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ウィッシュ 車検と整備の費用はいくら?   まだ診ぬ車両の事前見積り・・・意味あるかな~?

2月後半から3月末は車検繁忙期。

 

毎年この時期はバタバタしている印象がありますね。

 

 

 

 

 

 

 

今回入庫したのはトヨタ ウィッシュ ZNE10

 

H15年式 105000km走行

 

 

 

 

継続検査 と 点検整備の依頼です。

 

 

 

 

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法令点検を実施し、

車両状態をチェック。

 

 

整備プランと見積りを

オーナー様に説明

 

 

 

OKが出ましたので、

順番に紹介しますね~。

 

 

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Frスタビライザーのリンクロッドブーツ破損。(左右とも)

 

経年劣化でゴムブーツが破れていますね。

 

 

 

車検不合格になりますので、

左右新品に交換しました~。

 

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高速ブレーキング時のジャダー

停止間際のグゴグゴ異音

 

 

ブレーキローターの歪みと

ローター表面の焼けで黒いですね~。

 

 

 

 

 

 

ディスクローターを研磨し、

摩擦係数を安定させますね。

 

 

 

 

ローター裏表を0,2mmずつ研磨し、

厚みを計るとは27,6mm。

 

(参考数値  新品 28mm      限度 26mm)

 

 

 

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新品ディスクローターや

研磨後のローター表面は、

 

こんな感じで鈍~い反射になっています。

 

 

もちろん何も映りませんよね。

 

 

 

 

 

自分の顔が映るほど、

ピカピカしたローター表面なら

 

一度ローター研磨をオススメします。

 

 

 

停止時のキュッと止まる感覚が蘇ると思いますよ~。

 

 

(磨耗が酷い場合は新品交換になります。)

 

 

 

 

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ブレーキパッドも新品交換。

 

バックシムにWAKO’S BPR 

(耐熱・耐久・防水 高性能ブレーキパッドグリス)

 

 

パッドホルダーやスライドピンも清掃しました。

 

 

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ウォーターポンプからの漏れ跡アリ。

 

冷却系統のリークテストで加圧しましたが、

今のところは大丈夫。

 

 

次回整備時まで

様子を見ることになりました~。

 

 

 

 

 

サーペンタイン式補機ベルトも、

ひび割れが酷いですね。

 

こちらは交換しましたよ~。

 

 

 

 

 

 

 

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ヒーターホースの樹脂製ジョイント

 

走行中に割れると大変なので、

新品に交換しますね。

 

 

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ラジエターリフレッシャーでLLC圧送式交換

 

エンジン ・ ラジエター ・ ヒーターコア

すべての冷却水をイッキに交換します。

 

 

 

 

LLC再生強化剤を注入して

エア抜き作業。

 

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スロットル・ISCVを分解清掃・

 

 

 

 

非分解モーターも特殊工具で分解し、

ISCVの開閉バルブをキレイにしました。

 

 

 

アイドリング安定化には有効ですよ~。

 

 

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エンジン上部からオイル漏れが酷いです。

 

シリンダヘッドカバーG/Kがゴム製のため、

収縮・硬化でカチカチに。

 

 

キレイに洗浄してから、

新品ガスケットに交換しました。

 

 

 

あまりオイル管理が良くないですね。

 

オイルは定期的に交換しましょう。

 

 

 

 

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スパークプラグ と エアエレメント

ブレーキフルードを交換。

 

継続検査にも合格して、

週末納車となりました~。

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

 

 

メールお問い合わせで質問されるのが、

『車検 ・ リフレッシュプランは、いくらぐらい掛かりますか?』

という内容。

 

 

 

 

 

 

 

(年式が新しい・走行距離が少ない車両)

(過去点検で弊社に入庫された車両)    は別として

 

 

 

 

 

 

10年・10万キロ近く走行している場合は、

いつもこのように返答しています。

 

 

 

>>
基本点検料金は○○円かかります。(+車検諸費用)

お聞きしている年式と走行距離からの判断になりますが、

車検整備に(いくら費用が掛かるか?)というよりも、
(いくらまでの予算を掛けれるか?)の方が重要だと思います。

>>

 

とこんな感じで返信しています。

 

 

 

 

 

(検査諸費用は、どこでしてもそんなに変わらないですし・・・。)
(過去の整備暦・コンディションによって内容が変動しますし・・・。)
(まだ診てもいない車両の費用と言われても・・・・。)

 

 

 

 

 

 

今どこに?いくら?の事前御見積は

実車を診ていない段階では

あまり参考にならないと思いますよ~とお伝えしています。

 

 

 

 

 

 

 

じゃあどうすれば良いのか・・・・?と思いますよね。

 

 

 

・現在の不具合点・不満箇所

(変な音がする)(エンジンが時々xxxになる)など分かる範囲でOK。

 

 

 

・希望される整備

(今回はブログでよく見かけるxxxをしたい)
(NUTECのあのオイルを使いたい。)など

 

 

 

・今回点検整備に掛けれる予算

(車検諸費用込みで○○万円ぐらい)
(リフレッシュ整備に△△万円以内で)

 

 

 

この3点を教えて頂ければ、
予約入庫後に点検して

整備プランを提案しています。

 

 

 

 

 

 

・予算オーバーなもの

・今は必要ないと判断するもの

 

優先順位の低いものから省いて

説明と相談をしながら
ベストな整備プランを決めています。

 

 

 

 

 

継続検査費用は、どこでしても(だいた同じ)。

点検整備費用は、(十車十色) コンディションと予算次第。

 

 

伝わるかなぁ~この感じ・・・。

 

 

レクサス GS350   直噴D-4Sエンジンのインテークバルブ カーボン蓄積。

前回ブログの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=8834

 

 

 

 

 

トヨタ ・レクサス  3GR / 4GR-FSE V6エンジン。

 

(マークX・クラウン レクサス IS GS )

 

 

 

 

 

 

D-4直噴のインテークバルブ カーボン蓄積は、

構造上、どうしても溜まっていきます。

 

s-IMG_3805

 

 

 

 

同じ直噴エンジンでもD-4Sの場合、

バルブ上流に燃料噴射インジャクターがあるので、

 

比較的キレイだと言われています。

 

 

 

 

 

 

ですがそれも

メンテナンス・走行状況次第だな~と

最近はそう感じています。

 

 

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埼玉県からお越しいただきました。

レクサス GS350 GRS191

 

 

 

 

 

 

3,5L V6 2GR-FSE (D-4S直噴エンジン)

走行距離74000km

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

 

一泊二日のお預かり作業です。

 

 

 

 

 

 

 

大阪観光ついでに来店して頂きました。  ありがとうございます。

 

 

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DSCをする為に、インテーク系統を分解します。

 

 

 

 

 

 

INマニホールドのポート式インジェクターは、

ブローバイ過流入オイルと

内部EGRのカーボンでかなり汚れていますね。

 

 

 

 

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s-IMG_3875

 

 

直噴D-4S はポート式インジェクターも搭載し

バルブ上流からガソリンを噴射するのですが・・・・。

 

(一部だけキレイですね。)

 

 

 

 

 

 

このGS350は

洗い流されているはずのカーボンやオイルが、

流される事無く、結構汚れていました。

 

 

 

 

 

それではインテークバルブを

確認しましょうか。

 

 

 

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今まで診てきたD-4Sエンジンでは、

結構汚れている部類に入るでしょう。

 

 

(現オーナー様は3オーナー目の74000km)

 

 

 

 

こうなるとWAKO’S RECSなどの洗浄剤で、

キレイにリフレッシュするのは難しい・・・。

 

 

 

 

 

バルブ傘部のカーボンは燃焼熱で硬化し、

カチカチ・ガチガチになっていますからね。

 

s-IMG_3897 kkkk

 

ドライアイスの性質を利用した次世代洗浄機

グリーンテック社 『ドライアイスパワー

 

 

母材金属にダメージを与えず、

付着物のみを剥離します。

 

 

 

 

 

ドライアイス3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力

イッキにカーボンを除去します。

 

 

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ペレットが直撃すれば、

こんな感じになるのですよ~。

 

 

カーボンに直撃するように、

DSC専用ガンノズルを操作していきます。

 

 

 

ショットして確認。

ショットして確認・・・。

 

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インテークバルブと

ポート内径(深さ10cm)までキレイに洗浄し、

 

 

インテーク系統の各位部品を

元通りに組み立てますね。

 

 

 

 

スロットルボディも清掃し、

ECUも初期化すれば完了です。

 

s-IMG_3903 s-スワール

 

 

 

 

 

 

次はATF交換。

 

オイルパンを脱着して

ATFストレーナーも交換します。

 

 

 

磁石に溜まった鉄粉も除去しました。

 

 

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おそらくATFは今まで無交換でしょう。

 

まずはアイシンAFW+ でプレ洗浄。

 

 

全量イッキに入れ替えますね。

 

 

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中央の黒い旧ATFと比べると、

透明度は回復してきましたね。

 

 

 

ここから本命ATFでもう一度圧送式交換します。

 

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NUTEC ニューテック 最高峰のATF

NC-65』 全化学合成ATF(エステル系)

 

 

 

 

最近はZZ51改よりNC-65を

選択される方が多いのです。

 

 

 

・ATF単価が非常に高額。

・ストリート走行ではあまりにもハイスペック。

 

 

上記理由により

積極的にオススメしている訳ではないのですが・・・。

 

 

 

 

 

それでも敢えて選ばれるのは、

ハイパフォーマンス性能はもちろんですが、

大きいのは超ロングライフ化になるからでしょう。

 

 

s-IMG_7313

 

 

 

NC-65で完全圧送式交換した後、

4万キロ程度のストリート走行レベルでは、

 

あまり劣化していない様に感じます。

 

 

 

NC-65からNC-65のリピート交換作業が

最近増えてきたので特にそう思っています。

 

 

 

 

s-IMG_3945

 

NC-65で全量イッキに

圧送式交換をすると

ここまでキレイになりました。

 

 

 

 

 

注意

(NC-65は薄緑色の為、色味が弱いです。)

(AFW+の赤色にどうしても干渉します。)

 

 

 

s-bbb

 

直噴エンジン特有のカーボン蓄積。

 

メンテナンスで防げる場合と

構造上どうしても防ぐことが出来ない場合がありますね。

 

 

 

経験上ですが

3GR/4RG-FSE 2,5/3,0L  V6・D-4エンジンなら、

5万キロ走行すれば確実に溜まっています。

 

 

 

 

 

 

新車からのワンオーナーで、

メンテナンスを完璧にすれば

 

2GR-FSE D-4Sエンジンの場合なら、

もう少しはキレイ?と思います。

 

 

 

 

過去メンテナンス状態が分からない?中古車購入なら、

カーボン蓄積量は未知数ですけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

正直D-4S直噴は開けてみないと

蓄積量は分からないのが現状ですね~。

 

 

マークX GRX120系   インテークバルブのカーボン蓄積。   スーパーチャージャー有り・無しは関係ないようです。

同一作業が重なるのは、

整備工場あるあるなんですが・・・・。

 

 

 

 

 

先週はDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)が

立て続けに入庫し、少し疲れ気味です。

 

しかも3台とも ATF交換 と DSC のW施工。

 

 

 

 

 

 

 

時間配分を考えながら、

サクサク作業を進めますね~。

 

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神戸市からお越しいただいた

マークX GRX120  8万キロ走行

 

TOM’S スーパーチャージャー仕様の4GR-FSE。

 

 

 

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吸気系統のアルミサージタンクなどの脱着は、

今回初めてなんですが・・・。

 

 

 

 

 

 

トヨタ純正OPなら

そんな無茶な取り回しはしていないだろうと、

今回作業をさせて頂きました。

 

 

(ガスケットの入手に少し手間取りましたけどね・・・。)

 

 

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S/C仕様のためか?大量のブローバイ過流入

 

 

インテーク内はオイルでビタビタ

 

 

 

ん~オイルキャッチタンクは

付けた方が良いかも・・・。

 

 

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スワールCバルブASSY もオイルでベトベト。

 

 

 

オイルで洗い流されたのか?

 

いつも付着しているカーボンは無く

キレイな状態でした。

 

 

 

 

 

 

またバルブも常時全開に固定しているので、

スワール効果を無効にしていましたね。(S/C仕様かな?)

 

 

 

 

 

 

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インテークバルブのカーボン蓄積は

S/C仕様でも関係なく、

大量に蓄積していますね。

 

 

 

 

 

s-IMG_3247s-IMG_3248

 

 

 

 

ドライアイス洗浄機で

ドライアイス3mmペレットを高速噴射

 

 

 

インテークバルブに固着した

カチカチのカーボンを剥離。

 

 

熱収縮昇華爆発力で除去しますね。

 

 

 

 

 

 

kkkk

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s-スワール

 

 

 

 

 

 

 

DSCオプション整備のスパークプラグ交換。

 

NGK イリジウムMAX に交換しました。

 

 

 

 

 

DSCと同時作業なら

交換工賃はお安く設定しています~。

 

 

 

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新車から10年経過していますので、

カーエアコンリフレッシュαも施工します。

 

 

NUTEC 高性能AC添加剤 NC-200も同時注入。

 

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ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

ニューテック最高峰の全化学合成ATF  (エステル系)

 

 

 

 

 

オイルパン脱着・ストレーナー交換

アイシンAFW+でプレ洗浄。

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

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続いて名古屋市からはマ-クX GRX120。

 

リピート来店です。  いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

大阪観光ついでにお越し頂きました。

 

1泊2日で帰る頃には、作業完了しています~。

 

 

 

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走行距離は135000km

 

 

この距離なら十分カーボンは蓄積しているでしょう。

 

 

 

 

 

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シャフト部のカーボンは

大きくなってカマキリの卵状態

 

コレはそんなに固くないので

簡単に除去出来ます。

 

 

 

 

 

問題はバルブ傘部の固着したカーボン。

 

燃焼室からの熱を直接受けているので、

ガチガチに硬化しています。

 

 

 

 

 

エンジンを分解したO/Hか?DSC以外では

キレイに除去は難しいと思いますよ~。

 

 

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工場内に響き渡る爆音。

飛び散るカーボン片。

 

 

 

 

 

車両・ホイールにカーボンが付着しないように、

3M社 マスキングシートで完全防備。

 

 

水・シンナー・各溶剤などもにも強い

最強のマスキング紙。

 

 

1巻き結構高いんですよね~。

 

 

 

 

 

バルブ・インテークポート内壁

全てがキレイになるように、

 

DSCをひたすら繰り返します~。

 

 

 

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こんな感じになりました。

 

完全に除去できましたね~。

 

 

(2枚目画像のバルブの黒丸いのはシミです。)

 

 

 

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前々回はNUTEC ZZ51改。

前回はNUTEC NC-65。

 

 

 

今回もNC-65でATF圧送式交換。

 

 

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デフオイルもNUTECで。

 

 

全化学合成ギアオイル NC-70 75W90

 

 

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最後にWAKO’S RECSを施工しました。

 

(燃焼室内はDSCではキレイにならないので~。)

 

 

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次回ブログも、もう一台のDSC作業を紹介します。

 

 

 

 

 

 

直噴エンジンの中でも、

インテークバルブのカーボンが蓄積しにくい

 

レクサス GS350 V6 3,5L

2GR-FSE 『D4-Sエンジン』

 

 

どれだけ蓄積しているか?

 

お楽しみに~。

 

アルファード 15系 4WD。  継続検査とリフレッシュ整備。

兵庫県姫路市からお越し頂きました。

 

アルファード ANH15W

走行距離135000km

 

 

 

 

2年前にATF交換で来店して頂き、

今回は車検整備を依頼されました。  ありがとうございます。

 

 

 

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基本的な整備とは別に、

足回りのブッシュ関係もリフレッシュしたいと相談されました。

 

 

 

問診と点検。

 

 

ご予算に合わせて整備プランを制作。

 

 

オーナー様からOKが出ましたので、

順番に作業に掛かりますね~。

 

 

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新車時から一度も

清掃していない?スロットルボディ。

 

 

 

 

アクセルワイヤーがあるタイプ(非電制スロットル)なので、

ISCVを分解して清掃します。

 

 

 

 

 

 

 ISCV  (アイドル・スピード・コントロールバルブ)

 

上記画像のアクセルワイヤーで開閉する丸いバルブは、

清掃してもあまり意味がないのです。

 

 

 

アイドリング時のエンジン回転数は、

ISCVのロータリーバルブ開閉で空気量を調整しますから。

 

 

 

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非分解モーターも外して、

ロータリーバルブの開閉チェック。

 

 

 

カーボンが蓄積して

スムーズに動かなくなっていますね。

 

 

 

 

ECUからの指示でモーターが動き、

バルブ開度を調整するのですが・・・。

 

 

バルブ開閉が固いと、リニアな動きが出来ません。

 

 

結果、エアコンON・OFF時に

回転数がもたつく。

 

 

 

 

 

 

洗浄液で清掃して、

組み立て後に再学習すればOKです。

 

 

 

 

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ラジエターリフレッシャーでLLC圧送式交換

 

LLC再生強化剤で

各添加剤を強化します。

 

 

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ブレーキキャリパー4輪ともオーバーホールします。

 

 

フロント側は漏れも無く

シール硬化ぐらいでしたが、

 

リア側はダストブーツの劣化もあり、

ピストンにが付着していますね。

 

 

 

 

 

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ピストン自体の腐食は無く、モライ錆程度。

 

この段階ならクリーニングでキレイになりますので、

シールKITのみの交換で大丈夫です。

 

 

 

あまりにも酷い場合は、ピストン・キャリパー交換になります。

 

 

 

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ブレーキパッドの残量はOK。

 

バックシムのグリスは完全に硬化し、

役目を果たしていないので・・・。

 

 

 

WAKO’S BRP 高性能パッドグリスで塗り直し。

 

 

 

 

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フロントサスペンションは

ロアアーム と ボールジョイントを交換しました。

 

 

特にロアアームは簡単には外れないので、

コツが必要です。

 

 

何台も作業をしているので、もう慣れましたけど・・・。

 

 

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リア側はアクスルビーム式になり、

リアサスペンション全体を外していきます。

 

 

このタイプは8万キロを超えれば、

ビームブッシュは破損していますね。

 

 

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・ブレーキ

・プロペラシャフト

・マフラー

・ドライブシャフト

・デフキャリアASSY

 

 

全て外して

やっとビームを切り離せます。

 

 

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特殊工具SSTを使用して、

左右のブッシュを交換。

 

 

ブッシュの位置決めも慎重に、

オリジナル通りに圧入します。

 

 

 

 

 

ビームの大きさとブッシュ形状のため、

油圧プレスでは交換できないんですよね~。

 

 

こちらも何台も作業しているので、

最近は作業終了が早くなりました。

 

 

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デフキャリアASSYも交換して、

アライメントを調整。

 

 

 

ショックアブソーバーは

次回の整備機会に持ち越しされるようです。

 

 

 

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WAKO’S RECS

カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

 

 

継続検査も終了し、

納車となりました。

 

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

今回のアルファードも、

一切の整備をしなくても

十分車検には合格するコンディションでした。

 

 

 

 

ですが詳細な所まで点検をすると、

案外(劣化・破損)している箇所はありましたよね。

 

 

 

 

車検合格基準は

国が定めた最低限の安全基準。

 

 

車両全体を詳細に

チェックするしている訳ではないのですよ~。

 

 

 

 

リフレッシュ点検を実施して、

予算に合わせてメンテナンス。

 

足りない整備・少し気になる所は、

またの機会にとお伝えしました。

 

 

 

H17年式のアルファード

まだまだ活躍してくれると思いますよ~。

 

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

マークX GRX120  4GR-FSE 直噴エンジン。    インテークバルブ カーボン除去にDSC。

2年前に弊社でATF交換をして頂いた

マークX GRX120

 

http://minato-motors.com/blog/?p=314

 

 

 

 

 

この春に大阪から千葉県にお引越しするそうで、

その前にDSCの施工を希望されました。

 

 

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現在の走行距離が87000Km。

 

 

直噴エンジン4GR-FSE なら確実に、

インテークバルブにカーボンが蓄積していると思います。

 

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エンジンの不具合はないのですが、

たまに始動時のアイドリングがおかしい気がすると・・・。

 

 

 

 

問診時にお聞きしたので、

DSCをする前にスキャンツール(G-SCAN)を接続。

 

データモニターで数値をチェックしてみました。

 

 

 

 

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空燃比F/B学習値 B1 ・ B2 ともに、

大幅なマイナス補正が掛かっていますね。

 

 

リア側O2センサーの数値も不揃いで、

燃料噴射量も 0,046mlと大幅に少ない。

 

 

 

 

 

触媒前のA/Fセンサーから情報で

ECUが燃料噴射量が多いと判断し、

-20~-25パーセントまで噴射量を減らせ!と

指示しているようです。

 

 

(なにか理由があるはずなのですが・・・・。)

 

 

 

 

 

DSCや他の作業が日帰り整備のため、

とりあえず予定通り作業を進めますね。

 

 

 

 

お預かり作業ならジックリ観察できるのに~。

 

 

 

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サージタンク ・ スワールCバルブASSY などを分解し、

インテークポート12個が見えてきました。

 

 

 

 

この車両も例外なく、

ブローバイからのオイル過流入がありますね。

 

 

 

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ポート内径はオイルとカーボンで真っ黒です。

 

 

それではインテークバルブを覗いてみます。

 

 

 

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インテークバルブ 傘部やシャフト部には3mm以上。

 

ポート内径も1mmぐらいの厚みでカーボンが蓄積。

 

 

 

 

 

 

経験上このまま放置すると、

さらに蓄積していきます。

 

10万キロを超えてくると、

強力に硬くなりバルブに固着しだします。

 

 

おそらく燃焼熱でガチガチになるのでしょう。

 

 

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DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

次世代洗浄マシーン ドライアイス洗浄機を使用して

エンジン奥のカーボンを除去します。

 

 

 

ドライアイス 3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力 で、

エンジンに一切のダメージを与えず

 

固着したカーボンを剥離させます。

 

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爆音を響かせながらショットをすると、

ペレットが直撃した部分のカーボンは吹き飛びます。

 

 

 

 

作業者にもバチバチとカーボンが当たるので、

防御面やエプロン等をしないと真っ黒になりますよ~。

 

 

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ポートから15cmほど奥にあるバルブに

ペレットが当たるようにガン操作。

 

 

重いガンとホースを担いで、

キレイになるまでショットを繰り返します。

 

 

 

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最終的にはこんな感じで。

 

 

バルブ・ポート内径 全12箇所  キレイに除去できました。

 

 

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サージタンク や スワールCバルブASSYの

カーボンも除去して組み直し。

 

 

スロットルも清掃し、ガスケット類も交換します。

 

 

 

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スパークプラグも交換します。

(DSC作業と同時なら工賃はお安く設定してます。)

 

 

 

プラグの汚れが多いですね。

 

他のGRエンジンでは

もっとキレイに焼けているのですが・・・。

 

 

 

 

NGK イリジウムMAX )

高性能長寿命イリジウプラグに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

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オプション整備のデフオイル交換。

 

NUTEC ニューテック NC-70 75W90

全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

 

ガスケットも交換して規定トルクで締め付け。

 

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カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

WAKO’S RECS

 

 

こちらもオーダー頂きました。

 

 

 

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いつものように数回の初期化作業

 

 

一度ではエンジン回転数が定まりません。

数回繰り返し、試運転を繰り返すと安定してきます。

 

 

 

空燃比F/B学習値 B1 ・ B2 ともに、

良好な数値になりましたね。

 

 

(B1/B2 は右バンク・左バンクの事です。)

(V6エンジンなので右・左 3気筒なのです。)

 

 

 

 

 

 

DSC前は

・マイナス補正は左右バンク均等に掛かっている。

・ダイアグコードも無く、失火も感じられない。

 

 

 

 

 

普通といえば普通な状態で

スキャンツールを繋ぐか?

排気ガステスターを使用しない限り、

 

異常には気が付かないと思います。

 

 

(時間があれば排気ガステスターで計測するのですが・・・残念。)

 

 

 

 

 

 

作業して気が付いた事は、

・スパークプラグが全数 やや汚れている。(中心電極はキレイ)

・スロットルボディは、さほど汚れていなかった。

・DSC作業後に補正値が回復。

 

 

 

ただECUを初期化し再学習が

完全に終わっていないはずなので、

 

 

数週間後、もう一度来店して頂く事になりました。

 

 

 

 

(初期化後、アイドリング安定が学習完了ではないそうです。)

(最低でも30分以上を走行しないと、本学習完了にはならないので。)

 

 

 

 

 

その時にどんな補正値になっているかで、

DSCで治ったのか?

それ以外に故障箇所が有るのかが

分かると思います。

 

 

 

 

それではHappy Car Life!!