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奈良県からマツダCX-5 リフレッシュプラン 前編。ガソリン直噴エンジンにドライアイス洗浄!! 

奈良県からお越しいただいたのはマツダCX-5 KE5FW ガソリン車 走行距離10万キロ

車両全体をリフレッシュ整備する(リフレッシュプラン)のご依頼で予約入庫しました。



弊社が提案しているリフレッシュプラン。
コンセプトは(10年10万キロ以上走行した車両を、ある程度の予算を掛けてもう一度新車時のコンディションに近づける整備の提案)

主にエンジン・AT・サスペンション・ブレーキなど動力系・駆動系・制動系などを中心に整備しています。 (外装内装は専門外なので不可)




リフレッシュプランを始めて早15年。
累計何百台の車両をリフレッシュプランで整備してきました。

膨大な整備データと各車両用の専門工具(SST)
データと工具・設備が無いとリフレッシュプラン同様の作業を行うのは難しいでしょう。


おかげさまでリフレッシュプランの予約は常時埋まっており、基本的には2か月~5か月ほどお待ちいただく事が多いです。


(来月にリフレッシュプランを依頼したいです!!)とメールをいただいても、ほぼ満杯の為に数か月はお待ちいただく事になりますので、余裕を持って計画的にご相談をいただけると幸いです。






過去のリフレッシュプラン事例の一部ですが宜しければを覗いてくださいね。https://minato-motors.com/blog/?cat=12

(○○年○○月の△△△のブログは総額でいくら掛かりましたか?)と問い合わせいただけるとお答え出来ます。 整備予算の参考にしてくださいね。




入庫してから問診。
メール相談時の内容から、もう少し詳しく聞いていきますね。


・試運転をして事前ホイールアライメント測定。
・排気ガステスト・バッテリー充電テスト。
・リフトアップして全体を点検。




リフレッシュプラン受付時にお聞きしているのは、
・車両現状の不具合や不満点
・お預かり出来る期間
・今回のリフレッシュ整備に掛けれる予算



整備予算は車種別に下限価格を設定しています。
あまりにも少なすぎる整備予算では、ブログのようなリフレッシュプランを実行するのは難しい。


希望整備と予算とのミスマッチを防ぐために、受付時には3つの質問をさせていただいています。






点検をして整備プラン見積を制作し提案。
メールで御見積書を送信し、作業内容をTELにて説明。


相談しながら整備内容を決めて、OKが出れば作業を始めます。

エンジンヘッドカバーガスケット交換
スパークプラグ交換。

スパークプラグはNGK最強の高性能長寿命スパークプラグ(プレミアムRX)を使用しました。



インテークマニホールドを外してインテークバルブ傘部の状態を確認。

ガソリン直噴エンジンのウィークポイントのインテークポート内は煤だらけになっていました。


ディーゼルのインテークにも煤が堆積しますが、ガソリン直噴も原因は異なりますがインテークバルブ周辺にカーボン(煤)が堆積するのです。




細長い筒状のインテークポート。
その最深部にあるインテークバルブ。

強固に固着したカーボンを手作業での完全除去は難しい。


弊社ではドライアイス洗浄機を用いて、DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)を施工して煤を完全除去します。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のPR動画も公開しています。









・ドライアイスを圧縮空気で高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で固着した煤を剥離。
・母材金属にダメージを残さず、短時間で完璧に除去可能。



テストショットをすると、ドライアイスペレットが直撃した箇所だけキレイになりましたね。




それではドライアイス洗浄でポート内を完全除去します。

4気筒8ポート全て除去完了。


吸気流とガソリンを短時間で撹拌し、点火燃焼させる直噴エンジン。
気流をコントロールし撹拌効率を高めて、空気とガソリンを混合気に変える。


重要なのはインテークポートとバルブ傘部。
ここが煤で形状が変ると、効果的な撹拌が出来ないので燃焼ミスが増えるのです。


定期的に吸気系をリフレッシュしましょう。




インテークマニホールドを新品ガスケットで組立。
スロットルボディ清掃初期化をしました。


また劣化している液体封入式エンジンマウント右側のみ交換。
これでエンジンフケ上りも向上し、アイドリング時の微振動も解消されるでしょう。



エンジン冷却水LLCをラジエターリフレッシャーで圧送式交換。

エンジン・ヒーター・ラジエターのLLCを全量交換してリフレッシュ。
最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤注入で防錆消泡性能を強化します。



冷却水LLCも定期的な洗浄と交換は必要ですよ~。

マルチサーブ インジェクター洗浄システム。

インジェクションシステムパージを使用して、燃料系統をケミカル洗浄。



燃料タンクからのフューエルラインを切り離し、マルチサーブのホースを接続。

インジェクションシステムパージをエンジンに送り込み、インジェクターの噴霧口や燃焼室のカーボンや汚れをシステム洗浄します。



エンジンを掛けながら60分間。
ゆっくり確実に内部洗浄しますね。


納車時にはマルチサーブ アフターケミカル(エクストリームクリーナ)1本を手渡ししています。

後日燃料タンクに注入し、遅効的に燃料系を洗浄します。



カーエアコンリフレッシュαでエアコン冷媒をリフレッシュ。


年々減少する冷媒ガスを回収し再生。
真空引き後に規定充填量の冷媒ガスをリチャージ。



規定充填量490gに対して、回収できたガスが270g。
結果的には220gほどガス量が足らなかったようですね。



ガス量が少ない状態でのAC使用は、冷えも悪いですがコンプレッサーの負荷も大きい。 また燃費も悪くなります。


定期的にエアコンガスも点検しましょう。



CX-5 リフレッシュプランの前半が終了。
次回後半ブログでサスペンション・ブレーキ・ATFなどの作業を紹介しますね。



引き続き宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

大阪市からレクサスIS350 ATF完全圧送式交換 forニューテックNC-65

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。


大阪市からお越しいただいたのはレクサスIS350 GSE31 8速AT 走行距離4万キロ   ATF完全圧送式交換のご依頼です。


弊社ATF交換のリピートユーザーさんで、前回はレクサスGS-Fで来店されました。  ありがとうございます。

その時はニューテックNC-65でATF交換をしたのですが、その感触が非常に良かったので(今回はIS350にもNC-65で!!)と依頼されました。


問診をして試運転。
リフトアップしてATFの状態をチェック。


ATFに問題が無かったので、オイルパンを外しますね。

オイルパンを外して洗浄。
磁石に付着した鉄粉も除去。
ATFストレーナーも同時交換。

オイルパンガスケットを交換して組付けますね。



ATFを補充し完全暖機。
ATFチェンジャー(トルコン太郎)をATに接続。

密封式ATなので外部ホースがありませんから、圧送式交換用のアダプターを接続して圧送式交換の準備が完了。


まずはプレ洗浄。
ニューテック リンシングフルードNC-RFで全量イッキに圧送式交換します。


ニューテック社に提案して開発していただいたのがニューテックNC-RFリンシングフルード。

この後に使用する高額な本命ATFを使用する前に、NC-RFでプレ洗浄します。


・左奥の新油モニターがNC-RF
・中央ビーカーが作業前の廃油
・右手前クリーナーモニターがプレ洗浄後のATF

プレ洗浄後はATFの透明度は回復しました。


15分間のインターバル後に本命ATFで再交換します。



ニューテックNC-65
全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)


極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス。
市販ATFでは最強レベルの油膜性能。

ニューテック最高峰ATFのNC-65
みんカラ等のSNSでも絶賛されていますので、弊社があらためて宣伝する必要はないでしょう。


実際弊社のATF交換依頼の7割以上は(NC-65)を選択されます。
リピートの方ならほぼ100%の方が指名されますね。

NC-65で交換が完了。
NC-65は少し薄緑色のフルードで、交換後のATFは少し茶色でした。


交換効率は95%以上なのですが新車時のATFの着色料(赤色)が薄緑色のNC-65に少しでも混じると色が干渉します。

ですがほぼ純正ATFからNC-65に入れ替わりましたのでご安心ください。


最後にATFクーラーを洗浄して、油温検出モードに移行しATFレベル調整を行いました。(モードに移行しないとATFの量が正確に調整出来ませんよ~)





リアデフオイル交換はニューテックNC-70を使用しました。
75W90 全化学合成ギアオイル(エステル系)


オプション整備(LLC圧送式交換)


年々劣化するLLC冷却水を全量交換します。
ラジエターリフレッシャーでの脈動圧送交換は、エンジン・ラジエター・ヒーターコアの中のLLCを全量交換してリフレッシュ。


最後にLLC再生強化剤を注入して、防錆消泡性能を強化します。
(LLC強化剤は以前は赤・青・緑と色分けしていましたが、このロットから無色透明タイプに変更しています。)


LLCもATF同様に定期交換しましょう。


オプション整備 (スロットルボディ清掃初期化)

構造上スロットルボディにはカーボンが僅かに堆積します。
その堆積した汚れがエンジンアイドリングの不安定になりますので、定期的に洗浄して学習値初期化しましょう。


この年式あたりから学習値初期化にはスキャンツールが必須になりますので、従来の方法では初期化が出来なくなりました。


最後に試運転をして無事納車。
朝9時半入庫で当日夕方納車になります。


納車説明時には作業中の画像を見ながら、内容をお話ししています。
希望が有れば画像コピーもお渡していますよ~。

レクサス車のATF完全圧送式交換の御見積・ご予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。


必要事項を記入していただければメールにて案内をさせていただきます。
それではHAPPY CAR LIFE!!


大阪府 ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 3部作 後編。 ATF圧送式交換・マルチサーブ・ホイールアライメント調整!!

前回・前々回ブログから3部に分けて紹介しているハイエースKDH201のリフレッシュプラン。


https://minato-motors.com/blog/?p=42010 エンジン整備
https://minato-motors.com/blog/?p=42093 サスペンション整備

エンジン・サスペンション・ブレーキなどの整備が終了し、次はATF交換を紹介します。


ATF交換をする前に、まずはオイルパン洗浄ストレーナー交換一式。


・オイルパンは洗浄し、磁石の鉄粉を除去。
・ATFストレーナーも交換。

某国から直輸入している特殊液体ガスケットでオイルパンをATケースに装着。

このガスケットは非常に高性能で作業性抜群。
装着後の養生タイムも必要なく、作業時間が短くなり耐久性も抜群。


ガスケット自体は企業秘密でお見せ出来ませんが、これのおかげでオイルパン洗浄ストレーナー交換一式を含むATF交換は日帰り納車が可能になっています。


排出した分のATFを補充し、完全暖機。

本命ATFを使用する前に、まずはプレ洗浄。
ニューテック謹製プレ洗浄専用フルード(NC-RF)



これを使用して全量イッキに圧送式交換しますね。

・奥に見えるのが新油のNC-RF
・中央ビーカーが廃油のATF
・手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のATF

黒みを薄くなり、少し透明度が出てきましたね。




エンジンを掛けながら15分のアイドリングタイム。
次は本命ATFで交換しますね。


本命ATFにはニューテックZZ51改。
全化学合成ハイパフォーマンスATF(エステル系)


こちらでもう一度圧送式交換を行いますね。

キレイに入れ替わりましたね。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約5万キロになります。



デフオイル交換はガルフプロガード75W90 LSD対応



マルチサーブでインジェクター&ターボチャージャー洗浄を行います。


前編ブログでアディショナルインジェクターを洗浄した(ディーゼルシステムパージ1000lm)の残りを使用して、エンジン インジェクターをシステム洗浄



サプライポンプのIN・OUTホースにマルチサーブのホースを接続すれば準備完了。

約70分ほどエンジンを作動させながら燃料ラインを洗浄し、機能回復させます。



次は引き続きターボフィンに付着する煤を除去します。
使用するケミカルはディーゼルターボサーブ1000ml。

こちらも70分ほどエンジンを掛けながらの洗浄工程。

次はDPFシステム洗浄。
2種類のケミカルを使用して洗浄しますね。


マルチサーブのホースをDPFに繋がるパイプに接続。

まずは1液目(DPFクリーナー)をマルチサーブに投入。


次は2液目のDPFフラッシュを投入。

最後にエンジン回転数を上げて、廃液排出作業。
猛烈な異臭と泡泡の廃液が出てきます。

弊社では廃液を回収する装置を自社製作し、廃液を外に漏らさないようにして作業をしています。

装置の一部をクリアパイプにし、廃液の状態を観察。
今回の廃液は茶色気味の色でした。





最後にDPF強制燃焼。
すると一段と猛烈な異臭と高温の排気ガスが出ますが、回収装置で無害化していますので全く問題なし。

装置がないと凄い白煙と異臭で大惨事になるでしょう。


整備リフトからアライメントリフトに移動。
中編ブログで行ったサスペンション整備の続きを行います。


(1G締付)と(車高調整)

不要なブッシュテンションを開放し、サスペンションアームを本締めします。
同時に車高を調整しますね。


黄色いテープの箇所が仮止め箇所。
一度ボルトナットを緩めて本締めするのが1G締付作業。

ハイエースはフロント車高調整機構がありますので、リア車高を考慮しながらフロント車高数値を算出。

赤い糸で仮想水平ラインを引いて、フロント基準点から車高調整しました。


そこから軽く試運転を実施。
サスペンションブッシュを馴染まします。



そしてホイールアライメント調整を行いますね。

サスペンション整備後はこんな感じで数値はバラバラ。
これでは真っすぐ走りそうにないですよね。


車体下から微調整をしていきますね。

フロントはキレイに整いました。
リアは調整機構がないのですが、数値的には問題ないでしょう。


これで直進安定性の高いハイエースに戻りましたね。



納車前の最終試運転。

いつものテストコースを走行し、直進性やブレーキング等のテストを繰り返す。
異音や振動が無いかを確認しながらのチェック走行。


リフレッシュプランは近畿圏だけではなく、全国各地から依頼されます。
整備後のチェックは入念過ぎるほど行って、納車準備が整いました。




納車時には作業時に撮影した画像を見ながら、内容を説明させていただいています。

また今後の整備アドバイスもしていますので、どうぞ宜しくお願い致します。



3部に分けて紹介したハイエースKDH201のリフレッシュプラン。

今回は整備予算多めで広範囲に整備をしましたので、まだまだ良い状態で使用できると思いますよ。



リフレッシュプランのご依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。 https://minato-motors.com/contact/

<1>現在の車両状態・不満点・不具合点
<2>お預かり出来る期間 入庫可能曜日(平日or土日祝)
<3>整備に掛けられる予算

整備予算に関しては車種毎に下限を設定しています。
余りにも少なすぎる予算ではリフレッシュ整備が出来ませんので、ご理解の程宜しくお願いします。




宜しければ過去のリフレッシュプラン事例を見ていただいて、○○年○○月の△△△の整備は総額でいくら掛かりましたか?と聞いていただけるとお答え出来ます。https://minato-motors.com/blog/?cat=12 整備事例


それではHAPPY CAR LIFE!!



大阪府 ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 3部作 中編。 サスペンションとブレーキ整備。

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

前回ブログから引き続いて、大阪府から入庫したトヨタ ハイエースKDH201 平成25年式 走行距離36万キロのリフレッシュプランを紹介しますね。




リフレッシュプランはある一定の年数・走行距離が経過した愛車は(ある程度予算を確保し、イッキに整備した方が結果的には経済的)だとアナウンスしています。

無計画にバラバラな時期に整備するよりも、まとめて整備した方が(効果的で高賃も節約できますよ。)のが3部作のブログで伝わればと思っています。

前編ブログでは車体からエンジンを降ろしてのエンジン系整備を行いました。
https://minato-motors.com/blog/?p=42010




今回中編ブログはサスペンションなどの足回り・下回りの整備を紹介しますね。


Frロアアームのブッシュ交換。
油圧プレスとSSTで圧入交換しました。


4WDと比べると2WDのFrロアアアームブッシュ交換は簡単ですね。
(但しSST専用工具があればですが。)

ストラットバーブッシュも一式交換しました。

このブッシュでキャスター角を決めており、摩耗でガバガバになるとホイールアライメントが大きく乱れますよ~。








・Frナックルからハブ-サブASSYを分解。
・ハブからディスクローターを分解。


Frハブベアリングを交換しますね。
(これも交換にはSSTが必要。)


外したディスクローターを研磨再生します。

ディスク面の凹凸が酷いですが、数回の研磨作業でフラットにします。
(もちろんディスクの厚みを測定しながら。)


最後に耐熱塗装をしてフィニッシュ。

研磨したディスクローターと交換したハブベアリング。

組付けて(ディスク振れチェック&調整)
これを怠ると高速ブレーキング時に振動が出ますよ~。
振れが最小になるよう組付け調整しました。



これは新品ディスクローターでも、研磨したディスクローターでも同様に必要な作業です。  ですが意外と省いている整備工場は多いでしょうね。


ロアボールジョイントを交換して、アッパーアームASSYとショックアブソーバーを交換しました。




アッパーアームのボールジョイントは単体部品供給がないので、アームASSY交換になります。



ブレーキパッドはシムキットも交換して、WAKO’S BPR高性能ブレーキパッドグリスで組立。


ブレーキキャリパーもO/H。
キャリパーを分解洗浄して、シールKITで組立。
ホルダー側も洗浄してブーツ交換・グリスアップ。




フロントサスペンションやブレーキなどを組立完了。

スタビブッシュ一式も同時交換。







次はリアサスペンションなどを整備します。

アクスルシャフトを引き抜いて、ベアリングとオイルシールを交換しますね。

SSTと油圧プレスでシャフトを分解し洗浄。

シャフトからベアリングを抜き取るにも、SST専用工具が必要。
弊社では(早く・簡単に分解出来るよう)SSTは自社製作しています。




新しいベアリングとオイルシールで組立ますね。
位置決めが悪いとオイル漏れになりますので、圧入位置を測定しながら組み立てます。







リアブレーキライニングシュー交換。

すり減ってガバガバなリアブレーキでは制動が弱く、コントロールがしにくいですよね。


ブレーキシリンダのカップKITも同時に交換しました。

ブレーキドラムは研磨にて再生。
組立後にクリアランス調整をしました。


通常リーフスプリングブッシュは打ち替え交換するのですが、走行距離36万キロで今後も重い荷物を積載するので、左右リーフスプリングはASSY交換しました。


同時にショックアブソーバーも交換しますね。

エンジン・サスペンション・ブレーキの組立整備が完了。

エンジン始動前に前編ブログで抜いていたAC冷媒ガスのリチャージと、LLCを圧送式交換を行います。



・カーエアコンリフレッシュαでAC冷媒ガスをリチャージ。
・ラジエターリフレッシャーでLLC圧送式交換


エンジン始動をしながらの並行作業。
最後にLLC再生強化剤を注入し。エア抜き作業。

ラジエタータンクキャップも交換しました。



これでタイヤを付けて整備リフトから車体を降ろす事が出来ますね。



中編ブログはここまで。

次回の後編ブログではATF交換・マルチサーブ洗浄・ホイールアライメント調整などを紹介します。

お楽しみに!!
HAPPY CAR LIFE!!





大阪府 ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 3部作 前編。 エンジン降ろして全周整備。オイル漏れ・煤堆積・タイミングベルト交換などなど。

本日はミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

トヨタ ハイエースKDH201 平成25年式 走行距離36万キロ
地元大阪府からリフレッシュプランの依頼で入庫しました。


弊社のリフレッシュプランとは(10年10万キロ以上走行した愛車を、ある程度の費用を掛けて、もう一度新車時のコンディションに近づける)整備メニュー。




もちろん新車にはなりませんが、どこまで整備をし新車に近づけれるかを紹介しますね。


今回は紹介内容が多いので、3部に分けてお伝えしますね。

問診をしてから試運転。

ECUのダイアグコードやライブデータを確認し、事前ホイールアライメント測定を行います。

整備リフトに移動しリフトアップし、タイヤを外して車両点検。


バッテリーアナライザーで充電状態をチェック。
足回り下回りやエンジンなどを入念に点検しますね。


その点検結果から、整備プラン見積を制作。
オーナーさんと協議し内容にOKがいただけたので作業を始めますね。

リフレッシュプランでは予約入庫前に前金をお振込みしていただいています。

サスペンションなどの足回り下回りの部品は(そんなに頻繁に交換する部品)ではないので、メーカー在庫が薄い。

入庫してからそれらの部品を発注し在庫切れでは、納期に間に合いません。




そこで(事前に交換すると決めた部品類)は、事前に取り寄せしておく。

ブレーキやエンジン補器類の部品など在庫切れの可能性が低い部品類は、
整備プラン見積確定後に発注しています。

まずはフロントサスペンションを外しました。


今回の車両はエンジン整備の比重が多い内容です。
・ウォーターポンプやタイミングベルト交換
・ディーゼルインテークの煤除去
・排気側のアディショナルインジェクター洗浄
・エンジンヘッドカバーガスケットからのオイル漏れ
・劣化したエンジンハーネス交換


エンジン回りの整備が多く、狭いエンジンルームに上体を突っ込んで作業するのは大変。


フロントサスペンションが外れている時なら、簡単にエンジンが降ろせますのでサクサクッと分解して車体からエンジン/ATを降ろしました。



この状態でならW/Pやアディショナルインジェクターやハーネス交換の作業性は良好。


昇降式電動テーブルリフトに載せた状態で、各部品を交換作業。
しゃがんだり、覗きこんだりせずに、好きな高さで整備可能。

整備士的には非常に楽チンです。



長年オイル漏れを放置して走行した結果、ハーネス内にエンジンオイルが混入。

どこからか?ハーネス配線にオイルが侵入し、毛細管現象でリレーボックスまで届いていました。






・ウォーターポンプやタイミングベルトベル交換
・各ベルトプーリー/テンショナー交換
・サーモスタッド ラジエターホース類交換
・オルタネーターワンウェイクラッチプーリー交換
・エンジンインシュレーター交換


分解しオイル汚れを除去。
その後に部品を組み立てます。


オルタネーター ワンウェイクラッチプーリー交換。

おそらくどこかで整備工場でリビルト品のオルタに交換したのでしょう。
装着されていたオルタのプーリーはワンウェイクラッチ式ではなく、ただの金属プーリーでした。


これだとベルトの早期摩耗やベルト異音の原因になるので、使用するのは良くないですね。

新車時と同じ純正ワンウェイクラッチプーリーに交換しました。






エンジンオイル漏れは定番のシリンダヘッドカバーガスケットの劣化。

カバーガスケット一式を交換しました。




ターボチェージャー後ろに装着されている第5のインジェクターが(アディショナルインジェクター)。

DPF(DPR)の強制燃焼用の燃料噴射装置です。




このAd/インジェクターの噴霧状態・エルボパイプの煤堆積などが原因で、DPFの再生頻度増加・再生時間の増加・燃費悪化などがハイエースによくある症状。



メーカーが推奨交換している(対策済みエルボパイプ)装着車でも、不具合が多数ありますので、弊社では定期的なマルチサーブ洗浄をおススメしています。




エルボパイプは特殊洗浄をして再生。
堆積している煤を洗浄して、噴霧状態を回復させます。



次にAd/インジェクターは、単体でマルチサーブ洗浄をを行います。



・Ad/インジェクターにマルチサーブのホースを接続。
カプラー配線には疑似信号を送って、ニードル部をオープンにします。


・マルチサーブからインジェクター洗浄用ケミカル(ディーゼルシステムパージ)を強制圧送。  ケミカルの効果でインジェクター内部や噴霧口の汚れを強制洗浄しますね。



噴霧した後のケミカルは回収し、このあとで行うエンジン/インジェクター洗浄時に濾過再利用します。



・ニードル噴霧口からケミカルが出ているのが良く分かりますね。
15~20分間作動させての洗浄工程。


Ad/インジェクターのバックアップリングも交換し、キャタリティックコンバーターの内部フィンも洗浄しました。


DPF(DPR)の再生燃焼の正常化には、DPFだけではなくこれらの装置のメンテナンスも重要なのですよ。



DPF(DPR)の警告灯点灯・再生燃焼不良は、安易にDPF交換と結びつけますが、実はDPF以外が原因で不具合が起きている場合が多い。

大切なのは(なぜ?DPFが正常に機能しなくなったのか??)を調べなくては意味無いですよね。





排気側と反対の吸気インテーク側の煤をDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で除去しますね。


通常ハイエースのインテーク煤除去作業はDSCは不可で、車上でマルチサーブのケミカル洗浄を行います。  (狭いエンジンルーム内でドライアイス洗浄をする作業スペースが無いから。)




今回はエンジンを降ろしていますので、作業スペースは十分。

マルチサーブのインテーク洗浄システムをせずに、マツダSKY-D同様にDSCで煤を除去しますね。



インテーク第一段階分解。

これでインテークマニホールド内が目視出来ます。
この時点で煤堆積が酷いので、第二段階分解に進みますね。


・インテークスワールコントロールバルブ
・インテークマニホールド
・エンジンヘッド インテークポート

ディーゼルの煤が大量に堆積していました。





スワールコントロールバルブの動きも渋く、これでは3段階のバルブ開閉制御が出来ず、本来のエンジン性能を発揮するのは難しい。



ディーゼルは吸気流の制御が出来ないと、燃料撹拌がうまく機能せずパワーダウン。     走らないので必要以上にアクセルを踏むと、さらに燃費悪化の悪循環。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
唯一無二の弊社オリジナル洗浄系整備。

・マツダSKY-Dや三菱デリカD-5のディーゼル
・ハイエース・ランドクルーザー系のディーゼル
・トヨタ GR系V6ガソリンエンジン
・マツダ直噴ガソリンエンジン  などなど。


弊社が世界で初めて自動車エンジン整備に、ドライアイス洗浄機を用いた整備を実用化したのは10年ほど前かな。




ディーゼル/ガソリン直噴の各エンジンの吸気に堆積するカーボン(煤)を,10年以上除去し続けています。


累積台数は数えてはいませんが、おそらく数千台は施工済み。
この分野に限って言えば(世界一の除去施工台数)だと自負しています。


4気筒8ポート全て煤除去完了。


ビフォーアフターを見れば一目瞭然。

・ディーゼルは空気を吸ってナンボのエンジン。
・吸えないディーゼルなんて本来の性能を発揮出来ない。


施工時の画像を、納車時に見せて説明しています。
皆さんが驚くのは(ここまで詰まっていれば、燃費も加速も悪いのは理解できる。)と。


ディーゼル吸気系のメンテナンスの重要性は、意外と皆さん知らないんですよね。

お役御免のグロープラグも同時に交換しました。


・インテークマニホールドと吸気シャッターバルブを洗浄。

・スワールコントロールバルブの開閉確認。

・水冷EGRクーラーは溶接部のクラックで再利用不可。新品交換。

・吸気ダクトなどは(金属製対策品)に交換。






並行してラジエター関係も交換しました。

ホース・エアフロ・エアエレメントも交換。





ハイエースのエンジンハーネスは、熱劣化で樹脂部分が割れるんですよね。

カプラーぐらいであればリペア可能なんですが、ハーネスを固定している樹脂ステー部分が結構割れるのです。

そうなるとハーネスが部品と接触し、被膜が破れてショートなどが発生。
訳の分からない故障の場合、意外とハーネス破損の可能性もあるんですよ。



今回は整備予算を多めに確保していただいたので、エンジンハーネスASSY交換を提案し交換しました。


エンジンが下りている時なら、比較的簡単にハーネス交換が出来ますね。



組み上げた後、車体にエンジンを装着。
同時にエンジンマウント全数も交換しました。




ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 前編はここまで。
次回中編ブログでは下回り・足回りの整備を紹介しますね~。



引き続き宜しくお願い致します。
それではHAPPY CAR LIFE!!