神戸市 アテンザワゴン GJ2FW 17万㎞ 警告灯が再点灯 コ-ドP0401 EGR流量不足過去マニホールド・EGR 過去交換歴有り!
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。
今回のご紹介するのは、兵庫県 からお越しいただいたのは、マツダ アテンザ GJ2FW H28年式 走行距離17万キロ
DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)&マルチサーブのご依頼です。
全国各地からスカイアクティブDの完全煤除去作業 DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼をいただいています。
http://minato-motors.com/blog/?cat=192

オーナー様からお伺いした内容
1・ 約2年前11万キロで警告灯点滅、ディーラー様でインテ−クマニ−ホ−ルド,EGRク−ラ−取替の交換を実施
2・ 再び警告灯が再点灯するも、前回同様 インテ−クマニ−ホ−ルド,EGRク−ラ−にプラス EGRク−ラ−バルブ、スロットルボデ-取替を提案された。
3・ 大変高額になるので、他の選択肢を模索していたところ、
弊社のマツダ クリーンディーゼルのDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)と(マルチサーブの洗浄システム)に辿り着いた。
と言う流れで弊社のお問い合わせメールからご相談を頂き、
メールで数回やり取りし、入庫日を決めて来店していただきました。
ありがとうございます。

来店時に問診をして作業内容の確認と説明。
エンジンの状態をチェックしてから、試運転を行います。
丁寧な問診や試運転とスキャンツールでのライブデータ数値確認などを、30分以上エンジン分解する前に実施します。


エンジン分解の準備が出来ました。
ここまでくれば、慣れた手順でサクサクッと作業して、インテークマニホールドなどを分解します。


やはり、エアーエレメントが目詰りを起こしていますね。
ここまで、汚れた状態で使用し続けて良い事は、何一つ無いです。



いつもに比べて
EGR系統には、多くの煤が蓄積していますね。


分解できましたので、各パーツを確認していきます。



2年前に新品で交換したEGRクーラーの出口
半分以上塞がっていますね。これでは要求されたクールドEGR流用は入ってきません。



エンジンヘッドのインテークポートの煤堆積を確認しますね。
インテークポートの周りにも多く蓄積しています。
4気筒8ポート内にはウエットで頑固な煤が堆積していました。
更にポート内径が狭くなり、明らかに吸気抵抗が掛かる状態ですね。

・過給した空気を高効率で燃焼室に充填。
・強いタンブル流で燃料と空気を撹拌し、燃焼効率を上げる。
これが出来なくなるとスカイアクティブDが得意の、高効率・低燃費・低エミッションが達成されない。
ディーゼルなんて空気を吸ってナンボのエンジンですから、吸えないエンジンは走らないんですよね。


インテークマニホールドも2年前に新品交換していますが、この様な状態になっています。



EGR流入経路の最終端のパイプとスロットルボディには、エンジンオイルと混ざったウエットな煤が堆積しています。
最終端のパイプは完全に閉塞していました。警告灯が点灯するのも当然。
このウエットな煤がEGR流入経路を詰まらせる原因でした。

ドライアイス洗浄の準備が整いましたので、施工しています。
・ボディに煤が付かないように完璧なマスキング
3M社高性能マスカー使用。
・SKY-D用に製作したDSCノズルとアダプター
自社で開発し、用途に合わせて数種類製作。
・DSCの風景もノズル形状も完全なマスキング状態も完全非公開。
ブログで公開しているのは一部のみで、いまだに真似・模倣はされていないようです。
・(エンジンにノーダメージで、短時間で完璧に)がキャッチコピー。

手で触ると簡単に砕けるくらい柔らかい ペレットドライアイス
この様なペレット状のドライアイスを高速噴射して蓄積した煤に当てますと、急速冷却された煤は、縮みクラックが発生し隙間が生まれます。
その隙間に更にドライアイスが入り込んで、昇華爆発力(爆発的に気体に戻る力)利用して、ポート内部の金属面にダメージを与えず、煤だけを除去します。
サンドブラストの様な物体が衝突時に起こす研磨力を利用しないのが、ドライアイス洗浄の最大の特徴です。
尚且つ、ドライアイスは昇華して気化しますので、残留物は残らない。

インテークポートのクリーニング手段としては、ケミカル溶剤、手掘り、ウォルナット(クルミ殻)ブラスト等色々な洗浄方法が存在する事は、2015年 約9年前にDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)を立ち上げる際に候補にしました。
D・S・C Project ディーエスシープロジェクト
http://minato-motors.com/blog/?p=5905
しかし、奥深く複雑なポートの内部を残留物を一切残さず、完璧に洗浄出来る方法は、ドライアイス洗浄しか無いと考え、導入コストは高額でしたが採用しました。


それでは、早速1ショット打ってみます。
ドライアイスが当たった所だけ、綺麗に除去され、母材は無傷で残留物は有りません。
これを、繰り返して8ポート全数洗浄していきます。
たまに、質問を受けるのですが、この除去された煤は何処に行くのですか?
ご安心ください。
企業秘密になるので、お見せ出来ませんが、ドライアイスがで除去された煤は、除去した瞬間 オリジナルの回収装置で完璧に回収され、産業廃棄物として処理されます。
よって飛び散ってボディーを汚すことは有りません。

8ポート全数洗浄完了。
一目瞭然。画像を見るだけで、お分かりいただけたでしょう。
1気筒1気筒丁寧に作業し、煤、キズ、残留物を一切残さない
DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)が完璧な仕上がりで完了、8ポート全数、本来のポート形状に戻すことができました。



各パーツも洗浄が完了しました。







今回のこのお車は、2年前にインテークマニホールドとEGRクーラーを交換していますが、インテークポートの煤はノータッチでした。
よって2年で元の状態に戻ってしまった様です。
インテークポート系統を新車時に近い状態にまで、完璧に綺麗に洗浄する事で、煤によるトラブルは解消されます。
もし仮に洗浄後もトラブルが解消しない場合は、インテーク系の煤が原因では無いと容易に判断できる点も、DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)のメリットの一つと言えます。
完璧に新車の状態を取り戻せない洗浄方法だと、因果関係がはっきりしないまま完了する可能性があります。

新品純正ガスケットを用いてパーツの再組付を行っていきます。

真っ黒に汚れたエアーエレメントも交換します。
エアーエレメントをエアーブロー等で清掃するのは、あまり宜しくありません。
一見綺麗になった様に見えるエレメントフィルター表面ですが、
表面上の大きなゴミはエアーブローで除去出来ますが、細かい小さな汚れの粒子は、エレメントの内部に押し込まれてしまうので、エレメントフィルター目を詰まらせ空気の透過率を低下させます。
空気の流入量不足による煤の発生・ポンピングロス・ブローバイ過多
等々の原因になります。
安価で簡単にメンテナス出来るパーツですので、惜しまず早期交換をお勧めします。


冷却水を充填し、各部圧力テストを行い、漏れが無いのを確認。
また、圧力不良の原因となる、ラジキャップも新品に交換します。
以上で DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)のパートは終了です。

LLCのエア抜き作業を行いながら、オプション整備も実施。
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
(市販の安価な添加剤を投入し様子を見る。)
(高額なインジェクターやDPFを新品交換する。)
この2択しかないところに、(インジェクターやDPFは洗浄して長く使う)という選択肢がある事を弊社ではアナウンスしています。

これらのマルチサーブ専用クリーナーを用いて、DPFとインジェクター及びフューエルラインを洗浄していきます。

ディーゼル車の台数が多い欧州では、このようなエンジン整備機器がポピュラーです。
欧州から導入したマルチサーブでのメンテナンスなどは、日本のディーラーは知らないし、教えてもくれないでしょう。

DPF洗浄システム。
2種類のケミカルを使用してDPF内を洗浄します。
まずは、DPFにダイレクトにマルチサーブのホースを接続。
1液目(DPFクリーナー)をマルチサーブに投入。

作業は、マルチサーブ本体のディスプレイの指示通り進めます。






15分間掛けて、1液目のクリーナーを浸透させた後、
5分間掛けて、暖気運転し、DPFを温めます。






2液目(DPFフラッシュ)をマルチサーブに投入。
内部の汚れを洗浄した1液目のクリーナーを2液目(DPFフラッシュ)で排出する、ススギ洗い工程に入ります。



排出されて来た、廃液回収装置のモニター窓でチェック中

排出された廃液

続けてインジェクター洗浄システムを施工。
フューエルサプライポンプのIN・OUTホースにマルチサーブを接続






ディーゼルシステムパージをマルチサーブに投入。
大容量の1000mlの専用ケミカルを使用して、ゆっくり時間を掛けてフューエルライン(フューエルポンプ・フューエルデリバリーパイプ・インジェクター)を内部洗浄します。
特にインジェクター先端の精密なニードル部の汚れはエンジンパフォーマンスに大きく影響しますので、定期的なメンテナンスは必要です。



70分間アイドリングをしながら洗浄しました。
インジェクター燃料噴射量の再学習も行います。


最後にマフラーから出る白煙廃液排出作業(DPF強制燃焼)を行います。
強力な匂いの白煙と泡々の廃液は、弊社が開発した回収装置で除去。
住宅地にある弊社では近隣に迷惑になる排煙作業はしたくなく、また白煙や匂いを垂れ流して作業するのはプロとして美しくない。




最後に各ユニットの学習値のリセット/再学習を施工。
各センサーの数値・エラーコードに異常が無いか確認
問題なく全ての作業が終了しました。

納車時にはインジェクターとDPFのアフターケミカルを手渡ししています。
マルチサーブで即効的に汚れを落とし、アフターケミカルで遅効的に洗浄する。
後日燃料タンクに投入して走行してください。

納車時には作業中に撮影した画像を見ながら、どういった作業をしたのか?その結果どこまでキレイになり改善したのか?を分かりやすく説明しています。
その時には今後の整備についての質問がありましたら、メンテナンス方法をお知らせしています。

スカイアクティブDは煤が溜まります。
ですが適当に除去すればOKという訳ではありません。
一部のディーラー等でも煤取りを受付しているようですが、そのビフォーアフターの画像も無く、事後の作業説明や今後のアドバイスもないそうです。
これではキレイに除去出来たのかが分からないですよね。
特にエンジンヘッドのインテークポートやインテークバルブ傘部は高効率燃焼に重要な箇所になりますので、弊社ではドライアイス洗浄を用いたDSCで完璧に除去しています。
そのあたりをユーザーさんがブログで見て評価し、北海道や九州など遠方から来店していただいているのだと思います。




本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。
大阪観光と一緒にDSCやマルチサーブはどうですか?
弊社からキタ・ミナミ・USJ・海遊館は30分ほどで到着します。
世界遺産 仁徳稜古墳・大仙公園はすぐ隣ですからね~。
おかげさまでDSCやマルチサーブ、ATF完全圧送式交換のご依頼で全国各地からお越しいただいています。 ありがとうございます。
・ATF/CVTF交換
http://minato-motors.com/blog/?cat=8
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
http://minato-motors.com/blog/?cat=169
・マルチサーブ 洗浄システム
http://minato-motors.com/blog/?cat=270
・提案型整備リフレッシュプラン
http://minato-motors.com/blog/?cat=12
弊社はこの4点を中心に作業をお引き受けしていますので、御見積・ご予約のはHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!