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大阪市 ハイエースKDH201 エンジン不調 後編。前段階の重要性。 マルチサーブでシステム洗浄。

大阪市から依頼されたハイエースKDH201 平成22年式 走行距離9万キロ。
新車から比べて燃費低下・DPF再生頻度の増加などが気になり予約入庫。



前回ブログで紹介したのはマルチサーブ洗浄作業の前段階。
https://minato-motors.com/blog/?p=42721


今回後編ブログではマルチサーブと専用ケミカル剤を使用して、各部分の汚れを洗浄除去をしますね。





マルチサーブは優秀な整備機器ですが、単純にケミカルを流し込むだけで症状は改善しません。   作業前段階での(分解清掃点検)が必要なのですよね。


・インテークを分解し煤除去と作動確認テスト。
・アディショナルインジェクター&エルボ分解洗浄と組み立て。






インテーク洗浄に移行します。

・マルチサーブに専用ケミカル剤(Dインテーククリーナー1000ml)を投入。
・30秒間に1回1秒のケミカル噴霧に設定。
・エア抜き後に噴霧器(アトマイザー)をインテークの経路に接続。



エンジンスタートでマルチサーブを作動。
エンジンを掛けながら吸気経路の吸気シャッターバルブへケミカル噴霧。

・噴霧された微細なケミカルは吸気の流れに乗って燃焼室に届く。
・取り切れなかった煤にケミカルが付着し、煤粒子の結束を緩める。

結束が緩んだ煤粒子は気流に流されて燃焼室へ。
ケミカルと煤粒子は高温で燃焼され、排気系に排出されます。





マルチサーブ前に分解もせず、ある程度の煤も除去せず、マルチサーブのケミカル剤をぶち込めば多少は煤は取れるでしょう。


でも高額なケミカル剤が何本も必要になり、非効率で経済的ではない。
そして最悪は煤が取りきれない。

もちろんスワールコントロールバルブの開閉やバキュームスイッチも未確認。





であるならば遠回りにはなるけども、

・手作業で分解できる部分は、確実に煤を除去。
・バルブやスイッチの作動テストで良否判定。
・マルチサーブのケミカル剤は1本でOK。
の方が確実ですよね。



1本のケミカル剤を30秒に1回1秒噴霧だと、洗浄時間は2時間ほど。
ゆっくり確実にエンジンを掛けながらインテーク系を内部洗浄。




ケミカルが無くなれば作業完了。







次はインジェクター洗浄に移ります。

マルチサーブのホースを燃料サプライポンプのIN・OUTに接続。

前編ブログでアディショナルインジェクター洗浄をしましたが、その時に使用した量は200ml。


噴霧したケミカル剤はほぼ回収しており、そこに残りの800mlを追加投入。



強力洗浄に設定して、作動時間は約70分。
ケミカルをエンジンに送り込み、サプライポンプ・コモンレール・デリバリーパイプ・インジェクターの内部経路をケミカル洗浄しますね。



70分間アイドリング状態で内部洗浄工程。
ケミカルが無くなれば作業終了。







引き続きターボフィン洗浄に進みます。
高回転で回るターボフィンに堆積した煤をターボサーブ1000mlで洗浄工程。












次にDPFの洗浄工程。


DPFに繋がる配管にマルチサーブのホースを接続。

まずは1液目(DPFクリーナー)を投入。


強力洗浄に設定して作業スタート。

液晶画面通りに作業が進み、2液目(DPFフラッシュ)を投入。

回転数を上げてDPFの温度を上昇させ、洗浄効果を促進。


エンジン回転数を上昇させると、ケミカル剤の廃液がマフラーからドバドバ出ます。


同時に異臭・白煙・泡泡がマフラーから大量に出てきますので、オリジナルで開発した(排煙回収装置)を繋いで作業をしています。



回収装置が無いと廃液や異臭で大惨事になりますからね~。


回収装置には一部クリアパイプを付けており、廃液の色や状態を確認。


DPFのコンディションによって色が変化します。
今回の廃液は茶色系でした。

フューエルフィルターも交換履歴が不明だったので、一緒に交換しました。



最後にDPFを強制燃焼を実施し、試運転も行います。

テストコースを走行後にスキャンツールを接続して、ECUのライブデータを確認。


ライブデータ数値のビフォーアフターチェック。

・数値項目を確認し、改善しているか?
・もしくは数値が一定基準をクリアしているか?
数十か所ある項目を確認していきます。


この症状の時は(この数値)が重要。
この不具合発生時には(この数値とあの数値)をチェック。
このダイアグコード点灯の時は(どこどこを調べる。)

これらの情報は全て企業秘密。
数十台・数百台と同一作業をしていくと(データ)がどんどん蓄積し、企業財産となっていくのです。



ハイエースへのマルチサーブは基本的には1週間預かり。
土日祝も営業しており、夕方入庫引き取りも対応可能。


ハイエースの場合プライベート使用ではなく、仕事仕様で工具や資材満載の方も多いですね。 代車はハイエースではありませんが、荷物が積める車両をお貸ししています。


納車時には作業中の画像を見ながら、作業内容を説明しています。
(今回は約300枚ほど画像が残り、希望が有れば画像コピーをお渡ししています。)


後日TELでレビューをいただきました。
・気になっていた燃費も改善し、DPF再生燃焼中の微振動も低下。
・本来のハイエースに戻った。




ハイエースへのマルチサーブのお見積り・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。https://minato-motors.com/contact/

警告灯点灯の有無や症状なども記載していただけますと助かります。
それではHAPPY CAR LIFE!!



大阪市 ハイエースKDH201 ディーゼルエンジン不調 前編。少しの違和感を見過ごすと・・・。 それが不具合表面化のシグナルです。

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

大阪市からディーゼルエンジン不調で入庫したのはトヨタ ハイエースKDH201 平成22年式 走行距離9万キロ


マルチサーブの依頼を承りました。


予約入庫してもらい、まずは問診。

メール相談時にも症状等はお聞きしていますが、より詳しく不具合点や違和感などを問診しています。


ブログでは伝えきれない(マルチサーブの作業内容)もじっくりお話し、問診だけで30分以上はお時間を頂戴しています。



ユーザーさんが今回依頼をしようと思ったのは、新車時から比べてのエンジンパフォーマンス低下に気が付いたから。

・燃費もリッター2キロ以上低下し、加速も鈍い。
・DPFの再生頻度が増えて、振動も増えた。

新車時から整備をしている地元ディーラーに相談しても、・・・・な?返答で原因不明。 



このパターンの(新車購入ハイエースユーザー)からの依頼が最近多いですね。  (中古車購入だと整備歴不明のため、更に増えて依頼が多い。)





ハイエースのディーゼルエンジン不調が表面化するのは、10万キロ以上は走行しないと(分かりずらい・感じずらい)


頑丈すぎるハイエースKD系・GD系ディーゼルエンジンは、1か所の部品が不調だとしても(それなりに走る)のです。


ですが10万キロ・15万キロ走行すると、2か所目が不調になり、3か所の部品が不調になるとイッキに不具合が表面化。


・マフラーから黒煙・白煙が出る。
・エンジン振動が多い。
・加速不良で坂道が登らない。
・ノッキングや始動不良が酷い。 などなど。







2か所・3か所も不具合箇所があると、どんどんエンジンにダメージが残り、故障個所が複数あれば、原因をピンポイントで探求するのは非常に難しい。






弊社では(マルチサーブ システム洗浄)という整備メニューを開発し、インテークからクリアにしていき、インジェクター・DPFと順番に作業する事を推奨しています。



今回のハイエースKDH201はエンジン警告灯は点灯無し。
(ダイアグコード 異常なし)

ワンオーナー プライベート使用の走行距離9万キロ。






問診後に試運転をしスキャンツールを接続し、エンジンライブデータを確認。
気になる個所のデータ数値が異常を示していないか?をチェックして、データ保存しました。


まずは第一段階分解では、(インテーク系・水冷EGRクーラー系)を分解します。







意外と煤堆積は少なめに見えますよね。
(いま見えているのは3番のスワールコントロールバルブ)


各アクチュエーターを強制作動させて、スワールコントロールバルブの動きを確認。   バルブのシャフトが固着して、コントロールバルブの動きが渋い。



第二段階分解で更に奥まで分解。

インテークマニホールドを外してエンジンポートを確認しましょうか。




3番は煤堆積が少なめでしたが、開けてみると1番・2番・4番は酷い煤堆積。


エンジンポートやインテークバルブ周辺はそこそこの煤堆積。



エンジンポートとインテークバルブ周辺はDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)が出来ないので手作業で軽く煤掃除。

少し残った煤はこの後に行う(マルチサーブ インテーク洗浄)で除去します。



スワールコントロールバルブの固着は、普通なら新品ASSY交換。

ですが弊社の(マル秘特殊洗)を行えば、高確率で再生可能。
(酷すぎる場合はASSY交換になる場合あり。)



今回は特殊洗浄で再生出来ましたので、高額な部品代が節約出来ました。


水冷EGRクーラー洗浄で再生。

バルブ作動テストをして良否判定し、組み立て。







EGRバルブやそれを制御する2連ダイアフラムとバキュームスイッチ。


・洗浄してキレイにするだけでは意味がない。
・壊れていないかの作動テストが重要。


インテーク・EGR系の組立完了。



マルチサーブに移行する前にある数値が気になったので、オプション整備の(アディショナルインジェクター洗浄)も並行して実施。


DPF燃焼のためのアディショナルインジェクター。

排気系から分解して、インジェクター内部をマルチサーブのケミカルでシステム洗浄します。

・アディショナルインジェクターにマルチサーブを接続。

・マルチサーブに燃料系ケミカル剤のディーゼルシステムパージを200mlほど投入。

・マルチサーブからケミカル剤を圧送し、アディショナルインジェクターに開閉信号を送る。




・ケミカル剤がインジェクター内部を洗浄し、噴霧口から吐出。
(出てきたケミカルは高密度フィルターでろ過して、再度マルチサーブからインジェクターにを繰り返す)


アディショナルインジェクター洗浄を15分。
新品交換せずにクリーニング再生が完了しました。




使用したディーゼルシステムパージは全て回収しますので、次の工程でに行うエンジン側インジェクター洗浄に使いますのでご安心を。


よく言われるのが(アディショナルインジェクターのそばにある、対策済みエルボパイプに交換してほしい)なんですが・・・・。



対策済みエルボでも煤蓄積事例が多く、対策済み or 対策無しでも煤堆積は変わりません。 (どっちにしても煤は溜まりますよ!)とお答えしています。




対策品の部品代は整備費用に回しましょう。
下記のように完璧に洗浄すれば問題ありませんから。


熱劣化で破損していたハーネスカプラーも補修し、ガスケット一式交換。
アディショナルインジェクターを組み立てました。




やっとここからマルチサーブの洗浄工程を始める事が出来ます。



マルチサーブという機械で洗浄するだけでは、ディーゼルエンジン不調は治りません。

上記ので説明した作業を実施してから、はじめてマルチサーブという機械が生かされるのです。  (ケミカル剤をブチ込んだだけでは治らないのですよね。)





ハイエースのエンジン不調にマルチサーブシステム洗浄。

とりあえずケミカル剤を使うシステム洗浄の前段階が、やっと終わりました。
前編ブログはここまで。





次回後編ブログでも引き続きハイエースKDH201のマルチサーブを紹介します。

マルチサーブという特殊な機械を使って、このハイエースの(インテーク・インジェクター・DPF)をシステム洗浄しますね。



後編ブログもお楽しみに!!
HAPPY CAR LIFE!!


奈良県からマツダCX-5 リフレッシュプラン 後編。サスペンション・ブレーキをリフレッシュ。ホイールアライメント調整。

前回ブログで紹介したマツダCX-5のリフレッシュプラン前編。
https://minato-motors.com/blog/?p=42451



今回のブログでは後編の作業を紹介しますね。
奈良県CX-5 KE2FW ガソリン車 走行距離10万キロ


サスペンションやドライブシャフト・ブレーキなど足回り下回りを整備していきます。

下回りの錆を確認すると、少し多め。

雪国在住の方からすると少ない部類ですが、普段雪が降らない奈良県平野部在住でも雪道走行が多いなら錆への対策は必要でしょう。


ブレーキディスクローターも表から見ればこんな感じですが、分解して裏面を見てみるとブレーキパッドの当たりが悪いですね。


ブレーキからオーバーホ-ル。
ディスクローター研磨にて再生しますね。


ディスクローター研磨のススメ。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924


ディスクローターの歪みや凹凸を少しずつ削りながら整えていきます。

限度厚みがありますので慎重に作業。
ブレーキパッドが正しく接触するように均一に研磨しました。

十分厚みを残して、研磨完了。
耐熱塗装で化粧直しの艶消しブラック。



ブレーキキャリパーもO/Hします。

抜いたピストンの古い固着したグリス。
グリスを除去してコンパウンド磨き上げればOK。

グリスを除去しても、メッキが錆腐食で痛んでいたらピストン要交換になります。


今回は磨いてピカピカになりました。
ダストブーツとピストンシールを交換しますね。






キャリパーホルダーのスライドピン部も古いグリスを洗い流して、ダストブーツとグリスアップで再組立てします。





ブレーキパッドはWAKO’S BPR高性能ブレーキパッドグリスで組立。

錆びたパッドインシュレーターも同時に交換しました。


サスペンション整備します。



錆びていなければ、CX-5のリアショックアブソーバーは簡単に交換が出来ます。
ですが錆が酷いとロア側のスタッドボルトが外れないんですよね。

ショックアブソーバー下部をカッターで切断。
ブッシュも切断して、スタッドボルトを外しました。



新しいショックアブソーバーを交換して、スプリングインシュレーターも同時に交換しました。







フロントショックアブソーバーもリフレッシュ。
マウントやベアリングなど一式交換しますね。

フロントロアアームASSYは既に地元ディーラーで交換済み。
フロントドライブシャフトをブーツグリスKITでリフレッシュ。

右側シャフトの中間ベアリングを交換して、純正ブーツグリスKITで組み替え。



ドライブシャフトのグリスも10万キロも使用すれば劣化しますので、こちらも「定期的に交換しましょう。




ATFも交換します。
オイルパンを外して洗浄し、ストレーナーも交換。


古い液体ガスケットを除去して、組付けますね。

本命ATFを使用する前に、まずはプレ洗浄。
ニューテック NC-RF プレ洗浄専用フルードで全量イッキに圧送式交換します。

ATFチェンジャーを接続してスタート。


プレ洗浄をして、ここまでキレイになりました。



次は本命ATFニューテックZZ-52
こちらでもう一度圧送式交換します。

完璧に入れ替わりましたね。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は4万キロになります。


フルードクーラーを洗浄して、規定温度でレベル調整を行いました。

タイヤを装着しアライメントリフトに移動。
サスペンションブッシュを1G締付をして、不要なブッシュテンションを開放します。



そこから軽く試運転をして、サスペンションを馴染ませてから、ホイールアライメント調整を行います。


こんな感じに調整しました。
キレイに整いましたね。

サスペンション整備後には必ずホイールアライメント調整を行いましょう。



最後にいつものテストコースで試運転を繰り返す。
戻ってきて再リフトアップして、漏れや締付の再確認。



リフレッシュプランの依頼は全国各地から。
納車後のミスが無いように入念な確認をしてからの納車。



納車時には作業中の画像を見ながら説明をさせていただいています。
また画像のコピーもお渡ししていますよ~。


今後の整備アドバイスなどもお話ししながら、無事納車となりました。


こんな感じCX-5のリフレッシュプラン。を前編後編に分けて紹介させていただきました。


リフレッシュプランは(10年10万キロ以上走行した車両をもう一度新車時に近づける為のリフレッシュ整備)です。

そのためには普段の整備では交換しない部品も交換します。
そうなると相応の費用は掛かりますので、車種毎に下限予算をお伝えしています。

あまりにも希望される整備と予算が離れていると、満足度が下がるので整備予算は結構重要です。


そこで過去のリフレッシュプランブログを見ていただいて、(○○年○○月の△△のブログはいくら掛かりましたか?)と聞いていただけるとお答え出来ます。

https://minato-motors.com/blog/?cat=12
リフレッシュプラン ブログ事例


『これぐらいの整備ボリュームで、これぐらいの予算か』と参考にしていただけると幸いです。



リフレッシュプラン等のご予約・相談はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。  それではHAPPY CAR LIFE!!





奈良県からマツダCX-5 リフレッシュプラン 前編。ガソリン直噴エンジンにドライアイス洗浄!! 

奈良県からお越しいただいたのはマツダCX-5 KE5FW ガソリン車 走行距離10万キロ

車両全体をリフレッシュ整備する(リフレッシュプラン)のご依頼で予約入庫しました。



弊社が提案しているリフレッシュプラン。
コンセプトは(10年10万キロ以上走行した車両を、ある程度の予算を掛けてもう一度新車時のコンディションに近づける整備の提案)

主にエンジン・AT・サスペンション・ブレーキなど動力系・駆動系・制動系などを中心に整備しています。 (外装内装は専門外なので不可)




リフレッシュプランを始めて早15年。
累計何百台の車両をリフレッシュプランで整備してきました。

膨大な整備データと各車両用の専門工具(SST)
データと工具・設備が無いとリフレッシュプラン同様の作業を行うのは難しいでしょう。


おかげさまでリフレッシュプランの予約は常時埋まっており、基本的には2か月~5か月ほどお待ちいただく事が多いです。


(来月にリフレッシュプランを依頼したいです!!)とメールをいただいても、ほぼ満杯の為に数か月はお待ちいただく事になりますので、余裕を持って計画的にご相談をいただけると幸いです。






過去のリフレッシュプラン事例の一部ですが宜しければを覗いてくださいね。https://minato-motors.com/blog/?cat=12

(○○年○○月の△△△のブログは総額でいくら掛かりましたか?)と問い合わせいただけるとお答え出来ます。 整備予算の参考にしてくださいね。




入庫してから問診。
メール相談時の内容から、もう少し詳しく聞いていきますね。


・試運転をして事前ホイールアライメント測定。
・排気ガステスト・バッテリー充電テスト。
・リフトアップして全体を点検。




リフレッシュプラン受付時にお聞きしているのは、
・車両現状の不具合や不満点
・お預かり出来る期間
・今回のリフレッシュ整備に掛けれる予算



整備予算は車種別に下限価格を設定しています。
あまりにも少なすぎる整備予算では、ブログのようなリフレッシュプランを実行するのは難しい。


希望整備と予算とのミスマッチを防ぐために、受付時には3つの質問をさせていただいています。






点検をして整備プラン見積を制作し提案。
メールで御見積書を送信し、作業内容をTELにて説明。


相談しながら整備内容を決めて、OKが出れば作業を始めます。

エンジンヘッドカバーガスケット交換
スパークプラグ交換。

スパークプラグはNGK最強の高性能長寿命スパークプラグ(プレミアムRX)を使用しました。



インテークマニホールドを外してインテークバルブ傘部の状態を確認。

ガソリン直噴エンジンのウィークポイントのインテークポート内は煤だらけになっていました。


ディーゼルのインテークにも煤が堆積しますが、ガソリン直噴も原因は異なりますがインテークバルブ周辺にカーボン(煤)が堆積するのです。




細長い筒状のインテークポート。
その最深部にあるインテークバルブ。

強固に固着したカーボンを手作業での完全除去は難しい。


弊社ではドライアイス洗浄機を用いて、DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)を施工して煤を完全除去します。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のPR動画も公開しています。









・ドライアイスを圧縮空気で高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で固着した煤を剥離。
・母材金属にダメージを残さず、短時間で完璧に除去可能。



テストショットをすると、ドライアイスペレットが直撃した箇所だけキレイになりましたね。




それではドライアイス洗浄でポート内を完全除去します。

4気筒8ポート全て除去完了。


吸気流とガソリンを短時間で撹拌し、点火燃焼させる直噴エンジン。
気流をコントロールし撹拌効率を高めて、空気とガソリンを混合気に変える。


重要なのはインテークポートとバルブ傘部。
ここが煤で形状が変ると、効果的な撹拌が出来ないので燃焼ミスが増えるのです。


定期的に吸気系をリフレッシュしましょう。




インテークマニホールドを新品ガスケットで組立。
スロットルボディ清掃初期化をしました。


また劣化している液体封入式エンジンマウント右側のみ交換。
これでエンジンフケ上りも向上し、アイドリング時の微振動も解消されるでしょう。



エンジン冷却水LLCをラジエターリフレッシャーで圧送式交換。

エンジン・ヒーター・ラジエターのLLCを全量交換してリフレッシュ。
最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤注入で防錆消泡性能を強化します。



冷却水LLCも定期的な洗浄と交換は必要ですよ~。

マルチサーブ インジェクター洗浄システム。

インジェクションシステムパージを使用して、燃料系統をケミカル洗浄。



燃料タンクからのフューエルラインを切り離し、マルチサーブのホースを接続。

インジェクションシステムパージをエンジンに送り込み、インジェクターの噴霧口や燃焼室のカーボンや汚れをシステム洗浄します。



エンジンを掛けながら60分間。
ゆっくり確実に内部洗浄しますね。


納車時にはマルチサーブ アフターケミカル(エクストリームクリーナ)1本を手渡ししています。

後日燃料タンクに注入し、遅効的に燃料系を洗浄します。



カーエアコンリフレッシュαでエアコン冷媒をリフレッシュ。


年々減少する冷媒ガスを回収し再生。
真空引き後に規定充填量の冷媒ガスをリチャージ。



規定充填量490gに対して、回収できたガスが270g。
結果的には220gほどガス量が足らなかったようですね。



ガス量が少ない状態でのAC使用は、冷えも悪いですがコンプレッサーの負荷も大きい。 また燃費も悪くなります。


定期的にエアコンガスも点検しましょう。



CX-5 リフレッシュプランの前半が終了。
次回後半ブログでサスペンション・ブレーキ・ATFなどの作業を紹介しますね。



引き続き宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

大阪市からレクサスIS350 ATF完全圧送式交換 forニューテックNC-65

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。


大阪市からお越しいただいたのはレクサスIS350 GSE31 8速AT 走行距離4万キロ   ATF完全圧送式交換のご依頼です。


弊社ATF交換のリピートユーザーさんで、前回はレクサスGS-Fで来店されました。  ありがとうございます。

その時はニューテックNC-65でATF交換をしたのですが、その感触が非常に良かったので(今回はIS350にもNC-65で!!)と依頼されました。


問診をして試運転。
リフトアップしてATFの状態をチェック。


ATFに問題が無かったので、オイルパンを外しますね。

オイルパンを外して洗浄。
磁石に付着した鉄粉も除去。
ATFストレーナーも同時交換。

オイルパンガスケットを交換して組付けますね。



ATFを補充し完全暖機。
ATFチェンジャー(トルコン太郎)をATに接続。

密封式ATなので外部ホースがありませんから、圧送式交換用のアダプターを接続して圧送式交換の準備が完了。


まずはプレ洗浄。
ニューテック リンシングフルードNC-RFで全量イッキに圧送式交換します。


ニューテック社に提案して開発していただいたのがニューテックNC-RFリンシングフルード。

この後に使用する高額な本命ATFを使用する前に、NC-RFでプレ洗浄します。


・左奥の新油モニターがNC-RF
・中央ビーカーが作業前の廃油
・右手前クリーナーモニターがプレ洗浄後のATF

プレ洗浄後はATFの透明度は回復しました。


15分間のインターバル後に本命ATFで再交換します。



ニューテックNC-65
全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)


極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス。
市販ATFでは最強レベルの油膜性能。

ニューテック最高峰ATFのNC-65
みんカラ等のSNSでも絶賛されていますので、弊社があらためて宣伝する必要はないでしょう。


実際弊社のATF交換依頼の7割以上は(NC-65)を選択されます。
リピートの方ならほぼ100%の方が指名されますね。

NC-65で交換が完了。
NC-65は少し薄緑色のフルードで、交換後のATFは少し茶色でした。


交換効率は95%以上なのですが新車時のATFの着色料(赤色)が薄緑色のNC-65に少しでも混じると色が干渉します。

ですがほぼ純正ATFからNC-65に入れ替わりましたのでご安心ください。


最後にATFクーラーを洗浄して、油温検出モードに移行しATFレベル調整を行いました。(モードに移行しないとATFの量が正確に調整出来ませんよ~)





リアデフオイル交換はニューテックNC-70を使用しました。
75W90 全化学合成ギアオイル(エステル系)


オプション整備(LLC圧送式交換)


年々劣化するLLC冷却水を全量交換します。
ラジエターリフレッシャーでの脈動圧送交換は、エンジン・ラジエター・ヒーターコアの中のLLCを全量交換してリフレッシュ。


最後にLLC再生強化剤を注入して、防錆消泡性能を強化します。
(LLC強化剤は以前は赤・青・緑と色分けしていましたが、このロットから無色透明タイプに変更しています。)


LLCもATF同様に定期交換しましょう。


オプション整備 (スロットルボディ清掃初期化)

構造上スロットルボディにはカーボンが僅かに堆積します。
その堆積した汚れがエンジンアイドリングの不安定になりますので、定期的に洗浄して学習値初期化しましょう。


この年式あたりから学習値初期化にはスキャンツールが必須になりますので、従来の方法では初期化が出来なくなりました。


最後に試運転をして無事納車。
朝9時半入庫で当日夕方納車になります。


納車説明時には作業中の画像を見ながら、内容をお話ししています。
希望が有れば画像コピーもお渡していますよ~。

レクサス車のATF完全圧送式交換の御見積・ご予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。


必要事項を記入していただければメールにて案内をさせていただきます。
それではHAPPY CAR LIFE!!