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あの記録が破られた!! 北海道からアテンザ来店。  ディーゼル煤の除去作業。 

もうこれ以上の記録は生まれないでしょう!

と思っていましたが・・・。

 

 

 

『来店最長距離記録』

宮城県仙台市 860km

http://minato-motors.com/blog/?p=10775

 

宮崎県宮崎市 909km

http://minato-motors.com/blog/?p=11095

 

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北海道札幌市近郊からお越し頂きました。

 

アテンザワゴン GJ2FW

走行距離85000km MT車

 

 

 

インテーク系に蓄積する煤を

ドライアイスで除去する『DSC』のご依頼です。

 

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

もともとはガソリン直噴エンジンの

インテークバルブ周辺に蓄積固着するカーボンを

完全除去するために弊社が開発したDSC。

 

 

これならクリーンディーゼルの煤蓄積も

解決できると始めたのが1年半ほど前の話。

 

 

 

おかげさまで全国各地から来店頂いています。

 

 

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サクサクインテーク系の部品を分解し、

内部の状態をチェックします。

 

 

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煤の量は少なく見えますが、

オイルが吸着され非常硬く固着しています。

 

 

煤とオイルが混じって圧縮され

熱で焼き固められた感じでしょうか?

 

 

MT車に多い蓄積パターンですが、

このタイプは非常に作業が難航します。

 

 

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エンジンヘッド側も圧縮固着しており、

超硬ピックでゴリゴリ削ると

モリモリ溢れてきました。

 

 

 

 

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ボディが汚れないように

マスキングで完全防備。

 

 

 

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ドライアイス洗浄機と

DSC特殊ノズルを使用して、

煤蓄積を除去しますね。

 

 

指で潰れるほど柔らかい

ドライアイスペレットは、

エンジンの金属やゴムシール等に

ノーダメージで作業が出来ます。

 

 

 

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いつもなら一瞬で剥離する煤蓄積は、

焼き付いているため非常に硬い。

 

 

 

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今回は非常に手間取りそうな予感。

 

DSCノズルを使い分けながら、

少しずつ剥離除去していきます。

 

 

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いつもの倍以上時間が掛かりましたが、

なんとか除去作業を完了しました。

 

 

経験上このタイプの蓄積の時は、

大体こんな感じで苦労しますね。

 

 

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インテークマニホールドの内壁に固着した煤は、

なかなか剥離してくれない。

 

 

こちらも時間を掛けて作業しました。

 

 

純正ガスケットを使用して

組み立てしますね。

 

 

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DSCのオプション整備 インタークーラー洗浄。

 

内部に溜まったブローバイオイルを

キレイに洗い流します。

 

 

 

最初に外して作業中は縦に吊るしておいて、

ある程度のオイルを排出させる。

 

最後に洗浄液で内部を洗い流して、

エアブローでフィニッシュ。

 

 

IN・OUTのガスケットも交換しますよ。

 

 

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こちらも追加オプションのMTオイル交換。

 

NUTEC ニューテック NC-70 75W90

全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

 

極薄で強靭な油膜性能は、

スコスコとシフトが入ります。

 

冷間時でもシフトフィーリングが向上し

ギア保護にも有効ですよ。

 

 

最後に各学習値をリセットして、

燃料噴射量を再学習させて完了です。

 

 

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納車時に今回はフェリー等で

北海道から来られたのですか?

 

(小樽~舞鶴のフェリーを利用して??)

と尋ねると

 

 

 

津軽海峡はフェリーを利用しましたが、

それ以外は高速道路or一般道で走ってきたそうです。

(少なくとも走行距離1300km)

 

 

 

定年退職し時間は十分あるから、

ワンコと一緒に旅をしてるんだ!!

とお話されました。

 

 

 

 

今回は日帰り作業だったのと、

天気が良く暖かい日だったので、

近くにある大仙公園でノンビリされたようですよ~。

 

 

 

 

 

 

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その日はもう一台

山口県からアテンザワゴンが、

DSC&ATF交換で入庫中。

 

 

 

 

 

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こちらはAT車の通常使用のため、

予定通りの煤蓄積。

 

 

3パターンある蓄積具合の一つ、

手前で煤が蓄積して

奥ではあまり蓄積しないタイプでした。

 

サクッとDSCをして除去完了。

 

 

 

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ATF圧送式交換

・SKY-Dr用プレ洗浄ATF

・NUTEC NC-65 (全化学合成)

 

 

 

プレ洗浄油で全量圧送式交換をして、

NC-65でもう一度全量交換しました。

 

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

ここまでキレイになれば、

次回交換推奨距離は約6万キロになります。

 

 

 

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北海道からのアテンザWの方から、

後日メールを頂きました。

 

 

 

無事地元に到着された事と、

エンジンのフィーリング・違和感等が

解決されたとのご報告。

 

 

こちらこそ遠方からお越し頂いて

ありがとうございます。

 

 

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スカイアクティブ-ディーゼルを搭載した、

アクセラ・CX-5・アテンザの方で

 

新車時からのあのトルク感が

無くなったと感じられるようでしたら

ぜひDSCをオススメします。

 

 

DSCのご相談ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

少しリフレッシュ休暇。 ほどほどに休みましょう。

少人数で営業しているミナト自動車ですが、

ほぼ年中無休でオープンしています。

 

(お盆は少しだけ・お正月長めの休業です。)

(平日・土日祝も、もちろん営業しています。)

 

 

 

 

でも全く休まずに、

仕事漬けという訳ではありません。

 

 

 

 

 

仕事に差し支えなければ、

(休みたい時に好きなだけ休む)という

緩~いスタンスでシフトを回しているんですよ~。

 

 

 

 

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10月中旬から2週間続いた

台風や前線による雨模様。

 

 

すっかりお天気が良くなりましたので、

少しリフレッシュ休暇を頂きました。

 

 

 

その日大阪は木枯らし1号が吹いたそうですが、

南国の四国南西部はピーカン・ポカポカ日和。

 

 

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今回の目的はソロSURF・ソロCAMP。

 

 

友人と行くのも良いですが、

ソロもなかなか良いものですよ~。

 

(ソロ馴れると結構ハマリます。)

 

 

 

 

順番にポイントをチェックして、

なるべく人が少なく、イイ波がある所を探しましょうか。

 

 

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風も無く、波周期も長め。

波高もそこそこで、水温ヌクヌク。

 

最高ですね。

 

軽くワンラウンド楽しんでから、

今日の寝床を確保しに行きます。

 

 

 

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四国の端にある某キャンプ場。(1人¥300-)

 

ここは管理人さんも夕方には帰るので、

完ソロ率高めです。

 

 

 

テントはモンベル ロングセラーの

ムーンライト2型 IV。

 

流行のテントと比べると地味ですが、

定番・王道の安心感は良いですね。

 

 

 

 

タープはテンマク ムササビTC焚き火。

 

時代に逆行した重いタープ生地は、

コットン・ポリの混紡生地。

 

ワンポールで設営した姿は非常に美しく、

焚き火で舞った火の粉も気にしない。

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=9686

写真を撮り忘れたのでこんな感じです。

 

 

 

 

 

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明るくなれば目が覚めて、

焚き火でコーヒーのお湯を沸かしますね。

 

 

ユニフレームのステンレスケトルは、

使い込むと焚き火の煤で

いい感じなりましたね。

 

 

 

ケトルハンガーは購入すると

結構イイお値段だったので自作決行。

 

 

異径鉄筋1m 丸鉄棒50cm

 

丸鉄棒をループ状に加工して、

先端はV字に曲げてケトルが引っ掛かるように。

 

千円ぐらいで出来ました。

 

 

 

 

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人が居なければ、波は良くないし・・・。

 

 

 

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そこそこイイ波だと、

それなりに人は多い。

 

 

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人が少なく、波がイイ場所は

探せばあるもので、

3日間自由を楽しみました。

 

 

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留守番している妻へのお土産。

 

程よい塩味が人気の秘密。

(水車の塩ケンピ)

 

この地方の銘菓ですね。

 

 

 

 

さ~次はいつ行けるかな?

HAPPY SURF&CAMP!!

 

 

 

ハイエース100系のリフレッシュ整備 その2。  リアブレーキ・ハブB/G ホイールアライメント ATF交換編 

前回ブログから続く

ハイエースのリフレッシュプラン。

 http://minato-motors.com/blog/?p=15439

 

 

 

RZH112V 2WD ガソリン1RZ

走行距離20万キロ

 

リフレッシュ後半編が始まります~。

 

 

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ハイエース定番メンテの

リアアクスル&ハブ整備。

 

バラバラに分解していきますね。

 

 

 

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シャフトのベアリング交換は

SSTと油圧プレスが必要です。

 

 

 

(SSTは自社製作のオリジナル品。)

そしてコレが有れば

グラインダーや切断機を使用せず、

確実に正確にシャフト分解出来ますよ~。

 

 

分解して清掃し、

ベアリングやABSローターを組み替えして

シャフトオイルシールも打ち替えします。

 

 

 

 

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ドラムブレーキはシリンダカップを交換して、

ライニング交換とドラム研磨。

 

リアブレーキホース&ショックアブソーバーも交換します。

 

 

 

 

組み付け後に数回のブレーキ調整。

(調整が甘いと制動力とタッチが低下します。)

 

 

200系のブレーキ調整はしやすいが、

100系はチョットやりにくい。

 

もう馴れましたけどね。

 

 

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ATF完全圧送式交換は

最初にオイルパンの洗浄から始まり、

ストレーナーとガスケットも交換します

 

元に組み付けてATFを補充して、

完全暖機を行います。

 

 

 

そこからATFチェンジャーに接続して、

圧送式で交換しますね。

 

 

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アイシンAFW+で1回目の交換では、

ほんの少しだけマシになった??

 

まだまだ汚れが酷いですね。

 

 

アイドリングで20分後に、

もう1回圧送式で交換します。

 

 

 

 

 

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2回目の全量圧送式交換で

やっとココまでキレイになりました。

 

 

 

 

ATFレベルを調整して完了です。

 

 

 

 

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現在の走行距離は20万キロで40万キロオーバーを目指すなら

フューエルポンプの予防整備は必要でしょう。

 

 

100系ガソリンは車体から燃料タンクを降ろさないと、

交換出来ないんですよね~。

 

 

 

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フューエルポンプとガスケット類も新調し、

カチカチに硬化したフューエルホースも交換します。

 

 

燃料満タンにして漏れチェックしました。

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュα も施工します。

 

あまり皆さんACメンテをしていないようですが、

100系ハイエースの場合は特にチャックした方が良いですよ。

 

 

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コンプレッサーの性能が向上した最近の車両より、

この年式のACは冷媒ガス充填量が多いです。

 

 

100系デュアルACの場合だと規定充填量は1200g

 

 

 

今回のハイエースは約半分しか入っていなく、

610g足りなかったようですね。

 

 

NUTEC NC-200コンプブーストも

同時に注入しました。

 

 

 

来年の夏は良く冷房が効くと思いますよ~。

 

 

 

 

 

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各ブッシュの1G締付と車高調整。

 

 

ハイエースの車高は車体下部の基準点と

地面との幅を計測。

 

リアの基準値と現在のリア車高をチェックして、

フロント側の車高を調整します。

 

 

 

 

 

ハイエースはこういう細かい調整が出来るので、

調整し甲斐がありますね~。

 

 

 

 

 

同時にブッシュのボルトを一度開放して、

再締付すればブッシュの無理な負担が無くなります。

(1G締付)

 

 

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ハンター社アライメントテスター (ホークアイWA470)

今回はメーカー基準値で調整させて頂きました。

 

 

かなり乗りやすくなったと思いますし、

直進安定性は結構向上したのではないでしょうか?

 

正確に言えば新車時に

戻しただけなんですけどね。

 

 

 

 

 

正直15万キロオーバーのハイエースに、

ホイールアライメントだけをしても

あまり意味はないと思います。

 

ブッシュとボールジョイントが劣化していると、

形だけのアライメント調整になりますし・・・。

 

 

サスペンションを総合的に整備して、

ホイールアライメントを整えましょう。

 

 

 

 

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2部構成で紹介した

100系ハイエースのリフレッシュプラン。

 

これが4WDやディーゼルになると

また内容が変わってきます。

 

 

 

 

中古のハイエースは人気が高く、

しかも割高で値落ちしづらい。

 

私的には8万キロぐらいのハイエースなら、

15万キロぐらい走行し値が下がった車両を購入して、

ガッツリ整備した方が長く乗れると思っています。

 

 

 

 

 

 

8万キロのハイエースなんて

新車から何も整備はしてないでしょうし、

しなくても壊れないですしね。(エンジンオイル交換以外は)

 

100系200系ハイエースを

30万・40万・50万キロオーバーまで使用されるなら、

どうぞリフレッシュプランをご利用くださいね~。

 

 

 

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

Happy Car Life!!

 

 

ハイエース100系のリフレッシュ整備 その1。  サスペンション・エンジン・ブレーキ整備編 

最近はトヨタ ハイエース100系・200系の

リフレッシュプラン依頼が多く、

なんだかハイエース整備専門店のようになってきましたね。

 

(そんなつもりは無いのですが、ありがたい事ですね。)

 

 

 

 

 

耐久性に定評があるハイエースは10万キロまでは、

そんなに手が掛かる車両ではありません。

 

E/Gオイル交換などの油脂類ぐらいを軽く交換しておけば、

機嫌良く使用出来るでしょう。

 

 

ですが10万キロを超えて15万キロぐらいになると、

だんだん劣化が表面化し

違和感や乗り心地が悪化してきます。

 

ほとんどの方が所詮バン(商用車)だから、

こんなモノかな?と思っているのではないでしょうか。

 

 

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元々設計が良いハイエースは、

最低でも30万キロ以上は走らないとね。

 

 

正しい整備を的確に行えば、

スグにご機嫌良く走るのが

ハイエースに対する私の印象です。

 

 

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地元大阪からお越し頂いたのは

ハイエース 2WD ガソリン1RZ

RZH112V 走行距離203500km

 

 

 

提案型整備 リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

弊社ブログの記事から同じ車両がある事に気が付き、

ブログ内をイロイロ見て頂いてから

メールお問い合わせを頂きました。

 

 

 

・希望整備と現状の不具合・不満点。

・お預かりできる期間

・リフレッシュに掛けれる予算

3つの質問も教えて頂き予約入庫となりました。

http://minato-motors.com/refresh/

 

 

 

 

 

問診をして試運転。

車両をチェックしていきます。

 

 

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・事前ホイールアライメント測定

・ECU点検&リフトアップ点検

・各部品・機構の分解チェック

 

 

 

 

お客様の希望整備 と 弊社がオススメする整備

予算に合わせて整備内容をプランニング。

 

 

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プラン御見積にOKが出ましたので、

部品が到着した箇所から作業を始めます。

 

(今回の部品は40~50個ぐらいは発注しました。)

 

 

それでは整備の様子を紹介しますね。

 

 

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エンジン燃焼状態を簡単にチェックするなら、

排気ガステスターの数値を見るのが基本でしょう。

 

 

 

測定するとテスターの数値が非常に悪く、

これでは弊社基準では不合格。

 

(国が定めた車検基準では問題なく合格します。)

(車検の基準は元々かなり甘いです。)

 

 

入庫時から排気ガスが臭かったので、

やっぱりなぁ~と。

 

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エンジン回転数を3500rpmで1分間。

O2センサー・触媒を熱々にして活性化。

 

 

CO HCの数値は下がりましたが、まだダメですね~。

 

 

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1線の旧型O2センサーは何とか生きているので、

エンジンの調整&整備から始めましょうか。

 

 

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アイドルスクリューを分解清掃し、

硬化したOリングも交換します。

 

 

スパークプラグも交換して

アイドリング調整&点火時期調整。

(基準値750rpm ±50 )

(NGKイリジウムMAXに交換)

 

 

 

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そこからAC時のアイドルアップも調整しました。

(基準値950rpm ±50 )

 

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これで暖機後に再測定すると、

CO・HCがほぼゼロで、CO2が大幅アップ。

 

完全燃焼していますね。

 

排気ガスはもう臭くなくなりました~。

 

 

ちなみにタコメーターの数値はかなりアバウト。

(100rpmぐらいは誤差がある。)

 

 

スキャンツールから

ECUの回転数を確認しました。

 

 

 

 

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1年前に近くの大手カー用品店舗で

オイル漏れ修理をしたそうですが、

漏れが治っていません。

 

 

ガスケットは新品に交換されているようなので、

処置が悪かったのでしょうか?

 

 

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ラジエターパイプはクラックが入り、

LLCが漏れています。

 

 

ラジエターの熱劣化も酷く、

アッパーホースも膨らみだして・・・。

 

破裂一歩前の非常にヤバイ状態でした。

 

 

 

 

 

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それではエンジン前回りをリフレッシュしますね。

 

 

100系の狭いエンジンルームは

ある程度まとめて整備した方が良いですよ。

 

 

作業重複箇所が多いのでイッキにしましょう。

 

 

 

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ヘッドカバーG/KとディスビOリングを交換して、

オイル漏れ対策。

 

キレイに脱脂して適切な箇所に

液体ガスケットを使用します。

 

 

 

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クランクシールやW/Pも交換して、

サーモスタットとホース類も多数交換。

 

ラジエターやパイプ等も新調しますね。

 

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エンジン周辺ゴム部品も交換します。

 

・カチカチになったインテークホース

・押し潰れたエンジン・ATマウント

 

どちらも異音と振動の原因になりますよ~。

 

 

 

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冷間時と温間時のファン回転数を制御する

ラジエターファンカップリング。

(200系からは電動ファンになってます。)

 

 

 

温間時の動きが悪かったので交換しました。

(慢性的な冷却不足だったと思います。)

 

 

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LLCも全量交換。

 

ラジエターリフレッシャーで

エンジン・ラジエター・前後ヒーターコアを

洗浄しながら交換しました。

 

 

最後にLLC再生強化剤の注入と

エア抜き作業。

 

 

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交換前と交換後のLLC。

 

一目瞭然ですね。

 

 

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エンジン系が終われば

サスペンション系に移ります。

 

 

・アッパーアームはボールジョイントにガタ有り。

・ステアリングラックエンドにもガタ有り。

 

ロアボールジョイントや

テンションロッドブッシュも含めて

左右交換しました。

 

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ロアアームはASSY交換ではなく、

ブッシュを打ち替えします。

 

 

100系・200系・2WD・4WD問わず

ロアアームブッシュは

打ち替えの方が安いですよ~。

 

 

 

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中空ロアアームはSSTを使用して交換すると、

アームが損傷する事がなく再利用が可能です。

 

 

逆にSSTが無ければ、アームを潰してしまうのです。

 

 

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もちろん左右ショックアブソーバーや

スタビブッシュも交換しますね。

 

 

ハイエースの純正アブソーバーは安価なので、

6万キロ毎に交換しても損はしないですよ~。

 

 

 

 

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ブレーキディスクローター と ハブベアリング。

 

ディスクローターは研磨機で再生し、

耐熱塗装を行いました。

 

 

ベアリングはガタ・焼けもないので、

キレイに洗浄してから

グリスアップで再利用します。

 

インナーシールは交換しますね。

 

 

 

 

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ブレーキキャリパーもO/H。

 

 

分解して完全洗浄しシール・ブーツを交換、

スライドピン部もキレイにしますね。

 

 

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新品ブレーキパッドにWAKO’S BPRグリス。

 

ブレーキホースも交換しました。

 

 

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やっとこれで前半終了。

 

 

ハイエースRZH112Vの整備は

まだまだ次回ブログも続きます。

 

 

お楽しみに~。

 

 

茨城県から2往復。 マツダCX-5 ATF圧送式交換。  アレを除去すればそりゃ~ビックリするでしょうね~。

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マツダ アテンザ・CX-5・アクセラの

スカイアクティブ・ディーゼル2.2D

 

 

それに搭載されるSky-Dr密封式6速ATは

通常方法ではATFの圧送式交換は出来ません。

 

 

ですが弊社オリジナルのアダプターを接続すれば、

出来ないものが可能になり、

交換効率の高い圧送式交換が出来るのです。

 

 

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茨城県からお越し頂いたのはマツダCX-5。

 

KE2AW 走行距離17万キロ

(実は今回で2回目の入庫です。)

 

 

 

 

 

 

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弊社では自動車に使われる油脂類は、

基本的に消耗品だとお伝えしています。

 

 

エンジンオイルから始まり、

デフオイルやブレーキフルード。

 

LLCも使用すれば劣化しますし、

グリスも粘度が低下して油膜確保が難しくなる。

 

 

使用箇所や酷使度・走行距離などによって、

各オイル等の交換サイクルは変わりますが、

劣化もせず交換も不要な油脂類は無いと思いますよ。

 

 

 

 

ATF交換があまりメジャーな整備ではないのは、

交換の難易度が高過ぎるからか?

 

(交換難易度が高い=交換しなくても良い)と誤解があるのが

最近の自動車整備事情のような気がします。

 

 

(それに逆らうように年間百台以上はATF交換をしています。)

 

 

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茨城県から大阪府堺市へ

朝一で入庫して頂きました。

 

まずは問診をしますね。

 

そこから試運転をしてリフトアップし、

ATFの状態をチェックして交換作業に進みます。

 

 

 

高価な本命ATFを使用する前に、

まずはプレ洗浄。

 

汚れて劣化しきったATFをイッキに入れ替えて、

AT内部をクリーニングしますね。

 

 

 

 

 

使用するATFはSky-D専用のプレ洗浄ATF。

(銘柄は企業秘密の非公開)

(マツダFZに対応している高品質なATF。)

 

 

 

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専用アダプターを接続し

規定容量分を全量圧送式交換をすれば

ココまでキレイになりました。

 

 

 

左奥に見えるのが新油モニター。(透明赤色)

中央ビーカーが劣化した廃ATF。(真っ黒)

 

右手前がクリーニングモニターで、

プレ洗浄後のATF状態です。(やや濁り気味)

 

 

新油と比べるとまだまだですが、

廃油と比べるとかなりマシになりましたね。

 

 

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走行距離17万キロでこの程度の汚れは、

10万キロ時にディーラーさんで

少量のATF交換をしているからかな?

 

 

しないよりか?は、した方がまだマシでしょう。

 

 

 

 

このまま20分ほどアイドリングで待機します。

 

 

 

 

 

 

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本命に使用するATFは

NUTEC ニューテック『NC-65』

 

全化学合成ATF(エステル系)

 

 

 

純正ATFよりも遥かに高額なATFですが、

一度使用するとリピート率高し。

 

 

ベースオイルには高価なエステル系基油を使用し、

微細化されたオイル分子構造がローフリクションに貢献。

 

均一で極薄・強靭な油膜性能は、

高負荷を掛け続けてもそんな簡単には劣化しません。

 

 

 

おそらく市販ATFでは

最強レベルのハイパフォーマンスATFだと思いますよ~。

 

 

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NC-65を使用したサーキット走行車両も

ATF交換をさせて頂いていますが、

走行中の上昇するATF油温と交換時のATFチェックを見る限り、

かなり耐熱性は高いと思います。

(レクサスIS-F IS350 IS250など)

 

 

ストリート走行レベルの負荷ではなかなか劣化しないので、

結果的には長く使用出来て経済的なんですよ~。

 

 

 

 

 

プレ洗浄油からNC-65に入れ替えて、

もう一度全量圧送式で交換します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね~。

 

ここまでキレイになれば、

次回交換推奨距離は6万キロとお伝えしています。

 

 

 

注意

NC-65は薄緑色のため色味が弱いです。

プレ洗浄油の赤色に干渉されますので、

色まではキレイに入れ替わりません。

 

 

 

 

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1ヶ月前の9月上旬 1回目の入庫時は、

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

を作業させて頂きました。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

(作業した車両を全てブログにアップしていない)

(作業台数が多すぎる為このCX-5も未掲載でした。)

 

 

 

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DSC後の効果に非常に満足して頂けたようで、

今回はATF交換のために2回目の入庫となったそうです。

 

 

 

 

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こんな状態では本来のSKY-D2.2の性能は

発揮できないでしょう。

 

 

 

これもATF交換と同様で

作業難易度があまりにも高すぎるため

そんな作業(DSC)などしなくても良いとなっている

典型的な例でしょう。

 

 

 

ディーゼルなんて

空気を吸ってナンボのエンジンですから。

 

吸気系統をここまでキレイにすれば、

違いはスグに分かると思いますよ~。

 

 

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DSCを作業してから

ATF交換の後日依頼が増えてきましたね。

 

非ディーラー整備工場の弊社が薦めるDSCをした後に、

ATF交換を後日依頼されるのはチョット嬉しい。

 

どちらもメーカー・ディーラー非公認作業。

 

お客様に認められた感がありますし、

DSCを開発して良かったなぁ~と感無量。

 

 

 

 

(もちろんDSC&ATF交換の同時依頼も多いですけど。)

 

 

 

 

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弊社の全入庫車両の90%は他府県ナンバーで、

その内の50%は関西圏以外になります。

 

 

 

 

 

茨城県水戸市から堺市までは約620km

ノンストップで走行しても8時間は掛かるでしょう。

 

交通費だけでも

かなりの額にはなるのではないでしょうか?

 

 

 

 

それを2往復で来て頂いたのは、

非常に有り難く感謝しております。

 

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今回はATF交換のみなのでお昼過ぎには作業を完了し、

大阪観光をされてお帰りになられました。

 

お気を付けてお帰りください。

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

Sky-D 2.2へのDSC作業は

基本的には一泊二日のお預かり。

(ただし条件付で特急日帰り作業も対応可能)

 

ATF交換のみなら約4時間で完了しますので、

朝入庫であれば日帰りにてお返し出来ますよ~。

 

 

 

 

 

ATF交換・DSCの御見積・ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

Happy Car Life!!