愛知県 GRS200 クラウン ドライアイスでカーボン除去。インテークバルブの煤蓄積。NC-65でATF完全圧送式交換。
愛知県からお越し頂きました。
トヨタ クラウン GRS200
4GR-FSE 走行距離8万キロ
・DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)
・ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65
今回は関西国際空港利用の旅行中に
お預かりし作業をさせて頂きました。
弊社から目の前のJR阪和線を利用すれば
40分ぐらいで関空へ行けますよ~。
まずはDSC。
インテークバルブ・ポートが見えるまで、
インテーク系の部品を分解しますね。
4GR-FSE D-4直噴エンジンの宿命でしょうか?
長年の使用でインテークバルブに
大量のカーボンが蓄積しています。
しかも燃焼熱でガチガチに固着・・・。
これはトヨタGR系エンジンだけではなく、
直噴エンジンであれば
ほぼほぼメーカー問わず蓄積しているようですよ。
ちょっとネット検索しても
VW・BMW・シトロエン等の輸入車では
カーボン蓄積が酷い状態になっていますね。
ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。
母材金属にダメージを与えず、
付着物のみを除去します。
使用するドライアイス洗浄機は
専門メーカーのグリーンテック社製。
そこに弊社が特注したDSCノズルを使用すれば、
強固に固着したカーボンを剥離出来ます。
軽く数秒ショットすれば、
直撃した箇所だけキレイに剥離しましたね。
数種類のDSCノズルを使い分けて、
ポート内径・バルブ傘部やシャフトをキレイに洗浄します。
燃焼熱でカチカチに固まったカーボンは、
なかなかガンコで手強いですが、
DSCなら短時間で完璧に除去が出来ますよ~。
DSCのオプション整備 (スパークプラグ交換)
NGK イリジウムMAX 長寿命高性能プラグに交換しました。
スパークプラグを交換するには
エンジン上部に覆い被さっているサージタンクを
外す必要があります。
DSC作業では必ず外す事になるので、
同時に作業をした方が工賃が節約出来るのですね。
DSCと一緒にどうぞ~。
次はATF交換。
オイルパン脱着洗浄&ストレーナー交換。
磁石に付着した鉄粉も除去しますね。
アイシンAFW+でプレ洗浄後に、
本命ATFのニューテックNC-65を使用します。
高品質のエステル系基油を使用した
NUTEC最高峰の全化学合成ATF。
ローフリクション・ハイパフォーマンス。
ストリート走行のみならば、
ロングライフ化にもなるのですよ~。
かなり耐熱性を強化したATFなので、
ストリート走行レベルではなかなか劣化しないと思います。
規定容量分をイッキに圧送式交換すれば、
ここまでキレイになりました。
注意
NC-65は薄緑色のため色味が弱いです。
アイシンAFW+の赤色に干渉されるので、
色までは完全に入れ替わりません。
ここまでキレイになれば
次回交換推奨時期は6万キロとお伝えしています~。
レクサス GS350 2GR-FSE
トヨタ クラウン 2GR-SFE
この週は3台連続でDSCとATF交換を作業したので、
ちょっとバタバタしましたが・・・。
馴れた作業なのでトラブルも無く、
予定通り作業が進みました。
ATF交換 or DSCのどちらかだけなら、
日帰り作業で完了します。
同時に2つをするならば、
一泊お預かりさせて頂いています。
ちなみに兵庫県からのGS350はATF交換とDSCに合わせて、
サスペンションのリフレッシュ等も同時依頼されました~。
その内容は次回ブログで紹介しますね~。
Happy Car Life!!