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1泊預かり作業で埼玉から。  レクサスIS250    ATF交換とDSCとその他などなど。

埼玉県越谷市からお越し頂きました。

 

レクサス IS250 GSE20

 

 

走行距離52000km

 

 

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ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

デフオイル交換  for NUTEC NC-70

 

その他オプション整備などなど。

 

 

 

 

 

1泊お預かり作業のフルセットメニュー。

 

 

大阪観光ついでに来店して頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはDSCから始めますね。

 

 

 

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レクサス・トヨタ GRエンジンの

『インテークバルブに蓄積する大量のカーボン』

 

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

 

 

 

直噴エンジン特有の症状ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに

ここ数年にリリースされた

新型ガソリンエンジンは、ほぼ直噴エンジンです。

 

 

 

トヨタ 8AR-FTS

ニッサン HR12DDR

マツダ P3-VPS   などなど。

 

(vw・アウディ・プジョー・BMWミニなども)

 

 

 

 

高出力 と 省燃費 を両立できるのがメリットで

その逆に存在するデメリットが このカーボン蓄積。

 

 

 

 

 

bbb

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燃焼室から15cmほど上流のスワールCバルブも

カーボンの吹き返しで真っ黒ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

走行距離5万キロで

どれぐらいのカーボンが蓄積しているか?

 

 

見てみましょうか。

 

 

 

 

 

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もう既にかなりの量が

蓄積していますね。

 

 

 

 

これが段々大きくなり

ガチガチに固着していきます。

 

 

 

 

そうなると手作業で完全除去は

ほぼ無理でしょう。  (O/H以外)

 

 

 

 

 

 

 

わずかなカーボン片を残すと、

バルブシートに噛み込んで

 

圧縮不良の原因になりますからね。

 

 

 

 

 

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グリーンテック社 ドライアイスパワー

 

 

不可能を可能にした次世代洗浄機。

http://www.greentech-japan.co.jp/hokotate/

 

 

 

 

 

ドライアイス洗浄機で

エンジンに一切のダメージを与える事なく、

 

短時間でカーボンを除去しますね。

 

 

 

 

 

 

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話はそれますが・・・。

 

 

 

ドライアイス洗浄機を導入し、

活用している自動車整備工場は

 

おそらく日本で弊社だけだと思います。 (レストア業は別)

 

 

 

 

 

 

 

理由は簡単。

 

使える用途がすご~くに限られるのに、

洗浄機自体が非常に高額。   (HV車買えるぐらい)

 

 

大容量の高圧コンプレッサーがないと

本気の洗浄パワーが出ない。  (エアー大食い)

 

 

 

 

 

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わざわざ

 

オイルパンに付いた液体ガスケットを・・・。

車体下回りの錆や汚れを・・・。

オイル漏れでベトベトな汚れを・・・。

 

 

 

剥離する為にドライアイスを使う必要が無い。

 

 

 

 

 

 

エンジンの内部以外は、

サンドブラスト高温水圧洗浄機で間に合うしね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかもドライアイスは保存が利かないし、結構高価。

 

 

 

 

 

物好きな整備工場しか導入しないよね。コレは。

 

 

 

 

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閑話休題。

 

 

柔らかいドライアイス3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射

 

 

 

 

バルブに直撃すると

熱収縮 と 昇華爆発力

カーボンが剥離。

 

 

 

 

 

サンドブラストのような

衝撃と研磨ではないので、

 

 

硬い金属・ゴムシール等は、

もちろんノーダメージです。

 

 

kkkk

 

 

 

ペレットが当たれば、

一瞬で吹き飛びますが・・・。

 

 

ポート奥にあるので、

簡単には当たらない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

DSC専用ノズルを いい感じに操作して、

カーボンに直撃させますね。

 

だいぶん慣れましたよ~。

 

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6気筒12ポート

 

数回に分けてキレイになるまで

 

 

 

(工場内に響き渡る爆音)

繰り返しショットしますね。

 

 

 

 

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バルブの傘部・シャフト部

ポート内壁に付いたカーボンを

 

キレイに除去出来ました。

 

 

 

 

s-スワール

 

 

 

スワールCバルブもキレイにして、

ガスケット類も全て交換

 

 

 

スロットルも清掃しますね。

 

 

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オーダーのあったスパークプラグも交換しました。

 

 

 

 

ここで一度DSC作業を止めて、

次に移ります。

 

 

 

 

 

 

スケジュール通りに進めないと、

明日の納車に間に合わない・・・・。

 

 

 

ATF交換を行います~。

 

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ATオイルパンを脱着洗浄

ストレーナーも交換。

 

 

 

ガスケットも交換し、

元に戻しますね。

 

 

 

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ATFを補充してエンジンを掛けて暖機 し、

アイシンAFWプラスでプレ洗浄

 

 

もちろん全量圧送式ですよ~。

 

 

 

 

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ココまでキレイにしてから

 

ニューテックNUTEC 最高峰ATF

NC-65』で再圧送式交換します。

 

 

 

 

 

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微粒化され強靭な油膜性能で、

ローフリクション ・ ハイパフォーマンス

 

 

 

もともと8速以上の多段ATや

高い極圧性が要求されるDCTなどに

 

開発されたNC-65。  (市販品では最強でしょう。)

 

 

 

ZZ51改以上をご希望の方は

どうぞご指名くださいね。

 

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これで95%以上は

NC-65に交換できたと思います。

 

 

 

 

 

 

NC-65は

ストリート走行レベルの酷使度では、

そんな簡単には劣化しませんよ~。

 

 

 

結果ロングライフ化になり、

次回推奨交換時期は5万キロ以上

 

 

 

 

 

埼玉から頻繁に大阪へは来られないので、

今回はNC-65を指名されました。

 

 

 

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デフオイルもNUTECギアオイル。

 

 

NUTECエントリーモデル ZZ-31ギアオイルの

もうワンランク上になるNC-70

 

 

 

 

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エステル基油をさらに多く使用した

全化学合成ギアオイル

 

 

 

もう当分は交換する必要はないかと思いますよ~。

 

 

 

 

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オプション整備 の4点

 

・LLC圧送式交換

・カーエアコンリフレッシュα

・WAKO’S RECS

・エンジンオイル O/E 交換

 

 

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ラジエターリフレッシャーの圧送式で

冷却ラインすべてのLLCを交換。

 

 

LLC強化再生剤

スーパーLLC同等性能に回復。

 

 

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カーエアコンリフレッシュα

エアコン冷媒ガスのリフレッシュ。

 

 

 

 

 

エアコン整備機器 デンゲン社

エコマックスjr

全自動冷媒回収再生充填装置

 

 

 

 

 

 

 

規定量430gに対して、

回収できたガスが270g。

 

 

160gほど不足していた事になります。

 

 

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10分間の真空引き後に、

規定量を重量管理で液化充填。

 

 

 

NUTEC AC添加剤 NC-200も同時注入。

 

 

 

 

 

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最後にエンジンオイル・O/E交換と

WAKO’S RECSをして、

 

 

初期学習の為、

試運転と初期化を繰り返します。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_1722

 

 

 

 

インテークバルブのカーボンをイッキに除去すると、

学習値からの修正が出来ず、

 

 

アイドリングがなかなか安定しません

 

 

 

 

 

 

実走行しては学習値をリセットし、

数回繰り返すと安定してきます。

 

 

 

 

 

 

 

スロットルボディの清掃ぐらいなら、

1回でスグに学習完了するのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

インテークバルブのカーボン除去の場合、

 

イッキに吸気流入量が変わるので

時間が掛かるのだと思う。

 

 

 

(なぜだろう?TCCSに詳しい方!教えて~。)

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで作業は順調に進み、

翌日お昼過ぎの納車となりました~。

 

 

 

ありがとうございました。

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

関西近郊からだけではなく、

中部・関東やそれ以外の地域から

 

日帰り・一泊作業の依頼が多いですね。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

全工程は一人でしています。 (相方は別作業中)

 

 

 

 

 

納車時間が決まっているので、

ノンストップで作業を進行。

 

作業してチェック。

作業してチェック。

 

 

ミスは許されないですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに問い合わせ電話が数件。

 

多い時には10件以上。

 

 

 

 

その度に作業が中断。   (おぅ~時間がぁ~!!)

 

 

 

 

スイマセン、お手数ですが

お問い合わせはメールでお願いしてます。

 

 

 

 

 

3日以内には必ず返信していますので、

どうか御理解の程を。

 

 

 

 

 

 

ハイエース 200系  リフレッシュ整備の続き。  後編

前々回・前回ブログからの続きです。

 

 

 

 

 

埼玉県からリフレッシュプランのご依頼で

1週間預かりの作業内容の後編です。

 

http://minato-motors.com/blog/?p=8163

http://minato-motors.com/blog/?p=8208

 

 

 

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ハイエース 定番の故障事例

 

リア アクスルオイルシールからのオイル漏れ)

 

 

 

 

今回はベタベタに漏れていないので、

外から見た感じではニジミ程度。

 

 

初期の段階ですね。

 

 

 

 

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オイルシールによってデフオイルが、

ベアリング・ブレーキ側に来ないようにブロックしています。

 

 

 

 

 

 

シールが劣化すれば外に出てくるので、

そばにあるハブベアリングやブレーキにオイルが掛かる。

 

 

 

 

 

 

ベアリングにオイルが掛かると、

 

グリス粘度が低下し油膜が確保できず

磨耗していずれ異音が発生する。

 

 

ブレーキもオイルが付いて、

制動力が低下しますよね。

 

 

 

 

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またオイル漏れが無くても経年劣化で、

ハブベアリングから異音が発生する事もあるので

 

 

 

 

 

左側は大丈夫ですが、

今回はリア左右のシールとベアリングを交換し、

リフレッシュする事になりました。

 

 

 

 

 

 

目指せ50万キロですからね。

 

 

s-IMG_1355

 

 

 

ドラムブレーキを分解し、

シリンダーとライニングシューを外します。

 

 

 

 

ハブシャフトにスライディングハンマーを付けて、

引き抜くとスポーンと抜けました。

 

 

 

 

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奥に見えるのがオイルシール。

 

 

新品シールに入れ替えますね。

 

 

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オイル汚れをキレイに洗浄し、

ハブベアリング・リテーナー・ABSローターなども全交換

 

 

 

 

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デフオイルも交換して

次の作業に移ります。

 

 

 

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フロント・リアのショックアブソーバーも交換します。

 

 

 

ハイエースの場合は交換が簡単で、

部品代も安いのです。

 

 

 

今回は純正に交換しました。

 

 

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ATF交換も行いますね。

 

 

まずはオイルパンを外して、

鉄粉スラッジを除去します。

 

 

 

 

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金属メッシュ式ストレーナーも交換。

 

 

 

 

完全脱脂したオイルパンに磁石をセットし再シーリング。

 

元通りに組み直してATFを補充。

 

 

 

しばらく暖機運転で漏れチェック。

 

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エンジン・ATの暖機が完了すれば

 

 

 

 

ATFチェンジャーに接続して、

 

アイシンAFWプラス

全量をイッキに圧送式交換します。

 

 

 

 

 

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オイルパン脱着で抜けたATFを補充し、

さらに9Lを圧送式交換(プレ洗浄)しても

 

 

まだまだ汚れていますね。

 

 

 

 

 

26万キロ分の汚れは

そんな簡単には落ちないのですよね~。

 

 

 

 

 

 

このまま30分ほどアイドリング状態で放置し、

もう一度全量圧送式交換しますよ~。

 

 

 

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やっとココまでキレイになりました。

 

 

 

 

 

 

ハイパフォーマンスなATFを使用した方が、イイのですか? )

と質問されたのですが。

 

 

 

 

 

弊社の考えでは(まずはAT内部をキレイにしましょう。)

 

 

 

キレイになってまだ予算的に余裕があるなら、

全化学合成ATFなどを使用する事を提案しています。

 

 

 

 

それでは次の機会には検討してみますと、お話されました。

 

 

 

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今回はハイエース リフレッシュ整備を

3部作で紹介してみました。

 

 

 

大宮ナンバーのプレートを見てオヤッと思った方は、

かなりのハイエース通な方でしょう。

 

 

 

 

本来は4ナンバーのハイエースバン ディーゼルを

公認ワゴン登録しているので、

 

このボディサイズ(標準)で3ナンバーなんですよね。

 

 

 

 

私も最初に見た時、

(このサイズのディーゼルワゴン、有ったっけなぁ~)

と思いましたし。

 

 

 

 

 

その事を納車時に尋ねると、

オーナー様の目がキラッと輝いたのが印象的でした。

 

 

訳があってこのタイプに構造変更したそうですよ~。

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ  日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

 

走行距離が多くても

まだまだこの車に乗り続けるんだ!という方。

 

 

リフレッシュ整備をしたいけど・・・

何からすればイイのか分からない??という方。

 

 

 

 

 

宜しければ下記のブログを見て頂いてから、

お問い合わせメールをしてもらえると助かります。

http://minato-motors.com/blog/?p=7626

 

 

 

今年も残り僅かですね。

それではHappy Car Life!!

 

 

 

 

ハイエース 200系  リフレッシュ整備の続き。   前編

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前回ブログの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=8163

 

 

埼玉県からリフレッシュプランのご依頼で

1週間預かりの作業内容。

 

 

 

 

 

 

ハイエース KDH200V 2WD

2KD-FTV  ディーゼル

 

267000km走行

 

 

 

 

 

点検結果から整備プランを決定し、

部品到着した分から作業していきますね。

 

 

 

 

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Frブレーキパッドの残量は問題なし。

まだまだ使えそうです。

 

 

 

 

ディスクローターとの当たりはイマイチですが、

ハイエースは乗用車のように簡単に外せないので、

 

次回の整備機会に持ち越しですね。

 

 

 

 

 

 

 

走行距離を考慮すると、

 

FrハブB/G交換時には

実施した方が良いかと思います。

 

 

 

 

 

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ブレーキパッドシムの硬化したグリスは洗浄し

新しいグリスに打ち直し。

 

キャリパー各部もグリスアップ

 

 

 

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スライドピンや

パッドのスライド部座金などを

 

クリーニングしていきます。

 

 

 

 

 

ブレーキフルードも交換。

 

 

 

キャリパーの動きを確認すれば、

次の作業に移りますね。

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュα

エアコン冷媒ガスのチェック&リフレッシュします。

 

 

 

 

いつもはエコマックスJrの全自動モードですが、

今回は途中でオーリングを交換をするので手動モードに。

 

 

 

 

 

まずは冷媒ガスを回収します。

 

これでどれだけ漏れているか?

残量を確認しますね。

 

 

 

 

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規定充填量 700g ±50g

 

回収できた冷媒量は360g

 

 

 

約半分しか充填されていなかった事になりますね。

 

 

 

 

 

点検時のコンデンサー高圧パイプ

オーリングからの漏れが怪しいですね。

 

 

 

 

となるとコンプレッサーオイルも

それなりに減少しているでしょう。

 

(ガスと一緒に漏れますからね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

冷媒ガス量を重量管理で確認すれば、

漏れ具合や今後のチェック時に参考になりますよ。

 

また対処方法も変えていきます。

 

 

 

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 エコマックスJr (吸湿高密度フィルター と ボンベ付重量計)

 

 

 

 

 

 

 

少し話がそれますが・・・。

 

 

ネット閲覧していると

エアコンの整備ブログをよく見かけますが、

 

 

 

 

 

冷媒ガスの回収機 や 回収用ボンベ

ボンベのガス重量を測る重量計

 

などはあまり見かけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

マニホールドゲージ や 真空プンプは写っているが、

それ以外は写していないだけなのかな?

 

 

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冷媒ガスは大気放出NGなので、

回収機が無いと そもそも作業できないんですけどね。

 

(事故でガス量がゼロなら作業できるけど・・・。)

 

 

 

 

 

 

また重量計が無いと

規定充填量にどうして合わせるのかな。

 

(サイトグラスの泡はアテにならないですし。)

 

 

 

規定量を充填して冷えが悪ければ

他の原因が考えられますしね。

 

 

 

 

 

 

 

車種によっては(規定充填量 +0g -50g)と

結構シビアな時があります。

 

 

 

 

多すぎても、少なすぎても

冷えが悪くなるんですよね。

 

 

s-IMG_1389

 

 

元にもどりますね。

 

 

 

 

原因は コンデンサー高圧パイプのオーリング劣化

 

数百円のゴム部品ですが、

交換しておかないと冷媒が漏れ続けるのです。

 

 

 

 

コンプレッサーオイルも漏れ続けるので、

最悪の場合は焼き付きますよね。

 

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交換後、長めの真空引き作業をして、

規定量まで仮充填。

 

 

 

 

漏れチェックも問題なかったので、

今度は全自動モードで再作業(2回目)。

 

 

NUTEC NC-200 ACオイル添加剤  も同時注入しました。

 

 

 

 

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LLC冷却水は

ラジエターリフレッシャーで圧送式交換

 

 

 

・ラジエター (メイン・サブ)

・エンジン

・ヒーターコア (Fr・R)

・各配管

 

 

 

全てのLLCをエンジンを掛けながら、

圧送式で交換していきます。

 

 

 Wフィルターでろ過回収しながら、

脈動圧送で15分間送り続けますよ~。

 

s-IMG_1395

 

 

 

最後にLLC強化再生剤を注入。

 

エア抜き作業をしてタンクのレベルを調整しますね。

 

 

 

 

 

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コモンレール式のディーゼルエンジンは

超高圧で燃料噴射をしますので、

 

インジャクターノズルは非常に繊細です。

 

 

 

 

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燃料タンク内の不純物が

インジャクターで詰まらないように、

 

 

 

燃料ポンプ手前に高密度のフィルターが付いています。

 

 

 

 

 

インジャクター1本は6万円前後はしますので、

予防整備のためのフィルター交換は必須。

 

 

 

 

 

 

そんなに高価な部品ではないので、

フィルターは早め早めに交換してくださいね~。

 

 

 

 

 

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フィルターケースの底にも固着した沈殿物を、

キレイに洗浄して再装着。

 

 

 

漏れチェックをして完了。

 

 

 

 

 

 

 

リア ハブベアリング関係やショックアブソーバーなどの

各部品が順次入庫してきたので、

 

次回はそちらの作業に移りますね。

 

 

 

ハイエース リフレッシュプラン 後編に続きます。

 

 

 

リフレッシュプランでハイエース  200系ディーゼル。  50万キロ目指して。

埼玉県からお越し頂きました。

 

ハイエース KDH200V 2WD

2KD-FTV  ディーゼル

 

 

 

 

 

・過去の整備暦が分からない?

・長く乗りたいが何から手をつければ分からない?

 

 

 

そんな方にオススメしている

提案型点検整備 『リフレッシュプラン』

 

 

 

 

メールからご相談頂きました。

 

 

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現在の走行距離は約27万キロ

 

 

 

 

 

 

埼玉~大阪間を

仕事で移動する事が多いそうで、

 

 

今回は大阪滞在中の一週間で出来る作業をと

ご相談されました。

 

 

 

 

 

『50万キロ目指しての整備』

ハイエースならメンテすれば可能でしょう。

 

 

 

 

 

とりあえず初回入庫の今回は、

現状の把握 と 復帰などをメインに点検整備していきます。

 

 

それでは試運転をしてリフトアップしますね~。

 

 

 

 

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ハイエースに多い( リアアクスル シャフトオイルシール )

からのオイル漏れ。

 

 

リアブレーキのバックプレートにニジミがありますね。

 

 

 

ココにオイル漏れが有ると

どうなるか?

 

 

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ブレーキライニングまでオイルが付着し、

ドラム内部も濡れています。

 

 

もちろん制動力は激しく低下します。

 

 

 

 

 

またシールド型ハブベアリングにも

オイルが染み込むので

 

 

充填グリスの粘度が低下

磨耗してしまいます。

 

 

いずれゴロゴロと異音が発生するでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

これはキケンですから、

オーバーホールが必要ですね。

 

 

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ショックアブソーバーは社外コニー製でした。

 

 

Fr右はオイルシール破損で

ショックのオイルが漏れていますね。

 

 

 

 

今回は4輪分を純正に交換する予定です。

 

 

 

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Frブレーキもチェックします。

 

 

ブレーキパッド残量は問題なし。

 

 

 

 

ですがシムプレートの間にあるグリスが、

劣化し減少しているので

 

Fr側は(ブレーキクリーニング)を提案しました。

 

 

 

 

 

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ATFも全量交換の予定です。

 

オイルパンの液体ガスケットが劣化して、

漏れが発生していますね。

 

 

・オイルパン脱着洗浄

・ATFストレーナー交換

・ガスケットシール打ち直し

 

 

プレ洗浄も含めた圧送式交換をプランに含めました。

 

 

 

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ACコンデンサーの高圧パイプ ジョイント部に

オイル滲みと汚れを発見。

 

 

接続部のオーリングからの漏れでしょう。

 

 

 

 

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デンゲン社製ガスリークテスターで 漏れチェック。

 

 

 

 

 

テスターに反応がありましたので、

 

 

カーエアコンリフレッシュα と平行して、

オーリング交換も行いますね。

 

 

 

 

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スキャンツール(G-SCAN)で ECUチェック。

 

 

 

 

エラーコード以外にも

データモニターでライブ数値を見ていきます。

 

 

 

 

27万キロですが

インジェクター噴射補正値は、なかなか優秀な数値ですね。

 

 

 

 

 

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法令点検項目 と 弊社独自のチェック項目。

 

ご予算 と 希望される整備や

点検結果からの必要な整備。

 

 

 

今後の使用状況を考慮して、

最適な整備プランを提案させて頂きました。

 

 

 

 

 

現状をご説明し、プラン内容の調整。

 

オーナー様からGOサインが出ましたので、

順次作業に掛かりたいと思います。

 

 

 

次回ブログで作業内容を紹介していきますね。

 

 

Happy Car Life!!

 

 

NUTEC NC-65 NC-70 でロングライフ化。  レクサス IS350  リピートご来店。   

今年最後の連休でしたね。

 

ミナト自動車は休まず、絶賛営業中でした~。

 

 

 

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静岡県からお越し頂いた

レクサス IS350 Fスポーツ GSE31

パドルシフト8速AT

 

 

 

 

今回で2回目のATF交換です。 リピートありがとうございます。

http://minato-motors.com/blog/?p=5523

 

 

 

 

 

 

前回交換から一年経たずに、5万キロを走行。

 

前回はNUTEC最高峰のATF 『NC-65』

での圧送式交換でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

おそらく市販ATFでは最強クラス

全化学合成油(エステル系) NC-65 。

 

 

 

 

どれだけ劣化しているか?確認してみますね。

 

 

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排出されたATFは透明度が残されており、

色・匂い・指触で判断する限りはまだまだ使えそう。

 

 

 

 

 

ATミッションを常時コンディション良く使うため、

 

10万キロ目前となる今回は

オイルパン洗浄・ストレーナー交換も同時に行いますね。

 

 

(プレ洗浄は無しで問題ないでしょう。)

 

 

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10万キロ走行してこの鉄粉量。   少ないですね。

 

 

 

強固な油膜がギアを守ってくれているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

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使用するATFはオールNC-65で。

 

(オイルパ洗浄後の補充ATFもNC-65)

(リットル当たりのお値段は純正の約3倍)

 

 

 

 

エンジン始動で暖機をしてから、

イッキに全量圧送式交換を行いますね~。

 

 

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限りなく新油に近いレベルまで

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

 

 

次回交換も5万キロ以上とお伝えしました。

 

 

シームレスな変速をお楽しみください~。

 

 

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デフオイルの交換します。

 

NUTEC NC-70 75W90

全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

 

 

ZZギアオイルシリーズが純正同等やや上なら、

NC-70ギアオイルはそれ以上。

 

 

 

ストリート走行レベルではかなりロングライフになるので、

当分交換する事はないと思います~。

 

 

 

 

 

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レクサスのデフドレンガスケットは、

金属中空タイプで潰れながら密着します。

 

 

 

 

もちろん締め付けは規定トルクに。

定期的に校正チェックしたトルクレンチで。

 

 

 

 

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最後にスロットル清掃 と WAKO’S RECS。

 

こちらもオプションメニューの定番ですね。

 

 

 

 

 

全ての作業が完了し、

日帰り納車となりました。

 

 

 

 

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オーナー様は一人で

奈良の大台ケ原にトレッキング。 (約2時間)

 

 

ご家族は電車で海遊館へGO。(電車で45分)

 

 

 

 

 

遠方から来られる方は、

ぜひ大阪観光を満喫して頂ければと思います。

 

 

 

見るもの・食べるもの・遊ぶもの   イロイロありますよ~。

http://minato-motors.com/blog/?p=327

 

 

 

 

 

 

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連休中は他のお車も入庫頂きました。

 

 

日帰り作業アリ・一週間預かりアリ と、

少し混雑気味になっています。

 

 

毎年師走が近づくと、バタバタしますね。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ  日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

先週の弊社HP/ブログの管理サーバー障害のため、

数日アクセス出来ない状態がありました。

 

 

 

ご心配掛けて申し訳ありません。

 

 

 

 

 

11月19日の午後からは復旧出来たので、

ブログ訪問数も回復したようです。

 

(アナリティクスもグランドキャニオン状態でした)

 

 

 

 

 

 

 

来年に向けてウェブ管理会社様とこの辺りを協議中。

 

HP/ブログも改良していく予定です。

 

 

 

今後もどうぞ宜しくお願いします。

Happy Car Life!!