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岐阜県からマツダCX-5 KF系 インテークに堆積する煤を完全除去。 ドライアイスでDSC!!

全国各地からミナト自動車のオリジナル整備DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼いただいています。

北は北海道から陸送orフェリー入庫。
南は鹿児島・宮崎でフェリーで入庫。

関東から東側は陸送での入庫が多いですね。

http://minato-motors.com/blog/?cat=169
DSCを施工した車両の一部ですがブログに公開しています。


今回DSCをご依頼いただいたのは岐阜県 CX-5 現行KF系のスカイアクティブ2.2D KF2P 走行距離12万キロ


・DSC
・水冷EGRクーラー洗浄
・LLC圧送式交換
・LLCバイパスパイプホース交換
の4点を1泊2日で作業させていただきます。


エンジン警告灯の点灯し燃費も悪いそうです。
試運転とECUのライブデータをチェックしますね。



エラーコードを確認するのはもちろんですが、重要なのはECUのライブデータ。

各センサーやアクチュエータの数値を観察。

・煤の堆積だけが原因なのか?
・それ以外の箇所が不具合の原因か?
1千台近くSKY-Dを観察してきた経験で判断しています。


スカイアクティブ-Dの不具合は、残念ながら煤堆積だけではないですから。
(その経験をブログを見て判断し弊社に依頼をしている)と皆さん言われますね。


ちなみにスカイアクティブ-Dの煤除去は7年前からやっています。
(当時は誰もSKY-Dに煤が溜まるとは知らなかったんですよね。)


慣れた手順でサクサクとインテークマニホールドや水冷EGRクーラーを分解しました。







水冷EGRクーラーのフィン内部が煤で詰まっています。

これでは効果的にクールドEGRが使用できないのは、一目瞭然ですよね。



エンジンヘッドのインテークポートやインテークバルブ周辺も、じっくり観察します。    煤が堆積し原型が分からなくなるほど酷い状態。


インテークマニホールドと吸気シャッターバルブ
吸気シャッターバルブはそこそこの煤堆積ですが、マニホールド側は酷い堆積。


これでも岐阜県から来店できるのですから、ある意味凄いなと思いますね。



インテークマニホールドを軽くホジホジしてみました。

大量の煤が出てきますが、手作業ではキリがないのでDSCでキレイにしましょうか。





マスキング風景の途中。

完全体のマスキング状態は企業秘密。
ボディに煤が付着しないように完璧にマスキングするんですよ~。



マスキングシートは3M社製の高性能マスカーを使用。
短時間で効果的なマスキング技術は、意外と難しいんですよね。

・ドライアイス洗浄機にドライアイスペレットを投入。

・洗浄ガンにDSC専用ノズルと専用アダプターを装着。



まずは軽くワンショットしてみますね。




・圧縮空気でドライアイスを高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力


・-78℃のドライアイスペレットが付着物に高速衝突。
・その衝撃と熱収縮で煤は剥がれますが、その隙間に連続してペレットが衝突。

・衝突したドライアイスは固体から気体に一瞬で昇華膨張。
・その膨張率は750倍で一気に爆発。
その結果、硬く固着した煤でも瞬時に剥離する事が出来るのです。

しかもドライアイスは大気に消えるので、エンジン内部に残留する可能性はゼロ。 (クルミ殻やブラスト剤ならその危険性は残ります。)






DSCの作業は完全非公開。企業秘密が多すぎるのでお見せ出来る画像のみ公開しています。


(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)DSCのキャッチコピー通りに仕上げますね。

ドライアイスペレットが直撃した部分だけ、母材から煤が剥離しました。



狭く深いインテークポート最深部にあるインテークバルブ。
複雑な形状にカチカチの煤がガッチリ固着。



複数あるDSCノズルとアダプターは自社制作のオリジナル。
それらを組み替えながらドライアイス洗浄を行いますね。




圧縮上死点にセットしたシリンダから作業を始め、1気筒が終わればクランクを回して次のシリンダーをショット。



横着して4気筒8ポート一気に作業してはダメですよ~。
吸気工程でバルブが開いていると燃焼室に煤塊が落ちますからね。





インテークマニホールドや各電子制御バルブ。
全てキレイに洗浄しました。


再利用不可なのはガスケットのみ。
壊れていない部品は完璧に洗浄して再利用します。


DSCなら高額なバルブやマニホールド類は洗浄でリカバリー出来るので、そんなに費用は掛からず、エンジン内部までキレイになるんですよ~。

割れやすい対策前の樹脂製バイパスパイプは、対策済みの純正金属製パイプに交換。

DSCと同時なら安価に交換出来ますよ~。一緒にどうぞ~。



新品ガスケットで各部品を組付け。




オプション整備の(LLC圧送式交換)

ラジエターリフレッシャーを使用した脈動圧送式LLC交換で、エンジン・ラジエター・ヒーターコアの冷却水を全量交換します。


・ラジエターリフレッシャーのIN・OUTホースを冷却ラインに接続。
・冷却ラインに浮遊する不純物を高密度フィルターでろ過再生。

エンジンを掛けながら暖機しサーモスタッドを全開にさせ、交換しづらいLLCを全量交換します。




脈動圧送をした後にLLC再生強化剤投入で防錆・消泡性能を強化。
並行してLLCのエア抜き作業も行います。


劣化しやすいマツダのラジエターキャップはDSC時には必ず交換していますよ。

各学習値を初期化して再学習も行います。

最後にマル秘作業もゴニョゴニョして実施し、エラーコードも消えて作業は完了。  試運転をして無事納車となりました。



作業は朝9時半入庫で翌日納車。
オプション整備の種類や組み合わせによって、翌日の納車時間が変ります。





作業中の画像はたくさん残していますので、納車時に見ながら説明をしています。  画像を必要な方にはDVDにコピーしてお渡ししていますよ。


メンテナンスの質問がありましたら、ぜひご相談ください。



今回の作業内容なら基本的に1泊お預かりで終わります。


最近は大阪府・兵庫県・京都府などの近畿圏からのお客様には、数日 or 1週間預かりも提案させていただいています。


土日祝より平日の方が予約混雑が少ないので、週末にお預かりして翌週末に引き渡しするパターンも多いですね。  乗用車の代車もお貸ししていますのでご安心ください。



本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

DSC等のご依頼・御見積はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますので、どうぞ宜しくお願い致します。



それではHAPPY CAR LIFE!!

ハイエース200系 ディーゼルの吸気系煤除去!!マルチサーブでシステム洗浄しています~。

大阪市から入庫したのはハイエース KDH200 ディーゼル


インテーク系に堆積する煤除去作業(マルチサーブ インテーク洗浄システム)などのご依頼です。


エンジンルームが狭いハイエースはマツダCX-5などのようにDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)がしずらいです。
http://minato-motors.com/blog/?cat=169




作業スペースが無いとドライアイス洗浄がしずらく、マスキング自体が困難なので、(マルチサーブ)を使用して煤を洗浄除去していく方法を提案しています。




まずはいきなりマルチサーブを使用せず、比較的簡単に外せる部品は外して物理的に除去洗浄しますね。


・吸気シャッターバルブ
・水冷EGRクーラー
・EGRバルブ








これらはドライアイス洗浄と特殊洗浄機を使い分けてキレイにしました。




各バルブやEGRクーラー等を洗浄。

同時にEGRバルブ等が正常に作動しているかもチェック。
気密漏れやバキューム作動不良があれば、新品部品と交換します。



ガスケットを交換して洗浄した部品を組み立て。

エンジン暖機をしてからマルチサーブを接続します。




欧州から導入したマルチサーブには4つの洗浄機能があります。

・インジェクター洗浄システム
・ターボチャージャー洗浄システム
・DPF洗浄システム
・インテーク系洗浄システム


今回は(インテーク系洗浄システム)(インジェクター洗浄システム)(ターボチャージャー洗浄システム)を行いますね。



因みに200系初期型にはDPFが搭載されていません。




まずはインテーク系洗浄システムから始めます。
専用ケミカル(ディーゼルインテーククリーナー)をマルチサーブに投入。


これをインテーク系統に直接注入。
エアダクトにマルチサーブの噴霧コーンを接続して、エンジン始動。
アイドリング状態でインテーク内にケミカルを霧状に噴霧します。

20秒間隔で2秒間噴霧。

吸気シャッターバルブ → EGRバルブ → インテークマニホールド → エンジンヘッド ポート →エンジン燃焼室の順に洗浄用ケミカルがゆっくり確実に流れていきます。




噴霧時間や間隔を設定して作業スタート。


エンジンは1500回転前後でキープ。
約70分掛けてインテーク~インテークポートまで洗浄中。



イメージ的には固まったチョコレートを少しずつお湯で流す感じでしょうか?少しづつチョットずつ煤塊の表面からソギ落としていく感じです。


ケミカルではイッキにゴソッとは取れないので、時間を掛けて洗浄します。



・エキゾーストから戻ってきた排気ガス(煤交じりの排気ガス)は水冷EGRクーラーで冷却。

・エンジンの状況によってEGRバルブが開閉し、冷やされた排気ガスが吸気系に導入。


・吸気系統にあるブローバイオイルと排気ガスの煤が混じって、インテーク内の内壁に付着し、燃焼熱で固着。


・年輪のように徐々に煤が堆積し、吸気系統が狭くなりエンジン性能が下がる。


http://minato-motors.com/blog/?p=24132
これは以前に作業したランドクルーザープラド95ですが、こんな感じで煤堆積が酷い状態の場合もあります。



この時は酷すぎたのでDSCで完全除去しました。ハイエースがこの状態になるとなかなか除去が厳しいですね。


こちらも違うプラド95ですが、先ほどのプラドよりかは少しマシな場合もありました。


トヨタ1KD-FTVエンジンの吸気系煤堆積は、今までのメンテナンス状態で大幅に増減するので見極めが難しいのが現状です。  1KDエンジンを何十台もインテークを分解していると、特にそう思いますね。




作業時間と料金と洗浄効果等を考慮して、ハイエース200系は分解できる一部分だけ分解洗浄し、それ以降はマルチサーブの洗浄システムでカバーする方法で作業をしています。


DSCで完全除去を目指すと作業時間と費用が掛かりすぎるので、マルチサーブを使用した方が費用対効果でベストだと判断しました。



約70分間ほどマルチサーブを作動させての洗浄工程は終了。

作業中は猛烈な白煙と異臭がでますので、独自開発した排煙除去システムを作動させながら作業をしています。


続いてマルチサーブ インジェクター洗浄システム。

ディーゼルシステムパージでサプライポンプ・コモンレール・インジェクター等をケミカルの効果で洗浄します。


エンジン回転数1500回転ぐらいでキープし、約75分掛けてシステム洗浄しますね。


インジェクターの補正値が少ない場合はこの洗浄システムで改善しますが、補正値が振り切るほど多い場合は高額なインジェクター交換になるでしょう。

予防整備はお早めに。

インジェクター洗浄システムに続いて、ターボチャージャー洗浄システムに移行。

こちらもアイドリング状態でケミカルを注入し、ターボフィンに付着したカーボンを落としていきます。


試運転をして最終チェック。
エラーコード・ライブデータ確認して、無事納車となりました。
これでスムーズにフケ上がるハイエースディーゼルになったと思います。


マルチサーブでインテーク系やインジェクター等を洗浄希望の方はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。


必要事項を記入してもらい送信していただければ、御見積等を返信をさせていただきます。


それではHAPPY CAR LIFE!!




千葉県から数日預かりのマツダCX-5!! 後編。  マルチサーブでインジェクターとDPF洗浄・ATFは完全圧送式交換。

前回ブログで紹介した千葉県から陸送で入庫したマツダCX-5 
KE2FW 走行距離10万キロ

インテークに堆積する煤をドライアイスで完全除去しました。
http://minato-motors.com/blog/?p=34054



今回も引き続きCX-5の作業を紹介しますね。




・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム


ディーゼルの普及率が高い欧州で活躍しているマルチサーブ。
このオレンジ色の機器でインジェクターやDPF等をシステム洗浄してリフレッシュさせます。

マルチサーブのフューエルサプライポンプにIN・OUTホースを接続。

サプライポンプ・コモンレール・デリバリーパイプ・インジェクターなどの軽油が流れるラインをケミカルの効果で洗浄しますね。



使用する洗浄剤はディーゼルシステムパージ。
マルチサーブ専用品で非常に高額。
モッタイナイので最後の一滴まで残さず投入。


アイドリングからやや回転数を上げながら、約75分掛けてゆっくり内部洗浄していきます。


燃料をサプライポンプで高温高圧に圧縮すると、僅かにスラッジ(超微細な粒子)が発生します。
(ディーゼルの燃料フィルターが真っ黒になるのはこのスラッジが原因)



それが燃料が流れるラインに付着するのですが、特にインジェクターのニードル部で少しずつ付着し続けると、燃料の出が悪くなります。

噴射量が少ないと振動や加速不良になるので、ECUが演算し噴射時間を補正して噴射量を調整しエンジン性能を維持するのです。



出来るのならば補正値はプラスマイナスゼロがベスト。
原因となるスラッジを取り除いてあげるのがこのマルチサーブのシステム洗浄。



インジェクター洗浄が終われば、DPF洗浄に移行します。






DPFに繋がるパイプにホースを接続。
まずは1液目の(DPFクリーナー 1000ml)を投入しました。




液晶画面の指示通りに操作します。

マルチサーブからDPFにDPFクリーナーが自動注入。

15分後にエンジン始動してアイドリング状態にし、DPFの温度を上げて洗浄効果を促進させます。

1液目を注入して15分後には、2液目の(DPFフラッシュ 1000ml)を投入。


画面を操作して2液目を自動注入します。

これでインジェクター洗浄とDPF洗浄の第一段階は終了。

このあとにはマフラーから排出される(猛烈な白煙&廃液)の排出作業に移ります。




巷ではDPFやインテーク系に洗浄用ケミカル剤を注入するDIY商品は多くあり、YouTubeやブログ等でよく見かけますよね。

施工後に白煙や廃液をまき散らして(こんなに煙や液が出ました~!!)とアピールしていますが、個人DIYならまだしもプロの仕事としては美しくない。


泡立った廃液や白煙・異臭は近所迷惑になるので、弊社では排煙回収装置を自社開発し作業を行っています。

ATF完全圧送式交換も行いました。

まずはオイルパン洗浄ストレーナー交換をしますね。

オイルパンを洗浄し磁石に付着した鉄粉を除去。
ストレーナーも交換します。



某国から直輸入している特殊な液体ガスケットでシーリングし、オイルパンを装着しますね。

この特殊な液体ガスケットは非常に高耐久で、作業性がよく仕事が早いので重宝しています。



ATFを補充し完全暖機します。

密封式6速ATにアダプターを装着し、ATFチェンジャーを接続して準備完了。

まずはプレ洗浄はニューテックNC-RFで行います。
ニューテックさんに提案して製作していただいたスペシャルリンシングフルード。

今のところNC-RFの取り扱いは日本では弊社のみになります。
http://minato-motors.com/blog/?p=17434


ニューテックNC-RFはフラッシングフルードではありません。
AT等にダメージを残すような過度の洗浄効果は求めず、本命ATFの前段階で使用するリンシングフルードです。



全量イッキに交換して、やっとここまでキレイになりました。

・奥に見えるのが新油のNC-RF
・中央ビーカーが廃油
・手前右がプレ洗浄後のATF



15分間のアイドリングタイム。

次は本命ATFで交換します。




ニューテック史上最高峰のATF 『NC-65』


エステル系全化学合成基油を贅沢に使用し、市販ATFでは最強レベルの油膜性能。

ローフリクション・ハイパフォーマンス
極薄で強靭な油膜は高温・高圧・高回転時でも高性能を維持します。


また純正ATFを遥かに凌ぐ耐久性は、ATFのロングライフ化に有効です。




完璧に入れ替わりましたね。

ATFクーラーを洗浄し規定温度でレベル調整をすれば、ATF完全圧送式交換が終了です。



ここまでキレイになればストリート走行レベルの熱負荷なら、次回交換推奨距離は約6万キロ。



カーエアコンリフレッシュαも実施。

年々減少するAC冷媒ガス量をチェックしていますか?



490gの規定量に対して回収できたガス量は180g

約310gほど少ない状態でした。
これでも冷風は出ますが、コンプレッサーがフル稼働して圧力を上げているので、燃費にもコンプレッサーにも良くない状態です。


ガス回収した後に真空引きをし、規定充填量490gの冷媒ガスとニューテックNC-200コンプレッサーオイルを自動補充。





5年に一度くらいの頻度でAC冷媒ガス量をチェックしましょう。


入庫時に確認したDPFの差圧数値は大幅に改善し、バラついていたインジェクター補正値もフラットに整いましたね。

それ以外にも各数値をビフォーアフターで見比べて、隠れた不具合を確認します。そこからマル秘作業をゴニョゴニョにて、DSC等の作業が完了しました。


SKY-Dの不具合は煤除去作業だけでは完治しません。
煤除去作業前後のライブデータ数値から異常を判別する事が重要。


(ただ煤をホジホジ取るだけなら簡単ですから。)







最後の試運転をして納車となりました。




2部に分けて紹介したCX-5のDSCとオプション整備10点。


ブログでお見せしているのは(実作業の一部)です。
実際の作業は完全非公開で見学不可。

DSC等は企業秘密の作業が多すぎるので、お見せ出来ないんですよね。


その代わりに画像はたくさん残していますので、納車時にはそれを見ながら説明をさせていただいています。

また画像が必要な方にはDVDにコピーしてお渡ししていますよ。




マツダ スカイアクティブ1,5D・1,8D・2,2Dの煤堆積完全除去をご希望の方は、HP(お問い合わせフォーム)から御見積・ご予約を受付しています。



このCX-5オーナーさんは数日後に引き取りに来られ、千葉県まで自走で帰られました。



それではHAPPY CAR LIFE!!

千葉県から大阪府まで陸送で!! マツダCX-5の煤除去作業DSC 前編。    フルオプション整備で警告灯解除。

全国各地から弊社オリジナル整備 DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)でお越しいただいています。
http://minato-motors.com/blog/?cat=192



今回入庫したのはマツダ CX-5 KE2FW 走行距離10万キロ

千葉県から陸送入庫し作業をさせていただきました。
陸送は往路のみで引き取りはオーナーさんが来店し、自走で千葉まで帰る予定です。



メール相談内容
現在エンジン警告灯が点灯しており、なるべく早い日程で依頼したい。

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・水冷EGRクーラー洗浄
・マルチサーブインジェクター洗浄システム
・マルチサーブDPF洗浄システム
SKY-D定番の煤対策メニュー4点に加えて、


・LLC圧送式交換
・LLCバイパスパイプホース一式交換
・カーエアコンリフレッシュα
・フューエルエレメント交換
・インタークーラー洗浄

・ATF圧送式交換
・オイルパン洗浄ストレーナー交換一式


計11点ほぼほぼフルセットで依頼されました。



入庫してからエラーコードやライブデータ数値を確認。


DSCビフォーアフターのライブデータ数値の確認は地味に重要。
たくさんの要因で不具合が発生するSKY-D。
煤完全除去だけでは完治しないパターンもあります。


それを深く探るためには、数値を読み込む経験がないとダメでしょう。
(ただ煤を取ればイイってもんじゃないんですよね。)
(煤を取るだけでは本来の性能には戻らないですから。)




水冷EGRクーラーは煤が詰まり気味に。

弊社オリジナルで製作した特殊EGR洗浄機でキレイサッパリ洗浄してあげましょう。



エンジンヘッドのポートは手前が煤堆積していますが、奥はそれほどでもないかな。





こんな感じになるとSKY-Dの性能は発揮出来ないでしょう。
(ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから。)




新車購入オーナーなら試乗した時のトルクフルな走りは感動と共に覚えていると思います。

ですが中古車購入ならその感覚がないので、今の愛車が(これがSKY-Dか???)と思いながら使用しているのでは???



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は唯一無二。


日本中探せば類似作業がありそうで、実は無い。




千葉県から依頼されたオーナーさんもネット等で情報収集し、ミナト自動車にお任せいただきました。



・ドライアイス洗浄機にドライアイスペレットを投入。

・圧縮空気でペレットを高速噴射

・熱収縮と昇華爆発力で付着物を一瞬で剥離。


・複数あるDSC専用ノズルと専用アダプターを使い分けて、(エンジンにノーダメージで短時間で完璧に)除去します。



4気筒8ポート全て除去完了。


実際の作業ではクランクを回して圧縮上死点にセットし、1気筒ずつドライアイス洗浄作業をしています。

1気筒が終わればクランクを180度回して、次の気筒を洗浄します。



4気筒同時にすれば楽なんですが、インテークバルブが開いていると煤が燃焼室に落ちますよね。  横着せずに1気筒ずつ作業しているんですよ~。





ディーラーさんなら全て部品交換になると聞いていますが、弊社はDSCで完璧に洗浄して再生します。


交換する部品は純正ガスケットぐらいですね。



インタークーラー洗浄で内部に溜まったブローバイオイルを排出し、洗浄剤で洗い流しました。



インテークマニホールドと吸気シャッターバルブなどを組み立てて、LLCバイパスパイプホース交換も行います。

またフューエルエレメント交換も行いました。


LLCをラジエターリフレッシャーで脈動圧送式。


アッパーホースに接続しエンジン・ラジエター・ヒータコアのLLCを全量交換します。  最後にLLC再生強化剤を補充し、防錆消泡性能を強化しました。


パッキンが劣化したラジエターキャップは必ず交換しましょう!!オーバーヒートしますよ~。






マルチサーブでインジェクターとDPFをシステム洗浄

ディーゼル車普及率が高い欧州から導入したマルチサーブ。
燃料が流れるフューエルラインや煤をキャッチするDPFを、専用装置とケミカルでシステム洗浄します。



今回ブログでの紹介はここまで。
マルチサーブ洗浄システムとATF完全圧送式交換は次回ブログで紹介しますね。

それでは次回ブログをお楽しみに!!
HAPPY CAR LIFE!!





ニッサン E12ノート リフレッシュプラン。走行距離22万キロの愛車をリフレッシュ!!

『人の価値観はそれぞれ違う。』

『愛車への想いは、十人十色』


弊社が行っているリフレッシュプランは(愛車をなるべく新車時の状態に近づけて、まだまだ良いコンディションで使用したい。)と思うユーザーさんに向けてアナウンスしています。




そしてリフレッシュプランをお引き受けするには整備予算の下限を設定しています。  それは相応の部品代が掛かるのと、相応の覚悟と費用が掛かるからです。



依頼者の整備予算の大小はそれぞれ違いますが、年に数人ほど予算規模を振り切った方からのご依頼がありますね。


今回のブログはそんな依頼を紹介しますね。





ニッサン ノート E12 H25年式 走行距離22万キロ
リフレッシュプランのご依頼です。



過去に1度リフレッシュプランを依頼いただきましたが、今回で2回目の依頼です。   前回は10万キロ時に軽めのリフレッシュプランを行い、今回は予算の中で出来るだけ良いコンディションにしてほしいと依頼されました。




オーナーさんが提示された整備予算は120万円。
(コンパクトカーに対しての整備予算としてはかなり多い。)


120万円もあればもう少し走行距離の浅い中古のE12ノートが買える。
ですがそんな事はオーナーさんも承知の上。
愛車への想いは(そういうものではないのでしょう。)

他の中古車じゃダメなんだそうです。

東京都から山形県までを頻繁に往復しているそうで、どうしても走行距離が延びるのだそうです。



今回は新品交換できる部品はなるべく交換し、出来るだけ長く使用できるような整備プランを提案させていただきました。

試運転をし事前ホイールアライメントを測定。
エンジン排気ガステストやバッテリー充電状態を確認します。

排気ガスの数値は年式の割には、HCが多めで改善の余地あり

バッテリーは問題なく、オルタネーターも慌てて交換する数値ではないですね。まだまだ使えそうです。

あとで地元で簡単に交換できる個所は、現状で問題なければそのまま経過観察。

工賃の重複度が高く(一緒に整備した方がよい箇所)や(走行距離を考慮し立往生する可能性のある個所)を中心にプランを制作しました。

また過去の整備歴も考慮しながらプランニングしています。

点検結果から整備プランを制作。
御見積書を提示し、OKがいただけたので作業を始めます。



まずはサスペンションや・ブレーキ・ハブ・ドライブシャフト等を分解しますね。





ショックアブソーバはKYB ニューSR MCを使用して交換しました。

前回リフレッシュプラン時にはKYB ニューSR-Sを使用したのですが、もうワンランク上のKYBショックが登場したのでこちらをオススメしました。


普段の点検時には整備しない箇所を、今回リフレッシュ整備します。


・ハブベアリングを圧入交換
・ドライブシャフトブーツグリスKITでO/H
・ロアアームASSY交換
・ステアリングラックエンド交換

ベアリングやボールジョイントも消耗品ですが、グリスも使用すれば劣化します。  劣化すれば金属部が摩耗しますので、定期的なグリス交換は必要なんですよね。



リアサスペンションも分解します。


E12ノートはアクスルビームブッシュのみの単品部品供給はないので、ビームASSYで交換しました。


・ショックアブソーバーやスプリングやインシュレーター等も同時に交換しますね。



前回入庫時にはリアドラムを研磨しましたので今回は再研磨はせずに、今後の事も考慮してドラムASSY交換をします。

・ハブベアリング圧入交換
・ライニングシュー交換
・ブレーキシリンダASSY交換


E12ノートはブレーキシリンダのカップKITすら部品供給がないので、ASSY交換になりました。








フロントブレーキもO/Hします。
こちらは個別の部品供給があるので、分解洗浄してリフレッシュ。


・ブレーキキャリパーシール交換
・ブレーキパッド交換
・ブレーキディスクローター研磨再生

安価な消耗部品交換だけで新品と同じ機能に戻るので、ASSY交換はせずに分解洗浄して再生しました。




エンジンマウントも全数交換。

信号待ち時の微振動はこれとスロットルボディ清掃で改善されるでしょう。
スロットルボディ清掃後に急速TASで初期化再学習を行いました。




オイル漏れがしやすいエンジンシリンダヘッドカバーを外して、ガスケット交換をします。   同時にスパークプラグとイグニッションコイルを全数交換しますね。


またエアフロメーター・A/Fセンサーなど燃費や加速への影響が大きい重要なセンサー類の交換を提案しました。

センサーやイグニッションコイルなどは信頼性の高い純正品一択。
スパークプラグはNGK史上最強のプレミアムRXをチョイス。


22万キロ走行してお役御免のラジエーター類。
冷却ライン系統もリフレッシュしますね。

・ラジエター
・ファンモーターASSY
・ホース&サーモスタッド
・LLC圧送式交換


ラジエターリフレッシャーで脈動圧送式のLLC全量交換をし、LLC再生強化剤で防錆・消泡性能を強化。  エア抜き作業も同時に行います。

ブレーキホースを交換しブレーキフルード交換。

CVTFはオイルパン洗浄ストレーナー交換後に、ニューテックNC-65で希釈式全量交換しました。





もうそろそろ寿命が来てもおかしくはない(フューエルポンプ)
こちらは突然死を考慮して予防整備でASSY交換をしました。




整備リフトからアライメントリフトに移動します。

サスペンションを分解整備したので(1G締付)を行いますね。
1G締付をせずに走行すると新品に交換したブッシュが早期に破損します。

4輪が接地した状態(1G状態)でブッシュに掛かる不要なテンションを一度開放し、ボルトナットを締め付けますね。


そこから軽く試運転をして、ホイールアライメント調整を行いました。


・ハンター社最新鋭ホイールアライメントテスター WA470ホークアイ
4つの高精度カメラセンサーでホイールに装着したターゲットを捕捉。
瞬時にアライメント数値を演算します。

・イヤサカ社ビシャモンマルチアライメントリフト
国産ビシャモンリフト 高剛性・高耐久で水平レベルを長期に維持します。



調整前の数値はこんな感じ。
フロントトゥ以外は許容範囲に収まっていますが、もう少しベストに近づけるよう微調整しますね。




リアはアクスルビームを微調整し、スラスト角を整えました。

フロントはクレイドル調整等でキャンバー・キャスター・SAIのバランスを整えて、ステアリングセンターを合わせて個別トゥを修正します。


左右差10分以内となかなかキレイに整いましたね。
これで真っすぐキレイに走るE12ノートになったでしょう。




ホイールアライメント調整が出来る整備工場やショップはたくさんあるが、ビフォーアフターの数値までネット公開している所は意外と少ない。

弊社はサスペンションをトータルに整備してからのホイールアライメント調整なので、ビフォーアフターの数値を隠す事なくお見せ出来るのです。



逆に過走行車のサスペンションを整備せずに、ホイールアライメント調整だけをしても意味はなく、それはただ静的なホイールアライメント調整をしただけです。


実際に走行している時の動的ホイールアライメントが凹凸やカーブ時で正常に機能しないと、新車時の走行コンディションには戻らないんですよね。



ショックがヘタっていたり、ブッシュが劣化していると乗り心地は低いままですよ~。


最後にいつものテストコースを走行し、最終チェックを繰り返す。
リフレッシュ整備が完了して、無事納車となりました。



作業中に撮影した画像は約200枚。
納車時には画像を見ながら、作業内容を説明させていただいています。
また画像はDVDにコピーしてお渡ししています。



リフレッシュプラン予約から納車までの流れをブログにまとめました。
宜しければ覗いてみてください。
http://minato-motors.com/blog/?p=31370



本日もミナト自動車ブログ日々是好日にお越しいただきありがとうございます。


リフレッシュプランのご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。 
・不具合点や改善箇所
・今回の整備で掛けられる整備予算
なども問い合わせ時に教えていただけると助かります。


整備予算の目安が分からない方は、弊社ブログの(○○年○○月の△△△のブログはいくら掛かりましたか?)と聞いていただけるとお答えできます。



・・注意・・
よく車検が切れるタイミングでリフレッシュプランを依頼する方がいますが、それはやめた方がいいですよ。  なぜならリフレッシュプランの入庫待ち台数が常に多いので、スグにはお引き受けする事は出来ません。

車検切れ前に余裕をもって相談していただければ、車検時にはほぼ何もしなくても合格しますよ!!


また新車時の状態に戻す事が基本コンセプトですので、車高調サスなどの車高変更されている車両やその他改造車はお引き受けしていません。  元に戻すのならご相談ください。


どうぞよろしくお願い致します。
それではHAPPY CAR LIFE!!