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マツダ CX-5 KF2P ATF圧送式交換 マルチサーブDPF洗浄&インジェクター洗浄!!

静岡県からお越しいただいたのはマツダ CX-5 KF2P スカイアクティブ2.2D 走行距離5万キロ


今回で2回目のリピート来店です。
前回来店時から年数が経過したので予防整備的なATF交換とSKY-Dへの推奨メンテナンス(マルチサーブDPF洗浄&インジェクター洗浄)を依頼されました。

試運転後にフルードチェックをしてからATF交換を始めます。

密封式6速ATに専用アダプターを取り付けて、ATFチェンジャー(トルコン太郎)に接続しますね。




本命に使用するATFは前回同様にNUTECニューテック(NC-65)

高価な本命ATFを使用する前にまずはニューテックNC-RF(リンシングフルード)でプレ洗浄を行います。

ニューテックNC-RF(リンシングフルード)は弊社がニューテックさんに提案し、オリジナルで製作していただいたスペシャルフルード。

ニューテックのハイパフォーマンスATFへ交換する前に、AT/CVTを効果的に内部洗浄するために誕生しました。

過度な洗浄性能は求めず、ATミッション自体にダメージが残らないよう設計されています。  (過度な洗浄能力はシール等を痛めます。)




NC-RFが誕生してから4年経過し、今では年間2500リットルは使用しています。
http://minato-motors.com/blog/?p=17434


ニューテック(NC-65)&(NC-RF)でのATF圧送式交換を指名される方が非常に多いですね。

それではNC-RFでプレ洗浄を始めます。

全量圧送式交換を終えました。これがプレ洗浄後の状態です。

・左奥が新油モニター
・中央ビーカーが廃油
・右手前がプレ洗浄後のATF

新油と比べるとマダマダですが、廃油と比べるとかなりキレイになりましたね。


このままの状態で15分間のアイドリングタイム。
次は本命ATFで再交換します。

本命に使用するのはニューテックNC-65。
NUTEC史上最高峰ATFは全化学合成(エステル系)。

・極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス
・低温から高温まで安定した油膜性能を発揮。

高トルクを発生するSKY-Dには是非お勧めします。

ただし純正ATFの数倍高価なので、唯一の欠点である(フルード単価が高額)のみがネックでしょうか。


評価に対しては既にみんカラ等のSNSで絶賛されているので、ここで説明する必要はもう無いでしょう。



完璧に入れ替わりましたよね。
これでスムーズなシフトフィーリングが長期にわたり維持され、また強靭で高潤滑性能がATを保護します。


純正ATFは耐久性が低いですよね~。長く使用するとシフトフィーリングが荒くなる印象。  

NC-65なら耐久性・耐熱性が強化しており、ストリート走行レベルではなかなか劣化しないので、新車購入してスグに入れ替える方も最近では多いですよ。



最後にフルードクーラーを洗浄して、フルードレベル調整を行いました。



次はマルチサーブでDPFとインジェクター洗浄を行います。

ディーゼル普及率が大きい欧州から導入したマルチサーブ洗浄システム。



DPFから洗浄していきます。



マルチサーブをDPFの配管にセットし、DPFクリーナー(1液目)を投入。




次にDPFフラッシュ(2液目)を投入します。


これでDPF洗浄システムの洗浄工程はとりあえず終了。


引き続きインジェクター洗浄に移ります。


フューエルサプライポンプに繋がるIN・OUTにマルチサーブを接続。


画面の指示通りに進めて、ディーゼルシステムパージをマルチサーブに投入します。


約60分間ほどアイドリングをしながら、フューエルラインをシステム洗浄。


軽油を高圧に圧縮するクリーンディーゼルは、構造上フューエルライン内で汚れが発生します。

汚れが堆積し燃料の噴射具合が低下しても、ECUがセンサー情報を感知して、燃料噴射量を補正し続けます。


ですが補正制御も限度があるので、徐々に噴射コントロールが乱れてきて、最悪はインジェクターの不良になり交換となります。


真っ白なフューエルフィルターの濾過紙が、走行が増えると真っ黒になるのは整備士なら周知の事実。そしてフィルターだけでは汚れを全て取り除くのは無理なんですよね。


マルチサーブの作業が終われば、フューエルラインのエア抜き作業をしてエンジン始動。


DPFやマフラー内に溜まったクリーナーの廃液と共に、煤やアッシュ等を強制排出します。

排出作業では猛烈な白煙と異臭が出てきますので、弊社では排気回収システムを制作し作業をしています。(約2時間掛かります。)


インジェクターのバランスも整い、DPFの堆積値もゼロ。

これで良いコンディションのSKY-Dになりました。


納車時にはDPFリジェネレーターとディーゼルエクストリームクリーナー各1本を手渡ししています。

こちらは遅効性のシステムクリーナーで燃料タンクに注入し、ゆっくり内部を洗浄していきます。


ATFもクタクタになるまで使用して、フィーリングが悪化してから交換するものではありません。

インジェクターやDPFもノーメンテで使用し続けるものではありません。


悪くなってからも作業は出来ますが、それでも改善しない場合は新品部品に交換する事になります。   その場合は漏れなく高額請求がやってくるでしょう。


・エンジンにはエンジンオイル交換
・ATにはATF圧送式交換
・インジェクター&DPFにはマルチサーブ
どれも悪くならないようにする(予防整備)


定期的なメンテナンスで良いコンディションをキープしましょう。

納車時には作業中の画像をお見せしながら作業説明し、必要な方には画像をDVDにコピーしてお渡ししています。





(何故??メーカーやディーラーではこの様な長くコンディションが維持出来る作業を勧めないのですか??)これもお客様からよく聞かれますね。

そんな時は(きっと大人の事情があるんでしょうね。)とお答えさせていただいています。

ATF圧送式交換やマルチサーブシステム洗浄の御見積・予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

必要事項を記入していただいて送信してもらえれば、返信させていただきますよ~。    それではHAPPY CAR LIFE!!



トヨタ クラウン GRS210 直噴エンジンのインテークカーボン除去。ドライアイス洗浄で新車の燃焼状態にリフレッシュ。

愛知県からお越しいただいたのはトヨタ クラウン ロイヤルサルーン GRS210 平成29年式 走行距離5万キロ

ガソリン直噴エンジンのインテークバルブに堆積するカーボン完全除去(DSCドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼です。


皆さんご存じのようにトヨタ・レクサスのGR系ガソリン直噴エンジンには、インテークバルブにカーボン(煤)が堆積し固着します。



これはトヨタ・レクサスだけではなくガソリン直噴エンジンなら大体同じような感じには堆積するんですけど。

台数の多いトヨタ系のエンジンが目に付きやすいだけなんでしょうと解釈しています。(弊社ではマツダもスバルの確認してますし・・・。)




試運転をしてから作業を始めますね。


インテークマニホールド周辺の部品類を順番に外していきます。


6気筒12ポートのインテークポートやバルブ等を確認しますね。

直径40mm深さ180mmほどの穴の奥にあるインテークバルブ。

傘部とシャフト部には分厚くカーボンが堆積していました。
燃焼熱でカッチカチに固着していますね。


またポート内径には1mmほどの厚みでビッシリとカーボンが固着しており、これらを手作業で除去するのは非常に困難でしょう。



従来型のポート噴射式エンジンではなく、高効率燃焼の直噴式エンジンの場合は、燃料噴射から点火燃焼までの時間が短い為に、燃料が空気と混ざる前に燃焼が始まります。


1・液体の燃料を高圧噴射(超微細化)
2・ポート内ではなく、燃焼室内に直接噴射
3・燃料が気化し、空気と混ざり混合気になる
4・混合気を圧縮し点火燃焼


3の工程がポート式に比べて時間が短く、気化する前の微細な液体状態で高温燃焼が始まると、燃料の一部が焦げて微粒子物質のカーボン(PM)が発生する。


不完全な混合気では燃料が完全燃焼せず一部が焦げちゃうので、パワーを生み出す事もなく、燃料が無駄になりますよね。(パフォーマンス低下)



微細なカーボンが内部EGRでインテークバルブに付着し、ブローバイオイルと結合して燃焼熱でカチカチに固まる。(カーボン堆積・気渦流の阻害)



理想的なスワール・タンブル渦流がカーボン堆積で乱れるので、またまた燃料と空気の撹拌が低下し、パフォーマンスや燃費がさらに低下する。


現在の直噴エンジンでインテーク形状の乱れは、イイ事なんて何もないのです。




手作業では絶望的に時間が掛かり完璧除去出来ず、オーバーホールは時間と費用が多くかかる。


弊社では6年以上前からドライアイス洗浄機を導入し、この問題に対処してきました。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は弊社が開発したオリジナル整備で世界初の唯一無二。

またドライアイス洗浄は重曹・クルミブラスト等の洗浄とは、そもそも洗浄原理が違います。






・ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で母材から付着物を剥離。

・ドライアイスをカーボンに直撃させて瞬時に冷却。
・冷却によるカーボンのクラックした隙間にペレットが侵入
・隙間で個体から気体へ昇華爆発

その昇華体積膨張率は個体の750倍になるので、ドライアイスが衝突した瞬間にイッキに爆発するイメージです。


もちろん柔らかいドライアイスでは、金属母材へのダメージはゼロ。
またドライアイスは大気に昇華し消えるので、内部残留もゼロ。




飛散したカーボンがボディに付着しないように完全防備のマスキングします。

上記画像はマスキング途中ですが、完全体のマスキング風景は非公開。



数種類ある弊社が開発したDSC専用ノズルと専用アダプターをドライアイス洗浄機のガンにセット。

DSC作業中は完全非公開で工場も締め切って作業をしています。その分画像はバンバン撮影していますので、引き渡し時にはお見せしています。



それでは軽くワンショットしてみますね。


ドライアイスペレットが直撃した部分だけキレイに剥離しましたね。

バルブの傘部やシャフト裏も完璧に除去するように、DSC作業を行いました。



全6気筒12ポートを全て洗浄完了。


(エンジンにノーダメージで短時間で完璧に)DSCのキャッチコピー通りに仕上がりましたね。





スワールコントロールバルブに付着したカーボンもDSCで完全除去しています。



サージタンクにもカーボンが吹き返しで付着していますので、こちらは洗浄剤で洗い流します。  またガスケット類は全て新品に交換しますね。



DSCオプション整備のスパークプラグ交換。
DSCと同時に行うと重複工賃分が省けますので、安価にプラグ交換が出来ますよ!!


純正以上の燃焼を実現するNGKプレミアムRXプラグで全数交換しました。



スロットルボディ清掃初期化も、DSC時にもちろん行います。


エンジンを始動し完全暖機。

学習値を初期化してアイドリングを整えます。
これで新車時と同じ高効率の燃焼が可能になりました。



デフオイルはNUTECニューテック NC-70全化学合成ギアオイルで交換しました。




デンゲン社エコマックスjrでカーエアコンリフレッシュα。

平成29年式ですからそこまで冷媒ガスは少なくなってはいませんでしたが、再充填とコンプレッサーオイル(NC-200コンプブースト)を注入し強化しました。

・トヨタ クラウンやマークXのGR系直噴エンジン
・レクサス IS、GSのGR系直噴エンジン

これらのDSC作業は日帰りで完了します。
朝9時半入庫で夕方17時頃の納車になりますよ~。

その間は代車もお貸しできますし、目の前のJR百舌鳥もず駅からの大阪観光等を楽しんでください。


また日産やスバル・マツダのガソリン直噴にもDSCは対応しています。

DSCの御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!

マツダ CX-5 マルチサーブでインジェクターとDPFをシステム洗浄。  ドライアイス洗浄と同時依頼が急増中!!

前回ブログで紹介した愛知県から来店のマツダ CX-5 KE2AW 走行距離6万キロ。1泊2日でお預かりしています。
http://minato-motors.com/blog/?p=31547



1日目はスカイアクティブDの吸気系に堆積する煤をドライアイス洗浄で完全除去し、ATFも完全圧送式で交換しました。





2日目は4点の作業を行います。
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・カーエアコンリフレッシュα
・トランスファ、リアデフオイル交換


まずはインジェクター等のフューエルラインからマルチサーブで洗浄していきます。


ディーゼルの普及率が高い欧州から導入しているマルチサーブ。

マルチサーブのホースをフューエルラインに接続し、専用のケミカルを使用して内部洗浄。




作業時間は約60分。エンジンを掛けながらフューエルラインの内部洗浄。



よく聞かれるのがそもそも軽油が流れるフューエルラインの内部が汚れるのか??との質問。   (答え 結構汚れます。)



上記画像はディーゼルフューエルラインの部品ですが、黒く汚れているのがわかりますよね。  ですが指で拭き取るとキレイになります。

この黒い汚れがフューエルラインの内側に付着し、汚れが堆積。


そんな事はメーカーも承知の上なので、堆積しインジェクターのニードル部分が狭くなれば、噴射量補正で燃料の噴霧量をECUが常に調整しています。



フューエルフィルターも外して分解すると、だいたい真っ黒に汚れていますよね。

クリーンディーゼルになってからは、この汚れによる弊害がエンジン性能を低下させているのですよ~。

作業前の噴射量補正値はやや乱れていますね。

これがバランス良く数値が整うように、マルチサーブで洗浄します。


60分間アイドリングをしながら、時々エンジン回転数も上下させて、作業は完了しました。

高額部品であるインジェクターは定期的にメンテナンスする事を弊社では推奨しています。






次にDPFもマルチサーブでシステム洗浄しますね。


DPFに繋がる配管にマルチサーブを接続し、まずは1液目のDPFクリーナーを投入します。


次は2液目のDFPフラッシュを投入し、DPFをフラッシング。


マルチサーブの作業自体はこれで終了。
基本的には画面の指示通りに作業を進めますが、問題はここから。



DPFに溜まった廃液を(煤・アッシュ)とともに排出作業が必要で、異臭と白煙が強烈に出ます。


異臭と白煙の排出除去作業が結構時間が掛かり、その後のリセット作業を含めると2時間以上は掛かります。


引き渡し時には上記画像のケミカル剤2種を手渡ししています。

即効的にマルチサーブで汚れを落とし、(ディーゼルエクストリームクリーナー)と(DPFリジェネレーター)で遅効的に汚れを落とす。


燃料タンクに投入するタイプのケミカル剤です。後日に投入してください。


トランスファーとリアデフのギアオイル交換。

NUTECニューテック NC-70 75W90 全化学合成ギアオイル(エステル系)で交換しました。


エアコンガスも全自動冷媒回収再生充填装置(デンゲン社エコマックスjr)でリフレッシュ。

年々減少する冷媒ガスをリフレッシュチャージし、ニューテックNC-200でコンプレッサーオイルを強化します。



最後に試運転をして、無事納車となりました。

DPFの堆積量と差圧センサーの数値もゼロになり、燃料噴射補正値もバランスが整いました。


・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・ATF完全圧送式交換
・デフトランスファ ギアオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα

8点の作業を1泊2日で納車が可能。
朝9時半入庫で翌日16時頃の納車予定になります。


お預かり期間中は代車をお貸しします。
また目の前のJR百舌鳥もず駅からは、(キタ、ミナミ、天王寺)等は30分ぐらいで行けますので、愛車の整備と一緒に大阪観光もしていただけると幸いです。



DSCやマルチサーブの御見積・ご予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

それではHAPPY CAR LIFE!!

マツダ CX-5 インテーク系の煤堆積完全除去。ドライアイス洗浄でDSC。マルチサーブでインジェクターとDPF洗浄

愛知県からお越しいただいたのはマツダCX-5 KE2AW 走行距離6万キロ


まだまだ長く愛用したいので今回はエンジンやATなどのメンテナンスを依頼されました。


依頼作業内容
・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・ATF完全圧送式交換
・デフトランスファ ギアオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα


これらの作業は基本的には1泊2日で行います。

これぐらいの作業ボリュームだと朝9時半入庫で翌日のお昼16時ごろの納車ですが、今回は1週間預けると言う事なので、ゆっくり作業をさせていただきました。




問診をし試運転をしてから、作業を始めますね。


インテーク・EGR系の部品を外していきます。


インタークーラーを外して立て掛けておくと、自重落下でオイルが出てきました。

作業中はこんな感じでオイルを排出させて、内部を洗浄します。


水冷EGRクーラー・EGRの各バルブやインテークマニホールドを外します。



水冷EGRクーラーの内部フィンは外周から詰まってくる場合が多いですね。

こちらも走行距離6万キロですが、もう詰まりが始まっています。


酷い場合は上記画像のような感じで詰まります。

フィンが全詰まりはエンジン警告灯が点灯しますよ~。





インテークマニホールドと吸気シャッターバルブには、予想通りの煤堆積。


酷い箇所は厚み18mmほど堆積していました。これでは経路が狭くなり、吸気抵抗が過大になりますよね。


マニホールドの出口もこんな感じ。

煤の堆積で25%ほど経路が狭くなり、同じく吸気抵抗が掛かります。



エンジンシリンダヘッド側のインテークポートには、あまり煤の堆積はありませんでした。

スカイアクティブ-2.2Dの煤堆積パターンは全部で4パターン。

インテークマニホールド側で堆積して、エンジン側は堆積していない今回は一番多い堆積パターンです。

こうなるとシリンダー内の吸気充填率も低下するのですが、一番大きいのはアクセル開度に対してのレスポンス低下。

アクセルコントロールがしづらく、ターボの効きも唐突なCX-5になる。新車時に感じたグイグイ走るフィーリングは薄くなるでしょう。



マスキングをしてドライアイス洗浄を始めますね。

ここからは完全非公開で見学も不可。
工場の扉も締め切って作業をしています。


ちなみに画像のマスキング風景も完全体ではなく、マスキング途中ですよ~。


DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は6年前に弊社が開発しました。もう千台以上の作業実績があります。

世界初のDSC洗浄技術は唯一無二。

他社の整備工場や整備系ユーチューバーから、(ぜひ見学をさせてほしい!!)と依頼が多いですが、全てお断りさせていただいています。


ウナギ屋の秘伝のタレは門外不出ですが、DSCも同じくシークレット。

ドライアイス洗浄機にDSC専用ノズルとアダプターを装着。

まずは軽くワンショットしますね。

ドライアイスペレットが直撃した箇所だけキレイになりました。




自社で製作した数種類ある(DSCノズル)と(DSCアダプター)を組み替えて、ポート内部やバルブに堆積した煤を完全剥離させますね。



4気筒8ポート全てDSCで除去完了。
バルブ傘部に固着した煤も全て洗浄できました。




「遅い仕事は牛でも出来る』
昔、私が見習いの時には、よくそう言われて怒られました。

丁寧で遅い仕事は意味がなく、それはアマチュア。
早く確実で丁寧な仕事がプロ。


皆さんの職場にいませんか?丁寧にしているけど(仕事の遅い人)。
それではダメですよね。



(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)
DSCキャッチコピー通りに、弊社では作業が進みます。


インテークマニホールドと吸気シャッターバルブ・EGRバルブやEGRクーラーも全て洗浄完了。


EGRクーラー内のフィンは細長い棒を差し込んで、全ての穴が貫通しているかを確認しています。




ディーゼルは空気を吸ってナンボのエンジンですから、空気が吸いづらい状態になるとエンジンパフォーマンスは落ちるのです。



吸気充填率が下がり、燃料と空気の撹拌が乱れれば、燃焼効率が落ちて燃費が悪くなります。  また燃料がキレイに燃えないので、当然煤の発生量が増えるのですね。


結論を言えば煤が堆積した状態で乗り続けても、いい事なんて何もないのですよ。


ガスケット類は全て純正品で交換し、元の状態に組み立てます。


インタークーラーは洗浄剤を流しこんで、内部をキレイにしてから装着します。
劣化しやすいラジエターキャップは新品に交換しますね。



LLCを補充して、エア抜き作業を行いました。


最後に各学習値の初期化とインジェクター噴射量の再学習をし、大切な(マル秘作業)をゴニョゴニョにてDSCは一旦終了。







時間がないので次に進みます~。


ATF交換も並行して作業をしています。


フルードチェックをしてから、オイルパンを外して洗浄しました。


ストレーナーを交換して、オイルパン洗浄後に再装着。


オイルパンの液体ガスケットは某国から直輸入している特殊なものを使用しています。高性能かつ作業性が良いので短時間で作業が出来るのですね。


ATFチェンジャー(トルコン太郎)に接続して、ニューテックNC-RFでプレ洗浄。


全量イッキに圧送式交換しました。
この時点で結構きれいになりましたね。







15分間のアイドリングタイム後に、今度は本命ATFで再交換します。

ニューテック史上最高峰のATF NC-65 
全化学合成ハイパフォーマンスATF(エステル系)



極薄で強靭な油膜性能は市販ATFでは最強レベル。
高い耐熱性はストレート走行レベルでは、そう簡単には劣化しません。

みんカラ等でのSNSでも絶賛好評中なので、今更弊社が説明するほどでもないと思います。




ほぼ完璧に入れ替わりました。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約6万キロ。

フルードクーラーを洗浄して、規定温度でレベル調整を行いました。




こんな感じで1日目は終了。

マルチサーブ DPF・インジェクター洗浄システムやギアオイル交換は、2日目の朝から作業します~。



次回ブログでその様子を紹介しますね!!
それではお楽しみに~。HAPPY CAR LIFE!!






今週も遠方からの来店ありがとうございます。  来たついでに大阪観光でもどうぞ~。

今週も全国各地から多くの車両が入庫していただきました。
特にこの週はマツダ車の作業依頼が多かったですね。

・新潟県からはアテンザGJ2FP
・愛知県からはCX-5 KE2AW
・広島県からはマツダスピードアクセラBK3P
たまたま3台が揃ったので撮影しました。

納車前の車両・整備中の車両・これから作業を始める車両と様々です。





他府県から大阪堺市のミナト自動車にお越しいただいていますが、せっかく大阪まで来たのなら少し観光でもしてもらえればな~と思っています。



そんな訳で今回のブログはいつもの整備ブログではなく、定期的にUPしている大阪観光案内ブログです。


桜が満開になった翌週に大阪城まで行ってみました。
天気が良かったので散歩ついでに行きましたが、私自身も大阪城に行ったのは数十年ぶりですかね?

弊社の目の前にあるJR阪和線(百舌鳥もず駅)から天王寺駅で乗り換えて、大阪環状線内回りで(大阪城公園駅)に到着。




昔に来た時の面影はなく、ジョーテラスという名のお店が並ぶ綺麗なストリートが出来ていました。

インバウンド需要もなく、マンボウ明けの平日時でしたが、結構たくさんの人がいましたよ~。




有名たこ焼き店の(わなか)があったので、軽い昼食。
たこ焼き(ソース味8個)と(明太マヨ味8個)をチョイス。


本店は難波のNGKグランド花月横ですが、こちらにも支店がありました。
http://minato-motors.com/blog/?p=25803ぶらぶら大阪散歩編


他府県から来店されたお客様に(近所においしいたこ焼き屋はないですか?本場のが食べたいです・・・・。)と聞かれるのですが・・・。


正直に言えば弊社のそばには無いです。

大阪人はたこ焼きを(お店で食べる)よりも、(家で作って食べる)方が多いので、(自宅で作る以上の美味しいたこ焼き)は観光地や繁華街等に行かないとにはなかなか出会えない。


そこそこ有名な店のたこ焼きは、結構美味しいですよ~。


テラスから下を見るとロードトレインが走っていきました。


片道300円で大阪城の内堀(極楽橋)まで行けるそうです。
どうせならと、大人券2枚を買って乗ってみますね。

老若男女問わず、定員満杯で出発。

車両内はビニールで区分けされているので、1つの区分けに1グループと感染対策していましたよ。


極楽橋で降りて、そこからは歩いて登城しますね。


意外と若いカップルやグループが多かったですね。その次に年配のグループかな~。

私のような中年40代は少ないのは、たぶん平日だからでしょうか。

小学生の時に来た時は、大阪城天守閣には上っていないような気がする。

もしかすると上ったのかもしれないが、まったく記憶にない。

せっかく来たので天守閣まで行きますね。
大人600円2枚を購入し、入ってみます。

去年は高知城・松山城・姫路城に行きました。
今年初のお城は鉄筋コンクリート造りの大阪城。

正直に言えば(あまりお城という建築物には興味が無いんです。)どちらか言えば(歴史や地政学的な資料)を見に行っている感じですかね。


お城のそばに行けば(資料館)があるので、そっちが見たいんですよね~。



上町台地の先端にある大阪城。

その南側にある百舌鳥古墳群(仁徳稜古墳)の横にミナト自動車があります。




もともと浄土真宗石山本願寺があった場所に、織田信長の本願寺攻略後に豊臣秀吉が築城した(豊臣時代の大阪城)。

今回見学した大阪城は(豊臣時代の大阪城)ではありません。

大阪冬の陣・夏の陣で落城した大阪城を、徳川幕府が再築した(徳川時代の大阪城)です。


大阪城の内部が資料館になっているので、それを見ながら降りてきました。

地政学的に見れば西国に睨みを利かすには重要拠点になるので、豊臣色を消しながら徳川大阪城が存在したのですね。


正面の桜門に行くと鏡石には、城内一の巨石が使われています。

天下を取った徳川の権威を誇示し、西国大名の財力を消費させるために各大名に命じて城内を大改修されました。

通称(蛸石)という巨石がある桝形は備前岡山藩 藩主池田忠雄が担当したそうですよ。


石の大きさ=忠誠心の現れということでしょうかね??



桜門からグルっと一周して、大阪城前駅まで歩いていきました。
こんな感じだと約3~4時間ぐらいで回れます。

天気が良い日の散歩には、ちょうどいい感じですね。


日帰りや1泊2日での来店やリフレッシュプランでの入庫引き取りの来店時に、もし時間があるようでしたら大阪観光でもしていただけると幸いです。



次は大阪城公園横にある(大阪歴史博物館)に行くつもりでしたが、最近堺市に(シマノ自転車博物館)がオープンしたのでどちらに行こうか?思案中。

それではHAPPY CAR LIFE!!