洗い流すのは出来なくはない。

ですが高価なケミカル剤を5~6本ぐらい使用しないと無理だと思う。






それならば分解して(ある程度の煤は事前に除去)し、少し残された煤はケミカル剤1本だけ使用して洗浄する方が圧倒的に有効。


例えば・・・。
道路溝に溜まった砂を水道水で洗い流す。
でもまずは砂をホウキで掃いて、回収しますよね。

ある程度砂を除去してから、水道水で流せば簡単にキレイになる。


・水道水=マルチサーブ ケミカル剤
・砂 = 煤堆積
・道路溝 = インテーク経路


お判りいただけたでしょうか。


それにバキュームスイッチや各バルブ開閉の確認も、分解しないと分からないですよね。



インテークの煤を分解清掃しましたので、ここからはマルチサーブのケミカル洗浄に移行します。



専用ケミカル(ディーゼルエアインテーククリーナ)をマルチサーブに投入。
アトマイザーのエア抜き作業で(霧状にケミカル)を噴射確認。




吸気経路にマルチサーブのアトマイザーを装着。
エンジンを掛けながら30秒に1回の間隔で、ケミカルを吸気経路に噴霧。



吸い込まれたケミカルは空気の流れに乗って、最深部のインテークポートや燃焼室に到達。   ゆっくり確実に時間を掛けてケミカル洗浄で煤除去。



イメージ的にはケミカルが煤に付着すると、煤粒子の結束が緩む。
緩んだ粒子は気流に流されて、燃焼室で完全燃焼し消える。


硬い煤(カーボン粒子)を、ケミカルで溶解しているわけではありません。
ケミカルは結束を緩めているだけなんですよね~。






約70分ほどエンジンを掛けながら作業し、ケミカルが無くなれば終了。


作業中の排気ガスの異臭は強烈。
屋内でするとかなり匂いがヤバいです。


弊社では工場内や近隣に迷惑が掛からないように、排気回収システムを自社製作して作業をしています。





マルチサーブの機械とケミカルだけあれば、万事OKではありません。

・バルブ開閉スイッチやダイアフラムの作動も調べもせず。
・分解し吸気経路に堆積した煤も除去せず。


ただ単にマルチサーブをエンジンに注入しているだけでは、不具合は解消しません。

・スキャンツールを接続して、ライブデータの読み込み
・実作業で分解し、各装置の作動確認。



遠回りが、結果的には近道。
クリーンディーゼルの不具合は簡単には治らないのですね。
(原因は多岐に渡りますので。)






これでマルチサーブ インテークカーボン洗浄システムはとりあえず終了。

次回ブログではインジェクター & DPF洗浄システムを引き続き紹介しますね。



宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

スバル レガシィ3.0R BPE リフレッシュプラン後編。        エンジン整備とホイールアライメント調整。 納車後レビューあり。

前回・前々回ブログの続きです。
東京都から依頼いただいたスバル レガシィ3.0R BPE リフレッシュプラン。


クラッチO/H~サスペンション整備。
足回り・下回りを整備し、前編・中編ブログで紹介しました。


https://minato-motors.com/blog/?p=41334 前編
https://minato-motors.com/blog/?p=41385 中編


後編ブログでもレガシィBPEの作業を案内しますね。



リアデフ キャリアブッシュから充填オイル漏れ。

Rデフの前部にあるこのブッシュは単品供給が無いので、ASSYで交換しました。





次にリアデフのリア側キャリアブッシュ2個は、サブフレームに圧入されています。

そのままではスペースが無く、治具・工具も入らないので、ブッシュ交換が出来ない。



・デフを降ろし、サブフレームを外す。
・作業スペースを確保して、圧入交換。


このブッシュは裏表・向きがありますので、間違わないように圧入しないといけません。

ブッシュに印をマーキング。
治具をセットしてブッシュ交換が完了。

サスペンションやブレーキを組み立て後に、ブレーキフルードとクラッチフルード交換。




パワステホースからの漏れはありません。
ですが予防整備でP/Sホース交換をしたいところですが、高圧側ホースは生産終了・在庫なし。

在庫が有る低圧側ゴムホースは交換して、P/Sフルードを圧送交換。


ゴムホースとオーリングを交換し、ハンドルを回して旧油を圧送交換。

・タンクに新油を補充し、エンジン停止でハンドルを回す。
・押し出された旧フルードはタンクに戻さずに、廃油受けに排出。


最初は真っ黒のフルードが出てきましたが、繰り返していると徐々にキレイになっていきます。


エンジン始動して、エア抜き作業も行いました。




MTギアオイルとデフオイルはニューテックNC-70 75W90
全化学合成ギアオイル(エステル系)


極薄で強靭な油膜性能でギアを保護し、スコスコとシフトフィーリングが楽しめますよ。



スロットルボディ清掃初期化 エアエレメント交換


熱劣化で樹脂タンクが劣変色したラジエターとキャップ。
ここまで変色していると、いつ破損してもおかしくない。


予防整備でラジエター・キャップ・サーモスタッド・ホース等を交換しました。

ラジエターリフレッシャーでLLCを脈動圧送式交換。


冷却ラインに浮遊している異物を濾過してクリーニング。
最後にLLC再生強化剤で防錆・消泡性能を強化し、エア抜き作業。







マルチサーブで燃料系システム洗浄。

インジェクターや燃焼室のスラッジやカーボンを、専用ケミカルで除去洗浄します。

車両側燃料ポンプは停止。
フューエルホースも切り離して、マルチサーブと接続。


専用ケミカル(インジェクションシステムパージ1000ml)投入し、作業開始。
エンジンを掛けながら、マルチサーブからケミカルを送り込み、ゆっくり確実にフューエルラインの洗浄工程。


約75分ほど作業をし、ケミカルが無くなれば作業完了。







エアコン冷媒ガスもリフレッシュ。

年々減少する冷媒ガスは定期的なメンテナンスが必要です。





結果的には規定充填量400gに対して、回収できたガス量は150g
半分以下まで減少していました。


真空引き後に400gの再生ガスをリチャージ。
ニューテックNC-200コンプレッサーオイルを注入し、潤滑・気密を強化。


エアコンガスは定期的なリフレッシュを推奨。
故障させない為の予防整備。

アライメントリフトで1G締付作業

組立時に掛かるブッシュの不要なテンションを、ボルトナットを緩めて解放。
そこからサスペンションのボルトナットを本締め。





サスペンション整備後の必須作業(1G締付)を行い、軽く試運転してサスペンションを馴染ませます。

そこからホイールアライメント調整をしますね。

組み立てたばかりの状態は、こんな感じでバラバラな数値。

これでは真っすぐ走らないし、本来の性能は発揮出来ませんよね。
(部品だけ交換しても意味が無い。調整作業は必須です。)



キャンバー・キャスター・SAIをバランスよく調整。
ステアリングセンターを合わせながら、トゥを調整。


最終的にはこんな感じに整えました。
キレイに整えたので、真っすぐ矢のように走ってくれるでしょう。



最後に試運転。
いつものテストコースを走行します。

・ハンドルセンターに狂いはないか?
・異常な異音や振動が無いか?
・サスペンションの動きや加速減速のフィーリング。
・クラッチ操作のタッチや操作感。

高速走行をしたり、住宅地の凹凸を走ったり。
入念にチェックします。




帰ってきてから再リフトアップ。
漏れや緩み・締め忘れなどを念入りに確認。
何度もチェックをして、納車となりました。




納車時には作業時の画像を見ながら、作業内容を説明させていただいています。
また今後の整備アドバイスもしていますよ~。


画像コピーをお渡ししていますので、記録用に保管してくださいね。


納車時の説明や整備アドバイス・質問に対しての答えや残金の精算。
いつも平均で1時間以上はお時間を頂戴しています。


納車後にオーナーさんからレビューをいただきました。

この度は整備して頂きありがとうございました。
一年前に購入した85000キロのレガシィは、そこそこ状態は保っていると思っていましたが、蓋を開けてみれば、お約束な部分がかなり明瞭に劣化しており、改めて集中的に整備して頂き正解でした。

今回の整備で私として最も満足した点はクラッチですね。
購入したスバル専門店では作動に問題ないと言われたものの明らかに使用感が悪く、どうせ整備するならフライホイール、クランクシールまで一通り整備したいと思っていました。

仕上がりは今までよくこれで乗っていたものだと思う程激変しました。軽くキレも良くストレスフリーです。

サスペンションは当初はピッチングの収まりがやや気になりましたが、2〜300キロ走った辺りで違和感が無くなりかなり静かでしなやかな乗り心地になりました。

エンジンの吹け上がりはレッドゾーンまで滞りなく綺麗に力強く回ってくれます。ブレーキの効きは至極自然でしっかり作動してくれています。
東京までの帰りは、矢の様にまっすぐ走るので、行きと比べて疲労感が少なく快適なドライブを堪能しました。

結局もう一台分の費用?がかかりましたが、満足度はそれを大きく上回るものでした。今後8〜10年はこのまま乗り続けるつもりで次回もお願いしたいと思いますが、次はさすがに部品の問題が出てくるでしょうか?ミナト自動車のリフレッシュプランは、ありそうでなさそうな良い企画だと思います。改めてありがとうございました。


BP系レガシィが今も根強く人気なのは、オーナーさんならご存じでしょう。

ですが新車時のコンディションを保っているBP系レガシィはほぼ無いし、新車も存在しない。

10年10万キロ以上走行した愛車をもう一度新車時のコンディションに近づけるのがリフレッシュプランのコンセプト。


相応の費用は掛かりますが、メーカーが部品生産しているうちに実施する事をお勧めします。



今回も一部生産終了・在庫なしの部品がありましたので、年々純正部品は減っていくかと思いますので。




リフレッシュプランのご相談・予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。


・愛車の不具合箇所、不満点・
・預けられる日数 (代車必要の有無)
・今回の整備に掛けられる予算
上記3点も教えていただけると助かります。


出来ましたら過去の整備事例を閲覧していただいて、(○○年○○月の△△△の整備は総額いくら掛かりましたか?)と聞いていただけるとお答え出来ます。
整備予算の参考にしてくださいね。

どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!