愛媛県からデリカD-5 CV5W リフレッシュプラン前編。 サスペンション・ブレーキのO/H!!
愛媛県からお越しいただいたのは三菱 デリカD-5 CV5W。
平成22年式 走行距離15万キロ
10年10万キロ走行した愛車をもう一度新車時のコンディションに近づける提案型整備(リフレッシュプラン)のご依頼です。
リフレッシュプランのご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)を用意しており、愛媛県のユーザーさんもメールにて相談されました。

相談内容
・CVTFは一度も交換していないので交換したい。
・キャンプで荷物を満載する機会が多く、ややリアの沈み込みが大きい。
・ハンドルの遊びが大きく感じられ、高速走行がフラフラする。
・始動時のアイドリングが安定しない?やや高い。
・15年使用し愛着もあるのでまだまだ乗りたい。
地元整備工場で普段は整備を依頼しているが、深い整備は敬遠されるのでこの機会にリフレッシュ整備をしたい。
返信メールでは過去の整備事例の紹介と(愛車の不具合・不満点)(預けられる期間)(今回の整備予算)の3つをお聞きしました。

・希望される改善点や整備内容
・車種別の整備予算の下限
・予約待ちの期間
・改造歴など純正ノーマルからの変更点
数回メールでのやり取りでリフレッシュプランの説明をし、了承が得られれば予約入庫日(○○月の中旬頃など)を仮確定。
・入庫日の1か月前に先行発注部品の前金振込を案内。
・入金確認後に部品を発注し、予約入庫日に備える。

予約日に入庫してもらい、問診を行います。
メールでは聞き切れなかった車両コンディションを、もう一度詳細に問診しています。
オーナーさんとマンツーマンで問診しています。
約1時間ほどお時間を頂戴しますので、不明な点がありましたらどんどん質問してくださいね。





お預かりしてまずは試運転。
事前ホイールアライメント測定をして、サスペンションの状態を確認しますね。





・排気ガステストで燃焼状態をチェック。
・バッテリーアナライザーで充電発電状態をチェック。




リフトアップしてタイヤを外し、エンジン・足回り下回りをを点検します。
スキャンツールをを接続して、ECUのライブ数値もチェックしました。
点検結果から整備プラン見積を制作。
メールで見積書を送信し、お電話で作業内容を説明しました。
どこまで整備をするかをオーナーさんと相談して、作業内容が決まったので着手しますね。

まずはフロントサスペンションやブレーキなどを分解。



劣化したショックアブソーバー及び周辺消耗部品を交換しました。
ショックアブソーバーの劣化は見た目では分からない。
(オイル漏れがなければ、まだ使えるは間違いです)
ショックアブソーバーのガス抜け・オイル劣化やサポートマウントの劣化などで乗り心地は低下していきます。





FrロアアームASSYやスタビブッシュも交換。
15万キロも使用すればブッシュやダストブーツのゴム部品は寿命ですね。



Frハブベアリングはナックルに圧入されていますので、油圧プレスで打ち抜いて交換します。
サスペンション整備時にFrハブベアリングを同時交換すると、重複工賃が節約されます。
ちなみにリアハブベアリングはASSYでのボルトオン。
こちらはサスペンションを分解せずに交換は可能。(錆固着が無ければ)

ドライブシャフトブーツグリスをO/H
少し前にブーツが破れて修理したそうです。
ですが確認するとIN・OUT両方とも、(通称 割れブーツ)で補修していました。




ドライブシャフトの(通称 割れブーツ)
このブーツが破損していると車検には不合格。
ほとんどの整備工場ではドライブシャフトを車体から外さずに、車上でブーツとグリスを交換する場合が多い。
その方が早く・安価に修正が出来るので、この方法がポピュラーなんです。
デメリットは充填グリスが少なすぎるので、ドライブシャフト自体が長持ちしない事でしょうか。







耐久性の高い純正ブーツグリスKITでO/H完了。
見ての通り、純正グリスの充填量は多いですよね。
割れブーツKITには少量のグリスしか付属されていません。
どちらか言うと割れブーツは応急処置的な整備であって、リフレッシュプランのように今後長く使用するための整備ではない気がします。
間違いではないがミナト自動車では割れブーツを使用しないかな~。


リアサスペンションやブレーキも分解。
サスペンションアームブッシュを全数交換。

この年式ぐらいの三菱やスバルは、比較的に個別ブッシュを部品供給してくれます。(部品単価が安くなる)
でもトヨタやマツダなどはアームASSYでの部品供給が多いので、相対的にサスペンションの部品代が多く掛かる傾向。



リアショックアブソーバー及び周辺消耗部品も交換。
キャンプなどで積載量が多いデリカD-5は、(リアの沈み込みが気になる)と相談されます。
その場合はリアショックのスプリングを新品交換しています。
(オーダーが無ければスプリングは再利用です。)




ブレーキもO/Hしますね。
・ブレーキキャリパーO/H
・ディスクローター研磨再生
・ブレーキパッド交換




ブレーキキャリパーのダストブーツ破損でピストンが錆びていました。
他の3つは問題ないので、錆びたピストンは新品交換します。









ディスクローター研磨機で慎重に確実に研磨作業をします。
ディスクローター研磨のススメ。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924





薄く数回ほど研磨して平準化し、耐熱塗装でキレイになりましたね。
前後4枚を研磨しました。



ブレーキパットはWAKO’S BPR 高性能ブレーキパッドグリスで組立。
国産車でブレーキから異音がするのは整備不良が原因。
ブレーキO/Hでキャリパー・ディスクローター・パッドを正しく整備すれば、新車時と同じ性能に戻りますよ~。

デリカD-5 CV5Wのリフレッシュプラン前編はここまで。
次回後編ではエンジン・CVTの整備とホイールアライメント調整やマルチサーブなどを紹介しますね。
引き続き宜しくお願いします。
それではHAPPY CAR LIFE!!











