マークX GRX120系 インテークバルブのカーボン蓄積。 スーパーチャージャー有り・無しは関係ないようです。
同一作業が重なるのは、
整備工場あるあるなんですが・・・・。
先週はDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)が
立て続けに入庫し、少し疲れ気味です。
しかも3台とも ATF交換 と DSC のW施工。
時間配分を考えながら、
サクサク作業を進めますね~。
神戸市からお越しいただいた
マークX GRX120 8万キロ走行
TOM’S スーパーチャージャー仕様の4GR-FSE。
吸気系統のアルミサージタンクなどの脱着は、
今回初めてなんですが・・・。
トヨタ純正OPなら
そんな無茶な取り回しはしていないだろうと、
今回作業をさせて頂きました。
(ガスケットの入手に少し手間取りましたけどね・・・。)
S/C仕様のためか?大量のブローバイ過流入。
インテーク内はオイルでビタビタ。
ん~オイルキャッチタンクは
付けた方が良いかも・・・。
スワールCバルブASSY もオイルでベトベト。
オイルで洗い流されたのか?
いつも付着しているカーボンは無く
キレイな状態でした。
またバルブも常時全開に固定しているので、
スワール効果を無効にしていましたね。(S/C仕様かな?)
インテークバルブのカーボン蓄積は
S/C仕様でも関係なく、
大量に蓄積していますね。
ドライアイス洗浄機で
ドライアイス3mmペレットを高速噴射。
インテークバルブに固着した
カチカチのカーボンを剥離。
熱収縮と昇華爆発力で除去しますね。
DSCオプション整備のスパークプラグ交換。
NGK イリジウムMAX に交換しました。
DSCと同時作業なら
交換工賃はお安く設定しています~。
新車から10年経過していますので、
カーエアコンリフレッシュαも施工します。
NUTEC 高性能AC添加剤 NC-200も同時注入。
ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65
ニューテック最高峰の全化学合成ATF (エステル系)
オイルパン脱着・ストレーナー交換
アイシンAFW+でプレ洗浄。
キレイに入れ替わりましたね。
続いて名古屋市からはマ-クX GRX120。
リピート来店です。 いつもありがとうございます。
大阪観光ついでにお越し頂きました。
1泊2日で帰る頃には、作業完了しています~。
走行距離は135000km。
この距離なら十分カーボンは蓄積しているでしょう。
シャフト部のカーボンは
大きくなってカマキリの卵状態。
コレはそんなに固くないので
簡単に除去出来ます。
問題はバルブ傘部の固着したカーボン。
燃焼室からの熱を直接受けているので、
ガチガチに硬化しています。
エンジンを分解したO/Hか?DSC以外では
キレイに除去は難しいと思いますよ~。
工場内に響き渡る爆音。
飛び散るカーボン片。
車両・ホイールにカーボンが付着しないように、
3M社 マスキングシートで完全防備。
水・シンナー・各溶剤などもにも強い
最強のマスキング紙。
1巻き結構高いんですよね~。
バルブ・インテークポート内壁
全てがキレイになるように、
DSCをひたすら繰り返します~。
こんな感じになりました。
完全に除去できましたね~。
(2枚目画像のバルブの黒丸いのはシミです。)
前々回はNUTEC ZZ51改。
前回はNUTEC NC-65。
今回もNC-65でATF圧送式交換。
デフオイルもNUTECで。
全化学合成ギアオイル NC-70 75W90
最後にWAKO’S RECSを施工しました。
(燃焼室内はDSCではキレイにならないので~。)
次回ブログも、もう一台のDSC作業を紹介します。
直噴エンジンの中でも、
インテークバルブのカーボンが蓄積しにくい
レクサス GS350 V6 3,5L
2GR-FSE 『D4-Sエンジン』
どれだけ蓄積しているか?
お楽しみに~。