大阪から来ていただきました
レガシィ BP5 64000km
過去のATF交換暦は
ディーラーで2回ほど。
交換方法までは不明のようです。
コンタミチェックと試運転では問題なく
ATFの色も赤味が有り
十分圧送式で交換出来そうです。
高性能ATFチェンジャー トルコン太郎 を
セットし、早速交換しますね。
最終的には
NUTEC ZZ51改
エステル系化学合成油
のハイパフォーマンスATFを
入れる予定。
その前に
内部洗浄として
アイシン AFWプラス 10L で
前洗浄をしますね。
左奥に見えるのが新油 (抜き取った廃油と同量をここから注入)
真ん中のビーカーに旧ATF (コンタミチェュク時に抜き取りました)
右手前が現在のATFです。 (前洗浄後のAT内部と同じ)
ここまでキレイに洗浄してから
ZZ51改を入れないと
モッタイナイですよね~。
次に他社メーカーでは珍しい
カートリッジ式ATFフィルター も
交換します。
ここからZZ51改をセットし
ワイン色のAFWプラスと
朱色のZZ51改が
入れ替わる様子が分かると思います。
これで完全に入れ替わりましたね。
試運転後、レベル調整をして作業完了。
約2時間の作業工程です。
オイルパン脱着洗浄追加だと
プラス1時間でしょうか。
加速時の使用回転数が下がる スリップロスの低下。
コントロール性向上し ダイレクトに走行。
なのに変速ショックは減り、スムーズでパワフル加速。
それを長~くキープするのが
NUTEC ZZ51改の特徴です。
ぜひ体験してみて下さいね。
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黄ばんだヘッドライトをピカピカに。 ヘッドライトコーティング。
前回のブログに登場した
H18式 MRワゴン MF22S
車検依頼時に
ヘッドライトコーティングも
承りました。
ここ10年ぐらい
ヘッドライトのクリア化
が主流で見た目は良いのですが
経年変化で黄ばんでくる事が
多いですね。
早いものでは5年目で
劣化して黄色く濁ってきています。
そこでヘッドライトの磨き (プロ仕様)と
コーティング仕上げにして
ピカピカにしたいと思います。
板金塗装業界では超有名
高性能研磨ペーパー
コバックス スーパーバフレックス1400で
古いクリア層を除去。
深い傷を付けず、均一に研ぐことがミソなんですね。
安い耐水ペーパーだと不均一な傷が深く入り
次の工程では消しきれないようになりますよ。
次にさらに細かいスーパーバフレックス2000。
エアサンダーを使って、ひたすら磨きます。
サンダーの届かない所は手作業でゴシゴシ、サササっと。
ココで手を抜くと、仕上がりに影響するんですね~。
ここからスポンジバフで 軽~く磨くだけ
艶が出てきますよ~。
市販のノンシリコンコンパウンドは油分が含まれていて
ヘッドライトコーティングではNG。
ミナト自動車では
水溶性コンパウンドを使用し
脱脂作業を簡素化しています。
理由は脱脂材の溶液がレンズ樹脂に
影響しクラックが入るからなんですよね。
あとは
WAKO’S ハードコートコーティング
をすれば完成です。
お値段はかな~り安価に設定していまして
単品での依頼ではお受けできないんです。
(金額の割りに手間が掛かり過ぎて大変で。 スイマセン。)
車検整備やATF交換など
と同時でしたらお受けしていますので
ぜひよろしくお願いします。
排ガステストでISCV清掃 WAKO’S RECSしました。
前回ブログで紹介した
MRワゴン 72000km
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-201.html
車検整備を始める前に
まずは排気ガスのテストをしますね。
コレぐらいの年式の車両であれば
排気ガスのHC数値はほぼゼロが正常です。
ですが94ppmを示していますので
すご~く簡単に言えば
空気が足りずガソリンが失火してるよ! ⇒ ガソリンを使え切れてないよ。 となります。
今回の場合は調べた結果、
スロットルボディにある ISCVの汚れが原因でした。
こちらの丸い穴の部分ではなくて
その横にあるのがISCV。
空気量の微調整用バルブと言えば
分かりやすいかと。
外してみると
カーボンがポロリと
取れるほど蓄積していますね。
通路は非常に狭いので
コレぐらいの蓄積でも排気ガスに影響するんですよ。
これで必要な空気量が確保され
空気が多くなり、ガソリンが薄まって
排気ガスが正常値に戻りました。
軽自動車の車検合格基準のHCは500ppmなので
スルーしても良いのですが
確実に燃費には影響しますので
7万キロぐらい走行したら
一度清掃をお勧めします。
それにアイドリングも安定しますよ~。
同じように汚れが蓄積している
インテークバルブには
WAKO’S RECS
がオススメ。
特殊洗浄剤をエンジンの吸気系に吸い込ませて
インテークバルブをキレイにします。
実際には洗浄剤がバルブのカーボンを柔らかくして
エンジンの熱で焼き切る方法で除去するんですよ。
車種によっては凄い白煙が出ますが
煙の量はあまり重要ではないんです。
300kmぐらい走行しないと
洗浄効果はでませんよ~。
そんなにすぐ焼き切るなんて無理ですから
気長にお待ちくださいね。
次回ブログは定番の
ヘッドライトコーティング
をお伝えしますね。
ミナト自動車流の車検整備
以前ATF交換で来店された
MRワゴンの
車検整備依頼がありました。
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-136.html
ATF交換から
ミナト自動車を知ってもらい
車検整備や板金塗装などの
依頼が増えています。 ありがとうございます。
今回のように姫路市からご来店と言うことで
いつも以上に作業内容詳細をオーナー様にお伝えしています。
ブログを通じてご来店頂くお客様に
来店した理由(当店を選んだ理由)をお聞きした時
一番多いのが『作業内容の開示』とお答えになります。
技術面の高さは他社と比べる方法が無いので
横に置いておきますが
オープン性。
ビフォーアフターの比較 。
わかりやすい。
イロイロ相談しやすい。
などを期待されているように思います。
サービス業では当たり前の事なので
もっとチカラを入れていきたいと思います。
ブログだけではなく
メール等でもオーナー様に
途中経過や故障箇所の画像などを送信して
メンテナンスプランを相談しながら
決めています。
ファンベルトがひび割れていたので
交換しました。
と言うよりも
画像と一緒に交換を提案するように
しているんですよ~。
次回ブログは
車検整備時の1コマを
お伝えしますね。
Z11キューブ スロットル清掃。 朝の掛かりが悪いんです。
朝、エンジン始動する時
イマイチ掛かりの悪い
Z11 キューブ 67000Km
ニッサン車によく使用されている
電子制御型スロットルボディ。
バルブの隙間にカーボンが溜まり
空気の調整が困難になっているのが原因ですね。
とりあえず分解してみます~。
エアクリーナーケースを分解していくと
エアエレメントがかなり汚れていますね。
こうなると吸気抵抗となり
エンジンケース内のブローバイガス通路から
ケースにオイルが入り込みます。
ケース内もベタベタで
ケースの下にあるエンジン上部も
ベタベタにオイルが。
これらはエアエレメントを交換し
ケースを洗浄して完了です。
次にスロットルボディですが
洗浄液を無闇に吹きかけると
ショートして壊れてしまいます。
(最悪、ECUまでアウトに。)
そこで
ウエスに洗浄液を染み込ませ
慎重に洗浄していきますね。
洗浄後の違い、分かりますか?
バルブ上下間の隙間が出来ているのが
確認できますね。
再度組み立てて
今度は車両診断機 (G-SCAN インターサポート社製)で
スロットル学習値を再設定。
これをしないと
アイドリングが定まらず
非常に危険で走行出来ないですよ~。
6万キロぐらい走行したら
一度スロットルボディの洗浄を
オススメしますね~。