埼玉県 ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 中編。 サスペンション・ブレーキ・ハブのリフレッシュ整備!!
埼玉県からお越しいただいたのはハイエースKDH201 平成29年式 走行距離20万キロ MT車。
リフレッシュプランのご依頼です。

前編ブログではディーゼルエンジンのインテーク煤除去作業 DSCドライアイスショットカーボンクリーニングを中心としたエンジン整備とクラッチO/Hを紹介しました。 https://minato-motors.com/blog/?p=45224
中編ブログではサスペンションやブレーキなどの、足回り下回りの整備を紹介しますね。






リアリーフスプリングブッシュの全数交換
リーフ前後のブッシュとシャックルアッパーブッシュを打ち替えします。
・車上でブッシュを交換する。
・スプリングを外して油圧プレスでブッシュを交換する。
作業方法としては2種類あるが、私は後者の交換方法で行っています。
理由は特になく・・・・。 単純に作業完了が早いからでしょうか。

次にリアアクスルシャフトベアリング交換一式。
シャフトベアリングとオイルシールの交換をしますね。
ブレーキを分解してホーシングからシャフトを引き抜きます~。



シャフト奥に圧入されているベアリング類を分解。
弊社オリジナルの治具を使えば、サクサクッと分解が可能。
また整備書に記載されているグラインダーなどの切断工具を使わなくても、ベアリングを外す事が出来ます。 熱も使わないのでシャフトを傷付けたりする事もありません。


アクスルシャフトとバックプレートを洗浄。
新しいオイルシール・ベアリング・リテーナー・ABSピックアップローターを順番に組付けて、取付位置を計測しながら油圧プレスで作業します。


ホーシング側のオイルシールも交換します。
こちらは打込み深さを慎重に測定しながらシール交換しないと、後日オイルが漏れてきますよ~。
これも正確な深さにシールが打ち込めるオリジナル治具を製作しています。
専用工具・SST治具を自作するのは、早く正確に作業するため。
そしてその治具は完全非公開の企業秘密。


リアドラムブレーキもO/H。
・ブレーキライニングシュー交換&クリアランス調整
・ドラム研磨 (ドラム研磨は外注)
・ブレーキシリンダ カップKIT交換







フロント側サスペンションの整備も行いますね。
・サスペンションアームブッシュ一式交換。
ロアアームなどのブッシュを全数交換し、アッパーアームはASSYで交換します。







エンジン/ミッションマウントも交換しました。
重たいエンジンを長年支え続けているので、ゴムブッシュが潰れて硬化していますね。



ステアリングのラックエンドも交換します。
ラックエンドのボールジョイントにガタが出ると、振動・異音は発生しステアリングセンターも決まらない。 要整備ポイントです。


フロントナックルを分解。
ナックルからハブベアリングとディスクローター・ロアボールジョイントを外します。


そこからハブベアリングとハブを分解。
この作業もSST工具が無いと、作業困難な部類に入るでしょう。
オリジナルの分解工具と治具を自社製作しているので、サラリと分解しました。
新しいベアリングを圧入し、ロックナットで締付。
年間何台も作業しているので、市販のSST工具を使うより自作工具の方が作業性が良くて使いやすく、早いのです。



ハブ分解時にはディスクローターも研磨しましょう。
ハイエースのディスクローターは乗用車のように簡単には脱着出来ないので、やれる時にイッキに行う方が良いかと思います。




1回の研磨作業では平準化しないので、薄く数回に分けて両面を研磨をします。


両面を研磨して、艶消し耐熱塗装で仕上げました。
また10万キロ以上使用できると思いますよ~。

・ベアリングを交換したハブ
・研磨して整えたディスクローター
これを適当に曖昧に組付けるとジャダー振動が出ますよ~。
ダイヤルゲージで振れチェックしてから、ナックルに組付けますね。
同時にロアボールジョイントも交換しました。

フロントブレーキキャリパーO/H。
キャリパーを分解洗浄してから、シールKITで組み立てます。
ホルダー側のスライドピンも古いグリスを洗い流して、グリスを注入してブーツ交換。








ブレーキパットはプロジェクトミューで交換しました。
スクイールシムにWAKO’S BPR 高性能ブレーキパッドグリスを薄く塗って組み立て。

ブレーキフルードを交換して、エア抜き作業も行います。


こんな感じでサスペンションやブレーキの足回り下回り整備が完了。


次回後編ブログでは、その他の整備とホイールアライメント調整。
前編ブログの続きのマルチサーブ(インジェクター・DPF洗浄)。
作業完了から納車までの流れを紹介しますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!











