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愛知県からハイラックスRZN167 リフレッシュプラン 番外編。一般ユーザーの方や新米整備士さんが思う事への回答。  私こうしています。

前回ブログで紹介したのは愛知県から依頼された トヨタ ハイラックスRZN167 平成10年式 走行距離16万キロ。


・メールでの予約相談~入庫。
・問診・点検をして御見積制作。
・エンジン整備を実施。(オイル漏れ・冷却系・燃料系)
などを紹介しましたね。 https://minato-motors.com/blog/?p=40634


今回のブログではクラッチO/Hやサスペンション・ハブ・ブレーキなどの整備を紹介しますが、その前に番外編。



新米整備士の方・普段整備をしない方・もしくはDIY整備をする方が懸念している事に対してお答えしますね~。


フロントサスペンションを分解しました。


ほとんどの整備工場ではサスペンション系のトータル整備を依頼すると(やんわりお断り)される場合が多いと思います。

特に年式が経過したクロカン車やハイエース系などは、部品脱着が困難な事。
・どの部品が必要か?その部品のメーカー在庫が有るのか?などが分からない。
・SST専用工具が必要で、SSTが無いと交換が出来ない。


乗用車に比べて部品点数が多いので、それを事前に全ての揃えておかないと作業は出来ません。



リフレッシュプランでは年式や走行距離・整備予算をお聞きして、入荷に時間が掛かる部品は手付前金を振り込んでいただいて先行発注しています。


特にサスペンション系の部品は頻繁に出荷される部品ではないので、メーカー在庫も薄いのです。


入庫して点検し、御見積をOKもらってから発注しているようでは間に合わないのです。


見てもいない車両のどの部分の部品を先行発注するかは、経験がないと難しいのが現状でしょう。



こんな感じで足回り・下回りはバラバラ。

フロントを分解しながら、並行してMTミッションを降ろしたり、リアも分解したりします。



以前にその作業を見学していた知人が私に聞いてきました。

・そんなに部品バラバラにして元の状態に組立られるの??
・ボルトナットなどを間違わない??余らない??
・どの場所のボルトナットか?忘れない??



私の答え
(もう30年整備士してますねん。笑)
(大丈夫。全部覚えているから。)
(今まで何千台と整備してきてるので、経験上分かる)


それでは答えとして面白くないので、このブログを見ている新米の整備士さんに(組立時の間違いを無くす方法)を少し教えますね。


・このような磁石が3つ付いてあるトレーを用意する。

一見無造作に置いておるボルトナットやワッシャー・スプリングなどは、実は規則性を保って配置しています。


・Aの場所に時計と反対回りで外したボルトナットを配置。

・Aの次はBに配置。

・Cの位置に配置して、まだ足りない場合はもう一つの磁石トレーを使う。


組み立てる時はCから順番にボルトナットを使っていくと、部品の組立てる順番を間違わない。(そもそも覚える必要もない。簡単。)


この方法で普段から整備をすると、ボルトナットが余るや、どのボルトナット・ワッシャーか?が分からないような事態にはならないのです。



あるYouTuberが(ザル)を使え!と言っていました。


金属メッシュや空箱などに、部分ごとのボルトナットをガバッと放り込んで、枚数を増やして管理する方法もあります。

ただこれだと、ボルトナットを(紛失する事は無くなる)が、組み立てる(順番)までは分からない。



組立て時に(アッ順番間違えた。こっちが先に組み立てないとダメだった。)
こんなイージーミスも磁石のトレーで規則的な置き方をすればノーミスです。


エンジンのタイミングベルトやウォーターポンプを交換する時も同様。
同じ太さで長さが違うボルトも、場所を間違える事は無くなります。



それでも忘れる心配性な整備士さん(私です。)は、磁石トレーにマスキングテープを貼る。


そこにメモ書きするんですよ。
ウォーターポンプとか、テンショナーとか、アース用ボルトとかね。

私もアース用ボルトとよく似たボルトを間違えないように、マスキングテープにメモ書きしています。


ボルトナットを探す手間は、時間の無駄。
これなら早いイイ仕事が出来ますよ~。


ボルト締付後にはマーカーでチェックをすれば、さらに万全。


タイミングベルトやウォーターポンプなどは、組立後はカバーなどで目視確認が出来ない場合が多い。

マーカーをしてからデジカメで撮影し、画像を残しておけば更に完璧になります。


組立後や納車後に(アレッ締めたかな??)(覚えてない??記憶があいまい??)なども無くなります。


ボルトナットの締め忘れでドエライ失敗をしない為に、私はこのようにしています。


整備士あるあるの小ネタを番外編で紹介しました。

次回ブログでは引き続きハイラックスRZN167のサスペンション作業等を紹介しますね~。
HAPPY CAR LIFE!!




愛知県からハイラックスRZN167 リフレッシュプラン 前編。 エンジン整備とマルチサーブ。

弊社のリフレッシュプランは、(もしその車両が私の愛車なら、限られた予算でどこを整備するのか?)をメインテーマにしています。


リフレッシュプランを依頼された方との会話の中で、よくお聞きするの事があります。



・愛車をとても気に入っている。でも簡単な定期メンテナンスしか実施していない。

・新車時に近づけてコンディションが良い状態で、今後も長く使用したい。

・中古車購入で過去の整備歴が不明。現状には満足していないが中古車だから乗り心地等には妥協している。





オーナーさんそれぞれ愛車には想いがあり、(ある程度の予算を掛けて、大規模な整備をしたい。)という要望からリフレッシュプランがスタートしました。



おかげさまで13年間で数百台のリフレッシュプランを実施してきましたが、全ての事例をブログアップは出来ないので、一部ですがブログ公開していますので宜しければ覗いてみてください。

過去の事例 https://minato-motors.com/blog/?cat=12


愛知県からの入庫したのはトヨタ ハイラックスRZN167 平成10年式 走行距離16万キロ ガソリンMT車

提案型整備リフレッシュプランのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。



HP(お問い合わせフォーム)からメールでの相談内容。


・この先10年とは言わないが、5~6年ぐらいは乗れるように今時点で悪い箇所はリフレッシュ整備をしたい。

・年式的に保安部品が無い場合もあるかと思いますので、悪くなりそうな部品は予防整備で全交換したい。

このような内容でリフレッシュプランの相談をされました。





メールとTELで要望をお聞きして、本予約となりました。
(予約混み具合にもよりますが、入庫は1ヶ月~3か月待ちが多いです。)


・入庫日の1か月前に(手付前金)を銀行振込。
入金確認後に(確実に交換する部品)は先行発注しておきます。

・予約日に入庫。
問診をして要望や不具合点を確認し、整備の方向性をお話しします。
(無償代車ナビETC付き完備 土日祝も営業しています。)



試運転後に排気ガステスト・バッテリー充電テストを実施。


事前ホイールアライメント測定でサスペンションの状態を確認。


年式に対して相応の簡単な保守整備は実施していた車両でしょう。
(激しいオイル漏れや、ガタゴト酷い異音もない。)
(車両コンディションは年式にしては良好でしょう。)



ですがこれが新車時と比べてどうか?と言われると・・・。
・ブレーキは効くが、コントロールがしずらい。

・乗り心地が悪く、直進安定性も低い。
最近ショックアブソーバーは交換したそうですが、ホイールアライメント数値はバラバラ。

・エンジンルームを点検すると、車検時に行う軽整備のみ実施している。
(プラグやコード・ベルトやエアエレメントなどは交換済み)
(サスペンションやハブなどの重整備は未実施)






点検をして整備プラン見積を制作。
御見積書を提示して、(どこまで整備するか?)を相談します。


・この部品は交換しないと危険です。

・この箇所の整備は優先順位が低いので、予算オーバーなら保留もありえる。

整備内容を提案して予算内でどう組み替えするかを相談し、整備プランが決まれば作業を進めます。



ちなみに整備プランの提案や御見積は、予約前や入庫前に提示するのは不可です。   (というか無理なんです。)


まだ(診ていない・点検もしていない)車両の見積なんて出来ないし意味もない。


それでは依頼者様も困るので、類似車両の整備ブログを数点ほど案内し(総額でこれぐらい掛かりました)という目安をお知らせしています。


それで整備予算の目安にしてくださいね。
(車種やグレードによってお引き受けする整備予算の下限はあります。)
(年式や距離・要望に対して予算が低すぎる場合は受付不可になります。)





それではエンジン関係から始めますね。

新車から無交換のラジエター。
樹脂製アッパータンクは熱劣化で変色しています。


こうなると弱くなった樹脂製タンクはクラックが発生し、LLCが漏れてオーバーヒートしてしまいます。


予防整備のために新品ラジエター・ホース類を交換しますね。

次に未交換のウォーターポンプ交換。

ファンベルトを外していくと様子がおかしい・・・。

クランクプーリーが外れていました。
ダンパー部のゴムブッシュが破損しています。

・ウォーターポンプ
・クランクフロントシール
・クランクプーリー
を交換しました。




冷間・温間時のファンスピードをコントロールするファンカップリングASSY。

そろそろ生産終了しやすい部品なので、今回交換を提案しました。






LLC冷却水の温度制御用弁サーモスタッドも予防整備で交換します。





組立てをし、LLCを圧送式交換。

ラジエターリフレッシャーで脈動圧送式交換をすると、エンジン・ラジエター・ヒーターコア全てのLLCが入れ替わります。

また回収したLLCを高密度Wフィルターで濾過し、30分ぐらい掛けて作業をしました。





最後にエア抜き作業をして、LLC再生強化剤を注入。
防錆・消泡性能を強化して、スーパーLLC同等の性能に戻します。



おそらく長期交換していないだろう??ラジエターキャップも交換しました。
地味な部品ですが壊れるとオーバーヒートしますからね。







エンジンオイルはやや漏れており、下回りにオイルが付着していました。

酷くはないが、良くはない。


オイル漏れは上から順番に処置するのが基本。
定番のシリンダーヘッドカバーからのオイル漏れでした。


ヘッドカバーを外します。
エンジンオイル管理が非常に良好なので、エンジン内部は非常にキレイ。

大切に乗られてきたのが良く分かります。




ヘッドカバーガスケットを交換。

ブローバイグロメットやゴムホース、ディストリビューターのオーリングゴムも交換します。


ヘッドにある三日月状のプラグも外して、液体ガスケットを塗り直し。




組み立ててからエンジン暖機をして、アイドリングを調整します。


スクリューのオーリングを交換して、スロットル側も綿棒でカーボン除去。
点火時期やアイドルアップ&ベースアイドルを調整しました。


マルチサーブでインジェクターシステム洗浄。

専用ケミカルを使用してインジェクター噴射口やインテークポート内部バルブ傘部のカーボンを洗浄します。


燃料タンクとインジェクターの間を切り離し、マルチサーブのホースをエンジン側に接続。   (燃料タンクのガソリンは使用しません。)



接続が終わればマルチサーブに(インジェクションシステムパージ1000ml)を投入し、画面の指示通りに操作。




60分ほど掛けてケミカルをフューエルラインに送り込み、ゆっくり確実に洗浄工程を行います。




弊社のマルチサーブではW洗浄を推奨。

・マルチサーブを使いインジェクションシステムパージで即効的に洗浄。

・アフターケミカルのペトロールエクストリームクリーナで遅効的に洗浄。
(後日燃料タンクに注入して、走行しながらゆっくり洗浄します。)
(納車時にボトルを手渡しします。)




AC冷媒ガスもリフレッシュ。

カーエアコンリフレッシュαで冷媒ガスを再生し、ニューテックNC-200でコンプレッサーオイルを強化しました。



これでエンジン系は整備完了。

次回ブログではクラッチO/H・サスペンションやハブ・ブレーキなどを整備します。

普段車検時には整備しない箇所の足回り・下回りを重点的に整備しますので、どうぞお楽しみに!!








EXPO2025 大阪・関西万博 に行ってみました。

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)に、お越しいただきありがとうございます。


弊社の入庫車両は大阪府堺市だけではなく、全国各地からご依頼をいただいております。


せっかく遠方から高速道路を走りお越しいただいていますので、来店時には大阪・関西をぜひ観光してみてくださいね。とアナウンスしています。



そこで今回は自動車整備ブログではなく、現在開催中のEXPO2025 大阪・関西万博に行った感想をお伝えしますね。



まずは入場チケット事前予約。

(分からない・難しい・ネット手続きが大変だ!!)と思っていましたが、意外と簡単。


前日の夜に公式ホームページからIDとパスワードを設定、メールアドレスや携帯番号などを打ち込んでサクサク進む。


大人 平日チケット ¥6,000‐X2人
お値段分は楽しみたいな。



朝からではなく、お昼12時頃から堺市の弊社を出発しました。


・JR三国ヶ丘駅~JR環状線弁天町駅
・大阪メトロ弁天町駅~夢洲駅。

弁天町駅で乗り換えて、45分ほどで夢洲駅に到着。


液の壁一面がLED液晶で少し近未来的。


開幕から12日目の平日木曜日。
13時には会場前に到着。


そこそこ人は多いが、駅改札口の時点では(今日は空いているな?)と思う。



東口入場ゲートでセキュリティーチェック。
混雑する事なく進んでいくと、大屋根リングが見えてきた。


東口ゲートのミャクミャク。

入場ゲートから大屋根リングまでの間で(まぁまぁ人は多いな!!)に印象が変わる。



住友館を横目に、大屋根リングを通過し内側へ。


ギネス認定の世界最大級の木造建造物。
計画の段階で(これを作りたい)(よしコレで行こう)と決めたのは凄いなと。


シンボルとしては大正解だと思う。





万博は(開催して間もない頃が一番空いている。)(閉会に向けて、大混雑する。)との情報で、開幕2週目にやってきましたが、めちゃめちゃ人多いな!!と。



マスコミのネガティブキャンペーンはどこへやら??
凄く賑わっております。


USA館
アゼルバイジャン館
コモンズ館
コモンズ館内覧


夕方までは人気で行列のパビリオンには行かずに、並んでいないパビリオンや会場全体を歩く作戦。



各国のパビリオン外観を見るだけでも、十分楽しいですよ。



(大屋根リングだけはお金を払ってでも見る価値がある。)

私も何となくそんな気がしたので、まずは大屋根リングに登る。



大屋根リング 想像以上にデカい。

・リングの内側が見れる内周通路
・リングの外側が見れる外周通路
・それを繋ぐ中間の通路
・外周通路の芝生広場で休憩も出来る。


これは見た方がいいですよ。その価値はある。




分別ゴミ箱ロボットがウロウロしてたり。


スペイン館
イタリア館
ベルギー館
ウォータープラザ ラグーン水上ショー
中間の通路から望む六甲山





大屋根リングの屋上通路は3重構造。

一段と高い外周側通路からの眺めは、格別。
南は紀泉山脈。東は生駒山脈。 西は六甲山に明石海峡・淡路島。

晴天の一日だったので360℃全て見渡せます。


ミナト自動車の横にある世界遺産 大仙古墳陵(仁徳天皇陵)。
世界最大のお墓で、前方後円墳の全長が480m 
周濠全体の外周は2.8km

大屋根リングの直径は675m 外周2km


大山古墳陵を見た事がない他府県の方には分かりずらいですが、想像以上に大屋根リングは大きい。

1周30分以上掛けて歩きました。

夕方まではウォーキングのつもりで、会場内を散策。
大屋根リングの上を1周・下を1周。真ん中をウロウロ歩く。



日差しは暖かく、風は涼しい4月の万博観覧日和。

小学生~高校生の団体が多かったですね。
4,5人のグループに分かれてワイワイ楽しそう。


外国の方も結構多い印象。
この日はデンマークdayでデンマーク国王がSPに囲まれて移動していました。



この日の来場者数は10万5千人ぐらい。
老若男女問わず、大賑わい。

気が付いたのはトイレの数がすごく多いなと。
この来場者数でトイレ待ちがほぼ無く、設置場所もアチコチにある。
(よくある大規模イベントでのトイレ待ち大行列は、この日は全く無し。)

日陰やベンチは大屋根の下や会場内にいっぱいあるので、1日10万人ぐらいの来場者数ならキャパ的に余裕でしょうね。



どこでも休憩が出来て、飲み物もキャッシュレスで買える。
ミネラルウォーターペットボトルも160円と高くはない。



大屋根リングを降りて、行列が無く予約もいらないパビリオン内覧。
iPS細胞に人間洗濯機。


落合陽一シグネチャーパビリオン。
入場はしていませんが、近くを通るだけで音と振動がドクドク。

この振動と音を毎日聞き続けるパビリオンスタッフは、体調を崩さないか?心配になる程。

文章と写真では伝わらないけど、行けば分かります。




あとミラー張り外観の印象はターミネーター2のT-1000。
アラフィフの方なら、これも行けば分かってもらえるかと・・・。



チェコ館屋上
大屋根リング拡大





軽く軽食を食べて、チェコ館屋上に登る。

夕日の時間がやってきました。


皆さん夕日待ち。
兵庫県播磨に沈む時がMAX。
リング最上段の外周通路には凄まじい数の人影が増える。



行列だったスペイン館もこの時間帯なら5分くらいで入場可能。

イメージ的には16時には高校生以下の子供・団体は帰っていなくなる。
同時に子供連れの家族もグッと減る印象。


17時からの夕方チケット入場があるけど、18時以降は大人だけの落ち着いた雰囲気になりました。

そうなると人気パビリオンも待ち時間や予約なしで入場可能になりました。



今回の万博は(大屋根リング)(各国のパビリオン外観)を楽しみにしていました。

・大屋根リングは昼と夜では雰囲気が違う。
・屋上の通路も、下の回廊もどちらも歩いた方が良い。

つまらない批判を恐れず、大屋根リングを完成させたのは素晴らしい。


閉会後は解体する方向らしいけど、来場者には強烈な記憶は残るのでイイんじゃないでしょうか。



印象に残ったパビリオン外観3選
(内覧はまだで次回の予定。)


・中国館
一目で(中国館)と分かる外観。 さすが漢字を発明した国だわ。
唯一無二のデザインは素晴らしい。


・タイ館
一目で(おっ、どこの国??)と思うデザイン。
パビリオンのスペースの関係上で、建築物の半分はミラーに映して大きく豪華に。 素晴らしいアイディアと思いました。


・シンガポール館
この赤い球体なんなんだ?? 鱗ヒラヒラしているし。
小さな国が描く大きな夢(リトル・レッド・ドット)
世界地図で見ると国土が赤い点に見えるのを現したそうで、意味と夢があるデザインだなと。



先進国は予想通りの豪華なパビリオン。
USAやフランス・イタリアはもちろん凄い。
バーレーンやチェコも建築物としてカッコイイ。

それでも特に印象に残ったパビリオンデザイン3つを選びました。


ぜひ現地で見てください。
人それぞれ 好きなデザインが見つかると思います。



さて、これはどこの国のパビリオンだと思いますか?
このデザインでその国が分かりますか??


威厳・センス・歴史・パワー
何かを感じれましたか?







螺旋状の木板を並べた円環状構造体により(いのちをリレー)(循環型社会)などを外観で表現したそうです。




海外の人でも日本人でも(一目で分かり圧倒的でパワーがある)ザ・ジャパン・オリジナルデザインなら良かったなと個人的には思う。


(JAPAN日本館)と看板が無ければ、素通りしてしまいそう。
そして帰宅後には思い出す事が出来ないぐらい・・・。



未来ある子供たちが、この建築物を見て何かを感じられるだろうか?
我が国ながら少し残念・・・。



21時にあるドローンショーを見る前に、今回は帰路に。
13時入場・20時半退場 なかなか充実した一日でした。


4月・5月なら。
・スニーカーと夜用に羽織る上着は必要。
・モバイルバッテリーと小さなレジャーシートは有れば便利。

ミャクミャクのお見送りで、電車で帰りました。

比較的電車も空いており、50分ほどで帰宅。
約2万歩強ほど歩きました。


EXPO2025は人に勧めるか?と言われれば、(ぜひ行った方がイイよ!)と言いますね。

思ってる以上に簡単にネット予約出来るし、平日ならパビリオン入場も楽勝。
割高なフード類もあるけれど、お手軽な金額のフードもあるので問題なし。


個人的には平日入場料分は楽しめたので、次は夕方入場券で再訪したいと思います。







GW中もメールでの問い合わせは受付しています~。

ATF交換・DSC・マルチサーブ・リフレッシュプラン
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

それではHAPPY CAR LIFE!!



福井県からレガシィBH5 リフレッシュプラン後編。タイミングベルトとウォーターポンプ交換。マルチサーブでインジェクター洗浄。


前回・前々回ブログで紹介している昴レガシィBH5のリフレッシュプラン。
平成14年式 走行距離7万キロ


https://minato-motors.com/blog/?p=40239 前編
https://minato-motors.com/blog/?p=40290 中編




足回り・下回りの整備の次はエンジン・ATの整備を紹介しますね。



・中古車購入で整備歴は不明。

タイミングベルト交換と同時にウォーターポンプ・サーモスタッドやオイルポンプシール一式交換を提案しました。



タイミングベルトの奥にあるオイルポンプのシール交換。
クランクシールも交換しました。


カムシールはカムのボルトが硬すぎて、緩まないので交換を断念。
(漏れも無いので今回は保留にしました。)





ラジエターアッパータンクの樹脂部分に劣化があるので交換を提案しました。
UP・LOWホースも一緒に交換しますね。



LLCはラジエターリフレッシャーを使用して、脈動圧送式で全量交換します。



スバル定番のパワステポンプからのオイル漏れ。

今回の車両はやや滲み程度ですが、漏れやすいオーリングとカチカチに硬化したゴムホースを予防整備として交換しました。





古いパワステフルードを押し出してから、新しいP/Sフルードで交換し組立ました。

エア抜き作業も行いますね。



エンジンアイドリングを制御するスロットルボディのISCV。

分解してISCVのシャッター部に付着するカーボンを、ケミカルで拭き取ります。

アイドリング安定化には有効ですよ~。




マルチサーブでインジェクター洗浄システムを行います。


燃料ポンプを停止させ、マルチサーブのIN・OUTホースをエンジンフューエルラインに接続。



使用する専用ケミカルは(インジェクションシステムパージ 1000ml)

これをマルチサーブからエンジンに送り込み、エンジン始動させてフューエルラインをシステム洗浄。



アフターケミカルの(エクストリームインジェクタークリーナー)は、納車時に手渡ししています。 後日燃料タンクに投入してください。



・マルチサーブから専用ケミカルをフューエルラインに注入。
・燃料タンクのガソリンは使用せずに、エンジン始動。


インジェクターや燃焼室に届いたケミカルの効果で、インジェクター内部の汚れを除去し、燃焼室やインテークバルブ傘部のカーボンを除去。


作動時間は約70分。
ゆっくり確実に洗浄工程を行います。




エアコンガスもリフレッシュ。

年々減少する冷媒ガスは定期的にチェックしリチャージしましょう。


エコマックスjrでカーエアコンリフレッシュαを施工。
結果的には規定充填量450g±50gに対して、充填されていた量は280g

・全量回収し配管内を真空引き。
・再生クリーニングした冷媒ガスを重量管理でリチャージ。
・同時にコンプレッサー保護強化にニューテックNC-200を注入。



エアコンも定期的なメンテナンスを提案しています。





ATFも交換しますね。

まずはオイルパンを分解して洗浄します。
古い液体ガスケットも除去して、シールを打ち直しますね。


オイルパンを組み立てて、ATFを補充し完全暖機。
ATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続し、圧送式で交換します。


いきなり本命ATFは使用せずに、プレ洗浄を行います。
使用するのはニューテックNC-RFリンシングフルード。

全量イッキに入れ替えますね。

プレ洗浄でここまでキレイになりました。

・左奥が新油のNC-RF
・中央ビーカーが作業前の廃油
・手前右のクリーナーモニターがプレ洗浄後のATF

新油に比べるとマダマダですが、廃油と比べるとかなりキレイになりましたね。



本命ATFにはニューテックZZ51改
全化学合成(エステル系)ハイパフォーマンスATF


スバル4速・5速ATにお勧めしています。


ATFチェンジャーにZZ51改をセットして、もう一度全量圧送式で交換しますね。

完璧に入れ替わりましたね。

ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約5万キロです。
最後にフルードレベル調整を行いました。




納車前の試運転。

いつものコースを走行して、最終チェック。
・高速走行からのブレーキング
・凹凸のある市街地での異音や振動確認。
・直進安定性やステアリングセンターの確認。

工場に帰ってきてからリフトアップ。
・ボルトナットの締め忘れや緩みのチェック。
・オイルの漏れや量の確認。

何度も確認をして納車に備えます。





納車時には約1時間ほどお時間を頂戴します。


作業中に撮影した画像250枚を見ながら、どのような整備をしたのかを説明しています。(画像はコピーをお渡ししています。)


質問があればお答えしていますし、今後の整備アドバイスもさせていただいています。 


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。


レガシィツーリングワゴン BH5のリフレッシュプランを3部のブログで紹介させていただきました。


リフレッシュプランのご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。


・現状の不具合点、不満点
・お預かりできる期間 代車の有無
・今回の整備に掛けられる予算
3点を教えていただけると助かります。


宜しければ何年何月の○○○のリフレッシュプランの総額はいくらですか?と聞いていただけるとお答え出来ます。整備予算の目安にしてくださいね。

https://minato-motors.com/blog/?cat=12 過去の事例

どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

福井県からレガシィBH5 リフレッシュプラン中編。ドライブシャフトO/Hとホイールアライメント調整。


前回ブログで紹介したレガシィBH5のリフレッシュプラン。
平成14年式 走行距離7万キロ 

https://minato-motors.com/blog/?p=40239



3部作ブログ 中編では、引き続きレガシィBH5のリフレッシュプランを紹介しますね。


サスペンションの次はFrドライブシャフトO/H。


ブーツやグリスに負荷が多いフロント側は定期的なリフレッシュをする必要があります。 (リアは負荷が少ないので、今回はパス。)







(壊れたらリビルト品交換でイイんじゃないの??)と思う方もいるでしょう。

リビルト品に使用される(社外ブーツグリス)と(純正ブーツグリスKIT)。
耐久性が違うと思っているのは私だけでしょうか??





耐久性の高い純正ブーツグリスKITを使用して、O/Hしますね。



スタビライザーのブッシュも交換しました。
ここにガタや劣化があると軋み音がしますよ~。








エンジンマウントを全数交換します。
左右のエンジンマウントとATマウントは予定通り交換出来ました。


エンジン上部にあるチッピングロッドはインタークーラーを外す必要があるのですが・・・・。    樹脂製ダクトパイプが硬化して外れない。


無理に外すとインタークーラーが破損する可能性もあり、樹脂製タクトパイプは一部生産終了。


破損させるとエンジンが動かせなくなるので、ロッドの交換を見送りました。





足回り・下回りを組み立てて、ブレーキフルード交換。

エア抜きをしながらフルードを交換しました。



サスペンション整備後には(1G締付)と(ホイールアライメント調整)は必須作業。



それにはホイールアライメントテスターとアライメントリフトが必要です。

整備リフトで組み立て時と実際の走行時では、サスペンションアームの角度が違う。


整備リフトでブッシュを本締めすると、走行時にはアームの角度の変化から(ブッシュが捻じれた状態)で走行します。


捻じれは交換したブッシュに負荷が掛かり早期に破損。
その捻じれを解消するのが(1G締付)



ホイールアライメントリフト上で黄色いテープの箇所のボルトナットを一度緩めてから、本締めしますね。



1G締付後に軽く試運転。
サスペンションのブッシュやショックアブソーバー等を馴染ませます。

そこからホイールアライメント調整。



・ハンター社最新鋭ホイールアライメントテスター WA470ホークアイ
4つのカメラセンサーでホイールに装着したターゲットの動きを捕捉。
瞬時にアライメント数値を演算します。


・イヤサカ社ビシャモンマルチアライメントリフト
国産最高峰の高剛性アライメントリフト
長期に渡り水平レベルを確保。


サスペンション整備が終われば、次回ブログ後編ではエンジンやATの整備を紹介しますね。


どうぞ宜しくお願い致します。