minatomotors のすべての投稿

整備プラン内容は要望と予算と現状から。   トヨタ アルディオ リフレッシュプラン。

リフレッシュプランで入庫したのは

トヨタ アルディオ ZZV50G

走行距離12万キロ

 

 

s-IMG_4093

 

 

最初に問診させて頂くと

車両の大きな不満点は2つ。

 

 

・車両が真っ直ぐ走らない。

・ブレーキの効きが凄く甘い。

 

 

 

駐車場の事情からこのアルディオの車高が使いやすく、

愛着もあるので予算の範囲で改善したい。

 

 

そんなユーザーさん向けの整備メニューがリフレッシュプランですから、

どうぞご遠慮なくご相談ください。

 

 

 

s-IMG_4094

 

 

まずは試運転と排気ガステスト。

アライメント測定と車両点検。

 

 

アライメント数値はバラバラで、

排気ガスの数値もHCが車検不合格基準の一歩手前。

 

 

 

 

s-IMG_4095

 

 

 

車両は左に流れて、サスペンションはフワフワ。

ブレーキのタッチも甘く、コントロールもしづらい。

 

 

 

経年劣化で非常に運転がしづらい車両になっており、

同乗者の方も乗り心地の悪化を感じていると思います。

 

 

 

要整備箇所は多いのですが、

この2つの不満点を解消するプランを提案し、

OKが頂けましたので作業を開始しますね。

 

 

s-IMG_4291 s-IMG_4296

 

 

完全に劣化した前後4本のショックアブソーバー。

 

乗り心地を悪化させている原因はコレでしょう。

もうフワフワですからね。

 

 

 

 

左前からはカタコト異音が発生しているので、

ショックマウント・B/Gもダメでしょう。

 

 

 

 

s-IMG_4292 s-IMG_4299 s-IMG_4304

 

ショックアブソーバーは

カヤバ ニューSRスペシャルに交換し、

 

マウント・B/G・インシュレーターブーツ等も

同時に交換します。

 

 

 

 

 

s-IMG_4268 s-IMG_4270 s-IMG_4271

 

 

フロントブレーキのパッド残量を十分ありますが、

ディスクローターの錆でパッドとの当たり面が悪くなっています。

 

 

正常な当たり面が減れば、

もちろん制動力は低下します。

 

 

 

s-IMG_4281 s-IMG_4282 s-IMG_4283 s-IMG_4284 s-IMG_4277

 

 

今までリアブレーキ調整を

何度か他社で依頼したようですが、

あまり改善しなかったようです。

 

 

 

ここまでブレーキライニングシューと

ドラム当たり面が荒れていると、

いくら調整してもダメだと思います。

 

 

ブレーキドラムにある深い溝が

効きの悪さを物語っていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

試しに自転車でFrブレーキのみで停止してください。

止まらないし、制動力のコントロールも難しい。(雨ならなおさら)

 

 

前後とも使用して適切にブレーキングすれば、

狙ったところでピタッと止まれますよね。

 

 

 

自転車はその感じがスグに体感できますが、

自動車は4輪とボディがあるのでなかなか感じられない。

 

 

だから整備の必要性が見えてこないのでしょう。

 

 

 

s-IMG_4310

 

ローターとドラムの限度厚を確認しながら、

研磨作業でリフレッシュ。

 

 

国産車の場合は限度厚から余裕があれば

研磨にて対応しています。

 

 

あまりにも酷い場合は新品交換になります。

 

 

 

s-IMG_4325 s-IMG_4326 s-IMG_4327 s-IMG_4329

 

Frブレーキパッドも交換します。

 

 

弊社のブレーキパッド交換は

パッドのみの交換はしていません。

 

 

 

 

 

パッドの背面にあるバックシムの洗浄と、

WAKO’S BPR 高性能グリスの塗り込み。

 

キャリパーホルダーのスライドピン部も

洗浄&グリスアップ。

 

ホルダーシムも真鍮ブラシにて清掃。

予算があればディスクローター研磨も同時に。

 

 

 

 

 

ブレーキパッド交換は

ただパッドのみを入れ替える事ではないと思います。

 

同時にする作業も含めてするのが、

ブレーキパッド交換ではと。

 

 

 

 

 

すると、しないとでは、

部品寿命も性能発揮も大きく変わりますよ~。

 

 

s-IMG_4328

 

 

上記画像は洗浄前のバックシム。

 

塗っているはずのグリスはすでに無くなり、

シムの機能を果たせていない。

 

 

たとえパッド残量が有っても、

定期的なグリスアップは必要ですね~

 

 

 

 

s-IMG_4305 s-IMG_4318 s-IMG_4322

 

リアライニングシューも交換して、

研磨済みのドラムを装着。

 

 

まずは一回目のクリアランス調整をしてから走行し、

当たりが付けばもう一度クリアランス調整。

 

 

リアのブレーキ調整が

ペダルタッチに大きく影響しますからね。

 

 

 

 

ペダルの踏み応えが甘く感じるなら、

リアブレーキを点検してください。 (リアドラム式の場合のみ)

 

 

 

 

s-IMG_4502 s-IMG_4507

 

 

ワイヤー式の旧型スロットルの場合は

アイドリング時の空気量を微調整しているのは、

スロットルボディでありません。

 

 

 

その横に付いているISCV。

(アイドルスピードコントロールバルブ)

が行っています。

 

IMG_4506

 

 

ISCVのシャッターバルブ開閉で

空気量を調整していますが

ある程度使用すればカーボンが蓄積します。

 

すると開閉の障害・邪魔になり

空気量の調整がしづらくなります。

 

 

 

そうなれば燃料と空気量のバランスが狂い、

燃焼が乱れて排気ガスが悪化。

 

 

 

 

 

s-IMG_4511 s-IMG_4526 s-IMG_4531 s-IMG_4532 s-IMG_4535

 

ISCVを分解し洗浄しました。

 

 

 

ゴム製のガスケットパッキンも同時交換し

また汚れたエアエレメントも交換しますね。

 

 

 

 

s-IMG_4543

 

 

アイドリング時の排気ガス改善策は

これだけでは無いですが、

 

今回はISCVをリフレッシュし、

かなり改善されたと思います。

 

 

s-IMG_3713

 

 

アライメント調整時の画像を取り忘れて申し訳ない。

 

 

長めの試運転のあとに、

最新式ハンター社ホークアイで

アライメントを測定・調整。

 

 

結構良い数値まで持っていけたので、

かなり乗りやすいアルディオになったと思います。

 

 

またブレーキタッチも向上し

無駄なペダル踏み増しをしなくても

停止線でパチッと止まれるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは数点の改善整備点を提案しましたので、

次回整備機会にぜひ実施して下さいね。

 

 

 

適切な整備をすれば

平成11年式 125,000kmのアルディオ

まだまだ余裕で使える車だと思いますよ~。

 

 

s-IMG_3670

 

 

ミナト自動車の提案型整備(リフレッシュプラン)は

簡単に言えばオーダーメイドの整備プランの提案。

 

 

 

年式・走行距離・使用環境・使用用途

それぞれバラバラな車両コンディションなので、

 

どこを優先的に整備するのか?

予算はどこぐらいでまとめるのか?

 

 

あと数年使用?

いやまだまだ10年は乗りたい!!

 

 

 

オーナー様の要望と予算と

実際に車両状況を点検して

 

(自分の愛車だったなら、どこから整備するだろうか?)

そんな目線で整備プランを制作しています。

 

 

 

 

お問い合わせでは、

『いくらの費用が掛かりますか?』とよく聞かれるのですが、

逆に『いくらの費用が掛けれますか?』と返答しています。

 

 

 

予算から逆算してプランニングすれば、

無駄な工賃の重複が減り、

結果的にはお徳になります。

 

 

 

作業重複度が高い箇所などは

優先順位を入れ替えてイッキにまとめて作業した方が

 

長い目で見ると費用負担が少なくなりますよ~と

提案させて頂いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

普通に考えれば

整備士が自分の愛車を整備するのに、

無駄な重複作業はしないですよね。(しんどいですし)

 

 

 

予算の中で一番効率の良い効果的な整備を提案するのが、

リフレッシュプランの本質なのかな?と最近思っています。

 

 

 

コレって伝わるかな~?

伝わらねぇだろうな~!!

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

 

宮崎県からクラウンGRS200。  ATF交換とDSC。     直線距離と実走行距離。

s-IMG_4680

 

宮崎県宮崎市からお越し頂いたのは、

クラウン GRS200   81600km

 

 

 

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

・DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

・LLC圧送式交換

・カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

の作業依頼です。

 

 

 

 

一泊預かり作業になり、

朝一入庫・翌日お昼納車の予定になります。

 

 

 

s-IMG_4681

 

まずはDSCから行いますね。

 

 

クラウン GRS200のエンジンは

4GR-FSE D-4 直噴エンジン。

 

 

 

 

燃料を噴射するインジェクターが吸気ポートには無く、

燃焼室内にある高出力と省燃費が両立するV6エンジン。

 

 

それの唯一のデメリットは

インテークバルブのカーボン蓄積による性能低下。

 

 

 

 

 

現在発売されている省燃費ガソリンエンジンは、

ほぼほぼ直噴なのでこの問題が表面化しつつありますね。

 

 

 

結構GRエンジン以外の車両のお問い合わせも多いのですが、

多岐にわたる障害があるので対応エンジンが増やせない状態です。

 

 

 

 

s-IMG_4482 s-IMG_4483 s-IMG_4484 s-IMG_4486

 

それではインテークバルブが見えるまで、

部品を分解していきます。

 

 

 

ちなみにこのクラウンはメンテナンス状態は良好。

 

エンジンオイル交換は定期的に行われているので、

ブローバイからの過流入オイルもキレイでした。

 

 

 

 

 

 

それではメンテナンス良好クラウンの

インテークバルブを覗いてみましょうか。

 

 

s-IMG_4487 s-IMG_4490 s-IMG_4494 s-IMG_4493 s-IMG_4491

 

 

 

距離相応にカーボンが蓄積していますね。

またシャフトにもカマキリの卵状にカーボンが固着。

 

 

 

 

 

それにバルブ傘部は少なめに見えますが、

実際は燃焼熱で硬化し

カッチカチに固まっています。

 

 

 

 

 

s-bbbs-スワール

 

 

 

最適な気流で燃料と空気を撹拌し、

少ない燃料で効率良くエネルギーを取り出す。

 

 

燃焼室やバルブの形状、各部配置をシュミレートし

最適な燃焼環境を開発したが・・。

 

 

 

経年劣化で設計通りの気流が作れなければ、

設計通りの燃焼にはならないのですよね。

 

 

 

 

 

 

kkkks-IMG_1889

 

エンジンオーバーホールをしないで、

インテークバルブから硬化したカーボンの除去は

不可能でしたが・・・。

 

 

 

グリーンテック社のドライアイス洗浄機を使用すれば、

不可能が可能になった2015年 春。

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

 

s-IMG_4500

 

 

DSCで飛び散るカーボンからボディを守るため、

マスカーにて完全防備。

 

 

水や溶剤を通さない3M社製の

高性能マスカー紙を使用しています。

 

 

 

 

 

燃焼室にカーボン片が入らないようにクランクを回し、

全閉にしてからドライアイス洗浄を開始します。

 

 

s-IMG_4513 s-IMG_4514 s-IMG_4515 s-IMG_4516

 

 

軽く数秒ショットすれば、

ドライアイスペレットが直撃した部分だけ

キレイになりましたね。

 

 

 

 

ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

熱収縮) と (昇華爆発力

ドライアイスの特性を利用した洗浄方法。

 

 

直径4cm 深さ15cm のインテークポート。

全てがキレイになるまでショットを続けます。

 

 

 

 

 

s-IMG_4517 s-IMG_4520 s-IMG_4522

 

 

6気筒12ポートすべてキレイに除去できました。

 

 

 

もちろんエンジンにはノーダメージで、

金属部にキズが付くことも無いのです。

 

 

s-IMG_4544

 

インテーク系の部品を組み立てて、学習値も初期化。

ガスケット類のみ新品に交換します。

 

 

 

エンジンオイル交換とスパークプラグ交換それにDSCをすれば

20万キロ以上良い状態で使用できるエンジンだと思いますよ。

 

 

 

s-IMG_4611

s-IMG_4475s-IMG_4479s-IMG_4481

 

次はATF交換。

 

オイルパン洗浄・ストレーナー交換をしてから

ATFを圧送式で交換します。

 

 

 

 

クラウン等の密封式6速AT 圧送式交換は

数年前までは不可能と言われていました。

 

 

 

ですが弊社でオリジナルの専用アダプターを製作し、

不可能が可能になり数年経過。

 

 

 

見渡す限り誰も実現できていなかったので、

弊社が恐らく世界初だったと思います。

(勝手に認定ですが・・・)

(間違ってたらゴメンね。)

 

 

 

 

 

おかげさまで

(マークX・クラウンGRS系)

(IS・GS レクサス6速AT)

数百台は施工させて頂きました。

 

 

 

 

s-IMG_4620 s-IMG_4622 s-IMG_4625 s-IMG_4628 s-IMG_4635

 

 

アイシンAFW+でプレ洗浄。

 

本命ATFを使用する前に、AT内部をフラッシング。

 

 

 

 

s-IMG_3051

 

 

本命に使用するATFは
NUTEC ニューテック 『NC-65』

 

全化学合成油(エステル系)

 

 

 

・極薄で強固な油膜性能
・低粘度化によるローフリクション。
・低温~高温まで安定した油膜保持

 

 

ニューテック最高峰のATFを扱って数年。

 

ATF交換の入庫車両は

ほぼほぼNC-65になってしまいました。

 

 

 

リピート率が非常に高いのが特徴ですね。

 

 

 

 

s-IMG_4638 s-IMG_4641 s-IMG_4645 s-IMG_4647 s-IMG_4654 s-IMG_4656

 

 

NC-65でもう一度圧送式交換、

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

 

注意

NC-65は色味が弱く、AFW+の赤色に干渉され

規定量では色までキレイになりません。

 

 

 

 

 

s-IMG_4670 s-IMG_4669 s-IMG_4671 s-IMG_4673 s-IMG_4675

 

 

カーエアコンリフレッシュαで

年々減少するエアコンガスのリフレッシュ。

 

ノーメンテの車両も多いかと思います。

 

 

デンゲン社エコマックスJrを使用すれば、

冷媒の回収・再生・充填が全自動。

 

重量管理による正確なガスチャージが可能です。

 

 

 

 

 

また劣化するコンプレッサーオイルの補充には、

NUTEC NC-200 を同時注入。

 

 

 

エステル系全化学合成油を

ベースにした高性能ACオイル添加剤。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4605 s-IMG_4606 s-IMG_4609

 

 

LLCも圧送式交換。

 

ラジエターリフレッシャーで脈動圧送交換を25分。

 

エンジン・ラジエター・ヒーターコア

全ての冷却水が入れ替わります。

 

 

 

 

 

 

内蔵ダイヤフラムポンプでLLCを冷却ラインに圧送し、

エンジンを掛けながら交換。

 

押し出された旧LLCは2つの高密度フィルターでろ過。

毎分7Lの流量で再度冷却ラインに戻ります。

 

 

 

冷却水10Lの車両なら25分間作業すると、

計算上約17周入れ替わる事になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の朝はATFのレベル調整。

 

油温検出モードに入れてから、

規定温度で正確に調整。

 

 

試運転をして無事お昼12時に納車となりました。

 

 

 

 

 

s-IMG_2534 s-IMG_2525 s-IMG_2574

 

実はこのクラウンオーナーさんは

1ヶ月前にマークXジオのCVTF交換作業をさせて頂きました。

 

その時に使用したNC-65が非常に良かったそうで、

今回はクラウン200でと再来店になった経緯があります。

 

 

 

 

今回納車時のお話の中で、

『もしかして私の方が最長来店距離記録者ではと?』

 

こちらのブログ記事について質問がありました。

http://minato-motors.com/blog/?p=10775

 

 

 

 

 

 

現記録保持者は宮城県仙台市からの来店で、

オール運転のフェリー使用なし。

 

 

 

 

宮崎市のクラウンオーナーさんは、

てっきりフェリーで来阪されたと思っていましたが

実はオール高速使用で運転オンリー。

 

 

そこでグーグルマップで調べてみました。

 

 

s-仙台

 

 

 

宮崎から大阪までの直線距離は約600kmで

仙台市の方が200km以上遠い。

 

ですが宮崎市から大阪に来るには

熊本周りで九州自動車道の使用が普通だそうで・・・。

 

 

 

s-宮崎

 

走行距離は約909kmとなり

仙台市からの方より50kmほど長い。

 

 

 

(直線距離) と (実走行距離)

どちらが記録保持者なのか?

 

 

 

 

ん~難しい・・・。

 

イメージ的には仙台の方が遠い。

しかし宮崎市からは実走行で長く、しかも2回目。

 

 

 

まさかネタ的に書いたブログ記事で

こんなに私が悩むとは・・・。

 

 

 

 

s-IMG_4683

 

結論

直線距離部門は仙台市のクラウン184。

実走行距離部門は宮崎市のクラウン200。

 

 

どちらもスゴいし、

どちらも来て頂いて本当にありがたい。

 

 

作業料金だけでも結構高額なのに、

交通費や労力まで合わせると

もう感謝しかないですよね。

 

 

 

 

これからも遠方から来られて、

ガッカリさせる事の無いように

気を引き締めて作業していきたいと思います。

 

 

 

 

 

これからも

どうぞミナト自動車をよろしくお願いします。

 

 

と、強引にまとめてみました。

Happy Car Life!!

 

 

 

 

CX-5 スカイアクティブ-ディーゼル 煤蓄積。  SKY-Dの大きなメリットに注目を。

マツダ スカイアクティブ ディーゼル の煤蓄積を、

エンジンをオ-バーホールせずに短時間で除去する

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

http://minato-motors.com/blog/?p=9900

 

 

 

 

 

DSCは元々 トヨタ・レクサスのガソリン直噴エンジン(GR系)

インテークバルブに溜まるカーボン除去用に開発した

弊社オリジナルの整備メニューです。

 

 http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

 

 

どういう訳か知らないが、

無断で第三者に拡散されイッキに世に広まってしまい・・・。

 

http://minato-motors.com/blog/?p=9924

 

 

 

 

 

 

おかげさまでSKY-D 2,2Dのアテンザ・CX-5のユーザー様からの

DSC依頼を多く頂いています。     ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4191

 

愛知県名古屋市からお越し頂いたのは、

CX-5 KE2FW  走行距離75000km

 

 

 

数日間の海外主張で関西国際空港利用するため、

堺市の弊社でその間お預かりし作業させて頂きました。

 

 

 

目の前にあるJR百舌鳥駅から40分で

関空・USJ・キタ・ミナミに行けますよ~。

 

 

 

 

s-IMG_4194 s-IMG_4197

 

 

ディーゼルの大量の煤が固着する原因は

ブローバイ過流入によるエンジンオイル。

 

 

これが煤と結合すると非常に厄介。

 

 

 

 

 

 

インタークーラーにつながるパイプを外すと、

結構な量のオイルが出てきましたね。

 

 

あとでインタークーラーも洗浄しますね。

 

 

s-IMG_4217 s-IMG_4218

 

 

アルミ製のインテークマニホールドを外すと、

煤蓄積の全容がよく分かります。

 

 

過給新気とEGRが交わる部分は、

乱気流を起きやすく煤が蓄積します。

 

 

それに新気から来るブローバイオイルが合わさると、

サラサラの煤が固着し、だんだん蓄積していきます。

 

 

 

 

 

s-IMG_4222 s-IMG_4224

 

 

INマニ入り口に蓄積すれば、

出口も当然蓄積しています。

 

 

 

 

INマニとシリンダヘッドの間の経路は、

30%ぐらい狭くなっていますね。

 

 

 

 

s-IMG_4225 s-IMG_4226

 

 

恒例の煤ホジホジ。

 

サラサラ と モソモソ と カッチカチ 。

(きな粉・チョコレート・飴)のイメージですかね。

 

 

 

 

 

 

粉末状から固形化したものまで、

手作業で取れる分は取り除きましょうか。

 

 

 

 

s-IMG_4227

 

 

 

ホジホジし続けて・・・。

 

結局コーヒー缶1個半ぐらいは取れましたが、

まだまだ内部で固着しているので手作業ではこの辺りが限界。

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4201

 

 

 

それではエンジン側の

吸気ポートも見ていきましょうか。

 

 

 

 

s-IMG_4202 s-IMG_4205 s-IMG_4206 s-IMG_4208

 

 

こちらは燃焼室に煤の塊は入るとまずいので、

バルブを全閉にしてホジホジしてみます。

 

 

 

 

もちろんホジホジ手作業では

全くキレイにならないので

普通であればお手上げ状態でしょう。

 

 

 

s-IMG_3296

 

 

 

表面はサラサラ

少し掘りこむとモソモソ。

 

高温になる燃焼室に近づくほど、

蓄積物はカチカチになっていきます。

 

 

 

 

 

 

kkkk s-IMG_1889

 

 

ここで使用するのが

グリンテックジャパン社のドライアイス洗浄機。

 

 

母材にダメージを与えず強固な汚れを

除去する画期的な洗浄方法。

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

 

 

 

 

 

製造産業界では早くから注目され

多くの企業に採用されていますが、

 

ごくごく普通の自動車整備工場で

フル活用しているのは恐らく日本では弊社だけでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4200

 

 

煤がボディに付着しないように、

3M製マスカーで完全防備。

 

 

たとえシンナーをぶっ掛けても、浸透しない最強のマスカー。

(シンナーのような溶剤は使わないけど。)

 

 

 

 

しかも最近SKY-D専用ノズルガイドを

またまた自社開発したので飛散も大幅に減りました。

 

 

おかげで作業後の床掃除が簡単に~。

 

 

 

 

 

s-IMG_4233 s-IMG_4234 s-IMG_4235 s-IMG_4236 s-IMG_4239

 

 

軽く数秒ショットして

ドライアイスペレットを直撃させれば、

当たった部分だけキレイに吹き飛びます。

 

 

 

 

エンジン奥にある吸気ポートとバルブに、

ペレットが直撃するようにガンを操作。

 

 

数種類のノズルを使い分けて、

キレイに除去剥離していきますね。

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4241 s-IMG_4243 s-IMG_4245 s-IMG_4247 s-IMG_4248

 

 

 

4気筒8ポートを全て除去完了。

 

 

 

最深部にあるバルブ傘部の

固着したカーボンも、もちろん除去しましたよ~。

 

 

 

s-IMG_4253 s-IMG_4254

 

 

 

手作業で不可能なほど固着した煤も、

ドライアイス洗浄で除去可能。

 

 

約3万円するインテークマニホールドも再利用可能で、

再使用できないのはガスケットのみ。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4218 s-IMG_4259

 

 

 

これを見ればどれだけ吸気の流れが

悪くなっているか想像できると思います。

 

 

 

 

 

s-IMG_4214 s-IMG_4215s-IMG_4249

 

 

過給新気とEGRの流入量を調整する 『吸気シャッターバルブ』

 

 

 

 

エンジンから外すと

ほぼ全開近く開いていますが、

 

 

実際のアイドリング制御中は

11~16%の開度しか開いていないので

 

1cmも蓄積すれば

調整するレスポンスは鈍ります。

 

 

 

それに下流のINマニがあそこまで詰まれば、

上流のバルブを精密に制御開閉しても・・・ね。

 

 

 

 

 

 

s-IMG_4261 s-IMG_4265

 

SKY-D DSC作業のオプション整備

『インタークーラー脱着洗浄』

 

 

今回は結構オイルが溜まっており、

洗浄剤を多く使いキレイに洗い流しました。

 

 

 

 

この作業をオプションにしているのは

(やろうと思えば自分で出来るから)

 

 

乗り方にもよりますがDSCとは別に

1万キロに1回は洗浄した方が良いかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_3257

 

 

もう一台も愛知県豊田市から

CX-5 KE2AW

 

 

同じく走行距離80000km。

 

 

 

 

 

 

s-IMG_3309

 

 

 

 

こちらも同じようにDSCを行いました。

 

 

 

 

 

s-IMG_3301

 

 

 

こちらはサラサラ・モソモソ系の煤は

数秒のショットで吹き飛びましたが・・・。

 

 

高温になるインテークバルブ周辺の

カッチカチ系の固着はなかなか頑固です。

 

 

 

 

 

s-IMG_3313 s-IMG_3315

 

 

こんな強固な塊も

ノズルを使い分けてペレットを直撃ショット。

 

 

バルブなどの母材にノーダメージで、

完全除去が可能です。

 

 

 

 

 

s-IMG_3337s-IMG_3323 s-IMG_3324 s-IMG_3342 s-IMG_3341

 

 

 

 

インテーク系部品を組み立ててから暖気運転。

各学習値をリセットして、もう一度試運転。

 

 

 

朝一の入庫で翌日お昼の納車。

 

本当は日帰りでお渡ししたいのですが、

結構時間が掛かるので一泊お預かり作業となっています。

 

 

 

s-IMG_4198 s-IMG_4199

 

上記画像に写るのは煤がどんどん流れてくる

EGRパイプ出口 インマニ側になります。

 

 

 

 

 

今までお見せした吸気系の煤蓄積に比べて、

全く蓄積していないのが分かると思います。

 

 

パイプ蛇腹状の部分も溜まりそうにみえますが、

実際見ると溜まっていないのですね。

 

 

 

ちなみにEGR経路は水冷と直接の2系統ですが、

どちらも同じようにあまり溜まっていないのです。

 

 

 

 

 

 

エキゾーストマニホールドを外した経験はないので、

これは推測ですが・・・。

 

 

恐らくEX側のバルブ・ポートなどには

あのような煤の蓄積は無いと思っています。 SKY-D 2.2Dはね。

 

 

 

 

 

EGR2

 

 

 

 

マツダ整備書の解説図で説明すると

今回DSCでキレイにした部分は青色ラインの部分。

 

部分は上記画像のEGR出口部分。

 

 

赤色ラインはEX側のEGRと排気経路になり

高温・高圧の為に煤は通過するが溜まらない。

 

 

 

 

 

逆にインテーク側に流入したEGRは低温・低圧。

 

そこにブローバイのオイルミストが交わるので、

イッキに蓄積・固着が始まる。

 

 

 

ここまで蓄積すれば

エンジンの燃焼熱で焼き切るのは無理だと思いますよ。

 

そこまで吸気系統は高温にならないですから。

 

 

 

 

s-IMG_3256

 

 

 

作業後納車時にユーザーさんとお話するのですが、

皆さん言われるのが事があります。

 

 

 

 

『この蓄積の性能低下はDSCをすれば解決するのですよね?』

 

(ハイ 4~5万キロ毎にすれば問題ないと思いますよ。)

(DSCをしなければ、単純に性能低下するだけですから)

(性能が低下しても、エンジンが壊れる事も無くそれなりに走ります。)

 

 

 

 

 

 

『じゃあ割り切って使用して、時が来ればDSCをすれば良い?』

 

(その方が精神衛生上にも良いですし)

(それを上回るほどのトルクフルな走りが元々の魅力ですよね)

 

 

 

 

 

s-IMG_3383

 

数年前にSKY-Dが誕生し脚光を浴びた時期と

ガソリン高騰の時期が同じだったので変な誤解が生まれていますが。

 

 

燃費性能が良い=経済的!!

とディーゼルを選ぶのはどうかと思います。

 

 

 

 

燃費=お金だとするなら、

車体価格や維持費・メンテナンス費用のトータルで

考えるとどうなんでしょうね。  (HV車もそうですが・・・。)

 

 

 

 

 

昔から存在するクロカン4WDのディーゼル愛好家は、

経済性でディーゼルを選んではいないでしょう。

 

 

 

あの圧倒的なトルクを欲しいがために、

皆さん愛車として使用していると聞いてます。

 

 

 

 

乗用ディーゼルのデメリットはありますが、

費用さえ負担して頂ければDSCで解決できる。

 

それを補って余るほどのトルクフルな走りは

大きなメリットとしてCX-5・アテンザにはあると思いますよ~。

 

 

 

 

 

DSCの御見積・御予約はHP(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。

 

 

日中は作業や接客のため、なかなか電話対応が難しい。

宜しければメールにてぜひご相談くださいね~。

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

立て続けのリフレッシュプラン ハイエース200系。   今まで未整備部分を中心に作業しました。

前回ブログのお伝えしたように

ハイエースのリフレッシュプランのご依頼が重なっていますが・・・。

http://minato-motors.com/blog/?p=10904

 

 

 

同じ車両が同時期にやけに集まるのは

(整備工場あるある)なので特に気にしないで下さいね~。

 

 

 

 

 

 

今回も同じ200系ハイエースですが、4WDのKDH205V。

 

 

 

オーナーさん曰く

走行距離はメーターを交換しているので推定走行距離ですが、

恐らく30万キロぐらいでは?という事で・・・。

 

 

 

 

s-IMG_3658

 

 

前回ブログのハイエースは

オイル関係のメンテナンスは良好でしたので、

足回り系を中心のリフレッシュでしたが・・・。

 

 

 

今回のハイエースは全てが良好状態とは

言いづらいコンディションで、

 

提案させて頂いた整備プランは

安全性重視の基本整備メニューと+α。

 

 

 

 

 

優先順位の高い整備から順次作業しました。

 

 

s-IMG_3656

 

 

 

まずは入庫時から異音を発しているフロント足回り。

 

ハブベアリングの磨耗ガタでしょう。

20km/hぐらいで走行すればゴゴーと大きな音がしています。

 

 

 

 

 

リフトアップしタイヤの上下を掴んで、ガタをチェックするのですが・・・。

もうガッタガタに揺れていました。

 

 

 

 

この手のハブベアリングを手の感覚で

ガタが分かるようではすでに危険状態。

 

左右ともハブB/G-ASSY交換しますね。

 

 

 

 

 

s-IMG_3883 s-IMG_3887 s-IMG_3889

 

 

 

Frハブ交換と同時にするのが、ブレーキリフレッシュ。

 

 

・ブレーキディスクローター交換(錆のため研磨不能)

・ブレーキパッド交換

・ブレーキキャリパーO/H

 

 

 

 

 

 

s-IMG_3894 s-IMG_3898 s-IMG_3901 s-IMG_3903 s-IMG_3905 s-IMG_3906 s-IMG_3907 s-IMG_3663 s-IMG_4287 s-IMG_3972

 

 

 

 

 

次はお馴染みのリアハブB/G & オイルシール 一式交換。

 

 

 

ブレーキライニングシューの残量は1.5mm。

ブレーキペダルの遊びも大きく、効きも非常に甘かったですね。

 

 

 

 

 

前回ブログのハイエースと同様に

ハブベアリング・オイルシール交換・ブレーキシリンダO/H。

 

 

それにプラスして

シュー交換とブレーキドラムの研磨。

 

 

 

 

 

 

組み立て後に1回目のブレーキ調整。

長めの試運転後にもう一度ブレーキ調整。

 

こうすればブレーキペダルの遊びが少なくなり、適性位置に戻ります。

 

 

 

 

ブレーキペダルの上部でキュッと効きだすので、

ブレーキングがしやすくなりますよ~。

 

 

 

s-IMG_3665 s-IMG_3666 s-IMG_3667 s-IMG_3928 s-IMG_3931 s-IMG_3963 s-IMG_3973 s-IMG_3974

 

 

 

 

乗り心地もフワフワなので、

ショックアブソーバーは前後4本交換します。

 

 

古いアブソーバーは縮めても伸びてこないので、

寿命はすでに尽きていると思いますよ。

 

 

 

 

 

s-IMG_4182 s-IMG_4183

 

 

 

 

 

過去のATF交換暦は不明。

 

オイルパンを脱着洗浄し、ストレーナーも交換しました。

 

 

 

 

s-IMG_3811 s-IMG_3815 s-IMG_3840 s-IMG_3844

 

 

 

そこからアイシン AFW+ でプレ洗浄。

 

圧送式交換で一気に全量入れ替えます。

 

 

 

s-IMG_4145 s-IMG_4147 s-IMG_4149 s-IMG_4154 s-IMG_4159 s-IMG_4161

 

 

それでもマダマダ汚れていますね。

 

 

20分ほどアイドリング状態にして、

もう一度全量圧送式交換を行います。

 

 

 

s-IMG_4164 s-IMG_4168 s-IMG_4170 s-IMG_4172 s-IMG_4176 s-IMG_4181

 

ほぼほぼキレイになりました。

 

 

恐らく20万~30万キロ無交換でしょう。

 

今回はここまで交換して、

次回は少し早めに交換をとオーナー様に説明しました。

 

 

 

s-IMG_4069 s-IMG_4070 s-IMG_4072

 

 

真っ黒すぎるP/Sフルードも

透明になるまで何度も交換。

 

 

 

s-IMG_3990 s-IMG_3993

 

 

こちらも交換暦不明のフューエルフィルターは、

ケースを洗浄してからフィルターを交換しました。

 

 

 

 

s-IMG_3655 s-IMG_3733

 

 

 

これ以外にもデフ・トランスファオイル交換や

ACフィルター交換とカーエアコンリフレッシュαも実施。

 

 

 

 

最後にアライメント測定・調整をして、

無事納車となりました。

 

 

 

 

s-IMG_3660

 

 

 

他の日帰りATF交換やDSCの合間をぬって作業をしているので、

約2週間半のお預かりとなりました。

 

 

 

 

 

点検と整備プラン制作して御見積。

 

部品発注~入荷などを考慮すると

ある程度のお預かり時間は頂いています。

 

 

 

また作業進行中に発覚する錆塩害や

ボルト折れなどのトラブルも想定していますので、

お預かり期間は長めにとお伝えしているのですね。

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

10月に入り、少し涼しくなりましたね。

これで雨の日が少なくなれば

作業がしやすい時期なんですけどね~。

 

 

 

 

ATF交換・DSC・リフレッシュプランのお問い合わせは、

HP(お問い合わせフォーム)からどうぞ。

 

 

日中は接客中や作業中のため、

お電話に出れない場合が多いのでご協力お願いします。

 

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

 

ハイエース KDH200 リフレッシュプラン。  20万キロでサスペンションをリフレッシュ。

s-IMG_3429

 

愛知県 岡崎市からお越し頂きました。

ハイエース KDH200V 22万キロ

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

 

 

入庫時問診をしてオーナー様と少しお話。

 

・過去の整備状況や今後の使用予定。

・車両の気になる点や希望される整備。

 

 

 

許された予算からベストな整備は何なのか?

 

 

 

車両を点検してから

オススメ整備プランを提案しています。

 

 

s-IMG_3439 s-IMG_3441 s-IMG_3430 s-IMG_3432 s-IMG_3444

 

試運転をしてからアライメント測定。

 

 

入庫時の足回りをチェックし、

スキャンツールで各ライブデータを観察。

 

 

 

それらの数値もプラン制作の参考にしますね。

 

リフトアップして

いよいよ車両全体を点検開始。

 

 

 

 

s-IMG_3445 s-IMG_3446 s-IMG_3447 s-IMG_3450 s-IMG_3451 s-IMG_3461

 

 

気になる所 や 定番故障箇所などをチェック。

 

 

 

プランニングした整備内容を見積りして、

オーナー様に提案しOKが出ました。

 

 

 

まずは定番整備のリアハブベアリングから

リフレッシュをしますね。

 

 

 

 

s-IMG_3626 s-IMG_3628 s-IMG_3631

 

 

ハイエース特有のメンテナンス。

 

『リアハブベアリング と オイルシール一式交換』

 

 

ゴム製のシャフトオイルシールが劣化して、

デフオイルが漏れ出すと

ハブB/Gだけではなくドラムブレーキもダメになりますよ。

 

 

 

この辺りは作業重複部分が多いので

ある程度一式で交換した方が良いですね。

 

 

ブレーキシリンダのカップシールも同時に交換しました。

 

 

 

 

s-IMG_3638 s-IMG_3639 s-IMG_3641 s-IMG_3642 s-IMG_3646 s-IMG_3648

 

 

 

 

次はFrサスペンションのリフレッシュ。

 

チェックをするとエンジン吸気系からのオイル漏れで

左アッパーアームが濡れていました。

 

 

 

ゴムブッシュにオイルが掛かり続けると、

結構痛んでしまいます・・・。

 

 

 

 

s-IMG_3454 s-IMG_3455 s-IMG_3467 s-IMG_3470

 

 

 

原因となるインテークダクトホースは交換して

左右のサスペンションアームやハブベアリング等を分解。

 

 

 

s-IMG_3702 s-IMG_3704 s-IMG_3707 s-IMG_3710 s-IMG_3698

 

 

サスペンションアームの交換自体は

そんなに難しくないのですが・・・。

 

耐久性が高いハイエースは

各部品がズッシリ重いので体力は使いますね。

 

(乗用車とは全く違います。)

 

 

 

 

世界中で活躍する理由は

このあたりの部品強度なんでしょう。

 

 

 

 

s-IMG_3746 s-IMG_3802 s-IMG_3803

 

 

 

ハイエース200系 2WDのハブB/G交換の

難関であるハブ分解作業。

 

 

280N・mで締め付けられた特殊ナットを外しますね。

(錆等があるとそれ以上に固く締まっています。)

 

 

 

これも特殊工具(SST)があれば安全に外せて、

ナックルからB/G・ASSYもすんなり分解。

 

(逆に言えばSSTが無いと交換できない構造です。)

 

 

 

 

ブレーキローターも

この際研磨してリフレッシュしますね~。

 

 

s-IMG_3816 s-IMG_3817

 

 

ハブのガタは無かったのですが、

実際に分解してみるとベアリングカラーに焼きがありました。

 

 

やはりこれぐらいの距離なら

そろそろB/Gは要チェックですね。

 

 

 

 

 

s-IMG_3805 s-IMG_3806 s-IMG_3848 s-IMG_3851 s-IMG_3849

 

ロアボールジョイント と 前後ショックアブソーバーを交換して、

ブレーキパッドも交換します。

 

 

 

 

ブレーキパッド残量が残っていても

ディスクローター研磨とパッド交換は

基本的に同時作業をオススメしています。

 

 

 

バックシムに硬化したグリスを

スクレイパーでキレイに除去。

 

 

グリスがここまで硬化するのは、

長い年月の間シムの清掃をしていなかったのでしょう。

 

 

シムの古いグリスは洗浄してから、

WAKO’S BPR 高性能パッドグリスを使用しました。

 

 

 

s-IMG_3686 s-IMG_3690 s-IMG_3691

 

エンジンマウント・ATマウント 計3点も交換しました。

新旧では劣化して高さが変わっていますね。

 

 

それに右のマウントは非常に外しずらかったです。

 

 

 

s-IMG_3909 s-IMG_3464 s-IMG_3697s-IMG_3694

 

 

オイル漏れをしていた箇所も修理しました。

 

チョットした整備を怠ると

部品寿命が縮む場合もあるのですよね~。

 

 

 

 

 

s-IMG_3951

 

軽く試運転をしてからアライメントを再測定。

 

各ブッシュボルトを緩めてから1G締め付けして、

アライメントを調整しました。

 

 

 

s-IMG_3819 s-IMG_3820 s-IMG_3835 s-IMG_3831 s-IMG_3705 s-IMG_3706

 

 

 

オイル系・フィルター系などの

メンテナンス状態は良好でしたので、

 

今回は足回り関係のリフレッシュが中心となりました。

 

 

 

こうしてみると耐久性の高いハイエースでも、

走行距離を重ねるとブッシュは結構傷んでいましたね。

 

 

 

 

前を向いて走ればイイと思われるなら

ここまでの整備は不要でしょう。

(タフなハイエースはそれでも走りますから。)

 

 

 

 

 

現在20万キロオーバーでこれから30万キロ40万キロ

まだまだ良い状態で使用されるなら、

一区切りとしてリフレッシュするのも良いかと思います。

 

 

 

それをするだけの価値がある車ですよ、ハイエースはね。

 

 

s-IMG_3433

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

実は9月下旬からハイエース100系・200系を

3台続けてリフレッシュプランを実行中。

 

 

どういう訳か?最近ハイエースの整備依頼が重なりますね。

 

 

ブログ更新も遅れ気味ですが、

少しづつ紹介していきますので

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

それではHappy Car Life!!