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直噴エンジンにWAKO’S RECSは有効なのか?  DSCとIS250のカーボン除去

前回ブログの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=7816

 

 

 

静岡から来店して頂いたレクサス IS250

ATF圧送式交換以外にも依頼されたのは、

 

 

 

ミナト自動車 オリジナル

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

http://minato-motors.com/blog/?p=7711

 

 

 

kkkk bbb

 

インテークバルブのカーボンを除去すると言えば、

WAKO’S RECS レックス が有名ですが

 

 

 

 

このIS250は4万キロ時から

現在6万キロの時点まで4回ほどレックスを

他社様で施工済み。(5000km毎

 

 

 

 

WAKO’S RECSの効果をみるには良い機会だと、

入庫するのを楽しみにしていました。

 

 

 

s-IMG_9859 s-IMG_9860

 

 

樹脂製サージタンク ・ スワールCバルブASSYを分解すれば、

インテークポートが見えてきます。

 

 

 

6気筒12ポートの各バルブを覗いてみますね。

 

 

 

s-IMG_9861 s-IMG_9862 s-IMG_9863 s-IMG_9864 s-IMG_9865

 

 

硬く分厚く固着したインテークバルブのカーボンは、

そんな簡単には落とせません。

 

 

 

 

実際にDSCで除去作業した者からから言わせてもらえば、

RECSのようなケミカル剤ぐらいでは無理だろうと・・・。

 

 

 

そう感じたからこそDSCを自社開発したのですね。

 

 

 

 

 

ではWAKO’S RECSは無駄なのか?意味がないのか?

 

次の画像を見てください。

 

s-IMG_9865a s-IMG_9864a

 

先ほどの画像に矢印をつけました。

 

 

よく見るとカーボンが剥がれた形跡が見えると思います。

 

 

 

 

 

 

比較的カーボンの厚みが薄い箇所は、

WAKO’S RECSの効果で剥がれたのでは?  と推測しました。

 

 

 

 

 

 

 

ただし5000km毎に施工してもこの程度。

 

新車購入時から5000km毎に施工していれば、

もっとキレイな状態だったかも・・・ね。

 

 

 

 

 

 

 

4~5万キロ走行して

既に大量に固着しているカーボン

 

WAKO’S RECSをしても、除去は難しいと思います。

 

 

そこでDSCで一度リセットしましょうか。

 

 

s-IMG_9901

 

エンジンを常温まで冷やし、

マスキングをしてDSCを始めます。

 

 

 

使用するのはグリーンテック社製

ドライアイス洗浄機(ドライアイスパワー)

 

 

 

 

ドライアイス3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力

イッキに剥離しますね。

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

 

s-IMG_9907 s-IMG_9905 s-IMG_9904

 

ワンショット 10秒から20秒。

 

 

ペレットが直撃すれば、

硬化したカーボンも簡単に剥離できます。

 

 

 

 

もちろんエンジンにはノーダメージで、

短時間完璧に。

 

キレイになるまでDSCを続けますね~。

 

 

 

s-IMG_9902 s-IMG_9916 s-IMG_9914 s-IMG_9913

 

時間と費用が多く掛かるオーバーホール以外で、

 

ここまでキレイに除去できる方法は無いかと思います。

 

 

 

 

 

DSCに使用する大量の圧縮空気。

 

弊社のコンプレッサーを2.5倍に容量アップしましたので、

連続ショットが可能になり作業時間も短縮できました~。

 

 

 

s-IMG_9866 s-IMG_9867

 

スワール・コントロール・バルブ(S・C・V)のカーボンは

距離のわりに少な目ですね。

 

 

 

問診でのお話で、

『先日スパークプラグ交換した時は(S・C・V)はキレイかったですよ』

とオーナー様が言われていたのですが。

 

 

 

おそらく見ていた場所が違うとお伝えしました。

 

 

s-IMG_9921

 

通常スパークプラグ交換ではここまで分解しますので、

赤丸の部分を見ていたと思います。

 

 

 

実はその裏側が汚れているのですね。

 

s-IMG_9919 s-IMG_9920

 

(S・C・V)もDSCでキレイにして

スロットルの清掃し初期化。

 

 

数回初期化してアイドリングは安定してきました。

 

(なぜ?一回の初期化で安定しないかは不明)

(燃料噴射量が大幅に変わるのが原因かな。)

 

 

 

s-IMG_9953 s-IMG_9954

 

燃焼室のカーボンにはDSCが届かないので

WAKO’S RECSを施工します。

 

 

 

 

燃焼室はインテークほど

分厚いカーボン蓄積は無い為、

 

 

WAKO’S RECSやNUTEC NC-221などで

メンテナンスをしてくださいね。

 

 

s-IMG_9912

 

直噴エンジンのインテークバルブ カーボン蓄積は、

防ぐ事はできません。

 

 

 

 

低燃費・高出力を両立するには、

構造上仕方がない事なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

あとはどうメンテナンスするか?

 

新車からWAKO’S RECSを頻繁に施工するか。 (そもそも溜めない

もしくはDSCでイッキに除去するか。  (確認とリセット

 

 

 

 

 

 

 

直噴エンジンは

いかに効率良く(燃料と空気)を撹拌するかが大事です。

 

渦気流が乱れると

本来の性能が発揮されず、

 

 

 

低燃費と高出力が両立する

直噴エンジンのメリットが薄まるのですね~。

 

 

 

 

 

s-スワール

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

DSCのオプション整備には

(イリジウムスパークプラグ交換)もご用意しています。

 

 

プラグ交換工賃はDSCと同時なら

大幅にお安くしていますので、

交換時期の近い方はぜひご一緒に。

 

 

 

DSCのご予約・お見積もりは

ホームページ(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

Happy Car Life!!

 

 

 

2015年10月17日

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