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マツダ CX-5 リフレッシュプラン 特大号第二部。 ATF完全圧送式交換ってなんですか?? ホイールアライメント調整は必要ですか??

前回ブログで紹介した富山県から入庫のマツダCX-5 KE2AW 17万キロのリフレッシュプランの第1部の続きです。  http://minato-motors.com/blog/?p=30216



第2部はATF完全圧送式交換とホイールアライメント調整を紹介しますね。


サスペンションやブレーキの整備を終えてATFの交換を行いますが、その前にフルードチェックをしてオイルパンを脱着洗浄します。





バルブボディのフルードストレーナーを交換して、オイルパンとの合わせ面をキレイにしますね。

液体ガスケットで装着されているオイルパンの場合は、合わせ面のガスケット除去と完全脱脂が重要です。

これを怠るとフルード漏れの原因になりますので慎重に行いますね。

磁石に付着した鉄粉を除去し、オイルパン洗浄後に再装着します。

排出された分のフルードを補充し、一度完全暖機しますね。





いきなり高額な本命ATFを使用する前に、まずはプレ洗浄を行います。

使用するプレ洗浄ATFは(NUTECニューテック NC-RF リンシングフルード)    弊社が企画しニューテックさんに開発していただいたのが、NC-RFプレ洗浄専用フルードです。  http://minato-motors.com/blog/?p=17434



専用アタッチメントをATに装着して、全量イッキに圧送式交換しますね。




・左奥に見えるのが新油モニターのNC-RF
・中央ビーカーは交換前の廃油
・手前右のクリーニングモニターは交換後の状態。



オイルパンを脱着洗浄してプレ洗浄をし、やっとここまでキレイになりました。



本命ATFはニューテックNC-65 全化学合成ATF(エステル系)
極薄で強靭な油膜性能は市販ATFでは最強レベル。


元々大排気量・高トルク輸入車の多段AT用に開発されたNC-65は、高品質な全化学合成基油を贅沢に使用して基本油膜性能を強化しています。

また均一で極薄な油膜によってローフリクション・ハイパフォーマンス。


同時に耐熱性能を純正よりも大幅にUPし、ストリート走行レベルではなかなか劣化しない耐久性を確保しています。



全化学合成のATFを使用する理由はシフトフィーリング向上・伝達力向上などいろいろありますが、一番大きいのはロングライフ化にあるのですよ。



NC-RFとNC-65を入れ替えて、もう一度全量圧送式交換を行います。



完璧に入れ替わりましたね。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約6万キロ。

その時はオイルパンを脱着洗浄は不要で、プレ洗浄と本命ATFので圧送式交換でキレイになります。


フルードクーラーを洗浄後して規定温度でフルードレベル調整を行いました。




整備リフトからアライメントリフトに移動して、1G締付を行います。


前回ブログでサスペンションの分解整備を行いました。   サスペンションの再組付け時には(1G締付)が必須作業ですよね。





4輪が接地した状態でブッシュを固定しているボルトナットを緩めて、不要なテンションを一度開放します。

テンションが無くなったフリーの状態で、もう一度ブッシュ固定ボルトナットを再締付するのが1G締付作業。


これをしないと捻じれたブッシュ状態で走行する事になるので、せっかく交換したブッシュが早期に破損劣化しますよ~。 また乗り心地も悪いままです。



1G締付が理解できない方は一度グーグルにて検索してくださいね。親切に解説している記事等がありますよ~。



1G締付後に軽く試運転をして、ブッシュを馴染ませてからホイールアライメント調整を行います。

サスペンションアームを交換し、ショックアブソーバーも交換したばかりの状態はこんな感じで数値はバラバラです。



つまりサスペンション整備をしてホイールアライメント調整を行わずに走行するのは全く意味がない事がこの数値で良く分かると思います。


けれどもほとんどの自動車整備工場には、ホイールアライメントテスターは完備されておらず、ディーラーさんも例外ではありません。


サスペンション整備の重要性と理解度が低い日本の自動車整備事情は、令和になってもこんな感じです。

乱れた数値を整えるのがホイールアライメント調整。


CX-5の場合は世間一般的には(フロントトゥ・キャンバー)(リアトゥ)の3点のみが調整可能と言われています。


弊社ではそれに加えてフロントキャスターとSAI・包括角度等も調整しています。


決まる時は短時間で出来るのですが、車種や個体差により四苦八苦する場合も良くあります。簡単そうで大変なんです。



車体下に潜りこんで調整カムやボルトナットを締めて緩めてをしながら、全体的にバランスを調整します。

少しずつ少しずつ基準値に近づけながら、左右差を整えますね。



最終的にはこんな感じになりました。


左右の数値が全く同じになる事は無理ですが、ほぼほぼキレイに整いましたね。


この後にフロントのタイロッドエンドのナットを調整して、ステアリングセンターを調整すれば、真っすぐ走る車両になりました。



皆さんの愛車はステアリングのセンターがズレてませんか??

シートに深く座りポジションを整えて、ハンドルをしっかり握って真っすぐの直線道路を運転した時に、ハンドル中央は正確に真ん中を示していますか?



職業柄で毎日いろんな方の車両を試運転しますが、結構ハンドルセンターがズレて走っている車両が多いですよね。   (私なんかはこのズレが気になって仕方がないので、オーナーさんは気が付かないのか?気にしないのか??不思議に思います。)




またショックアブソーバーやブッシュ等が劣化した状態で、ホイールアライメント調整をしても意味ないですから。


劣化したサスペンションでホイールアライメント調整は、(ただの数値合わせ)の意味ない作業だと思っています。


サスペンションを総合的にリフレッシュ整備して、ホイールアライメント調整をすれば本来の走行性能が元に戻り、一層走りやすい愛車になるでしょうね。


次回ブログは第3部で完結編になりますよ~。


スカイアクティブDの吸気系に堆積する煤を除去し、インジェクターやDPFをマルチサーブでの洗浄を紹介しますね。


それではHAPPY CAR LIFE!!







マツダ CX-5 リフレッシュプラン 特大号第一部。乗り換えますか??まだまだ愛用されますか?? サスペンション・ブレーキをリフレッシュ。 

本日は2021年10月の末日。
今年も残り2か月ですね。早いな~。


今月も多くのマツダ スカイアクティブD搭載車が入庫しました!!
この日は4台ほどの入出庫が重なって、工場内はこんな状態でした。


毎週全国各地からsky-D車が入庫しますが、ミナト自動車はマツダ整備専門店ではないんですけど・・・。


今回のブログは富山県から入庫したマツダ CX-5 KE2AW 17万キロのリフレッシュプランを紹介しますね。

作業ボリュームが多いので何回かに分けてブログ公開します。


HP(お問い合わせフォーム)からご相談をいただきました。

現在エンジン警告灯が点灯しており地元ディーラーに診てもらうと、エンジン載せ替えを勧められています。また何故か認定中古車をプッシュされている状況です。

この愛車を非常に気に入っており、まだまだ乗り続けたいのでリフレッシュプランを検討されたようです。


(今回実施したいのは2020/11/29に公開している島根県CX-5の作業内容をイメージしていますので、大体どれぐらいの費用かを教えてください。)とメールで相談されました。  http://minato-motors.com/blog/?p=27143



始めてリフレッシュプランをご依頼される方は費用や内容が分からないと思います。

弊社の過去ブログで類似する車種や作業内容を検索して、○○年○○月の○○○○は総額いくら位掛かりましたか??と問い合わせていただけると概算費用をお知らせ出来ます。

http://minato-motors.com/blog/?cat=12 (日々進化していますので古いブログ記事はあまり参考にせず、なるべく新しいブログ記事を参考にしてくださいね。)



入庫前に警告灯に関してのアドバイスをして地元ディーラーにて対処してもらい、様子を見てから数か月後に入庫してもらいました。


問診をしてリフレッシュプランの説明をし、代車をお貸ししてCX-5をお預かりします。


試運転をしてから事前ホイールアライメントを測定しますね。



ホイールアライメントは盛大に乱れており、富山県からの高速走行は乗りにくい状態だったと思います。



この辺りはこの後に紹介するリフレッシュ整備で大幅に改善するでしょう。
ビシッと走る車に仕上げますよ!!


バッテリーとオルタネーターを点検して、整備リフトでリフトアップし車両全体を点検しました。

・(ユーザーさんが希望される整備)と(弊社がオススメする整備)を合わせた整備プランを制作。
・プラン見積をメールにて送信し、点検結果と作業内容の説明。
・TELにてどこまで整備するかをご相談して、作業内容を確定します。




整備プランにOKがいただけたので、作業を始めますね。




まずはブレーキキャリパーから始めます。

入庫前からディーラーにて交換を勧められていたようで、分解してみると錆腐食が進行していました。



4輪ともにキャリパーピストンが錆腐食で(虫食い状態)。
これでは洗浄してもピストンの再利用は出来ませんね。


そこでキャリパーは洗浄してピストンのみ新品交換しようかと思ったのですが・・・。  どうやらピストンのみのメーカー部品供給は無いようです。



(おいおいマツダさん本気かよ!!)と思ったのですが、純正・社外ともにピストンがないので、前後一台分のキャリパーASSY交換となりました。


(ただ意外にキャリパーASSYが安かったです。そういう意味では良心的。)




キャリパーブラケット側は清掃洗浄して、グリスアップします。


ディスクローターは研磨にて再生します。

厚みと振れを確認しながら、薄く均一に研磨していきますよ~。最後に耐熱塗装でフィニッシュすれば、まだまだ使用する事は可能です。





ブレーキパッドも交換ですがバックシムの腐食も酷いので、こちらも同時に交換しますね。




次はサスペンションを整備します。


ロアアームやナックル・ショックアブソーバーを分解。
ショックアブソーバーはスプリング以外は全て純正品で交換しました。


負担が大きいFrロアアームのリアブッシュは破断しているので、乗り心地も走行安定性も悪かったと思います。 またボールジョイントブーツも限界でしょう。

ロアアームはASSYで交換しました。




タイロッドエンドブーツは純正では部品供給がないので、社外ブーツで交換します。





リア側サスペンションも分解しますね。


リアロアアームブッシュと車体を繋ぐブッシュには、トゥ調整用のカムボルトがあります。 これが完全に錆固着し全く抜けないし、動かない・・・。


降雪地で使用していたので錆は想定内なのですが、錆固着がある車両の整備は難航しますね。


セイバーソーでサブフレームを傷付けずに、アームのボルトを切断しました。
またショックアブソーバー下部のボルトも固着して外れないので、こちらも切断しています。


また細いボルトナットは破損しないように、ミニダクター2の電磁波誘導熱で緩めていきますね。


錆固着は加熱して冷やして固着を緩めるのが基本ですが、場所によっては火災の危険があります。 それでも固着が緩まない場合は切断しか方法がない。



ブッシュカラーとボルト合わせて20mmの鉄塊を切断するのは、結構大変です。  場所的に使える切断工具が限られるので、こういう場合はセーバーソーで一刀両断が最適でしょう。

ロアアームASSYを交換して、カムボルトは錆固着防止に薄ぐグリスを塗って組付けます。   同時にスプリングインシュレーターも同時交換です。




リアショックアブソーバーも純正ASSYで交換しますね。





フロントドライブシャフトをO/Hします。


分解して劣化し粘度が低下したグリスを除去し、純正ブーツグリスKITで組み立てました。  また右シャフトの中間ベアリングも同時に交換しますね。


ドライブシャフトのブーツグリスは純正品一択。
社外品を否定はしませんが、これに関しては純正品で交換しています。

ブーツの耐久性が圧倒的に違いますので、長く使用したい方にはオススメです。





ショックアブソーバー・ブレーキ・ドライブシャフトを組み立てますね。

ブレーキフルードを交換しながらエア抜き作業も行います。







トランスファとリアデフのギアオイルはNUTEC NC-70 75W90 全化学合成ギアオイルを使用しました。


ここまで作業して今回のリフレッシュプラン全行程の約30%がやっと終わりました。

とりあえず第一部のブログはここまで。





・ホイールアライメント調整
・ATF完全圧送式交換
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・マルチサーブインジェクター/DPF洗浄システム
が残っていますので次回ブログで詳細を紹介しますね~。





リフレッシュプランは一部の個所を整備する作業ではございません。
車両全体を整備するトータル整備の提案です。


(少ない予算であと少し乗りたい)方向けではなく、(愛着のある愛車をまだまだ使用したい)と思う方向けの整備プランを提案させていただいていますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


それではHAPPY CAR LIFE!!




トヨタ アルファードHV ATH10 走行距離46万キロ。リフレッシュプランでサスペンション、ブレーキをリフレッシュ!!

地元大阪府堺市からお越しいただいたのは、トヨタ アルファードハイブリッド ATH10 平成15年式 走行距離は46万キロ。

車両全体を整備するリフレッシュプランのご依頼です。


この車両は全国を走り回る営業車として愛用されており、現在までに下記の部品はディーラーにて交換済み。

・エンジンASSY
・ATミッションASSY
・HV用バッテリー
・エンジンマウント一式
・ショックアブソーバー
・リアアクスルビームASSYなどなど

もちろん車検時に行うような消耗品も定期交換しているそうですが、今回はそれ以外とサスペンション・ブレーキを中心にリフレッシュ整備を承りました。


予約入庫してもらい問診を行います。
そこから代車をお貸ししてお車をお預かりします。



試運転をして排気ガスのテスト後に、事前ホイールアライメントを測定しました。

試運転では乗り心地はあまり良くなく、本来のアルファード10系の乗り心地とは、大きく離れていました。

またホイールアライメントの数値は盛大に乱れていますね。 
特にリアのトータルトゥが過大になり、これではタイヤが偏摩耗するでしょう。

以前にディーラーにてリアアクスルビームはASSY交換されたようですが、やはり距離が増えると劣化が進むようですね・・・。


整備リフトに移動しリフトアップ。
タイヤを外して下回り・足回り・エンジン等を点検していきます。

またスキャンツールも接続してライブデータも要チェック。


整備プランの御見積をして、見積書をメールにて送信。
TELにて整備内容を説明して、作業を始めます。


以前にディーラーにて交換したアクスルビームのブッシュは、左右共にもうクラックが入っていますね。


交換後に距離を走っているので、仕方が無いと言えばそれまでなんですが・・・。   このクラックとビームを見て、何か違和感を感じませんか??






上記の画像は以前に別の方のアルファード10系アクスルビームブッシュを点検した時に撮影した画像です。http://minato-motors.com/blog/?p=26995

ブッシュのクラックが大きく割れていますよね。
でもよく見るとブッシュが(捩じられている)のが分かりますか?


正確な取付をしているアクスルビームブッシュは、リフトアップするとアクスルビームが下に垂れ下がるのでブッシュは捩じられているのが正常。

そしてリフトから降ろして4輪着地した状態は(ブッシュの捻じれがない)状態で走行しているのです。



もう一度ディーラーにて交換したはずのアクスルビームブッシュを見てみましょうか?

リフトアップしビームが垂れ下がっているにも関わらず、ブッシュのクラックは有るが(捩じれ自体は無い)ですよね。


おそらく以前にアクスルビームを交換したディーラーさんは、1G締付をせずに組付けたのだと思います。

1G締付をしないで組付けると、4輪着地時にはビームの角度が変わりブッシュがグニュッと捩じれるので、常時ブッシュにテンションが掛かった状態になります。



そうなると捩じれたブッシュが地面の凹凸で更に捩じられるので、新品ブッシュは長持ちしないのですよね。

(それを防ぐ1G締付は最後のアライメント調整時に紹介します。)

それではリアアクスルビームを分解します。


降雪地を走行する事が多いようで、下回りは錆固着が多い状態でした。  部品を外す為のボルトナット脱着は、折れや破損を気にしながら作業を進めます。

ミニダクター2の電磁波誘導加熱を利用し、錆固着したボルトナットを緩めていきますよ~。http://minato-motors.com/blog/?p=27143



ミニダクター2を使用せずに、こういう細いボルトナットを緩めると、高確率で折れるでしょうね。

またバーナーで安易に加熱すると、周辺のハーネスや樹脂部品が燃えるので、非常に危険。

手間が掛かりますが折れるとリカバリーが大変なので、1か所ずつミニダクター2で加熱し分解していきます。

リアの足回りを分解して、アクスルビームを降ろしました。


そこからブッシュの位置決めをしSSTでブッシュを外して、新しいブッシュを圧入しました。

ディーラー等ではビームASSY交換になりますが、弊社ではSSTがあるのでブッシュのみ交換が可能。

ビームを組み立ててスプリングも新品に交換しました。

Rハブベアリングは交換済みなので再利用し、事前ホイールアライメントで乱れていたトータルトゥを修正するためにシムを装着しました。

ほぼ残量がないパーキングブレーキ用ブレーキライニングシューも交換します。

ライニング残量が1mmも無いですね・・・。

フロントナックルを分解して、ロアボールジョイントとベアリング交換。

ロアアームASSYやスタビブッシュも交換します。




劣化した前後ドライブシャフトのブーツグリスを洗浄して交換しますね。

シャフト中間ベアリングも圧入交換して、洗浄後のシャフトに耐久性の高い純正ブーツグリスKITで組付け完了。






ブレーキキャリパーO/Hをする為に、ピストンを抜きました。
錆が酷くメッキも腐食しているので、ピストンは再利用不可ですね。

キャリパーを完全洗浄して、シールKITで交換し、新しいピストンで組付けますね。


キャリパーホルダー側のスライドピンは錆腐食で再利用不可。

ホールを脱脂洗浄しホーニングブラシでクリーニング。
スライドピンは交換しグリスを塗ってブーツ類も交換しリフレッシュ。





錆や歪みがあったディスクローターは研磨機にて再生しました。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924

薄く均一に研磨し耐熱塗装(500℃)で化粧直しすれば、まだまだ使用は可能ですよ。






ブレーキパッドはバックシムを交換して、WAKO’S BPR高性能パッドグリスで組付けしますね。


今回のショックアブソーバーは純正品で交換しました。

マウントやインシュレーター・スプリング等を全てを交換しています。



今まで無交換だったフューエルポンプも交換します。


室内フロアカーペットを剥がして、フロアパネルにあるサービスホールから作業しますね。





(汚れが目立つLLCサブタンク一体型のシュラウドを交換してほしい!!)と依頼されたのですが、それならば走行距離を考慮してファンモーターの同時交換も提案しました。


ラジエターは以前に交換済み。
シュラウド交換時にモーター交換した方が、作業重複する今なら工賃が安くなりますよと提案しました。

フューエルポンプもファンモーターも40万キロ以上使えたなら、いつ寿命が来てもおかしくないですからね。


そう考えるとトヨタの部品の耐久性は非常に高いなと思います。

LLCも圧送式で全量交換。

ラジエターリフレッシャーで脈動圧送して、エンジンを掛けながら全量交換しますね。  HV車でもスキャンツールから整備モードにすれば、アイドリング維持が可能です。

サーモスタッドが開くまで作業をして、LLC再生強化剤でLLCを強化しました。
またラジエターキャップも同時交換しますね。







ATは交換してまだ距離が浅いので、ATFのみ圧送式で交換します。

プレ洗浄をしてからニューテックNC-65全化学合成ATFで交換しました。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は6万キロになります。



整備リフトからアライメントリフトに移動して、1G締付を行います。(黄色いテープは仮締めの印です。)


アライメントリフトで4輪が接地した状態でサスペンションブッシュを固定しているボルトナットを緩めます。

するとブッシュがフリーになり捻じれが解消されたら、ボルトナットを再締め付けします。  これが1G締付でこの一手間を省くと、ブッシュがスグにダメになりますよ~。


そこから軽く試運転をして、サスペンションブッシュを馴染ませてから、ホイールアライメント調整を行います。


組立後のスグの数値がこんな感じ。結構キレイに整っていますね。

ここからキャンバーやトゥを少し微調整していきます。


フロントはほぼ完璧な数値になりましたね。

リアはハブとアクスルの間にシムを挟んで修正しました。
完璧な数値を追い求めても良いのですが、このリアアクスルビームならそこまでしても意味がないので、タイヤ偏摩耗しない数値で納めました。


シムを何回も脱着すれば理想的な数値を出せますが、その分費用は倍々で掛かるので、走りに支障が無ければそこまでする必要はないかと思っています。
(この数値ならタイヤが偏摩耗する事もありません)


そしてもう一度試運転を約1時間半。
ブレーキング・高速走行・ガタガタ道・市街地幹線道路などを確認走行しながら、異音や振動・ガタなどをチェックしていきますね。


帰ってきてからリフトアップして、漏れや締め忘れなどを何度も確認します。(整備士は多少心配性気味の方がイイんですよ。)

そして納車準備が整えば、お連絡をして納車引き取りとなりました。




いくら純正部品で交換しても、その交換方法や手順が間違っていれば、車両コンディションは改善しないし部品の寿命も縮みます。

特にサスペンション整備は技術と設備が整っている整備工場に依頼しましょう。




今回のユーザーさんも10系アルファードの乗り味が気に入っているので、出来るだけ長く使用したいと相談をされました。

サスペンションとブレーキを中心に整備をしたので、乗り心地とブレーキフィーリングはほぼ新車時と同じ状態に戻りましたね。
これで数百キロの長距離移動も楽になると思いますよ~。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

あまり愛車に費用を掛けたくない方にはオススメしませんが、長く良い状態で新車時のコンディションをもう一度!と思う方は、ぜひリフレッシュプランをご検討ください。


相応の費用は掛かりますが、部品さえ生産終了していなければ新車時に近いコンディションには戻す事も可能ですよ~。


リフレッシュプランのご相談・ご依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。   それではHAPPY CAR LIFE!!








陸送プランでスカイアクティブDの煤除去作業。  インテークとインジェクターとDPFをクリーニング。     警告灯点灯には要注意!!

富山県(石川ナンバー)から入庫したのはマツダ アテンザGJ2FP。

DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)とマルチサーブ洗浄システム(インジェクター洗浄とDPF洗浄)のご依頼です。

富山県から大阪府堺市にあるミナト自動車までの来店は、ちょっと遠い。
そこで弊社で陸送手配をする(陸送プラン)での入庫となりました。


・富山県から弊社までの高速料金は通常料金が片道¥9,400-ぐらい。
・北陸道から近畿道を使った走行距離は片道350km。
・渋滞がなければ連続運転で片道約4時間。
・1泊2日となると往復の高速代とガソリン代、宿泊費用に2日間の外食費。
・往復8時間 700km連続運転を完遂する体力と疲労。

これらを考慮すると(陸送も悪くない選択だ)とお伝えして、今回は自走ではなく往復陸送での入庫となりました。


全国主要都市に陸送会社の基地があり、ユーザーさんに直接搬入してもらいます。弊社が陸送手配してユーザーが直接持ち込んで、作業後にまた取りに行くという感じですね。


金沢CS搬入から5日ほどで無事到着したアテンザ。

搬入基地に入庫した時には車体360°からの画像を撮影してもらい、弊社に到着した時も同じく撮影しています。

普段は入庫車両の外装チェック撮影はしませんが、陸送の時はユーザー・弊社以外の第三者が運転するので、トラブル防止の為に画像を残すようにしています。(陸送で何かあった時の立証責任は被害者側にあるのが原則ですから)



試運転をしてコンディションを確認し、DSCの作業を始めますね。


インテークマニホールドと水冷EGRクーラーを外しました。


煤の状態を確認します。

インテークマニホールド入り口のEGR導入パイプと吸気シャッターバルブに煤が堆積していますね。


特にEGR導入パイプの出口が塞がっているので、これでは欲しいタイミングでEGRが導入できなくなりますね。

導入パイプを180度回すと、裏側の導入口が辛うじて空いていました。

これが完全に塞がるとエンジン警告灯が点灯し、車検には不合格になります。

EGR系統が煤堆積で詰まってくると、弊害として水冷EGRクーラーも煤が堆積しやすい傾向があります。


EGRクーラーが煤で詰まり気味になれば、冷却が出来ないので効果的にクールドEGRが使えなくなるのですよね。


ディーゼルのNOxとPMの発生はトレードオフ。
スカイアクティブDは低圧縮化・大容量EGR導入と燃料噴射制御等で両方とも抑えたという技術。

その柱であるクールドEGRが効果的に使えなくなるとどうなるでしょうかね?




DSCと同時にオプション整備(水冷EGRクーラー洗浄)も行います。
新品交換より洗浄の方が遥かに安価ですよ~。





SKY-D2,2の場合は全部で4つの堆積パターンがある事が分かっています。

今回のアテンザはエンジンヘッドのポート内や吸気シャッターバルブには、あまり煤が堆積していないようで、最近増えているEGR導入口が詰まるパターンのようですね。



それでもポート奥にあるバルブ傘部を確認すると、ガッチリ煤が固着していました。(画像では映らないですが)

弊社が開発したDSCで堆積している煤固着を完全除去しますね。


宜しければDSC紹介動画をご覧ください。




・圧縮空気でドライアイスペレットを高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力
・複数あるDSC専用ノズルと専用アダプターを組み合わせ。
・正確なノズル操作と技術で完全除去。


(エンジンにノーダメージで短時間で完璧に)
ドライアイス洗浄機を用いて全ての煤を除去しました。

新車時同様の状態に戻りましたね。

圧縮上死点にセットして1気筒ずつ作業をしていますので、燃焼室に煤やペレットが混入する事はありません。


純正ガスケットを使用して、元の状態に組み立てますね。




オプション整備の(インタークーラー洗浄)も行いました。

DSC作業前に外しておいて吊るしておきます。
自重でオイルが排出されてから、洗浄剤とパーツクリーナーで完全脱脂しました。





部品を組み立て後にLLCを注入し、暖機しながらエア抜き作業を行います。
また劣化しやすいラジエターキャップは要交換です。






次はマルチサーブ洗浄システムでインジェクター洗浄とDPF洗浄を行いました。

まずはDPF洗浄から始めます。

DPFクリーナー(1液目)1000mlをマルチサーブに投入し、ホースをDPFに接続します。




次にDPFフラッシュ(2液目)1000mlをマルチサーブに投入。

DPF洗浄は一時中断し、次の作業に移ります。


マルチサーブ インジェクター洗浄で噴射ポンプやデリバリーパイプなどのフューエルラインを洗浄しますね。

フューエルポンプに直接ホースを接続します。


ディーゼル システムパージ1000mlを投入して作業を進めていきます。


ゆっくり60分以上掛けてアイドリングしながらフューエルラインを洗浄。


燃料を高圧にすると必然的に発生する超微細なスラッジ。
そのスラッジ同士が結束したりライン内やニードル内部に付着。

メーカーもそんな事は分かっているので、インジェクターの噴射量学習でなんとかエンジンのバランスを精密に制御していますが、補正制御も限度があるのですね。



マルチサーブのケミカル群は微細なスラッジを溶解している訳ではありません。超微細なスラッジの結束を緩めて、再結合しないようにしています。


結束さえ緩めば燃料に流されて、燃焼室で燃えます。
DPFの煤・アッシュも排気で排出されます。

詰まり気味だったインジェクターのノズル内部の汚れも除去すると、噴射量の気筒間バランスも整い、理想的な燃料噴射が出来るのですよね。

マルチサーブ インジェクター洗浄・DPF洗浄が終われば、DPF内のケミカルと煤・アッシュを強制排出します。

猛烈な白煙と異臭が出ますので、除去装置を接続して排煙作業を行いますね。

マルチサーブのインジェクター洗浄・DPF洗浄の基本料金内には、各アフターケミカルが付随しています。

・ディーゼルエクストリームクリーナー
・DPFリジェネレーター


こちらは作業後に燃料タンクに投入していただいて、遅効的に煤・アッシュ・スラッジを除去してくれますよ。


弊社が言うのもなんですが、マルチサーブ施工料金は決して安くはない。

なぜならこの専用ケミカル群が結構高額なんですよね。
皆さんがイメージしている価格より2~3倍は高いと思いますよ~。

本国でもこのマルチサーブ専用ケミカルは一般販売はされておらず、マルチサーブのプロショップオンリーの取り扱いになります。


ちなみに作業工賃はリーズナブルしていますので、ご安心ください。



最後に試運転をして各学習値もリセットし、再学習させます。 またマル秘作業もゴニョゴニョして作業は完了。



スキャンツールからDPFとインジェクターのライブ数値を確認。  入庫時には堆積量が多く、噴射バランスも悪かったですが、作業後はほぼゼロになりバランスも整いましたね。


(どうも噴射の具合が悪いのでインジェクターを交換した。)
(DPFが詰まってしまって、リビルトDPFなどに交換した。)

どちらも予算があるのなら、特に問題はありません。


ただ本当にそのインジェクターとDPFが悪かったのか?
交換しないといけないほどダメージがあったのか?
そもそも何故?悪くなったのか?

弊社は部品交換という選択をする前に洗浄という選択肢を一つ増やして、新しいメンテナンス提案をアナウンスしています。





作業後に完了連絡と請求書をメールで送信しました。
銀行振込で入金確認後にはスグに陸送手配を行います。

数日後には金沢CSに到着し、ユーザーさんが引き取りに行ってもらいました。

お車には作業時の画像コピー(100枚以上)とアフターケミカル各1本ずつを入れておきました。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

DSCやマルチサーブについての実績は過去のブログを覗いていただけると幸いです。  http://minato-motors.com/blog/?cat=169



DSCやマルチサーブのご予約・御見積はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!



ドライアイス洗浄でクリーンディーゼルの煤堆積を完全除去。    (エンジンにノーダメージで短時間完璧に)は唯一無二のDSCで。   マルチサーブやLLC交換などオプション整備を実施!!



もしクリーンディーゼルエンジンの吸気経路が煤でこんな状態になっていれば、走行も出来ずエンジン始動すら危ういと思いますよね。



ところがそうならないのが(ディーゼルエンジン)。   空気さえ燃焼室に入れば何とかなるものなのです。


ただ燃費やパフォーマンスは、また別の話ですが・・・。


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

地元大阪府から来店していただいたのはマツダ アテンザ GJ2FW

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

オプション整備
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・LLC圧送式交換
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・カーエアコンリフレッシュα

メールから相談をしていただいて7点の作業依頼で予約入庫。  1泊2日で作業をしたいと思います。


簡単な問診をしてから試運転。

ターボMT車なのですが、加速に力強さはなく発進時のトルクも薄い。
ただ走れないかと言えば、(走れない事はないかな??)という印象。


インテーク系の部品を分解しますね。


まずはエンジンヘッド側の吸気ポートを確認しますね。


ポート内径の半分以上が煤堆積で経路が狭くなっています。

ポート奥に見えるはずのインテークバルブは煤で覆われて(何だか良く分からない)状態ですね。


外したインテークマニホールドと吸気シャッターバルブの状態も確認しましょうか。


吸気シャッターバルブは煤の堆積が酷く、インテークマニホールドの入口・出口ともに、半分以下の経路まで煤が堆積していました。

EGR導入口も大部分が煤で塞がれているので、EGRの導入がスムーズにいかないでしょう。



これではエアエレメントから吸い込んだ空気は入りづらいし、ターボで過給しても吸気充填効率は上がらないのが一目瞭然。


例えるなら鼻を摘まみながらマスクをしてのフルマラソン。ベストタイムは出せないですよね。 でもクリーンディーゼルなら完走ぐらいは出来るのです。凄いね。

インテークマニホールドの煤を軽くホジホジしてみると、大量の煤が出てきました。

それでもインテークマニホールド内部で固着しているので、手作業での完全除去は難しい状態。


マツダ資料から説明すると吸気経路の吸気シャッターバルブA~エンジンヘッドポートCまでの赤線部分が、画像のように煤が堆積していました。

エンジンに近いほど燃焼熱で煤はカッチカチに硬化。


この固着した煤を除去するのは、手作業ではほぼ無理。
出来たとしてもエンジンO/Hや新品部品交換では、時間も費用も多く掛かる。


そこで弊社が6年前に開発したオリジナル整備DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で完全除去をしたいと思います。


かれこれ千台以上は作業実績があります。(正確には数えてないけど)
http://minato-motors.com/blog/?cat=169
一部ですが過去ブログを参照にしてくださいね。




『エンジンにノーダメージで短時間に完璧に』

・ドライアイスのペレットを圧縮空気で高速噴射
・熱収縮と昇華爆発力で付着物を母材から剥離


DSC特殊ノズルとドライアイス洗浄機を用いて作業をします。

・煤がボディに付着しないように完全防備のマスキング。
・ドライアイスペレットを洗浄機に投入。

弊社がオリジナルで開発したDSC専用ノズルとアダプターをドライアイス洗浄機にセットして、まずは軽くワンショットします。


厚み10mm以上の強固な煤堆積も、こんな感じで剥離します。

アルミ製のヘッドは傷が付かず、瞬時に剥離出来るのがドライアイス洗浄の特徴。



サンド・クルミ等の硬いメディアを打ち付けるブラスト方法は、メディアの研磨力で汚れを落とす。  当然硬いメディアを使えば、研磨力も上がり時間も短くなりますが、その分アルミ母材も傷付ける可能性がある。

またメディアがエンジン内に残り、バルブ等に噛み込めば、圧縮不良になる可能性もありますよね。



ドライアイス洗浄は指で潰れるほど柔らかいドライアイスペレットを使用しますので、母材には全く傷が付かないのです。


また剥離の原理も研磨力で削るのではありません。

・-79℃ドライアイスが付着物に高速で衝突すると、付着物を瞬時に冷却。
・熱収縮でクラックが出来た隙間で、ドライアイスが昇華爆発。

ドライアイスは固体から気体へ昇華すると、体積膨張率は一気に750倍。


付着物と母材金属の隙間で、一気に爆発し付着物を剥離し、それが連続して行われるのです。

しかもショット後のドライアイスは数分で昇華し大気に消えるので、残留の可能性はゼロで心配も不要。



-79℃のドライアイスを打ち付けて、エンジンは大丈夫??と思いますよね。

ドライアイス洗浄自体が高温の金型や機械を瞬時に洗浄するために生まれたので、生暖かいエンジン温度なら全く問題ないのです。

むしろ対象物が冷えている方と洗浄効率は落ちるんですよ~。


複雑な形状の吸気ポート内と最深部にあるインテークバルブを、複数あるDSCノズルとアダプターを組み合わせて、完全除去しました。


ポート内部やバルブを確認します。


4気筒8ポート全てキレイに除去完了。

燃焼室に煤やペレットが入らないように、圧縮上死点にセットしてバルブ全閉にし1気筒ずつ作業をしています。



バルブのシャフト裏やバルブ傘部も完璧に除去出来ました。


インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ等も洗浄完了。

清々しいほどキレイになりましたね。




中途半端に煤を残してはダメですし、3日も4日も時間を掛けているようではお話しにならない。

唯一無二のDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)なら、エンジンをO/Hせずに短時間で完璧な煤除去が出来ます。




ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジン。  空気が吸えなくなるとパフォーマンス低下し新車時の性能を発揮するのは難しいと思いますよ~。





DSCと同時にオプション整備もお勧めしています。

(インタークーラー洗浄)で内部に溜まったブローバイオイルを排出し、内部を洗浄しますね。





ここ数年でオプション指名率が急増したのが(水冷EGRクーラー洗浄)

これが詰まるとディーラー整備であれば新品交換になり、工賃も部品代も高額になりますね。(酷いとEGR系の警告灯が点灯します)


弊社ではDSCと同時なら作業工程が重複している部分はカットし、クーラー自体を完全洗浄が出来るので部品代も掛からない。


結果として別途新品交換時の半額以下になるので、交換ではなく洗浄を推奨しています。

これでクールドEGRが効果的に使えますね!!

洗浄後には格子状の穴に確認用の細い棒(30cm)を突っ込んで、内部で詰まっていないかを導通確認しています。

画像手前は比較的簡単に煤を除去出来るのですが、奥が詰まっている場合が多いので完全除去は結構大変なのですよ。 だからディーラーさんでは新品交換をするのでしょうね。


EGRクーラーの入口からライトを照らしてみました。フィンの中までキレイになっていますね。



洗浄後のインテーク・EGR系部品を純正ガスケットで組付けますね。








オプション整備(LLC圧送式交換)

ラジエターリフレッシャーを接続して、脈動圧送式で冷却水を全量交換します。

・エンジン始動しダイヤフラム式ポンプでLLCを圧送。
・冷却ラインを循環し、戻ってきたLLCをろ過再生。
・エンジン、ラジエター・ヒーター全てのLLC交換。

完全暖機するまで30分以上は作動し続けて、冷却ラインに浮遊する汚れを高密度フィルターでキャッチします。

最後にLLC再生強化剤で防錆・消泡性能を強化し、劣化しやすいラジエターキャップは純正品と交換します。




こちらもリリース後に指名率が増えてきたオプション整備(マルチサーブ洗浄システム)  http://minato-motors.com/blog/?p=29071



ディーゼル整備が盛んな欧州で着々と評価を上げているマルチサーブは、大きく分けて4種類のシステム洗浄が可能です。



スカイアクティブDのクリーンディーゼルにはその内の2つ、(インジェクター洗浄システム)(DPF洗浄システム)を行います。




DSC作業2日目に(DPF洗浄システム)から始めました。


2種類のケミカルをDPFに直接噴霧し、フィルター内部の煤とアッシュをクリーニングします。



車体からDPFを外して分解し洗浄するのも否定はしませんが、時間も費用も多く掛かりますよね。

そこまで酷くない場合はマルチサーブでのケミカル洗浄で(いいんじゃないの?)思っているので、少し前から導入したのです。


DPFに繋がるホースに接続して1液目のDPFクリーナーをマルチサーブに投入し、作業をスタート。  基本は画面の指示通りに進めます。



15分後に2液目のDPFフラッシュを投入し、エンジン始動と回転数を上昇させて(熱とケミカルで)洗浄効果を促進させます。






並行して(マルチサーブ インジェクター洗浄システム)も行います。

フューエルラインにマルチサーブを接続し、サプライポンプ・デリバリーパイプ・インジェクターの内部をケミカルで直接洗浄していきますね。


マルチサーブにディーゼルシステムパージを投入し、強力洗浄を選択してエンジン始動。


エンジン回転を上昇させて固定し、1時間ほど洗浄工程を行います。


作業中も作業後も大量の白煙と異臭がマフラーから出てきますので、完全に出なくなるまで防煙防臭装置をマフラーに接続して完全排出していきます。




市販品でもインジェクターとDPFを洗浄するケミカルは販売されているのですが、プロショップオンリーのマルチサーブのケミカルは溶剤の量と性能が違うんですよ~。

有名なのがWAKO’SのDPF用洗浄剤は容量が165ml。

マルチサーブは1000mlが2本ありますので、2000mlです。
また専用の機器でコントロールしながら注入し洗浄工程を行いますので、欧州でも高い評価が貰えているのだと思います。


DIY市販品とプロショップオンリーのマルチサーブケミカル剤では、容量や値段が一桁違うので、同じように見えて同じではないのですね。


マルチサーブ洗浄システムには基本料金内に各アフターケミカルが付随しています。

納車時にボトルを手渡ししていますので、燃料給油時にタンクへ投入してもらいます。それでさらに洗浄強化を高めて内部を走りながらクリーニングするのです。

(ディーゼルエクストリームクリーナー)(DPFリジェネレーター)

こちらも定番のオプション整備(カーエアコンリフレッシュα)
年々減少するAC冷媒ガスを全量回収再生充填していきます。

冷媒ガスは多くても少なくてもNGです。 重量管理で正確にチャージしましょう。

 全ての作業を完了し試運転。

再発進時のクラッチワークはトルクが太くなったので、ペダル操作がイージーになりましたね。 試運転は市街地走行のみですが、この感じなら高速走行からの再加速でグイグイ走ると思います。



DPFやインジェクターの数値もスキャンツールのデータモニターから確認。  差圧も蓄積量のほぼゼロになり、乱れていたインジェクター補正値もゼロになりバランスが整いましたね。



インジェクターとDPFが壊れたり完全に詰まると、高額な修理費用が待っていますので、そうなる前にメンテナンスをお勧めしています。


こんな感じで予定通り1泊2日で作業が完了。  朝9時半入庫で翌日15時頃の納車になりました。




弊社ブログのDSC以外も遡って見ていただけると分かるのですが、一貫してアナウンスしているのは(壊れる前に予防整備をしましょう。)という事。


特にクリーンディーゼルはガソリン車に比べて高額な装置が多く搭載されているので、壊れたり不調になった時には費用が多く掛かるのです。



それらを高精度なセンサーで監視しているので、多少の煤や不具合であれば(それなりに走行する事)は制御補正で出来るのですよね。


センサー・ECU・アクチュエーターを高度に制御すればこのアテンザのように走って来店する事も可能なのですが、でもそれは新車時に発揮した性能ではないと思いますよ。


・新車購入時に試乗した(あのトルク感)はまだ発揮していますか?
・中古車購入したスカイアクティブDは、噂通りのパワフル走行ですか?




DSCの御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。(今回登場していないオプション整備も多数提案しています。)

 必要事項を記入してもらえれば数日以内には返信をさせていただきますね。  それではHAPPY CAR LIFE!!