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レクサス LS460 ATF完全圧送式交換。 こんな事もたまにはあるんですよね~。

三重県 桑名市からお越し頂きました。

レクサス LS460 USF40

走行距離169000km

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

 

 

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中古車購入のため、過去のATF交換暦は不明。

 

 

 

試運転からATFチェック。

 

まずはオイルパンから分解洗浄。

ATFストレーナーは交換して、磁石の鉄粉も除去。

 

 

 

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オイルパンを組み立てて

純正同等油アイシンAFW+ でプレ洗浄。

 

イッキに全量交換します。

 

 

 

 

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・左奥が新油

・中央ビーカーが旧ATF

 

右手前がプレ洗浄後の状態です。

 

 

 

 

真っ黒のATFが新油までとは言えないが、

ほぼほぼキレイになりましたね。

 

 

 

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そこから本命ATFを使用します。

 

NUTEC ニューテック 『NC-65』

全化学合成ATF エステル系

 

 

 

NUTEC 最高峰ATFでもう一度圧送式で交換します。

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

 

注意

NC-65は色味が弱いため、AFW+の赤色に干渉されます。

色まで完全には変わりません。

 

 

 

一度冷却してから、

規定温度でレベル調整をしました。

 

 

 

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デフオイルもNUTEC NC-70 75w90。

 

こちらも全化学合成ギアオイルに交換します。

 

 

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュα も施工しました。

 

 

 

ACコンプレッサーを保護強化する

NUTEC NC-200 コンプブーストも同時注入。

 

 

回収した冷媒ガスは

規定充填量より170g少なかったですね。

 

 

 

デンゲン社 エコマックスjrで全自動リフレッシュ。

冷媒ガスは重量管理でメンテナンスを。

 

 

 

 

 

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スロットルボディの清掃&初期化をするために、

エンジンに覆いかぶさるカバーを外すと・・・。

 

 

 

 

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なんとラジエターのパイプが破損していました。

 

 

よくオーバーヒートせずに堺市まで到着できたなと。

 

 

 

大阪観光中のオーナーさんにTELをして、事情を説明。

 

すると中古車購入時の整備保険があるので

ソレで対応して欲しいとの返答。

 

 

 

 

 

弊社でも数回ほどその保険会社さんとは

事務処理をしているのですぐに作業請求の協定。

 

 

保険範囲内にラジエターが含まれているので、

純正部品をスグに手配しました。

 

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外したラジエターのアッパータンクは

熱で劣化してますね。

 

 

こうなると樹脂製タンクは脆くなるので、

注意が必要です。

 

 

 

 

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到着した純正ラジエターは

折れたパイプの部分が強化してある対策品。

 

 

パイプ内径はそのままで

外径は太くなっています。

 

ノギスで測定すると10mm→13mmに変更。

やはり強度不足で破損が多いのでしょかね。

 

 

 

 

あんなに細いパイプ形状で

アッパーホースのスグ隣にあれば

熱劣化で折れるよね~。

 

 

 

 

 

 

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ラジエターホースも交換します。

同時交換になるパイプに繋がるホースも13mm用に。

 

 

LLCを注入しエア抜き作業。

 

 

シリンダヘッドガスケット破損の吹き戻しの有無を確認し、

試運転をして全ての作業が完了しました。

 

 

 

 

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三重県からの来店だったのですが、

入庫日中には部品も到着しないのでそのままお預かりに。

 

 

そして作業完了した数日後、

もう一度堺市に来て頂き納車となりました。

 

 

 

 

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

日帰り作業が数日間のお預かりになる事は、

そんなに頻繁にはありません。

 

 

ただ年に数回は(アッこれは!?)という事もあるので、

臨機応変に対応しています。

 

 

 

 

 

今回は保険会社側が手配する社外ラジエターを拒否をして、

弊社で純正部品の手配交換を交渉しました。

 

 

調べるとLSの社外品ラジエターはパイプ径10mm。

 

 

そんなのを使用すると

数年後にはまた破損しますよね。

 

 

 

それとLSのラジエターは

ビックリするほど純正定価が安いので、

交換する際は対策済みの純正品を使用しましょう。

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

 

 

東大阪市からリフレッシュプラン。 ニッサンZ11キューブ。 作業重複度も考慮しますね。

大阪府東大阪市からお越し頂いたのは

ニッサン キューブ YZ11

走行距離129000Km

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

 

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メールからの相談内容は

 

・このキューブを長く乗りたいので今の状態はどうだろうか?

・これから実施した方が良い整備などを提案ほしい。

とお問い合わせがありました。

 

 

 

 

・予算は大体○十万円以内で!!

・お預かり日数は何週間!!

 

希望整備内容も明確で

分かりやすい相談は非常に助かります。

http://minato-motors.com/blog/?p=7626

 

 

 

 

 

 

スケジュールを調整して入庫して頂き、

まずは問診から。

 

 

 

・今までの整備状況と使用環境。

・現在の車両への不満点や不具合点。

 

今後の使用期間や走行距離などをお聞きして

このキューブに最適な整備をプランニング。

 

 

 

 

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試運転をしてから排気ガステスト

エンジン燃焼状態のチェックをしますね。

 

 

 

スキャンツールを接続し

エラーコードとライブデーター数値の確認。

 

Z11系キューブ 特有のあるライブ数値を確認すれば、

普段のオイルメンテナンスがよく分かりますね。

 

 

 

 

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次にトータルアライメントを測定し、

足回りの劣化度を判定します。

 

 

これらのチェックした数値 と 実車を診た点検結果から、

キューブに必要で最適な整備プランを提案しました。

 

 

 

 

 

オーナーさんとはTELにて打ち合わせ。

 

メール送信した御見積書をお互い見ながら

整備プランの内容を説明し、

数回修正してプラン内容が決定しました。

 

 

 

それでは始めますね。

 

 

 

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点検するとリアハブベアリングからの異音アリ。

 

タイヤを外しフリーでハブを回転させると、

カラカラ~と軽い音が・・・。

 

 

ハブベアリングの劣化ですね。

 

 

 

 

 

ルノーの影響か?フランス製のB/Gが使用されているので、

Z11キューブでは定番の故障になっていますね。

 

 

どう考えてもB/Gは日本製の方が丈夫なんですけどね~。

 

 

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ベアリングをプレスで交換していきます。

 

 

右がダメなら、いずれ左側も・・・。

 

予防整備で左右のベアリングを交換しました。

 

 

 

 

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フロントロアアームのブッシュ破損。

 

ホイールアライメントの位置決めに重要なブッシュが、

ここまで劣化すれば調整する前に要交換。

 

 

 

このような状態でアライメントを調整しても、

その数値は長く維持は出来ないでしょう。

 

 

アライメントが狂う原因も

予算の範囲で解消していきますね。

 

 

 

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外してみると

結構破損してますね~。

 

左右ロアアームASSYを交換しました。

 

 

 

 

 

ロアアーム交換と同時にしたのは、

ドライブシャフトのオーバーホール。

 

 

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ドライブシャフトのインナーブーツから

グリスがニジミ出てきています。

 

 

 

ゴムブーツが割れてもいないのに、

ドライブシャフトを整備しないといけないの?

 

と思われるかもしれないですが・・・。

 

 

 

 

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シャフトを外しブーツを分解すると、

タラ~と液体が垂れてきましたね。

 

 

 

 

本当はバターぐらいの硬い粘度のグリスが、

劣化し粘度が落ちてユルユルに。

 

そうなると油膜が確保出来ないので、

ベアリングが磨耗し異音が出ます。

 

 

 

異音が鳴ってからASSY交換するも良し。

その前に予防整備をするのも良し。

 

 

今回は相談の上、オーバーホールとなりました。

 

 

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もちろんアウター側もキレイに洗浄し、

非常に硬い新品純正ブーツを組み立てます。

 

 

 

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アウターブーツは昔のようなゴム製ではなく、

プラスチックのような硬いブーツが使用されています。

 

 

通常のブーツバンドでは固定出来ないので、

カシメ式の硬~いバンドをKTC製の専用工具で締め付けますね。

 

 

 

 

 

プライヤータイプの安価な工具が売っていますが、

このバンドの締め付けは無理です。

 

実際に買って失敗しました。安物工具の銭失いです。反省。

 

 

 

KTCのこの工具は非常に使いやすいですね。

 

 

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ドライブシャフトをミッションから引き抜けば、

CVTFも排出されます。

 

 

 

CVTF交換はオーナーさんからの希望作業だったので、

CVTF交換と同時にドライブシャフトの整備は

工賃が重複するのでお徳です!と説明しました。

 

 

 

別々にするとフルードも工賃も重複し、

無駄な出費が多くなりますからね。

 

 

 

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オイルパンを脱着洗浄して、

アイシンCFExでイッキに全量交換。

 

 

ほぼ完全に入れ替わりましたね。

 

 

 

 

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LLCも圧送式交換。

 

ラジエターリフレッシャーで

ラジエター・エンジン・ヒーターコアのLLCを入れ替えます。

 

 

 

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ハンター社の最新アライメントテスター (ホークアイWA470)

 

・4つの高精度カメラでホイールに装着した

樹脂製軽量ターゲットを捕捉。

 

・約20cmタイヤを前へ回転させればターゲットのセンタリングは不要。(補正演算します。)

 

そこからハンドルを左右に動かし、キャスター等を測定。

 

 

 

 

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鉄ホイールもだいたいセンターに来るように

アバウトな取付で全く問題なし。

 

 

 

センサーとCPUの進化で

もうこんな時代になりました。

 

今後はもっと簡単になるでしょうね。

http://minato-motors.com/blog/?p=10832

 

 

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直進安定性重視のセッティング。

 

 

 

やはりショックアブソーバー劣化の影響で、

狙い通りの数値にはなりませんでしたが、

入庫前の乱れた数値を出来るだけイイ感じに持っていきました。

 

 

 

乗りやすい 走りやすい 車両になったと思います。

 

 

 

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ある程度使用した車両の整備プランは、

一律ではありません。

 

 

 

過去の整備状況や運転頻度

オーナーさんの希望整備箇所などにより、

整備重点ポイントも違ってきます。

 

 

 

そこに車種特有の整備部分もあるので、

診てみないと分からない部分が大きいですね。

 

 

 

 

 

 

(コレとコレの交換はおいくらしますか?)と

よくメールにて相談されるのですが、

その見積金額はあまり意味が無いと思っています。

 

 

 

例えばタイミングベルトの交換。

 

カム・クランクシールは交換するのか?

ウォーターポンプも同時にするのか?

 

ラジエターホースは?アッパーもロアも?

サーモスタットは?

 

ファンベルトにプーリーB/G??

 

 

15万キロ前後ならラジエター アッパータンクの劣化が

気になる時期ですよね。

 

 

 

 

 

 

例えばサスペンションアームのブュシュ交換。

 

国産車の場合、多くはアームとブュシュはASSY部品。

ブュシュのみの交換は出来る車種が限られる。

 

作業が重複するボールジョイントの交換は?

 

ロアアームを外すとエンジンマウントを外す車種もあり、

同時に交換しても良いかもしれません。

 

 

 

 

 

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目的の整備のみの費用を

知りたい気持ちは理解できますが、

 

重複・付随・推奨する他の部品を

どの程度まで作業するかで、

見積金額は大きく変わると思いますよ~。

 

 

 

 

 

 

リフレッシュプランのメインテーマは

(この車両がもし私の愛車なら、限られた予算でどう整備するか?)

これに尽きます。

 

 

 

 

整備士が愛車の整備に

バラバラな個別の整備など絶対にしない。

 

重複する無駄な作業はしたくないですからね。

 

 

 

リフレッシュプランのご相談は

HPお問い合わせフォームからどうぞ~。

 

よろしくお願いします。

Happy Car Life!!

 

 

 

 

 

 

マツダ アテンザ インテーク煤除去作業。   sky-DにはDSCでリフレッシュ。

 

 

 

 

 

 

 

数日前からアクセスが急上昇したので、

ブログ最下部に追記を記載しました。 よろしければどうぞ。

 

 

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愛知県名古屋市からお越し頂いたのは

マツダ アテンザワゴン GJ2FW

走行距離65000km

 

 

 

 

スカイアクティブDのインテーク系統に溜まるカーボン除去。

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)のご依頼です。

 http://minato-motors.com/blog/?p=9900

 

 

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最初はメールからのご相談いただきました。

(みんカラ)でDSCの存在を知って頂いたそうですね。

 

 

・昔に比べてDPFの間隔が短くなり、燃費も伸びなくなってきた。

 

・新車からの性能低下はある程度は承知しているが、

改善出来れば~と思い相談しました。

 

 

 

 

 

皆さんが言われるのはだいたい同じで

(あれっ??おかしいな?こんな感じだったっけ?)

 

ここからイロイロ検索して

弊社ブログに辿り着くようですね。

 

 

 

 

 

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朝一に入庫して頂きまして

少し温度を下げてから作業を開始。

 

 

 

 

 

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吸気系統を順番に分解していきます。

 

 

EGRバイパスパイプはこんな感じで、

エンジン排気側から流れてくるサラサラの煤が付いていますね。

 

 

 

 

 

もうすでに結構な台数をこなしているので、

サクサク分解していきます。

 

 

 

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アルミ製インテークマニホールドの内部は

ビッシリと煤が溜まってますね。

 

また吸気シャッターバルブにも

1cmぐらいのカーボン煤が固着しています。

 

 

 

 

 

 

ところでサラサラの煤がなぜ固着するのか?

 

 

 

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ターボチャージャーから

吸気シャッターバルブの間にあるのがインタークーラー。

 

 

ブローバイから吸い込まれたオイルミストが

流れ流れてインタークーラーに辿り着きます。

 

 

インタークーラー内で結露があるのか?

今回はオイルが乳白していますね。

 

 

 

このオイルが吸気の流れで吸い込まれ、

EGRの煤と交わるとサラサラがモソモソに変化します。

 

 

 

 

 

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インマニ入り口に突き刺さっているパイプがEGRの出口。

 

 

乱気流とオイルミストで

この周辺からイッキに固着が始まります。

 

 

 

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エンジンシリンダヘッド側も

診ていきましょうか?

 

 

 

 

 

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蓄積固着が少ないポートでコレぐらい。

 

 

まだマシな方ですね。

 

 

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蓄積が多いポートは

約5mm以上は蓄積していますね。

 

 

 

 

 

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クランクを回しバルブを閉じてから恒例のホジホジをすると、

こんな感じでモコモコ溜まっていきます。

 

 

 

こうなると手作業では除去不可能なのが分かると思います。

 

 

 

 

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外したインテークマニホールドを手作業でホジホジすると、

コーヒー缶1個分以上の煤が回収できました。

 

 

でもまだまだインマニ内部に張り付いているので、

これも手作業での完全除去は難しい。

 

 

 

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ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

次世代洗浄を可能にするグリーンテック社のドライアイス洗浄機。

エンジンにノーダメージで煤を剥離除去します。

 

 

 

 

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軽く数秒ワンショットすると

ここまでキレイになるんですよね~。

 

 

指で潰せるほど柔らかいペレットが、

付着物に衝突すると

サラサラの表層の煤は吹き飛びます。

 

 

 

 

その奥にある固着し硬化した煤の隙間に

固体のドライアイスが入り込むと

固体からイッキに気体に変わります。(昇華)

 

 

kkkk

 

ドライアイスは固体から気体に変わると、

体積が750倍に膨張します。

 

 

 

簡単にいえば

ペレットが隙間に入り込んだ瞬間に

小爆発が起きるのですね。

 

 

それを連続すると金属素地が見えてきて、

さらに隙間に入り込み

付着物を根こそぎ吹き飛ばします。

 

 

 

サンドブラストのように

硬い粒子を打ち付けている訳ではないので、

エンジンには全くダメージを受けないのです。

 

 

 

だから精密金型や電子基盤などの洗浄に

幅広く活用されているのですね。

 

 

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特注DSCノズルを使い分けて、

インテークポート&バルブをキレイにしました。

 

 

 

 

 

 

 

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複雑な形状のインテークマニホールドも、

DSCをすれば再利用が可能になるのです。

 

 

 

 

 

 

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DSCオプション作業のインタークーラー洗浄。

 

 

オイルが溜まった内部は

洗浄剤で洗い流します。

 

 

今回は結構汚れていたので、

大量の洗浄剤を使用しました。

 

 

 

 

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吸気シャッターバルブや

EGRバルブもDSCで洗浄しています。

 

 

 

どちらもモーターと基盤があるので、

ケミカルや水分はNGなんですよ~。

 

 

 

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再使用不可能なのはガスケットぐらいですね。

 

 

最近は依頼数が多いので

常時5台分ぐらいはストックしています。

 

 

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全てを元通りに組み立てて、

エンジン再始動。

 

 

LLCのエア抜き作業をして、

ECUやセンサー等の学習値も初期化します。

 

 

 

翌朝にはエンジンが冷えているので、

再チェックと試運転をして納車となります。

 

 

一度冷やさないとLLCのレベルが

確認できないんですよね~。

 

 

 

 

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もちろんこのオーナーさんも

純正オイルに純正オイルエレメントを使用しており、

定期的にディーラーさんでオイル交換をしています。

 

 

 

 

通常の使用で通常のメンテナンスですが、

やはり煤が溜まって性能低下。

 

 

 

 

遠く昔に感じていたあの強力なトルクと、

アクセルの感触とターボ加速のリニア感。

 

 

はっきり回復するのでオーナーさんなら

スグに変化が分かるそうですね。

 

 

 

今回もお礼のメールを頂いたので、

満足して頂いたのではと思います。

 

 

 

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使用環境にもよりますが、早い方なら4万キロ。

 

そうでなくても6万キロも走行すれば、

だいたいコレぐらいは蓄積してるでしょう。(弊社調べ)

 

 

 

そうなれば空気を吸ってナンボのディーゼルが、

吸いづらくなれば性能低下しますよね。

 

 

 

 

ただ性能が低下しても

エンジンが壊れる事は無いと思いますので、

 

経年劣化と割り切れば

そんなに気にしなくてもイイでしょう。

 

 

 

 

 

でも新車時に感じたあのトルクフルな走りと

現状の走りが違うと思われるなら

ぜひご相談くださいね~。

 

 

 

HP(お問い合わせフォーム)から

お見積・御予約をお待ちしています~。

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

 

 

(追記)

 

SNSや某掲示板などにsky-Dの煤が詰まっている画像を

無断で引用しているのは承知しています。

 

(画像の元ネタも調べず、安易に引用しているのでしょう。)

 

 

 

弊社がネット公開した時点で

それらの行為は止める事は出来ないので、

それ自体はそんなに気にせず静観しています~。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね~、

煤が溜まった画像のみの引用はどうなんでしょうか?

 

 

それらを解決する方法があるのですから

キレイになった画像も同時に貼り付けて頂けると

不安を煽る事にもならないと思いますよ~。

 

 

 

 

 

弊社のブログで公開している作業は

ビフォーアフターを全てお見せしています。

 

 

 

(ATFはこんなに汚れているのです~!!)

(ブッシュはガタガタに破損するのです!!)などなど

 

悪い部分だけの指摘ではなくて、

 

 

きちんと整備をすれば

本来の性能を回復させる事ができるという

整備の提案ブログと自負しています。

 

 

(そもそも整備士ってそういう事も仕事の一部ですから。)

 

 

 

 

 

 

匿名ではなく実名で看板を公開しているショップブログですから

もちろん商売っ気はありますよ~。(営利企業ですからね~)

 

 

不安を煽ってあとは放置では、整備士失格と思います。

(それなら言わない方が良いでしょう)

 

 

 

 

予算が有り、症状に気になる方は

どうぞご相談くださいね~。

 

 

よろしくお願いします。

 

 

 

ATF交換にDSC作業。   クラウンハイブリッドにマークX。  兵庫県から群馬から。

大阪府堺市にあるミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

関西近郊から中部・関東方面などなど

多くの方から依頼が多いATF交換。

 

 

朝一入庫の弾丸日帰りや

観光ついでの一泊お預かりなど

 

柔軟に対応していますので

ぜひご相談くださいね~。

 

 

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群馬県高崎市からお越し頂いたのは、

マークX GRX121 3GR-FSE

モデリスタ スーパーチャージャー仕様

走行距離8万キロ

 

 

 

ATF完全圧送式交換

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

などなどの1泊預かり作業です。

 

 

 

まずはATF交換から。

 

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オイルパン洗浄・ストレーナー交換。

 

ガスケットも交換して元に組み立て。

 

 

 

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アイシンAFW+でのプレ洗浄後に、

ニューテックNUTEC 『NC-65』で全量圧送式交換。

 

 

 

スカッとキレイに入れ替わりましたね~。

規定温度でレベル調整します。

 

 

 

 

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DSCも同時進行で行ないました。

 

 

通常の3GR直噴エンジンではなく、

モデリスタ製の純正OP スーパーチャージャー。

 

 

インテークのサージタンクも

水冷インタークーラー内蔵のアルミ製に、

 

部品点数も増えて複雑になり

分解作業は2倍ほど時間が掛かります。

 

 

 

でも何台か作業したので

もう馴れて余裕ですけどね。

 

 

 

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インテークバルブにガチガチに固着したカーボンを

次世代洗浄機 ドライアイス洗浄機で剥離除去します。

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

kkkk

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エンジンにノーダメージ&短時間で、

インテークバルブのカーボンを除去できる唯一の洗浄作業。

 

 

ミナト自動車が開発したオリジナル整備メニューです。

 

 

 

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デフオイルもNUTEC NC-70

全化学合成ギアオイルに交換。

 

 

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大阪観光を楽しまれて、

翌日納車しお帰りになられました。

 

ありがとうございます。

 

 

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兵庫県 神戸市からは

クラウンハイブリッド タクシー仕様。

 

AWS210  35000km走行

 

 

 

仕事終わりに来店されて一日お預かりし、

翌日お昼の引き取り予定。

 

 

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このHVミッションはATF充填量は非常に少なく、

圧送式交換しない方が良いです。

(200系クラウンHVミッションとは構造が少し違います。)

 

 

 

圧送式ではなくドレンアウト式にて交換。

交換効率を高める為のオイルパン脱着洗浄は必須作業。

 

 

 

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NUTEC NC-65をセットして、

ドレンアウト式で交換しますね。

 

 

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排出されたATFを右から順に並べてみました。

 

走行距離3万キロ少しなので元々そんなに汚れてはいないのですが、

逆にキレイに内にNC-65で交換することもアリだと思いますよ。

 

 

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デフオイルもNUTEC ニューテックで。

 

NC-70 75W90 全化学合成ギアオイルで交換しました。

 

 

 

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入庫する車両全てをブログにて紹介したいのですが、

台数が多すぎて一部のみアップしています。

 

 

作業時間やメール返信などの業務の合間をみて、

ボチボチ書いていますのでどうぞご理解のほど宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

ATF交換のご相談・ご依頼・お見積は、

HP(お問い合わせフォーム)をご用意しています。

 

 

車種やグレード・年式など結構変更されている部分が多いので、

車検証を見ながら詳細にフォーム記入をして頂けると助かります。

 

 

 

お手数をお掛けしますがご協力お願いしますね~。

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

大阪からはホンダ エリシオンにリフレッシュプラン。  中古車購入後の整備方法。

大阪府北部からお越し頂いたのは

ホンダ エリシオン RR1

19年式 98000km

 

 

 

 

ユーザーさんが希望する整備と

点検結果から弊社が推奨する整備。

 

 

予算に合わせたオススメ整備プラン

で愛車を再生させる

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

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メールからのご相談では最近に中古購入されたようで、

本格的な整備してから使用予定だそうです。

 

 

中古車購入時の納車整備では、

少し心許ないと思われる方はどうぞご相談くださいね。

 

 

 

 

 

問診から始めると

お仕事メインでの使用予定で・・・・。

 

年間走行距離も多く、主に高速道路の移動が中心。

 

 

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試運転をしてから排気ガステストで、

エンジン燃焼状態をチェック。

 

 

排気ガスは非常に良好でした。

 

 

 

スキャンツールを接続し、

エラーコードはもちろんですが

各ライブデータもチェックします。

 

 

最新ハンター社ホークアイ アライメントテスターで測定して

サスペンション関係の劣化度も判定します。

 

 

 

 

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リフトアップしてタイヤを外し、

エンジン・ミッション・足回りなどなど。

 

 

点検してから整備プランの見積りを制作。

 

お客様と協議・相談をして

プラン内容を決定します。

 

 

 

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年間走行距離が4万キロだとお聞きしたので、

スパークプラグ交換 と スロットル&ISCV清掃。

 

 

超寿命高性能プラグの『NGKイリジウムMAX』

 

劣化したプラグを使い続けると、

イグニッションコイルが負担が増えますよ~。

 

 

 

エンジン回転数の安定化に

スロットルボディのISCVを分解清掃。

 

 

 

予防整備も重要ですね。

 

 

 

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エアエレメントも同時に交換しますね。

 

 

 

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他社にて車検に合格したばかりだそうですが、

リア スタビリンクロッドのブーツ破損。

 

 

車検不合格のはずなので、今回交換しておきます。

(弊社のチェックは厳しいですよ~。)

 

 

 

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リアのアライメント数値は大幅なトゥアウト。

片減り変磨耗が酷く、タイヤはNGです。

 

 

 

純正17インチから

純正インチアップホイールの18インチに交換して、

トーヨー トランパスMPZ に装着しました。

 

 

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フロントサスペンションアームのブュシュが劣化

キャンバー・キャスターを決める重要な部品です。

 

ブッシュ交換ではなく

左右アームASSYで交換しました。

 

 

 

 

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異音が発生しやすい

右ドライブシャフトの中間ベアリング。

 

 

サスアームと同時に交換した方が作業重複度が高いので、

予防整備で交換します。

 

 

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ATF交換も行いますね~。

 

アイシンAFW+でまずはプレ洗浄し

本命ATFを使用する前に、AT内部をクリーニング。

 

 

 

オイルパン構造の無いホンダ社ATは、

汚れを蓄積させないのが重要ですね。

 

 

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本命ATFにはNUTEC ニューテック 『ZZ51改

全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)

 

 

高温・高回転・高負荷時にも耐えられ、

高い油膜性能を発揮します。

 

 

ハイエンドATFのNC-65が低粘度仕様なら、

ZZ51改は標準粘度のセッティングです。

 

 

 

 

ちなみに車両重量2t近いエリシオンは、

ATFの負担は非常に大きいのですよ~。

 

 

 

 

 

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ここまでキレイになれば

次回推奨交換時期は5万キロ以上。

 

 

 

全化学合成ATFを使用しての全量交換は、

高性能が長く続くロングライフ化。

 

頻繁に交換しないATFには有効ですね。

 

 

 

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LLCも全量圧送式交換。

 

 

ホンダ 青スーパーLLC用のラジエターリフレッシャーで、

エンジン・ラジエター・ヒータコアのLLCを交換しました。

 

 

 

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エアコン冷媒ガスをリフレッシュ。

 

デンゲン社エコマックスJrで、

全量回収再生充填します。

 

 

規定充填量より150g少なかったですね。

 

 

全回収で真空引きし

規定量((725g ±25g)まで再チャージ。

 

 

 

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最後に試運転をしてから、アライメントを再測定。

 

リア側の車体下に潜り込み、

リモコンの数値を見ながら調整します。

 

 

それが終わればフロント側の調整。

 

 

 

 

直進安定性重視でタイヤに優しい

アライメント数値に調整しました。

 

高速道路走行が楽になると思いますよ~。

 

 

 

 

次回の整備機会には

ショックアブソーバーのリフレッシュもお話しました。

 

 

 

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弊社のリフレッシュプランには、

トータルアライメント測定・調整は含まれています。

 

 

 

まずは入庫時に1回目の測定。

 

この時の(アライメント数値) と

(足回りの点検)から車両コンディションを診断し、

総合的な整備プランを決めています。

 

 

 

足回り関係の作業が完了したら、2回目の測定&調整。

 

 

『何が悪くて ・ 何を整備して ・ どうなったか。』

こうする事によって入庫前と納車時の違いが

数値で分かりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

排気ガステスター・バッテリーアナライザー。

スキャンツール・アライメントテスターなどなど。

 

 

これらの測定器はアナライザーとして活用し、

最適な整備プランを提案。

 

その為にはアライメントは2回測定する必要があるのですね。

 

 

 

 

 

そして測定スピード&精度が非常に良い

ハンター社ホークアイ WA470は弊社の武器になってくれるでしょう。

 

 

 

 

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新車から使用しているが、

そろそろ本格的な整備をしてリフレッシュしたい。

 

中古車購入で整備暦が分からないため、

リフレッシュ整備をしてこれから使用したい。

 

 

そんな方には提案型整備『リフレッシュプラン』を

どうぞご利用くださいね~。

 

 

 

 

 

それではHappy Car Life!!