minatomotors のすべての投稿

静岡県からプレマシー リフレッシュプラン 後編。  サスペンション、ブレーキ、ATF交換。 20万キロ目指す整備を依頼されました~。

前回ブログの続きです。

 

静岡県 マツダ プレマシー CWEFW

走行距離13万キロ

 

リフレッシュプランの依頼です。

 

 

前編ブログでは直噴エンジンの煤除去作業等の

エンジン系整備を行いました。

http://minato-motors.com/blog/?p=22042

 

sIMG_2190

sIMG_2019

 

 

 

後編ブログはシャシ・ブレーキ・ATF等の整備を紹介しますね。

 

 

下回りを点検するとドライブシャフトブーツからグリス漏れ。

(周辺にグリスが飛び散っています。)

 

 

 

ドライブシャフトのO/Hをする為に、

Frサスペンションを分解しました~。

 

 

 

sIMG_1955 sIMG_1974

 

 

ドライブシャフトのブーツからグリスが漏れるのは、

熱劣化でグリス粘度の低下とブーツの硬化。

 

 

シャバシャバのグリスでは油膜が確保出来ず、

ベアリングは次第に摩耗するでしょう。

 

 

 

ガラガラ・コロコロ異音が出てから

リビルト品でのASSY交換が整備業界では主流ですが、

弊社ではあまりソレをオススメはしていません。

 

 

 

 

リビルトDシャフトに使われている汎用ブーツと、

純正ブーツの耐久性は全く違う。(特にアウター側)

 

 

圧倒的に耐久性の高い純正ブーツ&グリスKITでO/Hすれば、

10万キロ以上は十分に持ちますからね~。

 

 

長く使用するなら、

断然純正品が良いとお伝えしています。

 

 

 

 

sIMG_1957

 

 

シャフトのベアリングを洗浄して、

耐久性の高い純正ブーツ・グリスKITでO/Hしますね。

 

sIMG_2051 sIMG_2054 sIMG_2061 sIMG_2064

 

 

 

ブーツバンドを確実にカシメて、

中間ベアリングも交換しました。

 

ちなみにアウターブーツのバンドは非常に硬く、

チョットやソットではカシる事は出来ません。

 

SSTの強固な爪でガッチリ挟まないと、

奇麗なカシめ具合にはならないのですね。

 

 

sIMG_2066 sIMG_2067 sIMG_2068 sIMG_2071 sIMG_2072

 

 

 

フロントハブベアリングも交換しますね。

 

ナックルに圧入されているので、

油圧プレスで分解します。

 

 

 

ベアリングに負荷が掛からないように適切な治具を選択し、

油圧プレスで慎重に圧入しました。

 

sIMG_2045 sIMG_2046 sIMG_2048 sIMG_2050

 

 

 

 

ショックアブソーバーも

今回は純正品でリフレッシュ。

 

マウントやベアリング、インシュレーター等も同時交換します。

 

sIMG_2037 sIMG_2038 sIMG_2040 sIMG_2041 sIMG_2042

 

 

 

 

 

ロアアームASSYや

スタビブッシュ&リンクロッドなども全交換しました。

 

 

sIMG_2102 sIMG_2104

sIMG_2123

 

 

 

 

 

リアサスペンションと

リアハブベアリングのリフレッシュ。

 

ブッシュの負担が大きいロアアームや

スプリングインシュレーターなどを交換しますね。

 

 

 

 

 

このプレマシーのリアロアアームブッシュは、

単体での部品供給はありません。

 

ブッシュだけで部品供給してくれれば高額なASSY交換はせずに

ブッシュ打ち換えで対応出来るのにね~。

 

 

 

 

 

またハブベアリングASSYと

ショックアブソーバーも交換しました。

 

sIMG_2105 sIMG_2107 sIMG_2108 sIMG_2110 sIMG_2112 sIMG_2113

 

 

 

ブレーキ関係もリフレッシュします。

 

ブレーキキャリパーを分解して洗浄し、

シール・ダストブーツを交換しました。

 

sIMG_1819 sIMG_1823 sIMG_1824

 

 

 

 

 

ディスクローターは研磨機で再生します。

 

乱れたブレーキパッドとの当たり面を均一にし、

ローター表面を整えます。

 

研磨する量はほんの少し。

そんなにガッツリ削るわけではないのでご安心を。

 

最後に防錆耐熱塗装をしてあげれば、

ほぼ新品同様に戻りました。

 

sIMG_1724

 

 

研磨をしてブレーキパッドを交換すると、

ブレーキの効きも良くなりコントロールもしやすい。

 

 

引き渡し後の1発目のブレーキングで

今までとの違いが分かるのでユーザーさんには好評ですね。

 

 

sIMG_1727

 

 

 

 

ATFも圧送式で交換します。

 

 

その前にオイルパンを洗浄してストレーナーも交換。

 

本命ATFはニューテックNC-65を指名されましたので、

NC-RFでプレ洗浄してからNC-65で交換しました。

 

かなりキレイに入れ替わりましたよ~。

 

 

sIMG_2139 sIMG_2144 sIMG_2146 sIMG_2253 sIMG_2268 sIMG_2282

 

 

 

 

カーエアコンリフレッシュαで

AC冷媒ガスをリフレッシュ。

 

NUTEC NC-200 コンプブースト

(高性能ACコンプレッサーオイル)

 

NC-200も同時注入しますね。

 

 

 

sIMG_2291 sIMG_2290

 

デンゲン社 エコマックスJr

全自動冷媒回収再生再充填装置

 

 

規定充填量480gに対して、

回収できたのが290g。

 

 

結果的には規定充填量より

190gほど少なかったようですね。

 

 

年々減少する冷媒ガスも、

定期的なチェックをお勧めしています。

 

 

sIMG_2293 sIMG_2295

 

 

 

アライメントリフトで ロアアームブッシュ等の

1G締め付けを行います。

(そこから軽く試運転しブッシュ等を馴染ませる。)

 

 

ここまで作業してやっとホイールアライメントを

測定調整が始まります。

 

 

sIMG_2283

 

 

ハンター社 ホークアイWA470 アライメントテスター

軽量樹脂製クランプ式ターゲットを鉄ホイールに装着。

 

適当にホイールセンターに合わせて、

パチンとクランプして固定するだけ。

 

 

 

 

ターゲットにあるドットマークを

4つの高性能センサーカメラで動きを捕捉。

 

静止から20cmほど手押しで前進。

ステアリングを左右に振って元に戻す。

 

3Dに動くターゲットから、

高精度にアライメント数値を弾き出します。

 

sIMG_2284 sIMG_1941

 

リアのスラスト角をゼロに調整して、

クレイドル調整でSAIやキャスターのバランスを整えて、

キャンバー・トゥを微調整します。

 

 

直進安定性重視で調整しました。

 

 

ほぼほぼ左右差15分以内に収まったので、

良しとしましょう。

 

sIMG_2287

sIMG_2289

 

 

本日もミナト自動車ブログ日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

このようなリフレッシュ整備を車検毎にする必要は全くなく、

10年or10万キロに一度してあげると

ガラリとコンディションが向上します。

 

 

 

 

前編・後編に分けて紹介したプレマシーのリフレッシュプラン、

今回の部品点数は大小合わせて100点以上交換しました。

 

 

 

 

これだけの部品を入庫してからの数日で、

全て揃えるのはほぼ無理でしょう。

 

 

なぜならメーカー出荷頻度が低いサスペンション系部品は、

メーカー欠品が多く納期が結構長い場合があるのです。

(ちなみにリア右ショックは3週間ほど入荷待ちでした。)

 

 

 

 

予約時にある程度の希望整備等をお聞きして、

事前に部品選択し先行発注をしています。

(前金をお振込いただいてからの発注です。)

 

 

入庫までに確実に交換するだろうと思われる部品は、

事前に揃えておくのが吉。

 

 

逆に言うとユーザーさん側も

ある程度(何を改善したいのか?)を

決めておく必要があります。

 

 

 

 

そうじゃないと納車日が読めず、

弊社入庫スケジュールも組めないので、

メール相談時にぜひ改善点をご相談くださいね。

 

ご協力宜しくお願いします。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

静岡県からプレマシー リフレッシュプラン 前編。 前回同様2台目の愛車もリフレッシュ。 直噴エンジンの煤除去作業。

静岡県からお越しいただいたのは、

マツダ プレマシー CWEFW

走行距離13万キロ

 

リフレッシュプランのご依頼です。

http://minato-motors.com/blog/?p=21674

 

 

 

sIMG_1921

 

このプレマシーのオーナーさんは

弊社のリフレッシュプラン依頼は2回目になります。

 

 

前回作業をさせていただいたのはマツダ RX-8。

http://minato-motors.com/blog/?p=19195

http://minato-motors.com/blog/?p=19265

 

 

 

 

 

走行距離10万キロオーバーしたもう一台の愛車を、

前回同様にリフレッシュする為に依頼されました。

(いつもありがとうございます。)

 

 

sIMG_1924 sIMG_1929

sIMG_1936 sIMG_1935
sIMG_1934 sIMG_1937 sIMG_1938

 

 

 

試運転後に排気ガステスト。

事前ホイールアライメント測定も行います。

 

 

排気ガスは車検基準値内に収まっており、

ホイールアライメントもそこまで酷い状態ではないですね。

 

 

 

sIMG_1949 sIMG_1950 sIMG_1952

 

 

バッテリーアナライザーで充電発電状態をチェック、

エンジンルームや下回り等も点検しました。

 

 

 

 

 

車両全体を見ながら不具合箇所をピックアップ。

 

今回の整備予算から考慮して、

お勧めの整備プランの御見積を提案しました。

 

 

 

 

 

ここまで作業して初めて概算見積が出来ます。

よくメール質問で(リフレッシュプランは、おいくらですか?)

と聞かれますが正直答えようがないのが現状です。

 

 

 

 

ですが概算が分からない状態では

ユーザーさんも依頼しにくいと思いますので

類似車両の整備ブログと総額費用を返答させていただいて、

整備予算の参考にして下さい。

 

 

sIMG_1954

 

 

 

現状の悪いところだけ整備するのは、

私的には(保守整備)と呼んでいます。

 

点検結果や使用状況、車種特有のウィークポイント、

壊れる前にあらかじめ予測し整備するのが(予防整備)。

 

 

 

 

 

リフレッシュプランでは(保守整備)の優先順位は高いですが、

大きく比重を占めプランニングに悩むのが(予防整備)。

 

 

 

むやみやたらに部品交換するのも無駄ですし、

行き当たりばったりのその場限りの整備も無駄なのです。

 

 

 

(もしこの車両が私の愛車なら、

限られた予算でどこまで整備するか?)

リフレッシュプランのメインテーマかなっと。

 

 

 

オーナーさんと協議して了承が得れましたので

リフレッシュ整備を始めますね~。

 

sIMG_1947

 

 

マツダ ガソリン直噴エンジン LF-VDS

MZR2.0 2.0L DISI

 

 

ガソリン直噴エンジン特有のインテークバルブに蓄積する

強固なカーボンをDSCで除去します。

 

 

 

sIMG_2185 sIMG_2186 sIMG_2190 sIMG_2193 sIMG_2195 sIMG_2197

 

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

弊社が開発したオリジナル整備。

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

圧縮空気でドライアイスペレットを高速噴射。

(昇華爆発力)(熱収縮)のドライアイスの特性を利用した

次世代洗浄方法。

 

 

 

ドライアイスショットでエンジンにノーダメージで、

短時間に完璧にカーボンを除去していきます。

 

 

s-kkkk

 

 

ドライアイスの粒が圧縮空気で高速噴射され、

バルブのカーボンに直撃。

 

瞬間的な(熱収縮)で付着物に脆くし、

隙間にドライアイスが入り込む。

 

 

 

同時に直撃したドライアイスは

固体から気体に一気に変わる。(昇華爆発力)

 

昇華による急激な体積膨張は750倍。

 

小爆発が瞬時に連続して起こる事で

母材からカーボンが一気に剥がれる。

 

 

 

しかも柔らかいドライアイスが衝突しても、

金属製のエンジンは全くノーダメージ。

 

 

s-IMG_5853

 

 

 

 

飛散したカーボンで車体が汚れないようにマスキング。

 

 

 

また燃焼室にカーボン等が入らないように、

圧縮上死点バルブ全閉にセットしてショットしています。

 

1気筒分が終わればクランクを回して、

次のポートでドライアイスショット・・・。

 
sIMG_2004 sIMG_2013 sIMG_2015 sIMG_2019 sIMG_2023

 

4気筒8ポートを全て奇麗に除去完了。

 

 

樹脂製マニホールドの内部にも煤が付着しているので、

こちらは洗浄剤で洗い流しました。

 

 

ガスケット類はすべて新品に交換していますよ。

 

sIMG_2241

sIMG_2200 sIMG_2204

 

 

 

 

 

吸気の気流を乱すカーボン蓄積を除去して、

理想的な気流の回復。

 

噴射から混合気になる時間が短い直噴E/Gは、

吸気渦が乱れると燃料と空気が均等に混ざらず、

ムラのある混合気に点火する事になります。

 

 

燃焼室単位で見るとストイキなんですが、

部分部分でみるとリッチだったり、

リーンだったりするのでしょうかね?

 

 

 

燃料を全てパワーに変換されないと

本来のエンジン性能は発揮できないと思いますよ。

 

 

s-スワール s-bbb

 

 

 

 

 

 

その他にもウォーターポンプやサーモスタットなどの

E/G冷却系の消耗部品も今回交換しました。

 

 

 

走行距離から心配していたラジエターは、

もう少し使えそうですね。

(交換を保留にしました。)

 

sIMG_2155 sIMG_2156

sIMG_2199

 

 

 

 

LLCも全量圧送式で交換します。

 

 

使用するのはムラタトレーディング社の

ラジエターリフレッシャー。

 

冷却ラインを切り離しアダプターをIN・OUTで接続。

 

 

片側から内蔵ダイアフラムポンプでLLCを圧送し、

エンジンを掛けながらLLCを循環させます。

 

もう片側から排出されたLLCは

高密度ダブルフィルターでろ過して、

もう一度冷却ラインに戻します。

 

エンジンが暖機しサーモスタットが開いて、

数十分間ほど圧送を続けます。

 

 

 

 

交換後に消泡剤や防錆剤を強化する為に、

LLC再生強化剤を注入しエア抜き作業を行いました。

 

 

 

sIMG_2247 sIMG_2250

 

 

 

 

アイドリングストップからの再始動時に、

エンジンの振動が気になりだしたという事で・・・。

 

 

走行距離から考慮してE/Gマウントインシュレーターの

劣化度が激しい2点のみを交換しました。

 

 

振動源(E/G)に近い右側と

加減速で劣化するロア側。

 

 

sIMG_2147

 

 

まだまだリフレッシュ整備は続くのですが、

かなり長くなりそうなので今回はここまで。

 

 

 

次回ブログもプレマシーの

リフレッシュプランの続きを紹介しますね。

 

 

サスペンションや下回り系を整備します。

 

どうぞお楽しみに~!

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

レクサス RX200t ATF完全圧送式交換。  ニューテックNC-65&NC-RF(仮名)  日帰り作業で納車OKです。

IMG_72221

 

奈良県からお越しいただいたのは、

レクサス RX200t AGL25W

 

走行距離7万キロ

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

 

 

IMG_7219IMG_7235IMG_7232

 

朝10時入庫から夕方納車の日帰り作業。

 

 

来店時にATF交換の事前説明をしてから、

試運転を行います。

 

ATFの状態もチャックして作業を始めますね。

 

 

IMG_2837 IMG_2838 IMG_2839

 

オイルパンを外して洗浄し、

磁石に付着した鉄粉を除去。

 

ATFストレーナーとガスケットも交換します。

 

 

 

 

IMG_2840 IMG_2841 IMG_2843 IMG_2844

 

 

 

 

RX200tのATFクーラーラインには

フルードサーモスタットが装着されているので

オープンにしてから圧送式交換を始めますね。

 

 

IMG_2846

 

ATFチェンジャーを接続して、

ATFを補充し完全暖機します。

 

 

 

 

 

 

まずはプレ洗浄を行いますが使用するフルードは、

NUTEC ニューテックNC-RF(仮名)

 

 

弊社が提案して製造していただいた

NUTEC謹製スペシャルフルード。

 

 

NC-RF(仮名)の事はこちらのブログを参考に。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

 

 

それではイッキに全量圧送式で交換しますね。

 

IMG_2849 IMG_2853 IMG_2855 IMG_2856 IMG_2859 IMG_2860

 

 

 

ATFを7万キロ無交換車両ですが、

この時点で結構きれいになりましたね。

 

 

 

 

次に使用するのが本命ATFの

NUTEC NC-65 全化学合成ATF(エステル系)

 

 

IMG_2862

 

 

弊社では、

純正同等油のアイシンAFW+。

 

非低粘度化ハイパフォーマンスフルードの

NUTEC ZZ51改 全化学合成(エステル系)。

 

 

NUTEC最高峰のATF 全化学合成(エステル系)

超低粘度 強油膜性能のNC-65。

 

 

 

3種類のフルードは常時在庫していますので、

予算に合わせて選んでくださいね。

(非適合車種もありますのでベストを提案しています。)

 

 

 

IMG_2863

 

 

 

ちなみに先日のGW10連休も

NC-65 20L 8本用意しましたが、

ほぼソールドアウトする人気ぶり。

 

(いつもより多めに在庫しておいて助かりました。)

 

 

 

(NC-65&NC-RF)を予約時から指名される方もいますが、

入庫時にどのフルードにするかを決める方も多いです~。

 

 

各フルードの特徴やメリット・金額差などを

予算を考慮して事前説明をしていますが

そうすると結果的にNC-65を選ぶ方が多いのです。

 

 

 

 

 

IMG_2864

 

 

ATFチェンジャーのNC-RFをNC-65に入れ替えて、

もう一度全量圧送式で交換しますね。

 

 

IMG_2866 IMG_2868 IMG_2870 IMG_2874 IMG_2880

 

ほぼほぼ完璧に入れ替わりましたね。

 

 

ATFクーラー&ウォーマーも洗浄して、

最後にフルードレベルを規定温度で調整しました。

 

 

ここまでキレイに入れ替われば、

次回推奨交換距離は約6万キロ。

 

 

イイ状態で長く使用できると思いますよ~。

 

 

 

IMG_2882

 

カーエアコンリフレッシュαで

AC冷媒ガスのチェックとコンプレッサーオイル注入。

 

 

 

デンゲン社エコマックスJrを使用して、

冷媒ガスの全量回収再生充填。

 

IMG_2883 IMG_2884 IMG_2881 IMG_2885

 

 

さすがにH28年式なので

大幅な冷媒ガス抜けはありませんでしたね。

 

 

 

 

エステル系ベースオイルを贅沢に使用した、

NUTEC NC-200を同時注入。

 

コンプレッサーの機密UP・ローフリクション化に、

NC-200コンプブーストをお勧めしています。

 

 

IMG_7226 IMG_7224IMG_7228

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATF交換はATミッションへの唯一の予防整備です。

 

エンジンオイル交換と同じで、

オイル劣化して異常が出る前に全量交換が望ましい。

 

 

エンジンオイル交換不足でガラガラ異音がしてから、

オイル交換をする方はいないと思います。

 

ATFもATが壊れてからする作業ではないので、

定期的に最適で正確な交換作業をお勧めしています。

 

 

 

 

s-n

 

先日弊社のスグ近くにある(仁徳陵古墳)が、

世界遺産に登録されそうだ!!とニュースになりましたね。

 

アノ鍵穴の形が見れるとインパクトが良いのですが、

正直飛行機からじゃないと拝めるのは難しい。

 

トルコ カッパドキアの気球みたいに

上空からが見れるとイイんですけどね~。

 

 

 

 

 

 

ATF交換の御見積・ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

徳島県からACR55W エスティマ リフレッシュプラン。

10年10万キロ以上走行した車両にオススメしている

提案型整備(リフレッシュプラン)

 

 

 

 

(リフレッシュプランとは??)

http://minato-motors.com/blog/?p=21674

 

 

 

 

 

今回リフレッシュプランを依頼されたのは

徳島県 エスティマ H18年 ACR55W 走行距離15万キロ

 

 

s-IMG_1438

 

普段の整備は地元ディーラーさんにお願いしているそうです。

 

地元ディーラーではあまり薦められない整備を中心に、

予算に合う最適な整備プランを提案させていただきました。

 

 

 

s-IMG_1437

 

メールでの相談内容はこんな感じでいただきました。

 

・あと4年はこのエスティマを使用したい。

・フワフワ感が酷く、妻が車酔いをします。

・E/Gからの振動が車体に伝わり、冷間時は特に酷い。

・冷間時から暖機完了までの間にキュルキュル異音がする。

・ブレーキの効きが甘く、コントロールがしにくい。

 

 

試運転をするとサスペンションの劣化と

停止時の微振動は現状確認が出来ました。

 

 

謎のキュルキュル音は症状が再現できず不明ですが、

この後の点検で診断しましょうか。

 

s-IMG_1445 s-IMG_1446

s-IMG_1441 s-IMG_1442 s-IMG_1440

 

エンジン整備の基本 排気ガステスト。

CO、HC、CO2ともに良好ですね。

 

 

 

事前ホイールアライメント測定では、

フロントは左右差が大きく、リア右トゥも過大。

 

 

 

s-IMG_1453 s-IMG_1454 s-IMG_1455 s-IMG_1456 s-IMG_1460 s-IMG_1462 s-IMG_1467

 

 

リフトアップをしてタイヤを外し、

車両全体を点検します。

 

 

車両状態と予算を考慮しながら、

オススメの整備プランを提案させていただきました。

 

 

それでは作業内容を順番に、

紹介していきますね。

 

s-IMG_1463

 

冷間時に鳴る謎のキュルキュル音。

 

あいにくお預かりした期間は暖かい2週間だったので、

冷え込みも無く異音の現状確認は出来ませんでした。

 

 

 

ニュアンスから判断して、

おそらく補機ベルト系からの音か?

 

 

ベルトとテンショナーは問題ないようなので、

オルタネーターのワンウェイクラッチプーリーを確認。

 

 

プーリーの動きが怪しいので、

おそらくビンゴでしょう。

 

s-IMG_1249 s-IMG_1251

 

正回転ではロック、

逆回転ではフリーになるW/Cプーリー。

 

プーリーキャップを開けると磨耗粉がドッサリ、

クラッチ部が破損していました。

 

 

 

 

純正対策品の新しいプーリーに交換しますね。

 

 

s-IMG_1252

s-IMG_1254

 

 

 

効きの甘いブレーキを点検していきます。

 

 

s-IMG_1456 s-IMG_1457

s-IMG_1498 s-IMG_1497

 

 

フロントはローターの焼けが不均一で、

裏面は錆で段付き磨耗。

 

 

 

s-IMG_1485 s-IMG_1487

s-IMG_1546

 

リアブレーキもこんな感じで、

ブレーキパッドの当たりと焼けが酷いね。

 

 

これではミニバンの車重を止めるのは難しいでしょう。

 

 

s-IMG_1149 s-IMG_1150 s-IMG_1151 s-IMG_1157

 

ディスローターは研磨にて再生し、

耐熱塗装で化粧直し。

 

 

研磨と言ってもガッツリ削っている訳ではないのですよ~。

表面の軽く研磨し、表面の歪みも取りました。

 

 

 

s-IMG_1114 s-IMG_1116 s-IMG_1118 s-IMG_1119 s-IMG_1129 s-IMG_1132 s-IMG_1137

 

 

キャリパーも完全洗浄からO/Hして、

シール・ダストブーツを交換します。

 

 

ブレーキパッドもWAKO’S BPRグリスを使用して

前後交換しますね。

 

 

 

s-IMG_1493 s-IMG_1502

 

サスペンションをリフレッシュ。

 

今回のショックアブソーバーには

カヤバ ニューSR-Sをチョイスしました。

 

 

s-IMG_1508 s-IMG_1505 s-IMG_1510 s-IMG_1511 s-IMG_1512

 

 

 

スタビライザーのブッシュとリンクロッド交換

ロアアーム&ボールジョイントはASSYで交換します。

 

 

 

s-IMG_1503 s-IMG_1499 s-IMG_1691 s-IMG_1500 s-IMG_1521 s-IMG_1522

 

 

 

 

 

リアはアクスルビームのブッシュ交換。

バックリ裂けたブッシュを圧入交換しますね。

 

s-IMG_1479 s-IMG_1481 s-IMG_1476 s-IMG_1477s-IMG_1531 s-IMG_1533

 

トーションビーム式のリアサスペンションは、

大きなブッシュ2個で車体と結合されています。

 

 

前後左右上下に揺れるビームの動きを、

2個のブッシュで負担しているので、

8万キロぐらいが限度でしょう。

 

 

 

s-IMG_1534 s-IMG_1543

 

位置決めをしてからSSTを利用しブッシュを打ち抜き、

新品ブッシュを圧入していきます。

 

 

 

 

 

デフキャリア・ブッシュASSYと

スプリングインシュレーターも同時に交換しますね。

 

s-IMG_1476 s-IMG_1477

s-IMG_1535

 

 

 

 

乱れた事前アライメント数値から、

ある程度予想して適切なシムを選択。

 

SPC社のリアシムをハブとビームの間に挟む事で、

ハブ取り付けに任意の角度を付けれます。

 

それによりリアトゥとキャンバーを調整し、

スラスト角も整えます。

 

s-IMG_1537 s-IMG_1538

 

6種類あるシムから経験則で、

ベストのシムを選びました。

 

どうなるかは最後のお楽しみ。

 

 

s-IMG_1539

 

 

 

 

リア ショックアブソーバーもカヤバで交換します。

 

 

s-IMG_1707 s-IMG_1708

 

 

 

 

車体に伝わる微振動には

エンジンマウントインシュレーターを全数交換。

 

 

特に右と左のマウントは劣化が激しく、

E/G振動を吸収できなかったようですね。

 

 

 

 

s-IMG_1516 s-IMG_1518 s-IMG_1244 s-IMG_1247

 

 

 

 

 

 

そして電子制御スロットル清掃し学習値初期化。

 

アイドリングの安定化にオススメです。

 

s-IMG_1513s-IMG_1514

 

 

 

LLC・オイル・フルード系も交換します。

 

 

全量交換が難しいLLCも、

圧送式交換でキレイに入れ替えます。

 

劣化したラジエターキャップを交換して、

LLC再生強化剤を注入しエア抜き作業。

 

 

s-IMG_1694 s-IMG_1695 s-IMG_1699 s-IMG_1696

 

 

 

 

 

ブレーキフルードも交換しました。

 

s-IMG_1692 s-IMG_1693

 

 

 

CVTFはオイルパンを外して洗浄し、

CVTFクーラーも洗浄します。

 

 

国内非売品の純正ストレーナー交換。

某ルートから極秘に取寄せしています。

 

 

s-IMG_1259 s-IMG_1260 s-IMG_1263 s-IMG_1268

 

 

そこからアイシン製CVTFの(CFB)で、

全量圧送式交換を行いました。

 

 

 

 

奥に見えるのが新油モニター

中央ビーカーが廃油

手前が交換後のフルードです。

 

規定温度で油量調整を行いました。

 

s-IMG_1741

 

 

 

 

 

デフ/トランスファ のギアオイル交換。

(ガルフ プロガード75W90)

 

s-IMG_1530 s-IMG_1275 s-IMG_1270 s-IMG_1274

 

 

 

カーエアコンリフレッシュα

for NUTEC NC-200 コンプブースト

 

ACコンプレッサーオイルも補充し

冷媒ガスも再充填します。

 

 

s-IMG_1816 s-IMG_1812 s-IMG_1817 s-IMG_1818

 

 

 

 

 

アライメントリフトで1G締め付け。

 

Frロアアームやリアアクスルビームの取付ボルトは、

リフトアップ状態で締付けると

ブッシュに不要な捻れが発生します。

 

 

そしてこの捻れが交換したブッシュの寿命を縮め、

乗り心地も悪化させます。

 

 

 

 

4輪が接地した状態でボルトを緩め、

再マシ締めしてあげるのが正解。

 

 

 

組み付けしてから時間が経つと忘れるので、

1G締付する箇所には黄色いテープで目印をして、

締付後には赤いペンでマーキングしています。

 

 

s-IMG_1706

 

 

 

そこから軽く試運転をし、

サスペンションを馴染ませてから

ホイールアライメントを調整しますね~。

 

s-IMG_1792 s-IMG_1793 s-IMG_1795 s-IMG_1797 s-IMG_1800

 

 

ハンター社 ホークアイWA470

最新鋭ホイールアライメントテスター

 

 

 

イヤサカ ビシャモン アライメントリフト

特注ハンターレッド ロングバージョン。

 

 

 

s-IMG_1803

 

 

固定式のリアアクスルビームにはシム調整。

 

フロントはクレイドル調整でSAIとキャスターを整えて、

キャンバーとトゥを微調整。

 

 

 

 

最後にステアリングセンターを、

(Win Toe調整)でドンピシャに合わせます。

 

 

s-IMG_1803 s-IMG_1811

 

 

 

 

最終的にはココまで調整し、

バランスを整えました。

 

調整機構が少ないエスティマで、

極力左右差15分以内に収めてみました。

 

s-IMG_1804

 

 

 

最後にもう一度長めの試運転。

 

いつもの市街地コースを走行して、

車両状態を確認します。

 

 

 

サスペンションの揺れやエンジンの微振動、

キュルキュル異音やブレーキの甘さも無くなり、

本来の50系エスティマに戻ったと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

引取時には画像を交えて作業内容を説明し、

今後の整備課題点もお伝えしました。

 

お預かり期間は約2週間。無事納車となりました。

 

 

s-IMG_1819

 

 

お世話になります。
エスティマの○○です。
無事徳島へ到着しました。
エスティマに乗って走り出したらすぐ変化が分かるほど程、劇的に良くなりました。
乗り心地、車内で感じる音、ブレーキの操作性の向上
どれをとっても、満足です。
有り難う御座いました。

 

 

数日後にレビューメールを

いただきましてありがとうございます。

 

 

4年とは言わずまだまだ長く使用できると思いますよ~。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のGW10連休も多くのご来店ありがとうございます。 ATF交換&DSCのみの限定作業!!

GW10連休中も絶賛営業中だったミナト自動車。

全国各地からATF交換&DSCの依頼を承りました。

ありがとうございます。

 

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=21403

3月上旬に告知をしてから

早い段階から予約が埋まってしまい、

希望日の予約が取れなかった方には申し訳ありません。

 

 

1日で出来る作業台数には限りがあるので、

ご迷惑をお掛けしました。

 

 

 

 

 

 

今回のGW期間中で最長来店距離のお客様は、

山形県からのCX-3 DK5AW

走行距離49600km

 

 

NUTEC謹製 100%化学合成ATF

(ニューテックNC-65)でのATF圧送式交換。

 

 

s-IMG_2684 s-IMG_2685

 

 

SKY-Dr6速用のアダプターを接続して、

ATFクーラーを洗浄してからATF交換始めます。

 

 

 

まずはプレ洗浄。

 

 

 

こちらもNUTEC リンシングフルード(NC-RF)仮名

 

プレ洗浄用のスペシャルフルードで、

複雑な経路のAT内部をプレ洗浄します。

 

 

s-IMG_2690 s-IMG_2695 s-IMG_2696 s-IMG_2698 s-IMG_2700 s-IMG_2701

 

 

ここから15分ほどアイドリング状態て待機。

 

 

次は本命ATFのニューテックNC-65で、

もう一度圧送式で交換しますね。

 

 

s-IMG_2706 s-IMG_2707 s-IMG_2708

 

 

s-IMG_2710 s-IMG_2712 s-IMG_2714 s-IMG_2715 s-IMG_2717 s-IMG_2719

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

最後に規定温度でATFのレベル調整をして完了です。

 

 

 

 

s-IMG_2683

 

 

近くからの来店は地元大阪府からのアベンシスW。

ZRT272 走行距離8万キロ

 

 

CVTFにもNC-65を使用します。

 

 

その前にオイルパン洗浄をして

国内非売品のCVTFストレーナーも交換。

 

s-IMG_2704 s-IMG_2714 (2)

 

 

NC-RF(仮名)でプレ洗浄をしてから、

NC-65で圧送式交換を行いました。

 

s-IMG_2734 s-IMG_2752

 

オプション整備

スロットル清掃&カーエアコンリフレッシュα

 

 

s-IMG_2691 s-IMG_2692 s-IMG_2761s-IMG_2762

 

 

 

 

 

高知県からはクラウン GRS180

走行距離12万キロ

 

s-IMG_2668

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

ATF圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

2点作業の一泊二日のお預かり。

 

 

s-IMG_2636 s-IMG_2635 s-IMG_2641 s-IMG_2643 s-IMG_2651 s-IMG_2656 s-IMG_2659 s-IMG_2664 s-IMG_3027 s-IMG_3052

 

 

 

 

 

 

広島県からはアテンザワゴン。

SKY-2.2Dの定番整備(DSC)で煤除去作業。

 

s-IMG_2596 s-IMG_2621 s-IMG_2633 s-IMG_2646 s-IMG_2665 s-IMG_2667

 

SKY-DへのDSCは一泊お預かりの

翌日納車が基本となりますが最短で日帰りOK。

(大阪観光と共にどうぞ~)

 

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_3060

 

 

奈良県からはマークX GRX130

走行距離7万キロ

 

DSCとATF交換の定番整備セット!!

 

スパークプラグはNGK RXプラグに交換しました。

 

s-IMG_3073 s-IMG_3077 s-IMG_3089 s-IMG_3132 s-IMG_3133 s-IMG_3068

 

 

ATF圧送式交換は

オイルパン洗浄・ストレーナー交換からの

アイシン AFW+。

 

s-IMG_3146 s-IMG_3161 s-IMG_3197

 

 

 

 

大阪市からはレヴォーグ VM4

走行距離3万キロ

 

NUTEC ZZ51改 全化学合成(エステル系)

リニアトロニックCVTF 圧送式交換

 

s-IMG_2726 s-IMG_2729 s-IMG_2745 s-IMG_2764

 

 

 

 

鳥取県からはニッサン フーガ Y51

走行距離6万キロ

 

ATF圧送式交換 7速AT

NUTEC NC-65 全化学合成(エステル系)

 

 

s-IMG_2769 s-IMG_2770 s-IMG_2785 s-IMG_2801

 

 

 

 

その他にも多数の車両作業を行いましたが、

今回は一部公開させていただきました。

 

 

ATF交換・DSCのご予約、御見積は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

HAPPY CAR LIFE!!