埼玉県 ハイエースKDH201 リフレッシュプラン 後編。 マルチサーブでインジェクターとDPF洗浄。 納車後ユーザーレビュー有り!!
埼玉県からお越しいただいたハイエースKDH201。
平成29年式 走行距離20万キロの愛車をもう一度新車時のコンディションに近づける(リフレッシュプラン)をご依頼されました。

3部作のブログで整備内容を紹介しています。
・前編 ディーゼルエンジン煤除去作業DSC クラッチ整備
https://minato-motors.com/blog/?p=45224
・中編 サスペンションやブレーキ・ハブなど足回り下回り
https://minato-motors.com/blog/?p=45309
今回後編ブログはマルチサーブやその他の整備とマルチサーブ(インジェクター・DPF)洗浄。 ホイールアライメント調整などを紹介しますね。


樹脂製ラジエタータンクの熱劣化 LLC漏れの予防整備。
ラジエーターASSYとホース類を交換します。


ディーゼル整備が普及している欧州から導入したマルチサーブ。
通常ハイエースKDH系のディーゼルインテークの煤は、マルチサーブのケミカル洗浄で除去します。
ですが今回は前編ブログでエンジンを降ろしてのドライアイス洗浄のDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で除去洗浄しました。
https://minato-motors.com/blog/?p=45224
後編ブログではマルチサーブでインジェクター・ターボフィンやDPF等をシステム洗浄しますね。

燃料タンクからのフューエルラインを切り離し、エンジン側ににマルチサーブのIN・OUTホースを接続。



燃料ライン系の専用ケミカル(ディーゼルシステムパージ1000ml)を投入。


高温・高圧に加圧された軽油は、一部が汚れとなりフューエルラインにどうしても付着します。
特にインジェクター先端のニードル部に汚れが堆積すると、燃料の噴霧状態が悪化。 その結果、燃焼状態が悪くなりエンジンパフォーマンスが低下。
また微振動やノッキング・白煙黒煙などが発生し、エンジンやDPFの故障原因に。
ある程度の汚れ堆積はECUが演算して補正制御を掛けますが、それも限度があるのですよ~。
約1時間ほど掛けてゆっくり確実にフューエルラインを洗浄していきますね。


次はターボフィンに付着する煤を除去するため、(ディーゼルターボサーブ1000ml)を投入。
こちらも1時間ほどアイドリング状態で洗浄工程。

次はDPFシステム洗浄。
DPF(DPR)の上流側にあるパイプに、マルチサーブのホースを接続。


DPF洗浄用ケミカル剤2種類を使用して、内部の煤やアッシュをリセットしますね。
DPFのメンテナンス
・何もしない 気にしない =ゼロ円
・壊れたら新品交換 = 高額修理費用
その間に(DPFシステム洗浄)をいう選択肢を模索したのが5年前。
https://minato-motors.com/blog/?p=29071



まずは1液目の(DPFクリーナー1000ml)をマルチサーブに投入。





次に2液目の(DPFフラッシュ1000ml)を投入。



黒に近い灰色の廃液がマフラーから排出されます。
DPF洗浄では猛烈な異臭・泡の廃液・大量の白煙がマフラーから出ますが、弊社ではオリジナルの廃液白煙回収装置を製作しています。

DPF強制再生を行って、猛烈な異臭と白煙を完全排出。
各学習値をリセットし、ライブデータの数値を確認しました。

中編ブログでサスペンション整備を行いましたので、ホイールアライメント調整をします。
その前に車高調整と1G締付作業をしますね。


サスペンション整備後には、4輪が接地した状態でリフトアップが出来るアライメントリフトに移動。
まず仮締めのサスペンションブッシュ固定ボルトを一度緩めます。
それで不要なブッシュテンションは解放し、本締めします。
この作業が(1G締付)というサスペンション整備後の必須作業。


ハイエースにはフロント側に車高調整機構があります。
リアの基準値と実測値を考慮して、フロント側の調整数値を割り出しますね。
赤い糸で仮想水平線を作り、シャシの基準点との高さを測定しながら調整しました。
そこから軽く試運転をして、サスペンションブッシュを馴染ませます。







・ハンター社 ホイールアライメントテスターWA470ホークアイ
4センサーカメラ 4ターゲット最新鋭ホイールアライメントテスタ
・イヤサカ社 ビシャモン マルチアライメントリフト
国産高剛性・高水平レベル ホイールアライメントリフト
ホイールアライメント調整前はバラバラな数値ですね。これでは真っすぐ快適に走れないでしょう。


車体下に潜りこみ、調整&測定作業を繰り返し。
乱れたホイールアライメント数値を整えました。
ショックアブソーバーやブッシュを交換しても、ホイールアライメント調整をしなければ、本来の走行性能には戻りません。
また10万キロ以上走行した車両に、ホイールアライメント調整だけしても同様。
ある程度の走行距離を走れば、一部ではなくトータルサスペンション整備は必要なんですよ。

最後にいつものテストコースで試運転。
直進安定性やサスペンションの動きや加速・減速・制動などをチェック。
異音や異常振動が無いか?を確認しながら走行。
帰社後に再リフトアップ。
オイル漏れや締め忘れなどが無いか?を何度も確認。
最終チェックが終わればオーナーさんに連絡して、無事納車となりました。

納車時には作業中の画像(約250枚)を見ながら、作業内容を説明させていただいています。
また画像コピーも整備記録用にお渡して、上記画像のマルチサーブ アフターケミカルもお渡ししています。
また今後の整備アドバイスもお話させていただきました。

後日オーナーさんからレビューメールを頂戴しました。
先日は大変お世話になりました。
あれから2000kmほど走りましたが、操作するもの全てが気持ち良くて驚いています。
アライメントも、今まで特に偏磨耗もなくまぁまぁ真っ直ぐ走っていたので、おかしくはないんだろうと思っていましたが、ミナト自動車さんで整備の後は風も轍も関係なく真っ直ぐ走り、ブレーキを踏んでも乱れずきれいに止まるのにビックリしました。
ブレーキも気持ち良いですね!きちんと整備すればハイエースのブレーキもここまで操作しやすくなるのですね。新車以上の乗り味になったのではないでしょうか…こういうのが本来のチューニングだと思います。
エンジンも下道の長距離であれば14.5km/l程の燃費でモリモリトルクも復活しましたし、DPFの再生間隔も200~250km程度になりましたので、ほぼ新車の状態に戻っています。
お値段以上の整備だったと思います。また20万km程オドメーターが進んだ際には宜しくお願いします!

リフレッシュプランは全ての自動車ユーザーに推奨していません。
10年10万キロ以上走行した愛車を、(もう一度新車時のコンディションに近づけたい)というニッチな層に向けてアナウンスしています。
また改造やカスタムというジャンルではなく、純正ノーマルの愛車を気にいっている方にお勧めしています。

リフレッシュプランの相談・依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。
愛車の不満点・不具合点・お預かり出来る期間・今回の整備に掛けられる予算を教えていただけると幸いです。
予算のイメージは掴みにくいかと思いますので、(○○年○○月△△△△のブログは総額でいくら掛かりましたか?)と聞いていただけるとお答え出来ます。 整備予算の参考にしてくださいね。
それでは宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!











