アルファード のリフレッシュプラン。 ISCVに隠れた定期交換部品。
前回・前々回から続きです。
http://minato-motors.com/blog/?p=7917
トヨタ アルファード MNH15W 4WD
走行距離 89000km
残す作業は
スロットル・ISCVの分解清掃
スパークプラグ交換
カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200
各種オイル交換などなど。
それではインテーク系統のダクトや
スロットルASSYを外していきますね。
外しにくいボルトもあるので、
工具を駆使して対応しましたよ~。
これがスロットルASSYです。
(電子制御スロットルが普及する前の旧タイプですね。)
他社や一般の方の整備ブログを見ていると、
スロットルの丸い円筒部を
清掃しているのを見掛けます。
(このアルファードなら2つの円筒状のバルブ)
そこを清掃しても意味無いです・・・。
本体下にある赤丸印のISCVを清掃しないと、
アイドリングの安定化には効果がないよ~。
電子制御スロットルと
それ以外の旧タイプでは清掃箇所が違うのですね。
(但し例外もあります。)
ISCV (アイドル・スピード・コントロール・バルブ)
非分解の駆動用モーターも、特殊工具で分解。
シャッターバルブの軸を指で回すと、
引っ掛かりがありました。
カーボンが付着して
開閉しずらくなっています。
洗浄剤と綿棒で、キレイにしました。
駆動用モーターはトルクが弱いので、
スムーズさが無くなると開閉に支障が出ます。
エアコンON・OFF や シフトレンジ切り替え時の
アイドリング微調整はこのバルブ開閉でしているのです。
ISCVのゴムガスケット。
LLC冷却水 と 空気の通路を隔てています。
このゴムガスケットが劣化すれば、
吸気系統にLLCが入りますよね。
ISCVモーター部に混入すれば、
ショートしてECUまで壊れます。
メーカーが定めているわけではないのですが、
隠れた定期交換部品は、
こんな機会に交換しましょう。
スロットルのさらに奥にあるサージタンク。
これを外さないとスパークプラグには辿り着かない。
整備性が悪いエンジン配置。
FF車V6ならだいたいこんな感じ。
慣れればそんなに気にならないですけどね。
直噴ではないのと
RECSをしているので
インテークバルブはキレイですね。
ちょっと気になるので覗いてみました。
このエンジンにはDSCは必要ないですね。
http://minato-motors.com/blog/?p=7851
純正装着のイリジウムプラグ。
10万キロ前に交換しますね。
NGK イリジウムMAX 長寿命・高性能スパークプラグ
次回交換時期は今から10万キロ後になります。
カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200
エンジンオイル・ エレメント交換。
Fr・R デフオイル交換。
エアエレメント交換
車検も合格し、作業完了しました。
3部に渡って紹介した アルファードのリフレッシュプラン。
作業時間は部品待ちも入れて
実質1週間以内ですが、
お預かり時間は2週間頂きました。
作業すれば思わぬトラブルもあるので、
いつも多めに時間を頂いています。
今回もウォーターポンプの取付ボルトが、
ポロッと折れたりして再注文。
トヨタはまだ部品供給が早いので良いのですが、
スバル・マツダなどは数日掛かる事も多いですね。
車検整備やリフレッシュプランをご希望の方は、
ホームページ(お問い合わせフォーム)からご相談くださいね。
その時にお預かりできる期間も
教えて頂けると助かります。
Happy Car Life!!