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三重県からニッサン フーガKY51  リフレッシュプランでサスペンション&オイル類をリフレッシュ。

三重県からお越しいただいたのは

ニッサン フーガ KY51

H24年式 72700km

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

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こちらのオーナー様からは先月にニッサン プリメーラを

リフレッシュプランでご利用いただきました。

ありがとうございます。

 

 

そして今回はフーガのリフレッシュ整備も依頼されました。

 

 

 

 

 

問診をしてから試運転。

 

まだ7万キロなので軽い市街地走行では、

大きな違和感はなさそうです。

 

距離相応のフィーリングでしょう。

 

 

 

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エンジン燃焼状態をチェックするには、

まずは排気ガステストが基本ですよね。

 

 

CO・HC共にほぼゼロで、CO2もまずまずな数値。

 

 

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事前アライメント測定でコンディションチェック。

 

フロント・リアともに大幅なトゥアウト。

これでは高速走行時の安定性は悪いでしょうね。

 

 

 

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そこからリフトアップして車両全体を点検します。

 

 

 

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アーガス社バッテリーアナライザーで

充発電状態をチェックして、

 

スキャンツール(G-SCAN)で

データモニターの数値確認。

 

 

 

 

デジタル・アナログ両方から点検し、

予算に合わせたオススメの整備プランを

提案させていただきました。

 

 

 

整備プランの見積はメールにて送信。

 

お電話でプラン内容を説明しながら、

予算に収まるように修正します。

 

 

整備内容に不明な点がありましたら、

この時にぜひご質問してくださいね~。

 

 

 

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まずは第一希望整備のショックアブソーバーから交換します。

 

 

希望整備一位がショックアブソーバー交換なら、

入庫前に全ての部品を入荷しておくようにしています。

 

入庫後に発注しても全ての部品が揃わない場合も多く、

またサスペンション系は部品点数も多いので

1点でもメーカー欠品になると納車時期が未定になります。

 

 

 

そうならないように前金制になりますが、

先行して発注しておきました。

 

 

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今回はカヤバ エクステージ スプリングKIT

 

付属のスプリングを装着すると

ノーマルから約20mmローダウンに変更。

 

 

 

マウントやインシュレーター等は、

純正品で交換しますね。

 

 

 

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ムラタトレーディング社の

ラジエターリフレッシャーを使用して、

LLCを全量圧送式交換します。

 

 

 

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ダイヤフラム式ポンプで圧送する事により、

微細なエアバブル発生し冷却ラインに流れます。

 

エアバブルが配管内で弾けると

ライン内に付着した汚れが剥がれ循環します。

(キャビテーションを利用)

 

 

 

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5ミクロン・20ミクロンの高密度フィルターで回収し、

ろ過をしつつ再度ポンプで圧送し続けます。

 

 

 

 

エンジンを掛けながらの20分は常に循環させ

E/G・ラジエター・ヒーターのLLCを全量交換。

(時々レーシングもして循環を促す)

 

 

 

 

 

 

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最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤を投入します。

 

 

スーパーLLCでも年々防錆と消泡性能は低下しますので、

定期的なメンテは必要ですよ~。

 

 

 

 

 

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知らない人は絶対にやっちゃダメなのが、

ニッサン デュアルスロットル清掃&初期化。

 

 

シングルスロットルの初期化(急速TAS)は

マニュアル通りで出来ますが、

デュアルの場合は手順が変わります。

 

初期化に失敗するとリカバリーするのに

大幅な時間が掛かるので注意が必要ですよ~。

 

 

 

 

 

ネット検索してもデュアルの急速TASは、

弊社ブログ以外はあまりヒットしないですよね。

 

 

今回も無事に洗浄・初期化を完了しました。

 

 

 

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ニッサン7速ATのATFを交換します。

 

 

使用するATFチェンジャーはJAM社(トルコン太郎)

プレ洗浄はNUTEC NC-RF(仮名)にて行います。

 

 

ATFの状態をチェックしてホースを接続し、

全量イッキに圧送式で交換しますね。

 

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ニューテック・ルブテクノロジーで誕生した

プレ洗浄用フルード(NC-RF リンシングフルード)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

弊社がNUTECさんに企画を持ち込んで、

製品化してもらいました~。

 

 

 

今のところは弊社のみの取扱商品で、

しかもキャンペーン価格で絶賛提供中。

(以前使用していたアイシンAFW+と同額で変更OK。)

 

 

 

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NC-RFでプレ洗浄後にやっと本命ATFを使用します。

 

NUTEC最高峰ATF 『NC-65』

全化学合成ATF エステル系

 

 

極限まで高められた油膜性能は

ローフリクション・ハイパフォーマンス。

 

耐熱性の高い全化学合成基油は、

超ロングライフにお使いいただけます。

 

 

多段化AT&大排気量車にはぜひオススメします。

 

 

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スカッときれいになりましたね。

 

ここまでキレイになれば

次回交換推奨距離は約6万キロです。

 

高い初期性能が長~く続きますよ。

最後に規定温度でATFレベル調整を行いました。

 

 

 

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デフオイルもNUTEC。

NC-70 75w90 全化学合成ギアオイル

 

ガスケットも交換し、規定トルクで締め付け完了。

 

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで、

ACガスをメンテナンス。

 

 

 

デンゲン社エコマックスJrで

エアコン冷媒ガスをリフレッシュします。

 

同時にNUTEC NC-200を注入し、

コンプレッサーの潤滑・気密性を強化しますね。

 

 

 

 

このフーガは冷媒ガスの減少は、

50gと少なかったようですね。(漏れが少なく優秀ですね。)

 

 

 

 

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アライメントリフトに移動して1G締め付け。

各ブッシュの無駄なテンションを開放しマシ締めします。

 

 

軽く試運転をしてから

ホイールアライメントを調整しますね。

 

 

 

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ハンター社ホイールアライメントテスター(ホークアイWA470)

最新鋭テスターでホイールアライメントを測定します。

 

4つのカメラセンサーに軽量樹脂クランプターゲット。

 

ホイールを傷付けず早く正確に、

高精度の測定が出来るようになったWA470。

 

 

 

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アライメントリフトはビシャモン イヤサカリフト。

 

上昇させロックボタンを押すとリフトが降下し、

所定の位置でガチャンとリフトをロックします。

 

 

さらに無駄な油圧も開放して機械的にリフトを固定。

 

高い水平レベルが求められるアライメントリフトは、

国産NO,1リフトメーカーのスギヤス ビシャモンリフト。

 

 

 

 

 

スギヤスはリフト製造会社でイヤサカは整備機器の販社。

 

イヤサカがスギヤスにオリジナルで発注したのが、

このイヤサカリフトなんですね。(ややこしいな~。)

 

 

 

 

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各調整箇所を作業し全体を見ながら、

左右差を15’以内に収めました。

 

 

メーカー基準値プラスαで調整しました。

 

 

 

試運転と最終確認をして、

無事納車となりました~。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

GW中ですが無休で営業をしています。

 

弊社はメールでの完全予約制なので

大型連休などは電話や急な来訪などはなく、

スケジュール通り進むので作業に集中できますね。

 

 

全国各地から予約来店をいただいているので、

逆にスケジュール通りに終わらないとご迷惑が掛かりますし。

 

 

 

今年のGWのご予約は早い段階から埋まり、

3月中にはほぼ満杯となりました。

 

土日祝や連休などは希望日が確保しにくいので、

お早目のご相談の方が確保しやすいと思います。

 

 

 

 

HP(お問い合わせフォーム)をご用意していますので、

そちらから是非ご相談いただくようお願い致します。

 

それではHAPPY CAR LIFE!! 良い連休を!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬県からDSC&ATF交換。 マツダ CX-5の煤除去作業。  

群馬県からお越しいただいたのは、

マツダ CX-5 KE2AW

H25年式 11月   走行距離95700km

 

 

 

依頼内容は

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC

 

一泊二日のお預かりとなりました。

 

 

 

 

北は北海道から南は宮崎県まで、

多くのSKY-D 2.2が入庫していますよ~。

http://minato-motors.com/blog/?p=15609

http://minato-motors.com/blog/?p=14380

 

 

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スカイアクティブ 2.2Dの吸気系統に蓄積する煤を、

ドライアイスを利用して除去するDSC。

 

 

(短時間で完璧に E/Gにノーダメージで)

完全除去できる唯一の方法だと自負してます。

 

 

 

オーナーさんにお聞きすると普段は信号の少ない郊外路を

毎日通勤に使用しているそうです。(片道25分)

エンジンオイルはディーラーにて5000km毎の交換。

 

 

 

 

 

それでは試運転をしてから、

吸気系統を分解しますね~。

 

 

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サクサク分解してインテークマニホールドを外しました。

 

 

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吸気シャッターバルブと

インテークマニホールドの入り口。

 

 

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奥の方まで煤がゴボゴボに蓄積していますね。

 

 

 

 

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インテークマニホールドの出口は8つの穴。

 

エンジンシリンダヘッドへ繋がる部分ですが、

こちらはさらに酷い状態。

 

半分ぐらいは塞がっていますね。

 

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インテークマニホールドの中をホジホジすると・・・。

 

 

 

いやぁ~大量の煤が出てきましたね。

量的には缶コーヒー3本分ぐらいはありますね。

 

 

 

内部にコビリ付いているので残りはDSCで除去しましょう。

(手作業じゃキリがないですから。)

 

 

 

 

 

 

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シリンダヘッド側の吸気ポートを確認すると、

インテークマニホールド側よりさらに酷い蓄積。

 

 

5~10mmぐらいは蓄積し、

吸気経路が狭くなっていました。

 

 

 

 

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一般自動車整備では全く無名のドライアイス洗浄機ですが、

製造プラントや食品加工の分野ではおなじみの洗浄方法。

 

ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

 

ドライアイスをメディアにしてブラストするとCO2になり、

メディアがエンジン内に残留する事は無いです。

 

 

またペレット自体は柔らかいのでアルミのエンジンや

電子制御バルブ等を傷める心配も無くなります。

 

 

 

サンド・ビーズブラストのように

硬いメディアの研磨力でキレイにしている訳ではなく、

ドライアイスの昇華爆発力を利用して剥離除去しています。

 

 

前者と後者では洗浄原理が全く違うのですね。

 

 

 

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軽くワンショットすればペレットが直撃した部分だけ

キレイになりましたね。

 

 

少し見えてきたインテークバルブのシャフト部にも、

煤が固着しカッチカチ。

 

 

 

 

 

 

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さらにショットをすると

シャフトの素地が見えました。

 

 

 

インテークポートやバルブの傘部などは

複雑な形状をしています。

 

また狭いポート内は結構深いので、

数種類ある特注DSCノズルとアダプターを使い分けて

完全洗浄しますね~。

 

 

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1気筒づつ圧縮上死点にセットして、

4気筒8ポート全てキレイにしました。

 

 

バルブシャフトの裏や傘部も完璧に除去しています。

 

 

 

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インテークマニホールドや各バルブも、

全てキレイに除去完了。

 

元の状態に組み付けますね。

 

 

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純正ガスケットは欠品にならないように、

常時5台以上はストックしてます。

 

 

 

 

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オプション整備の『インタークーラー洗浄』

 

DSC作業中は吊り下げて内部のオイルを排出します。

 

 

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最後に洗浄液を流し込んで、

クーラー内部をキレイにしました。

 

 

 

ターボ車の場合はどうしてもブローバイのオイルミストが

吸気系統に入り込むので仕方がないですね。

 

機会があれば排出してあげましょう。

 

 

 

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エンジンを始動して

LLCのエア抜き作業をしながら完全暖機。

 

 

各学習値を初期化して、

燃料噴射補正を再学習しました。

 

 

 

 

最近SKY2.2Dのリコールが出ましたね。

 

今回のリコールではECUのリプロを実施すると、

対策された最新バージョンにアップされます。

 

DSC後の各初期化&再学習作業は

新車出荷前のバージョンダウンをする訳ではありません。

 

 

よく質問されるのですが

あくまでも補助機能の学習値をリセットするだけで、

大元のプログラムまで初期化する訳ではないのでご安心下さい。

 

 

 

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次はATFを全交換。

 

 

ATFをチェックして、

ATFチェンジャーを接続します。

 

 

マツダSKY-dr6速ATは密封式のため、

弊社オリジナルのアダプターを接続します。

 

これにより交換効率の高い圧送式交換が可能になります。

 

 

 

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本命ATFを使用する前にまずはプレ洗浄。

 

NUTEC RinsingFluid リンシングフルード

NC-RF(仮名)で全量圧送式交換を行います。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

 

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中央ビーカーの廃油から比べると少しマシですが、

新油の透明度と比べるとマダマダです。

 

9万キロ無交換なので結構汚れていますね。

 

 

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光を当てて見てみると、

少し内部のフィルターが見えました。

 

 

このまま15分ほどアイドリングで待機します。

 

 

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マツダ6速ATにはニューテック『NC-65』

全化学合成ATF(エステル系)

 

 

おそらく純正ATFではコスト的に採用されない

高価な全化学合成基油を贅沢に使用したNC-65

 

 

純正ATFより数倍高額ですが、

ガッカリさせる事は無いと思いますよ~。

 

 

スムーズなシフトフィーリングが長~く持続しますので、

ATFのロングライフ化には有効ですよ。

 

 

NC-65に入れ替えて

もう一度圧送式で交換しますね。

 

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キレイに入れ替わりました。

 

 

最後に規定温度でフルードレベル調整をして完了です。

 

 

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ATF交換時にはカーエアコンリフレッシュαもどうぞ~。

 

 

デンゲン社 エコマックスJr

全自動冷媒ガス回収再生充填装置。

 

 

年々減少する冷媒ガスを一度回収して重さを測り、

規定容量分をリチャージします。

 

 

 

 

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NUTEC NC-200コンプブーストも同時に注入。

 

約100g規定容量より少なかったようですね。

 

 

 

5年に1度ぐらいにはACガスもメンテしましょう。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

 

スカイアクティブ2.2DへのATF交換とDSCは、

一泊二日で完了します。

 

朝9時半の入庫で翌日お昼の納車となっています。

 

ATF交換 or DSCのどちらかのみでしたら

日帰りでの対応も出来ますので

希望の方はメール予約時にご相談ください。

 

 

 

御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)から

お待ちしています。

 

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

近々の各整備予約状況とリフト新設・土間工事のお知らせ。 工事期間中は全面作業ストップ!!

ミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

今回はいつもの整備ブログではなく、

近々の弊社予約スケジュールについてお知らせです。

 

 

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6月10日ぐらいから6月26日までは弊社のリフト入れ替え工事や、

土間工事がスタートし予約整備は全面的にストップします。

 

今回工事をしないアライメントリフトがあるスペースは、

6月26日からATF交換やDSCが少しずつ再開出来そうです。

(その他の部分はコンクリ養生期間のため車両乗り入れが不可)

 

 

 

現状の予約状況ですが工事開始まではATF交換と

DSCの各予約枠にはまだ余裕がありますので

ぜひご相談ください。

 

 

 

 

 

逆に数週間お預かりする(リフレッシュプラン)は

工事開始まではある程度予約が埋まっているのと、

工事明けスグに数台予約をいただいていますので、

今予約をいただいても 7月中旬以降からの入庫となると思います。

 

 

 

クラウン・レクサスIS・アルファード系などは作業実績が多く、

作業スケジュールが読める一部の車種は5月下旬入庫に

1枠ほど空きがあります。

(6月中旬の工事開始までには納車出来る作業のみ予約可能です。)

 

 

 

リフレッシュプランに関しては作業内容によりますので、

詳しくは一度メールにてご相談していただけると助かります。

 

 

 

 

 

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15年以上使用した2柱リフトは今回撤去し、

別の整備工場にてまた働いてくれるでしょう。

 

リフトメンテは入念にしていたので、

オイル漏れもなくチェーンの磨耗もない優秀なリフトでした。

 

 

 

 

 

そして整備リフトの完成系である

ビシャモン・ファンタスリフトを1機増設します。

 

3.5tまでリフトアップ出来る高剛性リンクの

ファンタスリフトが既存と合わせての2台体制。

 

既存のスライド式ビシャモンGリフトと

ドライブオン式アライメントリフトが各1台。

 

 

 

2柱リフトからファンタスに変更する事で、

ランクル100・ハイエースロング・レクサスLSなどの重量級が

同時にリフトアップし平行して作業可能になる予定です。

 

リフト待ちが減ってお引き受け出来るキャパも増えますので

お待たせしている予約待ちも今より少なくなると睨んでいます。

 

完成するまでの間は予約状況が混雑すると思いますが、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

レクサス LS460 ATF完全圧送式交換。  8速ATにニューテック NC-65&NC-RF。 

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兵庫県神戸市からお越しいただいたのは、

レクサス LS460 USF40

走行距離33300km

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

 

問診後に試運転をしてから、

リフトアップします。

 

ATFの状態を確認して作業を始めますね。

 

 

 

全作業工程は約6時間。

 

その間お客様は目の前のJR阪和線(百舌鳥駅)から、

大阪市内に遊びに行かれました。

(30分以内でキタ・ミナミ・天王寺に着きますよ~)

 

 

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まだ走行距離は4万キロ未満と少ない車両ですが、

お住まいの地域は神戸特有の急な坂道が多いそうです。

 

平坦な道が多い地域と急な坂道が多い地域では、

ATFに掛かる負荷が変わり劣化度も変わっていきます。

 

 

 

助走を付けての坂道走行とゼロスタートからの坂道走行でも、

ATFへの負荷は変わるでしょう。

 

 

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ATFストレーナーを交換して、

オイルパンは洗浄しガスケットも交換。

 

 

LS460のATF交換依頼は非常に多いので、

ストレーナー・ガスケット類は常時5台分は在庫しています。

 

 

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オイルパンを外すとATFが排出されますので、

まずはATFを補充しエンジンを暖機します。

 

 

この時に注入するATFはNUTEC RinsingFluid

リンシングフルード(NC-RF 仮名)を使用しました。

 

 

 

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NUTECニューテック 全化学合成ATF(NC-65・ZZ51改)で

ATF交換前のプレ洗浄用に開発された(NC-RF)

 

 

ニューテック・ルブテクノロジーから

NC-65等の性能を最大限引き出す為に誕生しました。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

 

NC-65などNUTEC ATFへの親和性が高く、

AT内部をクリーニングし最適な状態にします。

 

 

 

(過度に洗浄能力を求めずにATへのダメージはゼロにする。)

名称がフラッシングフルードではないのは、

そういった理由もあるのですね。

 

 

 

 

 

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5フィルター・デュアルポンプ内蔵の

ATFチェンジャー(トルコン太郎)に接続し

全量圧送式交換。

 

NC-RFでプレ洗浄しますね。

 

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やっとここまでキレイになりましたね。

 

 

中央ビーカーの廃油と比べると、

透明度は回復してきました。

 

 

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元々輸入車の大排気量・多段AT/DCT用に開発された

NUTEC史上最高峰ATF 『NC-65』

 

高価なエステル系全化学合成基油を使用し、

油膜性能を極限まで引き上げたそうですよ~。

 

 

 

極薄で強靭な油膜性能は極圧性を向上させ、

高トルクを受け止める8速ATを保護します。

 

また分子構造を微細化し潤滑抵抗抑えた超低粘度タイプ。

 

俊敏に作動するリニアソレノイドバルブの潤滑向上は、

スムースでクイックなシフトフィーリングを実現します。

 

 

 

唯一の欠点は非常に高額なフルード単価。

なかなかの金額ですが、

リピート率の高さは弊社ではダントツですね。

 

 

 

 

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ATFチェンジャーにNC-65を入れ替えて、

もう一度全量圧送式で交換します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

ここまでキレイになれば

次回交換推奨時期は6万キロとお伝えしています。

 

 

そこから一度冷却し規定温度で

フルードレベル調整を行いました。

 

 

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デフオイルもNUTECで交換します。

 

ニューテック NC-70

全化学合成ギアオイル75W90

 

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ハンドポンプで注入しガスケットも交換。

 

純正中空ガスケットはトルクレンチで締め付けて

漏れや破損を防ぎます。

 

正確なトルク管理は必要ですよね。

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで年々減少する

エアコン冷媒ガスをリフレッシュ。

 

 

全自動冷媒ガス回収再生充填装置

デンゲン社 エコマックスJr

 

 

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規定充填量700gに対し、

回収できた冷媒は580g。

 

 

120g足りなかったようですね。

 

内蔵計量器で正確に冷媒量を測定しながら、

全自動でリチャージしました。

 

 

 

 

またNUTEC NC-200 コンプブーストも同時に注入し、

コンプレッサーの保護強化。

 

こちらも高耐熱・高潤滑性の

エステル系全化学合成オイルを使用しています。

 

 

 

 

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ATFの場合は交換難易度が高く、

ACコンプレッサーオイルも専用機器が必要。

 

 

逆にエンジンオイルとデフオイルは

比較的交換が簡単ですよね。

 

 

車両に使用されているオイルで、

劣化しないオイル&フルードはないとアナウンスしています。

 

 

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弊社は作業中の見学はご遠慮させていただいています。

 

その代わり作業中は手元にあるカメラでバシバシ画像を残し、

納車時に画像を見ながらご説明をさせていただいています。

 

 

 

隠すほどの事ではないのですが、

ず~と観察されながらの整備作業は正直やりにくい。

 

作業に集中したいのでご理解の程宜しくお願いします。

(一番怖いのは注意散漫の作業ミスですしね。)

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

 

NUTEC リンシングフルード NC-RFは、

現在のところ弊社のみの取り扱い商品になります。

 

 

 

メーカー様・販売代理店様のご協力により、

今までプレ洗浄で使用していた(アイシンAFW+)と

同じ金額で提供する事が出来ました。

 

 

正式なリリースになると価格改正はあるかもしれませんが、

当分の間はキャンペーン価格でがんばりますね。

 

 

アイシンAFW+も常時在庫していますので、

NC-RFではなくAFW+でのプレ洗浄も可能ですが、

今のところNC-RFを選択されなかった方はいないですね~。

 

 

入庫時の問診でご説明しますので、

その時にぜひご相談ください~。

(どちらも200Lドラムで2本づつ常時在庫しています~。)

 

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

トヨタ カローラフィールダー リフレッシュプラン。  CVTF交換・サスペンション&ブレーキリフレッシュ。

大阪府南部からお越しいただいたのは、

トヨタ カローラフィールダー NZE141

走行距離11万キロ H19 3月

 

 

 

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リフレッシュプランのご依頼です。

 

4年前にCVTF圧送式交換で弊社をご利用いただき、

今回は2回目の来店となりました。

 

 

 

 

メールでのご相談では乗り心地の改善と

エアコンリフレッシュをメインにして

以前ブログに登場したシエンタと同じような整備で。

http://minato-motors.com/blog/?p=16453

 

 

 

 

同じような車体クラスをブログから見つけて

(この※※※のリフレッシュはおいくらですか?)

とメール相談してもらえると助かります。

 

 

 

 

 

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問診をしてから試運転。

 

エンジン点検の基本である排気ガステストで

燃焼状態をチェック。

 

CO・HCともにゼロでCO2は多めの数値。

非常に良好ですね。(過去の整備が良いのでしょう。)

 

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逆にサスペンション系は非常に悪く、

今までノーメンテだったと思います。

 

フロント左右の数値差が大きく、

リア数値も悪いですね。

 

 

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リフトアップしてタイヤを外し、

下回りや足回りなど車両全体を点検します。

 

 

デジタル・アナログ両面から診断して、

オススメの整備プランを提案させていただきました。

 

 

プラン内容を説明して

概算見積にOKが出ましたので、

順番に作業を始めます。

 

 

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まずはフロント足まわりを全分解。

 

・ショックアブソーバー交換

・ロアアームASSY交換

・ハブベアリング交換

・ドライブシャフトO/H

 

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ショックアブソーバーなどの部品は、

予約時に部品代金を前金でご入金していただいています。

 

部品点数が多いので入庫時に発注してメーカー欠品だと、

納車時期が未定になります。

 

そうならないようにメイン整備の部品は、

事前入荷を推奨しています。

 

 

今回はオール純正品で交換しました。

 

 

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ハブベアリングはナックルから分解して圧入作業。

 

ロアボールジョイントも交換しますね。

 

 

 

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ドライブシャフトのグリスも消耗品です。

 

熱劣化から粘度が落ちてシャバシャバになり、

油膜性能が落ちています。

 

放置すると内部のベアリングが磨耗し異音発生すると、

リビルト品に交換するか?新品交換になるでしょう。

 

 

 

 

そうなる前に10万キロに1回はO/Hでリフレッシュ。

耐久性の高い純正ブーツ&グリスキットで作業しました。

 

 

汎用品ブーツや分割式ブーツなどいろいろ社外品はありますが、

今後5万・10万キロ使用するなら純正ブーツをオススメします。

 

 

 

 

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フロントブレーキもリフレッシュ。

 

ブレーキパッド以外はノーメンテだったと思いますので、

ディスクローター研磨からキャリパーO/Hも行いました。

 

 

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ブレーキパッドは9割ほど残量が残っているので、

これを捨てるのはモッタイナイ。

 

 

パッドを清掃してシムグリスを塗り替えて、

軽くペーパー掛けして再利用しました。

 

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リアドラムブレーキは問題ないのですが、

ダストが多く効きも甘い。

 

 

内部清掃とグリスアップをして、

ブレーキ調整を行います。

 

 

ここまですると4輪のブレーキで制動するので、

ブレーキのタッチフィーリングが大幅に改善するのですよ~。

 

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リアサスペンションはトーションビーム式。

 

 

アクスルビームのブッシュが破損しており、

これは交換が必要ですね。

 

 

ほとんどのディーラーさんではビームASSY交換になりますが、

弊社には特注SSTがありますのでブッシュのみ交換が可能です。

 

 

 

 

 

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車体からビームを外して、

ブッシュ交換の作業に掛かります。

 

 

SSTを使い位置決めを正確にして交換。

 

 

 

 

(日本で一番このブッシュ交換をしているのは

私じゃないかな?)と最近思い始めています。

 

年間何十台してるんだろうか?数えようかな?

 

 

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ビームをリフレッシュすれば、

次はショックアブソーバーを。

 

 

こちらも純正品で交換しました。

 

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CVTFも圧送式で全量交換。

 

専用アダプターを接続し、

アイシンCFBでイッキに入れ替えますね。

 

 

 

前回交換した時にキレイにしたので、

今回はプレ洗浄無しで完了しました。

 

 

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで

エアコンガスメンテ。

 

デンゲン社エコマックスJrを使用し、

NUTEC NC-200コンプブーストも注入して、

冷媒ガスをリセットしました。

 

 

 

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アライメントリフトに移動し、

不要なブッシュテンションを開放して、

各ブッシュボルトを1G締付。

 

 

そこから軽く試運転し、

ブッシュ・インシュレーター等を馴染ませます。

 

 

 

そしてホイールアライメントを調整しますね。

 

 

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ハンター 最新式アライメントテスター

『ホークアイWA470』

 

軽量樹脂ターゲットの装着はクランプ式。

 

ホイールとの接触面にはシリコンリングがありますので、

ホイールを傷付ける心配は無用です。

 

 

高精度センサーが4つありますので、

鉄ホイールのような凸凹面でも高度な測定が可能になりました。

 

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左右差を無くし、

非調整のリアアライメントも微調整して

直進安定性重視のセッティングで調整しました。

 

 

 

かなり走りやすくなったと思いますよ~。

 

 

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ここまですれば定期的なE/Gオイル交換以外は

4年間ぐらいはほぼノーメンテで大丈夫。

 

 

もちろん車検にも余裕で合格しますし、

乗れば違いがすぐに分かると思いますよ~。

 

 

 

 

特にサスペンションとブレーキは分かりやすく、

今までの劣化している状態から、

新車時に近い状態に戻るので体感しやすい。

 

 

 

逆にエアエレメント交換やベルト交換、

スパークプラグ交換などは

余程酷くない限り交換後の体感は難しい。

 

 

 

今の車両は正しい整備をすれば、

まだまだ十分使用できますよ。

 

 

長く愛車を使用するには、

ある程度の時期にある程度の整備を実施したほうが、

HAPPY CAR LIFEがおくれるのではないでしょうか。