あの記録が破られた!! 北海道からアテンザ来店。 ディーゼル煤の除去作業。
もうこれ以上の記録は生まれないでしょう!
と思っていましたが・・・。
『来店最長距離記録』
宮城県仙台市 860km
http://minato-motors.com/blog/?p=10775
宮崎県宮崎市 909km
http://minato-motors.com/blog/?p=11095
北海道札幌市近郊からお越し頂きました。
アテンザワゴン GJ2FW
走行距離85000km MT車
インテーク系に蓄積する煤を
ドライアイスで除去する『DSC』のご依頼です。
もともとはガソリン直噴エンジンの
インテークバルブ周辺に蓄積固着するカーボンを
完全除去するために弊社が開発したDSC。
これならクリーンディーゼルの煤蓄積も
解決できると始めたのが1年半ほど前の話。
おかげさまで全国各地から来店頂いています。
サクサクインテーク系の部品を分解し、
内部の状態をチェックします。
煤の量は少なく見えますが、
オイルが吸着され非常硬く固着しています。
煤とオイルが混じって圧縮され
熱で焼き固められた感じでしょうか?
MT車に多い蓄積パターンですが、
このタイプは非常に作業が難航します。
エンジンヘッド側も圧縮固着しており、
超硬ピックでゴリゴリ削ると
モリモリ溢れてきました。
ボディが汚れないように
マスキングで完全防備。
ドライアイス洗浄機と
DSC特殊ノズルを使用して、
煤蓄積を除去しますね。
指で潰れるほど柔らかい
ドライアイスペレットは、
エンジンの金属やゴムシール等に
ノーダメージで作業が出来ます。
いつもなら一瞬で剥離する煤蓄積は、
焼き付いているため非常に硬い。
今回は非常に手間取りそうな予感。
DSCノズルを使い分けながら、
少しずつ剥離除去していきます。
いつもの倍以上時間が掛かりましたが、
なんとか除去作業を完了しました。
経験上このタイプの蓄積の時は、
大体こんな感じで苦労しますね。
インテークマニホールドの内壁に固着した煤は、
なかなか剥離してくれない。
こちらも時間を掛けて作業しました。
純正ガスケットを使用して
組み立てしますね。
DSCのオプション整備 インタークーラー洗浄。
内部に溜まったブローバイオイルを
キレイに洗い流します。
最初に外して作業中は縦に吊るしておいて、
ある程度のオイルを排出させる。
最後に洗浄液で内部を洗い流して、
エアブローでフィニッシュ。
IN・OUTのガスケットも交換しますよ。
こちらも追加オプションのMTオイル交換。
NUTEC ニューテック NC-70 75W90
全化学合成ギアオイル(エステル系)
極薄で強靭な油膜性能は、
スコスコとシフトが入ります。
冷間時でもシフトフィーリングが向上し
ギア保護にも有効ですよ。
最後に各学習値をリセットして、
燃料噴射量を再学習させて完了です。
納車時に今回はフェリー等で
北海道から来られたのですか?
(小樽~舞鶴のフェリーを利用して??)
と尋ねると
津軽海峡はフェリーを利用しましたが、
それ以外は高速道路or一般道で走ってきたそうです。
(少なくとも走行距離1300km)
定年退職し時間は十分あるから、
ワンコと一緒に旅をしてるんだ!!
とお話されました。
今回は日帰り作業だったのと、
天気が良く暖かい日だったので、
近くにある大仙公園でノンビリされたようですよ~。
その日はもう一台
山口県からアテンザワゴンが、
DSC&ATF交換で入庫中。
こちらはAT車の通常使用のため、
予定通りの煤蓄積。
3パターンある蓄積具合の一つ、
手前で煤が蓄積して
奥ではあまり蓄積しないタイプでした。
サクッとDSCをして除去完了。
ATF圧送式交換
・SKY-Dr用プレ洗浄ATF
・NUTEC NC-65 (全化学合成)
プレ洗浄油で全量圧送式交換をして、
NC-65でもう一度全量交換しました。
キレイに入れ替わりましたね。
ここまでキレイになれば、
次回交換推奨距離は約6万キロになります。
北海道からのアテンザWの方から、
後日メールを頂きました。
無事地元に到着された事と、
エンジンのフィーリング・違和感等が
解決されたとのご報告。
こちらこそ遠方からお越し頂いて
ありがとうございます。
スカイアクティブ-ディーゼルを搭載した、
アクセラ・CX-5・アテンザの方で
新車時からのあのトルク感が
無くなったと感じられるようでしたら
ぜひDSCをオススメします。
DSCのご相談ご予約は
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
どうぞ宜しくお願い致します。