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レクサスIS250 クラウン・マークXも同様にカーボンが堆積しますよ~。 ドライアイスでカーボン除去。マルチサーブでインジェクター洗浄。

大阪府からお越しいただいたのはレクサス IS250 GSE20 走行距離6万キロ


ガソリン直噴エンジンのインテークに堆積するカーボン(煤)除去作業等を、メールから相談されました。


トヨタ・レクサスのガソリン直噴エンジン インテークバルブやポート内に、カーボン(煤)が堆積する事は皆さんご存じだと思います。


正確に言えば直噴を採用しているエンジンは、国産・輸入車問わずだいたい同じようにカーボンが堆積するんですけどね。


構造上簡単にインテークマニホールドを分解できるエンジンは良いのですが、エンジンの配置等でなかなか分解が難しいエンジンもあります。



今回のIS250の4GR-FSE V6エンジンはまだ分解がしやすい構造なので、DSCで完全除去を行えます。




依頼内容
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
これでインテークバルブやポート内に堆積する煤を、ドライアイス洗浄で完全除去します。


・スパークプラグ交換
NGK最強のスパークプラグ プレミアムRXに交換を希望されました。
イグニッションコイルも同時交換を!と相談されたのですが、流石に走行距離6万キロでの交換は少し早すぎるのでは??とアドバイスし、今回はプラグのみ交換します。


・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
DSCでは洗浄出来ない燃焼室やインジェクターを専用ケミカルでシステム洗浄します。





サージタンクやスワールコントロールバルブを分解して、バルブの状態を確認をしますね。


・インテークバルブの傘部には分厚い煤が堆積し、熱による硬化でカッチカチ。

・バルブシャフト部にはカマキリの卵状にこんもり煤が盛り上がっています。

・筒状のインテークポート内壁にはビッシリと煤が固着しており、厚みは1mm以上はあるかと思います。





こうなると高出力・低燃費のGR系エンジンの性能が発揮出来ません。

高圧噴射した微粒子のガソリンを吸気の空気渦で高速撹拌し、キレイに混ざる事で混合気になります。


混合気になる前に高温燃焼が始まると、気化されていないガソリンはパワーに変換されず煤になるのです。



その煤がインテークバルブ等に堆積し、少しずつ気が付かない内にエンジンパフォーマンスが低下する。  悪循環ですね。






8年前に弊社が開発したDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)


当時ドライアイス洗浄機を導入している自動車整備業者は皆無で、その存在さえも知られていない時代。



直噴エンジンの弱点をいち早く解決する為にDSCを自社開発し、今では累計1千台以上の施工数になりました。




洗浄時の様子は完全非公開。
お見せ出来るのは、ほんの一部のみブログで公開しています。


企業秘密が多すぎるのでお見せする事が出来ないのですね。



その代わりに画像はバンバン残していますので、納車時にオーナーさんにお見せしており、 必要な方には画像のコピーもお渡ししています。


・DSCは唯一無二 ドライアイス洗浄の利点を最大限引き出す。
・ドライアイスの粒を、圧縮空気で高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で付着物を母材金属から剥離。
・洗浄用ノズルやアダプター類は、全て自社開発。



DSCならエンジンにノーダメージで、短時間に完璧に煤を除去出来ます。





ドライアイス洗浄機にドライアイスペレットを投入。
完璧なマスキングをしてから、テストで軽くワンショット。


ドライアイスが直撃した部分だけ、キレイに剥離しましたね。





数種類あるDSC専用ノズルと専用アダプターを組み合わせて、ポート内を完璧に洗浄しますね。




完璧にキレイになりましたね。



こうなると空気がスムーズに燃焼室へ流入し、スワール・タンブル気流でガソリンを均一な混合気に変わるのです。



(ガソリンエンジンの3要素)
・良い圧縮、良い点火、良い混合気。
ガソリン直噴エンジンの場合はこの3要素の中で一番早く劣化するのが(良い混合気)でしょう。



だって6万キロでこんな感じですから、走行距離が増えればそりゃ~・・・ね。


NGK最強のスパークプラグ プレミアムRXに交換しました。


強力な燃焼核で確実に混合気を燃焼させます。(これが良い点火)




サージタンク内の煤も洗い流して、スロットルボディも清掃初期化。



純正ガスケットで組付けてから、エンジン暖機して再学習をさせます。

欧州から導入したマルチサーブを使用して、インジェクターや燃焼室をケミカル洗浄します。



燃料タンクからのフューエルホースを切り離し、マルチサーブのホースをセット。



マルチサーブ専用ケミカル(インジェクションシステムパージ)を投入します。

強力洗浄側にセットして、作業スタート。

エンジンを始動させて70分ほど掛けてゆっくり確実にフューエルラインを洗浄しました。




・良い圧縮は定期的なエンジンオイル交換でしかカバー出来ない。
(出来れば高品質なエンジンオイルを使用する事を推奨)

・良い点火は走行距離にもよりますが、まずはスパークプラグの強化。
(そしてイグニッションコイルの定期交換。)







・良い混合はセンサー劣化やエアエレメント劣化などもあり、悪くなる原因は多岐に渡りますが、直噴エンジンの場合はインテークのカーボン堆積も着目してくださいね。


DSCで良い混合気を形成し、マルチサーブで燃料噴射を整えれますよ~。


DSC・マルチサーブの御見積、ご予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

宜しければ過去の施工事例の一部をブログにアップしていますので覗いてみてくださいね。  http://minato-motors.com/blog/?cat=169



それではHAPPY CAR LIFE!!




2023年9月17日

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