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12万キロ走行したレクサスGS350。   NUTEC NC-65でATF圧送式交換。

8月になってからブログの更新が遅れています。   スイマセン。

 

あまりの暑さに日中はスローペースで

休憩しながら作業をしています。

 

 

そうなると夕方以降の空いた時間にする

ブログ編集時間が少なくなって・・・。

 

 

空いた時間を見つけては

ブログアップをしたいと思います。

 

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新潟県からお越し頂きました。

(つくばナンバーですが新潟の在住だそうです。)

 

 

レクサス GS350 4WD   GRS196

平成20年  12万キロ走行

 

 

 

 

NUTECニューテック最高峰のATF 『 NC-65 

での完全圧送式交換の依頼です。

 

過去の交換暦は不明。

 

 

試運転とATFチャックから始めますね。

 

 

 

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オプション整備のオイルパンを外して洗浄

ATFストレーナーを交換。

 

 

磁石に溜まった鉄粉も除去しますね。

 

 

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オイルパンとガスケットなどを組み付けて

ATFを補充します。

 

 

 

弊社オリジナルGS350専用アタッチメントを接続し、

暖機が完了すれば準備はOK。

 

 

 

まずはアイシンAFWプラスで

 

規定容量分をトルコン太郎を使用して

イッキに圧送式で交換していきます。

 

 

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やっとココまでキレイになりました。

 

 

ミッション内のATFを

非常に高い交換効率で交換できるのが(圧送式交換)。

 

 

 

 

 

循環式やドレンアウト式の交換方法は

希釈しながらの交換では

 

ムダが多く、あまりキレイに入れ替わらないので

弊社では採用していないんですよね。

 

 

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ご自身の愛車のATF交換が

どのような交換方法でされているか?

 

一度聞いてみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

高額なATFを使用するなら、なおさらですよね。

 

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本命ATFはNUTEC NC-65.

 

低粘度化と油膜強化を両立した

ハイパフォーマンスATF。  全化学合成油(エステル系)

 

 

市販品でこれ以上のATFはあるのかな?

非常に高額です。 ふぅ~。

 

 

 

 

 

 

極圧性の高いデュアルクラッチから8速多段ATまで

バッチリ対応可能ですよ。

 

お盆休み期間に品切れにならない様に

いつもの倍ほど在庫用に発注してみました。

 

 

 

 

 

NC-65をセットして

もう一度圧送式交換を行いますね。

 

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これでキレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

NC-65自体が薄緑色をしており、色味が弱い です。

 

色までは完全に入れ替わりませんが、

圧送式交換のおかげで90%以上の交換効率。

 

 

 

調整用としてもう少し追加注入しますので、

最終的にはもう少し交換効率は上がります。

 

 

規定温度でレベル調整をして

ATF交換は完了です。

 

 

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追加整備のスロットルボディ清掃  &初期化。

 

 

カーボンを除去してリセットすれば、

アイドリングが安定しますのでオススメです。

 

最低5万キロ毎には行いましょうね。

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

弊社では油温管理式の油量調整が必要なATでも

基本的に日帰り作業で完了しています。

 

 

35度の外気温でも

30℃以下までATF油温を下げるのは、

非常に大変です。

 

 

 

またオイルパン脱着洗浄も同時だと

手際良くしないとタイムオーバーになりかねない。

 

 

 

遠方からの弾丸日帰り来店に対応できるように

万全の体制で作業していますのでご安心ください。

 

 

 

 

このタイプのATは

年間百台近く作業していますが、

今のところタイムオーバーは無いので

 

もうこれは慣れ?熟練?  どちらかなんでしょうね~。

 

 

 

 

 

 

(お知らせ)

お盆休み期間(8日~16日)の予約作業は、

おかげ様で全て予約が埋まっています。

 

 

期間中はもしかすると作業に集中する為に

電話には出れない場合がありますので、

 

ご予約・お見積はHP(お問合せフォーム)から宜しくお願いします。

 

ご理解の程宜しくお願いします。

アルファード MNH15W  リアアクスルビーム ブッシュ交換。  数少ない単体供給ブッシュ。

大阪北部からお越し頂きました。

 

トヨタ アルファード 4WD  MNH15W

走行距離15万キロ

 

 

 

 

 

リアアクスルビームブッシュの交換依頼です。

 

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弊社ブログを見て

(キチンと整備すれば、愛車もまだまだ乗れる)事を知って

 

今回メールでご相談を頂きました。 ありがとうございます。

 

 

 

そこでメール相談の段階から

今回のご予算と希望整備をお聞きしました。

 

 

 

 

 

その予算の場合なら入庫してリフトアップをし、

 

ブッシュが破損していれば(リアアクスルブッシュ交換

ブッシュがまだ使えそうなら(24ヶ月点検結果からの 各整備

 

という内容で提案させて頂きました。

 

 

 

 

 

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走行距離を考慮すれば

間違いなくブッシュはダメだろうと思っていましたが。

 

 

やっぱりダメでしたね・・・。

 

 

(リアアクスルビーム 左右ブッシュ交換)をする事に決定。

 

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トヨタ ミニバンのリアサスペンションは

アクスルビーム式で構造は単純です。

 

 

大きなブッシュ2個でビームを支えているだけ。

 

 

 

むしろコレしかないので、

全ての負担は左右のブッシュに掛かるんですよね~。

 

 

 

 

アルファード4WD車は

リアデフサポートASSYも同時に交換しますね。

 

 

 

 

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ドライブシャフト・ブレーキラインなどを切り離し、

 

 

50kgほどあるアクスルを車体から

サクサックと外しますね。

 

 

 

結構 重たいです・・・。

 

 

 

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アクスルに圧入されたブッシュを

クッコ油圧ラムで押し出します。

 

 

何台も作業しているので

こちらもスンナリ抜けました。

 

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今度は位置決めしたを合わせて圧入します。

 

 

そしてもう一度、元の状態に組み立てますね。

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スプリングインシュレーターも同時に交換し

 

車体に馴染ませてから、

最後にブッシュのボルト・ナットをマシ締め。

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ボンネットを開ける機会があったので、

エアエレメントをチェックすると・・・。

 

 

 

裏も表も黒く汚れていますね。

 

 

 

オーナー様に相談して

エアエレメント交換 ・スロットル&ISCVの分解清掃を

提案させて頂きました。

 

 

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アクセルワイヤーがある旧タイプのスロットルボディ。

 

このタイプはスロットルの開度で

アイドリングの微調整をしていません。

 

(よってスロットルバルブの清掃はあまり意味がありません)

 

 

 

 

 

その下にあるISCVが各負荷に合わせて

ECUからの指示で吸気量を調整しています。

 

 

これを清掃しないとアイドリングが安定しないんですよ~。

 

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ISCVを非分解部まで

特殊ツールを使い分解します。

 

 

そうするとバルブのスムーズさが確認出来る。

 

(指で回すと少し引っ掛かりがありますね。)

 

 

溜まったカーボンを除去して、

動きがスムーズになるようにします。

 

 

 

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最後に試運転をして

再学習させれば完了です。

 

 

 

パッと見た感じ、

あと数箇所の整備は必要だと思いましたので

納車時に説明したいと思います。

 

(点検等はまたの機会にお願いします。)

 

 

 

 

 

本日のミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

トヨタ車の場合、新型アルファード/ヴェルファイア以外のミニバンは

ほとんどこのタイプのサスペンションを採用しています。

 

 

大きな車体 と 足回りを繋ぐブッシュは

ゴム製品で出来ていますので

 

ある程度走行すれば、劣化し硬化していますよ。

 

 

 

 

10万キロ以上を走行していれば

高確率でブッシュは痛んでいるのが現状ですね。

 

 

 

 

 

 

 

トヨタ車のサスペンション関係のブッシュは

単体での部品供給は少なく、ほとんどがASSY交換になります。

 

 

 

でもこのアクスルビームのブッシュは

数少ない単体供給されている部品なんですよ~。

 

 

 

気になる方はホームページ(お問合せフォーム)からご相談下さいね。

 

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

週2台のDSC作業。   35℃の完全防備服。  RECSレックスでは取れないよね。

WAKO’S RECS レックスでは

ここまでの蓄積量は取れないだろうと。

 

 

 

今年からスタートした

直噴エンジンのインテークバルブに溜まる

大量のカーボンを除去する

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

http://minato-motors.com/blog/?p=6052

 

 

 

少しずつ認知度が増えてきたのか?

問い合わせが多くなってきました。 ありがとうございます。

 

 

 

 

 

DSCの作業は結構体力を消費し、

梅雨明けの暑さも重なって

 

 

(週1台の予約まで)と決めていたのに

今週は2台分引き受けた為に

 

少しバテ気味の週末です。  ふ~。

 

 

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茨城県在住の千葉ナンバー    マークX GRS120

兵庫県 神戸ナンバー      クラウン GRS182

 

 

 

両方とも13万キロ以上走行しているので

なかなかの蓄積量でした。  (しかも強固)

 

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インテークポートを見えるまで

スロットル&サージタンクを外していきます。

 

 

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2台ともバルブの形状が、

分からなくなるほど蓄積したカーボン。

 

もちろんポート内径にも1mm以上、ビッシリ蓄積しています。

 

 

 

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グリーンテック社製 ドライアイス洗浄機 『ドライアイスパワー

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

『ほこ・たて』で勝利した次世代洗浄機

(どんな物でも剥がす洗浄機 vs 絶対剥がれない塗装)

 

 

 

 

 

もう一つは『ドライアイス 3mmペレット 20kg』

 

これをドライアイスパワーを使い、

圧縮空気と同時にペレットを高速噴射します。

 

 

 

 

 

 

 

ドライアイスをエンジン内部にブツけて、

バルブやシールなどに損傷はないのですか?

 

 

答えは ノー です。

 

 

 

損傷などのダメージは全くありません。

 

 

 

精密な金型や電子基盤などを

ノーダメージ・短時間で洗浄できるので

 

機械産業・食品加工業では

既に多くの実績を残しているドライアイス洗浄機。

 

 

 

 

一般的な自動車整備業での、導入例は無いと聞いています。

 

 

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ドライアイスペレットは指でツマむだけで、

粉々になるほど柔らかい。 (氷以下かな?)

 

 

 

サンドブラストのように硬いものを衝突させた

ブラスト力での研磨洗浄ではなく、

 

 

 

温度差による熱収縮

衝突による昇華爆発力

 

を利用して汚れを剥離していきます。

 

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10秒ぐらいのショットで

表面のカーボンは吹き飛びます。

 

 

十円玉と比べると

どれぐらいの大きさか分かりやすいですね。

 

 

キレイになるまで

何度も繰り返しショットをしていきます。

 

 

 

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脱着と試運転なども含め

作業時間は約6~7時間。

 

 

日帰り作業で6気筒12ポート

全て剥離・洗浄可能ですよ。

 

 

 

 

ここまでキレイにするのは、

手作業では無理でしょう。

 

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防御面 ・ 頭巾 ・ エプロン ・ 長袖 ・ 皮グローブ

 

室温35℃以上で前屈みの姿勢。

 

 

 

夏場のDSC週2台はチョットキツイなっと

思った7月下旬でした。

 

 

ちなみに2台ともオイルパン脱着を含めた

ATF完全圧送式交換と同時依頼でした。  (一泊二日預かり)

 

 

 

 

 

疲れた~。今日は早く終わろう。

 

Happy Car Life!!

ブログ編集 と 実作業。  時間がない・・・のでダイジェスト。  整備士がするATF交換。

関西近郊や中部地方。

 

東は関東方面。

西は中国・四国地方。

 

 

今月もATF交換等のために遠方から

日帰り ・ 1泊での来店ありがとうございます。

 

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納車時に

『 今日の作業はブログにアップされますか? 』

とよく言われるのですが・・・。

 

 

 

 

 

(スイマセン作業台数が多すぎて、

全ての車両・作業をブログアップはしていないんです~。)

 

と申し訳なく思いながら

説明させて頂いています。

 

 

 

 

 

5台に1台ぐらいのペースで

ブログ記事を書くようにはしているのですが・・・。

 

 

 

 

忙しくなってくると

ブログ編集の時間が無いんですよね~。 スイマセン。

 

 

 

そこで全部は無理ですが、

7月分ダイジェスト版

 

一部の車両ですが紹介しますね~。

 

 

(その他の一般整備は、またの機会に紹介します。)

 

 

 

 

 

 

大阪府  ホンダ ストリーム RN3    86000Km

 

ATF圧送式交換 for NUTEC NC-65

エンジンオイル NUTEC NC-52E 0w20 全化学合成油

その他イロイロ。

 

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大阪泉州  スバル レガシィ BP5    87800km

 

ATF圧送式交換 for NUTEC ZZ51改

外部ATFストレーナー交換

カーエアコンリフレッシュα    NC-200

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長野県 クラウン GRS184   25万Km

 

ATF完全圧送式交換  for NUTEC NC-65

オイルパン洗浄 ストレーナー交換

 

カーエアコンリフレッシュα  for NC-200

その他イロイロ

 

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千葉県   トヨタ ランドクルーザー100  

HDJ101K  70000km

 

ATF完全圧送式交換  for NUTEC NC-65

オイルパン洗浄 ストレーナー交換

 

カーエアコンリフレッシュα  for NC-200

 

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広島県 レクサス GS350 GRS191  24万Km

 

ATF完全圧送式交換  アイシン AFWプラス

オイルパン洗浄  ストレーナー交換

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出来るだけ全ての作業を

ブログで紹介したいのですが、

 

時間の都合上、今月の一部車種のみ紹介してみました。

 

 

 

 

 

 

弾丸日帰り来店の方。

関西観光ついでの方。

 

 

 

 

 

 

一人の来店で

漫画喫茶 or スーパー銭湯 で仮眠。

 

 

家族や彼女と来店して

海遊館や道頓堀・あべのハルカス  など

 

観光している間に作業が完了。

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=327

 

温度管理式のフルードレベル調整をしないといけない

最近のATF交換は6時間ぐらいは掛かります。

 

 

 

折角 大阪府堺市まで来られたのですから、

チョット観光&食事などをして

 

楽しんで頂けたら幸いです。

 

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

弊社はATF交換屋さんではなく、

運輸局認証 自動車整備工場です。

 

 

 

 

 

自動車整備士が思うATF交換作業は

 

『何リットルのATFを交換したか?』ではなく

『どれだけキレイ・確実に交換できたか?』だと思います。

 

 

(交換効率の高い圧送式交換で。)

(規定容量分、イッキに全交換します。)

 

 

 

 

 

 

 

 

機械に対して、オイルメンテナンスは最重要整備。

 

 

 

 

 

エンジンオイルに比べて放置しがちなATFを

正しく交換すれば予防整備にもなり、

 

 

 

同時にコンディションも回復するんですよ~。

 

注意(壊れたATはATF交換では治りません。)

 

 

 

 

 

ちなみに作業内容は全て撮影し、

納車時にお見せしています。

 

 

画像が欲しい方は、

USBメモリー等をお持ち頂けるとお渡しできますよ~。

 

 

 

 

ご予約・お見積は

HP(お問合せフォーム)からどうぞ~。

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

中古車購入後の事は。   使用者責任と言いまして・・・。

知らなかったのか?

気が付かなかったのか?

 

分かりませんが・・・。

 

 

 

その後、事故をした時に

誰の責任になるのか?

 

 

 

チョット考えた事例です。

 

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走行中にエンストし、

レッカーで運び込まれた ホンダ ライフ

 

 

 

取引先の従業員様のお車で、

1年半前に中古車購入したそうです。

 

 

 

 

エンストした時に、ABS警告灯が点灯したので

 

知人に聞くと

(ABSが壊れていると、何十万も掛かるよ!)

と言われ・・・。

 

 

 

購入してもう廃車か?と思われたそうです。

 

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入庫してからスキャンツール(G-SCAN)を接続。

 

ダイアグコードが残っていますね。

 

 

 

 

エンストした時の電圧低下警告灯なので、

心配しなくても大丈夫ですよ~とお伝えしました。  (点灯して正常)

 

 

 

 

 

 

問題はなぜエンスト(電圧低下)したのか?

 

 

その辺を調べていきますね。

 

 

 

 

 

 

とりあえず完全にダメになったバッテリーを、

テスト用の中古バッテリーと交換して

発電状態を確認します。

 

 

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アイドリング時・2000rpm回転時

無負荷時 ・ 電気負荷ON時

 

電圧・電流などなどを調べて、

 

 

 

 

・オルタネーター 発電不良

・バッテリー  劣化

 

 

 

オルタネーターの脱着できるスペースを確認する為、

リフトアップしてお見積。

 

 

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リフトアップをしながらフロントブレーキパッドが

アルミホイールの隙間から見えた。

 

 

正確に言えば、職業的に見たんですけどね。

 

 

 

 

 

『明らかにパッド残量が無い』

 

 

言うべきでしょう。オーナー様に。

 

 

 

 

 

それに コレ も伝えなければ・・・ね。  (見ちゃったし)

 

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このホイールとホイールナットを見た瞬間、

 

このライフを購入後、

整備を理解している者が作業していないだろうなと。

 

 

 

 

 

事情を説明して

・リビルトオルタネーター & 新品バッテリー交換

・Frブレーキパッド交換

・ホイールナット 全数交換

 

をオーナー様に了承して頂きました。

 

 

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車両に使われていた

ホンダ純正ホイールナット(左) は座面が球面

 

社外ホイールはホイール・ナット(右)ともにテーパー座面

 

 

 

 

 

社外ホイール(テーパー)に純正ナット(球面)を使用すると

接地面がではなく、で接するため

 

適正な締め付けが出来ず(甘く)、緩みやすい。

 

 

 

 

 

ホンダ車の球面ナットは最近の話ではないので、

ほとんどの整備士は知っている事で。

 

 

もちろんその危険性も、みなさん(整備士は)知っている・・・。

 

 

 

 

このライフのナットとブレーキパッドを見れば、

整備暦や状態が分かるので、

 

 

お節介と思いながら

(整備の必要性)を説明しました。

 

 

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外したホイールのナット接地面をみると、

一部()しか接地していないのが良く分かりますね。

 

 

 

今回弊社がブレーキパッドを交換して、

このまま純正ナット(球面)を使用し

 

 

緩んでホイールが外れれば・・・・。

 

 

誰の責任?  これ俺よね・・・。

ん~アブナイ・アブナイ。

 

 

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・オルタネーター・バッテリー交換 & 充電チェック

・Frブレーキパッド交換

・ナット全数交換 (テーパー座面 中古在庫品)

 

 

 

了承頂いた作業を全て完了し、

オーナー様に説明して納車となりました。

 

 

 

 

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このケースで中古車購入後、

ナットが緩んで事故を起こした場合

 

誰に?どれだけの?責任があるのでしょうか。

 

 

 

 

 

購入1ヶ月後なら?

 

1年後なら? 3年後なら?

 

 

その時中古車販売店が既に廃業していれば?

 

 

 

 

 

法律的な事は詳しくありませんが、

ユーザー側が知らなかったと、(免責)にはならないでしょう。

 

 

そのあたりの事をオーナー様にお話したんですね。

(よく聞けば父親名義で母・娘が使用しているそうです)

 

 

 

 

 

 

事故が起きる前で良かったのですが

このようにならないためにも、

 

 

 

・信頼できる販売店で中古車購入をする。

・信頼できる整備工場に点検してもらう。

・もしくは自分でチェックする。

 

 

になるのかな。

 

 

 

 

自動車を使用(所有)するという事は

そういう事なんでしょうね。