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近況作業のダイジェスト。    時間を見つけてブログ更新。 

遠方からの作業依頼は連日続き、

7月中旬はバッタバタ。

 

 

 

 

(私の車の作業はブログに載りますかね?)と

よく聞かれるのですが・・・。

 

 

台数が多すぎて5~6件に1件ぐらいの割合でしか

紹介できないんです~とお話しています。

 

 

 

そんなわけで今回も一部ですがご紹介。

出来るだけ時間を見つけて書きます~!!

 

 

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愛知県豊橋市からはクラウン180系。

 

以前にATF完全圧送式交換をして頂き、

今回はDSCのご依頼です。

 

 

 

 

 

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インテークポート・バルブに蓄積するカーボンを

ドライアイス洗浄で完全除去するDSC。

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

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スパークプラグも同時交換すると、

作業工程が重複するので工賃はお安くなっています~。

 

 

 

10万キロ近くになったときはぜひ~。

 

 

 

 

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愛知県名古屋市からはアルファード20系。

 

 

純正CVTF を NUTEC ニューテック『NC-65』に。

(全化学合成ATF エステル系ハイパフォーマンスフルード)

 

 

 

 

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プレ洗浄後にNC-65で圧送式交換。

キレイに入れ替えましたね。

 

 

 

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エンジンオイル は

NUTEC NC-52E 0W20 全化学合成油

 

 

カーエアコンリフレッシュα で

NC-200 AC添加剤を注入しました。

 

 

 

 

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福岡県北九州市からお越し頂いた

京都ナンバーのランドクルーザー100 ディーゼル。

 

 

大阪出張1週間滞在の間に

お預かりで作業をさせて頂きました。

 

 

 

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オイルパンを洗浄しストレーナー交換してから、

アイシンAFW+ でATF圧送式交換。

 

 

 

 

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ディーゼルのインテーク系統が汚れるのは、

ブローバイからのオイルとEGRの煤が原因。

 

 

 

オイルと煤が混ざると非常に厄介になり、

除去洗浄が難しくなります。

 

 

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ドライアイスの特性を利用したドライアイス洗浄。

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

固着したカーボンやオイル汚れも、

短時間でエンジンにノーダメージで除去します。

 

 

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1HD-FTEエンジンのインテーク分解は、

フューエルデリバリーパイプを脱着するので

作業とチェックに時間が掛かります。

 

 

 

またLLCも抜いて作業するので

エア抜き作業も必要です。

 

 

基本日帰り作業では時間的に難しいと・・・。

 

 

エンジンルームが高いので、

足場に登りながらの作業は少し疲れましたね。

 

 

 

 

 

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滋賀県からの来店は ハイエースワゴン 200系 4WD。

 

こちらもNUTEC NC-65でATF交換。

 

 

 

 

ルーフ・ドアなどに断熱材を入れたキャンピング仕様車

ノーマル状態よりかなり車重が重いとお聞きしました。

 

 

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国産整備リフトNO,1メーカー スギヤス社の

ビシャモン ファンタスリフトがあれば、

 

ホイルベースが長くても

ラダーフレームRV車でも

3,2tまでならほとんどの車種がリフトアップ可能。

 

 

このファンタスリフトは整備リフトの完成形でしょう。

 

 

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ATF交換をした後は、

フルードレベル調整。

 

 

 

ハイエースも最新モデルの6速ATになると

レベルゲージレスの温度調整タイプになりました。

 

 

なかなか下がらない油温を下げて、

規定温度で調整しました。

 

 

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Fr、R デフオイル

トランスファオイル もNUTECに。

 

 

 

NUTEC NC-70 75w90

NUTEC ZZ-32 80w120

 

 

中空タイプのG/Kも

トルクレンチで規定トルクでマシ締め。

 

 

気温が高くてATFがなかなか冷えず、

約5時間の全作業時間でした。

 

 

 

s-無題

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

工場の1/3をリフレッシュ&新設工事中。

 

散らかっていたモノを処分して、

第一段階は終了しました。

 

 

現在 施工設置業者さんと打ち合わせして、

本格的な工事日程を相談中。

 

 

おそらく8月下旬から工事が始まるので、

9月上旬には設置完了となると思います。

 

 

 

時期が来ましたら詳細をお知らせしますね~。

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

 

 

 

 

 

マツダ CX-5 スカイアクティブD   インテーク系カーボン蓄積除去作業。

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福井県からお越し頂きました。

 

マツダ CX-5 KE2FW

走行距離63000km

 

 

スカイアクティブ ディーゼルエンジンの

吸気系に溜まるカーボン除去  DSC作業依頼です。

 

 

 

 

 

少し前にアテンザWのインテーク系カーボン蓄積を

弊社独自作業DSCで除去しました。

 http://minato-motors.com/blog/?p=9900

 

 

 

そのブログを見て頂いての予約来店です。

 

 

 

 

 

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問診から試運転。

 

作業前のライブデータを保存しておきます。

この数値が今後に生きてくるでしょう。 (データ取り)

 

 

 

まずはインテークバルブ・ポートが見えるまで、

分解していきますね。

 

 

 

 

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EGRバイパスパイプの内径は、

予定通りのカーボン蓄積。

 

 

このあたりはサラサラの煤なので、

そんなに悪さはしないでしょう。

 

 

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スカイアクティブDユーザーにはおなじみの『吸気圧センサー』

 

 

定期的に掃除しているそうですが、

それでも埋まりかけていますね~。

 

 

 

掃除の有効性はみんカラ等で検索すれば、

すぐに分かると思いますよ。

 

 

 

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ハーネスや周辺部品を外していけば、

やっとインテークマニホールドが外れました。

 

 

 

最近のエンジンでは珍しいアルミ鋳物製。

 

デミオ ディーゼル1,5 ではEGRが複雑になったので、

樹脂製マニホールドが採用されていますね。

 

 

 

 

 

 

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インテークマニホールドと吸気シャッターバルブの接続部。

内径が60%はカーボンで塞がっていますね。

 

これは前回アテンザよりも蓄積量は多いです。

 

 

 

 

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エンジンシリンダヘッドとの接続部側も

カーボン煤だらけ。

 

 

クリーンディーゼル特有の蓄積ですね。

 

 

それでは恒例のホジホジしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

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今回もカーボン量の比較にコーヒー缶を。

 

 

2万キロ前にディーラーにて

インテークマニホールドを交換した前回アテンザW。

 

それと比べるとカーボン量は多いですが・・・。

 

 

 

 

 

それよりもっと大きな違いは

粉状というよりか

固着硬化していますね。

 

 

 

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某自動車評論家さんがメーカーに問い合わせたところ、

EGRを使うクリーンディーゼルは多少はカーボンが蓄積するとの事。

 

 

 

ですがEGRのカーボンは乾いた粉末状なので、

ある程度蓄積しても吸気流速で崩れて蓄積しない。

(剥がれて燃焼室に吸い込まれる。 )

 

 

また30分も走行すれば

熱で煤が乾燥するので固まらず、

通常使用では全く問題なしとの返答だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが私は少し違うと考えています。

 

 

過去にターボ車を所持した方なら

ご存知の吸気系のエンジンオイル流入。

 

 

 

ある程度の距離を走行すると

インタークーラーやスロットルまで

オイルでベトベトになりますよね。

 

 

 

cssss

メーカー資料で説明します。

 

 

ターボ過給時にはエアエレメントからタービンまでは

急激な負圧が掛かります。(青色部分

 

その時エアエレメントの抵抗で

さらに負圧が高まり

ブローバイガスの過流入が始まります。

 

の部分がブローバイホース)

が吸気シャッターバルブとの接続部)

 

 

 

急激な負圧により

ブローバイガス と オイルミストが分離する前に、

吸気系にオイルミストが入ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

実際にこのCX-5も

インタークーラーOUTパイプが

少しオイルで湿っていました。

 

 

 

 

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乾いた煤に吸い上げられたオイルが付着すれば

カーボン粉が固まり 粉状から固体状に変わります。

 

 

一度でもオイルが付けば

吸気系の温度ぐらいで、

 

さすがにオイルが乾く事はないでしょう。

 

 

 

INマニ と EXマニの温度は、

全く違いますから・・・。

 

 

 

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インテークマニホールド上流で

あれほど詰まっているので、

 

下流のシリンダヘッド側は

アテンザの時より蓄積度は少ない?

 

 

 

 

蓄積の厚みは5mm   約15%ぐらい狭くなる程度。

 

 

 

 

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ガソリンエンジンに比べると

猛烈に蓄積していますが、

 

クリーンディーゼルなら

まあまあコレぐらいは許容範囲でしょう。

 

 

 

ただこのCX-5はディーラーさんにて

クレーム修理のカムシャフトを交換暦アリ。

 

 

 

メーカー側の諸事情で

カムシャフトを保証交換するらしいのですが、

その時にどこまで交換したのかが不明。

 

 

まさかシリンダヘッドまでは

交換していないと思います。

 

 

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シリンダヘッドのインテークポートに蓄積したカーボンを

完全除去する DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

ドライアイス洗浄機を使用して

米粒状の3mmドライアイスペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

 

バルブ・ポートに固着したカーボンを

エンジンにノーダメージで剥離させます。

 

 

ドライアイスの特性を利用して、

熱収縮と昇華爆発力で剥離。

 

 

 

周りには飛び散るが、エンジンには何も残らない。

柔らかいペレットでは金属にはキズが付かない。

 

 

 

 

kkkk

 

 

自動車整備業界では

知名度ほぼゼロのドライアイス洗浄機。

 

 

ですが各製造業の大型プラント工場では

金型や機械などの定期洗浄に使用され実績十分。

 

 

 

短時間での精密金属洗浄では、

ドライアイス洗浄はもはや欠かせないようですよ~。

 

 

 

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4気筒 8ポート 全て除去完了。

 

 

 

ポート壁で隠れているインテークバルブの傘部も、

専用ノズルでキレイに除去しました。

 

 

 

今回はドライアイス洗浄機NO,1メーカー

グリーンテックジャパンさんにご協力頂きまして

 

VP系エンジン専用ノズルの

試作サンプルをお借りしました~。

 http://www.greentech-japan.co.jp/hokotate/

 

 

 

 

 

ブラインド気味に隠れているバルブに、

噴射したペレットが直撃するよう製作依頼しました。

 

 

 

 

 

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インテークマニホールド上流のにある吸気シャッターバルブ。

 

オイルによる湿り気でしょうか?

カーボンがモソモソ固まっていますね。

 

 

高温高圧のEGR と 低温低圧の新気が交わり、

インマニ入り口で乱気流して蓄積するのでしょう。

 

 

そしてミストオイルもやってくる。

 

 

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吸気シャッターバルブは

DSCでは勢いが強すぎなので手作業で。

 

 

 

 

EGRバルブはDSCでキレイに洗浄。

 

オイルが届かない配置場所なので、

こちらのカーボンはサラサラです。

 

 

 

 

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INマニホールド と EGRガイドパイプ。

 

ドライアイス洗浄で完全再生しました。

 

 

 

 

 

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ガスケットは純正新品に交換して、

各部品を組み立てていきます。

 

 

 

 

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吸気圧センサーは繊細なので、

爪楊枝などでキレイにしましょう。

 

 

洗浄液などは使わない方が良いかと思います。

 

 

 

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冷却水の再充填し、エア抜き作業。

 

各部学習値をリセットして試運転を行います。

 

 

 

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朝9時半からぶっ通しで作業して、

夜9時には一旦終了。

 

翌日冷却水をチェックして、再試運転。

 

 

 

無事作業が完了し、納車となりました。

 

 

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どこまで公開すれば良いのか?

これだけSNSが発達するとかなり躊躇しますね。

 

またメーカーさんに迷惑を掛けるつもりはないですが、

お客様から作業依頼があれば出来る限りはしてあげたい。

 

 

 

 

 

もちろん相応の費用は発生しますが、

出来るだけ新車時に近づけたいというユーザーさんは、

行き場が無いので弊社にたどり着いたのでしょう。

 

 

 

密封式ATのATF完全圧送式交換も

今回のDSCも

そんな声から誕生した弊社オリジナル整備方法。

 

 

難しさもアリ、やり甲斐もアル。

 

 

EGR3

 

 

 

今回のCX-5ユーザーさんに許可を頂き、

数百キロ走行後のレビューをお知らせします。

 

 

 

福井から大阪までのの往路はメーター表示で17km/L。

満タン法で14km/L前後。

(高速走行クルコン作動ではかなり悪い数値だそうです。)

 

 

DSC作業後の復路では

高速道路 と 信号の少ない下道で  メーター表示で22km/L

 

実燃費は高速のみ・下道のみはありませんが、

作業後の給油満タン法で行くと

メーター表示との乖離は1km/Lぐらいでは?との答え。

 

 

改善されたようですね。

 

 

 

 

DPF再生距離が新車時で約300kmだったのが、

最近では150km間隔に。

 

DSC後は336km走行で

やっと再生が始まったそうです。

 

 

 

今回の作業に関わる部分の学習値を全てリセットしたので、

この結果が全てでは無いとは思いますし、

 

エアコンの作動や道路状況・走行速度によっては、

大きく変動すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ空気を吸い込んでナンボのディーゼルエンジン。

 

空気が吸いづらい状況になっていたなら、

それはパフォーマンスは下がるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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それにここまで吸気系が詰まると、

強力なポンピングロスが発生すると思います。

 

 

ポンピングロス軽減は

低燃費エンジンのトレンド技術ですから。

 

(それによる弊害が多岐にわたり、性能低下を招きます。)

 

 

 

 

 

 

DSC作業終了後に

スキャンツールのライブデータ数値を見ると

完全暖気後のアイドリング状態では

 

水温・エンジン回転数 ほぼ同じで

ある数値の改善を確認。

 

 

 

ユーザーさんもアクセル踏み込み量と

加速度が一致してきたので、

気になる点が改善されたと教えて頂きました。

 

 

 

ライブデータ 5つの数値に着目し、

データ通りの改善が見られたのが収穫です。

 

 

 

 

 

これからサンプル台数が増えてくるので、

いろんな事が見えてくると思いますが、

 

紹介できる部分については

ブログにて公開したいと思います。

 

 

 

 

 

このブログを初見の方は

こちらもどうぞ覗いてみてくださいね。

 http://minato-motors.com/blog/?p=10114

 

 

 

スカイアクティブDへのDSC作業は、

全ユーザーに対しての作業ではありません。

 

 

本来の性能を取り戻したい方への提案型整備になります。

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

スカイアクティブD 2.2  インテークの煤蓄積。  続編記事のその前に。

一ヶ月前にブログで紹介した

マツダ アテンザGJ系 スカイアクティブDのDSC作業。

 http://minato-motors.com/blog/?p=9900

 

 

いつも通り依頼作業を紹介したのですが、

どういう訳か反響が大きく少し騒ぎになったようです。

 

 

2ch・まとめサイト

個人ブログ

ツイッター

価格コム  などなど。

 

 

地方都市の小さな自動車整備工場の作業ブログが

ここまで拡散するとは予想外でしたが・・・。

 

 

そんな時代なんでしょうねと納得した6月でした。

 

 

 

 

s-cx-5

 

 

騒動落ち付いた時に第2弾のDSCを紹介しようとしていたが、

某自動車評論家が無断でリンクを貼り付けたので

またまたアクセスが急上昇。

 

 

これが落ち付くのを待っている状況です。

 

 

 

 

 

拡散されたサイトのコメントなどを見てみると、

 

メーカーのマツダに弊社が怒られているのでは?

法的処置を取られてるのでは?

 

と心配して頂きまして申し訳ない。

 

 

 

 

 

 

そもそもマツダさんからは何のお連絡もないですし、

お叱りの言葉も全く無いし・・・。

 

 

そもそも怒られる事は何一つしていないですし、

マツダさんが怒る事でもないですし・・・。

 

 

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そもそもアテンザのDSC作業は、

ユーザー様からの疑問からが始まり。

 

 

ディーラーさんでは解決策が見つからず、

イロイロ検索してミナト自動車にたどり着いた。

 

 

弊社独自技術のDSCで何とか解決できないか?と

相談されたのがあのアテンザDSCのブログなんですね。

 

 

 

 

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スカイアクティブDに対してのDSC作業は、

全てのスカイアクティブDユーザーがしなくてもイイと思っています。

 

 

 

トヨタ・レクサスに搭載する

V6 GRエンジンのために独自開発したDSC。

 

 

何十万台と市場にリリースされているエンジンですが、

DSCを依頼する方は5000人に1人ぐらいでしょう。

 

整備理解度が高い層の方で非常に特殊ユーザーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカイアクティブDも同様で

特に故障でもなく

 

燃費を普段から計測していなければ、

繊細じゃなければ気が付かない?症状を、

 

敏感に察知し違和感を覚え、

それなりの費用を掛けてでも愛車を改善したい。

 

 

 

 

新車時のアノ性能にとり戻したいというユーザーは、

数千人に一人しか存在しないと思います。

 

やはり特殊な層のユーザーなんですよね~。

 

 

 

 

 

もちろんオイル・O/E交換は純正品を、

交換サイクルはメーカー推奨以上の頻度などという

メンテナンスは当然されています。

 

使用方法もごくごく普通でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

aaaa

 

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過去のブログからでもわかるように、

 

もともとミナト自動車にメール予約し

北は東北・南は九州から来店される方は、

 

ほとんどがそんな層の方ばかりで

なるべく(車に費用を掛けたくないというユーザー)ではないのですね。

 

来店の往復交通費だけでも数万円掛かりますから。

 

 

 

 

 

 

そんな特殊なユーザーさんと

地方都市の片隅で営業している特殊な整備工場。

 

 

 

 

探さなければ見つからない弊社ブログが、

なぜか知らない第三者に拡散されて

 

特殊ではないユーザーの方々が見て

ビックリしたという今回の騒動。

 

 

 

 

ネット社会なのでこんな事は起きて当然かな。

良くも悪くもそんな時代なんだと思っています。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

次回ブログは日本海側からはるばるお越し頂いた

マツダ CX-5 ディーゼルのDSC作業を紹介しますね~。

 

 

 

乞うご期待!!

Happy Car Life!!

 

 

 

ハイエース ワゴン 100系  リフレッシュプラン。  整備記録に無い整備。

三重県からお越し頂きました。

 

ハイエースワゴン KZH106

ディーゼル4WD  走行距離 17万キロ

 

 

 

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 http://minato-motors.com/ref/

 

 

 

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半年前に中古車購入したそうで、

過去整備状況は数枚の記録簿のみ。

 

 

記録簿だけではなく

実際の車両状況はどうなのか?

 

 

一度キチッと点検したいと

今回メールにてご相談を頂きました。

 

 

 

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問診と試運転。

リフトアップし車両状況をチェックしますね。

 

 

 

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バッテリーの充電状況や

スキャンツールでのデータチェック。

 

 

 

スキャンツール側からの強制操作(アクティブテスト)で、

EGR等が作動しているかも確認します。

 

 

 

 

 

 

法令24ヶ月点検 と 弊社独自点検基準

 

点検結果から

ご予算に合わせて整備プランを提案させて頂きました。

 

 

 

『必要・保留』をお客様の相談して、

最終整備プランが決定します。

 

 

 

 

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まずはブレーキから。

 

 

Fr・Rともに9割以上は残っており

残量的には問題なし。

 

 

 

 

記録簿でも少し前にパッド・シューは交換済みでした。

 

 

パッドの当たりやローターの状態は良好なので、

今回はFrキャリパーのオーバーホールを行います。

 

 

(リアドラムブレーキは保留。)

 

 

 

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リアドラムブレーキはブレーキ開放すると、

スプリングの力で強制的にライニングがドラムから離れます。

 

 

つまり当たり面の隙間(クリアランス)は

バネの力で確保しています。

 

 

 

 

 

ですがディスクブレーキはブレーキ開放時の

パッドとディスクのクリアランスは、

 

キャリパー内にあるピストンシールの柔軟性に依存しています。

 

 

 

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ゴムシールが元の形に戻ろうとする(ゴム弾性)が

経年劣化で硬化すると、元に戻る作用が低下。

 

 

引きずり や 固着の原因になるのです。

 

 

 

ドラム式とディスク式では

当たり面のクリアランス確保は構造的に違うのです~。

 

 

 

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交換して間もないブレーキパッドも、

残量的には問題ないでしょう。

 

 

 

 

ですがパッドとバックシムのグリス充填が不足し、

シム本来の役割が出来ていない状態でした。

 

 

 

 

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グリス粘度でパッドの微振動を軽減するので、

この状態では不十分。

 

 

 

シム・パッドの古いグリスはキレイに洗浄。

 

低温から高温時まで安定した性能を誇る

WAKO’S BPR 高性能パッドグリスを薄く~塗りこみます。

 

 

 

 

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LLCは圧送式交換。

 

 

メイン・サブ ラジエターと

エンジン・ Fr、Rヒーターコア。

 

 

 

全てのLLCを圧送式で交換します。

 

 

 

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エンジンを掛けながら

ムラタトレーディング製ラジエターリフレッシャーを

使用して交換しますね。

 

 

冷却経路が複雑なので、

30分以上と作業時間は長めで行いました。

 

 

 

 

 

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水冷インタークーラーのLLCも別途交換して、

最後にLLC再生強化剤を注入。

 

 

 

エア抜き作業をすれば完了。

 

 

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ATFは交換暦が不明のため、

オイルパン洗浄・ストレーナー交換します。

 

 

 

液体ガスケットをキレイに除去して、

完全脱脂後に再組み立て。

 

 

 

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ATFを補充注入して完全暖気。

 

 

ATFチェンジャー(トルコン太郎)に接続し

まずはアイシンAFW+でプレ洗浄。

 

 

 

イッキに全量入れ替えますね。

 

 

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奥の新油と比べればマダマダですが、

廃油と比べると結構きれいになりました。

 

 

 

 

このまま30分ほどアイドリングを続けます。

 

 

 

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今回の本命ATFは

NUTEC ニューテック ZZ-51改

全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)

 

 

 

 

微細化・高性能化したエステル系ベース基油

高負荷・高回転・高温時でも安定した性能を発揮。

 

 

高耐熱性能は熱劣化に強く、ロングライフ化に貢献します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

 

これで次回交換推奨時期は4万キロ以上になりますよ。

(ただし使用環境・乗車人数で増減します。)

 

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュα でエアコンメンテ。

 

 

デンゲン社製 エコマックスJr  全自動冷媒 回収再生充填装置。

 

 

・冷媒全量を回収し、フィルターでろ過。

・真空引きで空気・水分の除去。

・重量管理で規定量まで液化充填。

 

 

 

 

最後にNUTEC NC-200 AC添加剤も注入し、

コンプレッサーの保護と潤滑・気密性を向上。

 

 

 

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規定冷媒充填量 1200g

回収冷媒量   620g

追加量(不足分) 580g

 

 

 

新車時の約半分しか

冷媒が入っていない事がコレで分かりましたね。

 

 

 

 

 

ハイエース100系は規定充填量が多いので、

半分ほど少なくてもそれなりに冷えますが

 

冷媒が少ないと冷えが悪いだけではなく、

燃費にも影響するんですよ~。

 

(コンプレッサー作動しっぱなしですから。)

 

 

 

 

 

 

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Fr・Rデフ  トランスファ のギアオイル交換。

 

 

リアは純正LSDかもしれないので、

LSD対応のギアオイル『ガルフ プロガード 75w90 GL-5』

を使用しました。

 

 

 

 

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点検結果からのオススメ整備プランで

保留箇所があったのですが、

これは次回整備機会に再検討。

 

 

 

不安箇所を

(知っている) と (知らない)のでは、

意味が全然違いますからね~。

 

 

車両の現状把握は結構大切だと思います。

 

 

 

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17万キロのハイエース コンディションは上々で、

過去の整備状態も比較的良かったと思います。

 

 

今回は過去の整備暦を補うメンテメニューが中心。

 

 

弊社では定番の整備メニューも

一般的には定番ではないので、

 

そのあたりを中心に点検整備をしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

現在工場の3分の1をリフレッシュ改装中。

結構ぐちゃぐちゃに散らかっています。

 

 

夏の終わりぐらいを目処に

大掛かりな設備工事が入りますので、

それに合わせて撤去と準備。

 

 

 

 

 

整備士をしながらブログも書いて、

事務経理もしつつ商談打ち合わせ。

 

夕方からはビスを打ち込み、部材を切断。

溶接しつつ寸法合わせの内装作業。

 

 

 

出来る範囲は自分でしようかと、

空いてる時間にボチボチと。

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

自動車の進化は工具の進化。 買いたくないけど買わないと。

ブログの更新が遅れていますね。

 

だいたいこんな時は、

めっちゃ忙しすぎてか、ブログネタが無いかの

どちらかなのですが・・・。

 

 

今は前者-後者の両方ですかね~。

 

 

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レガシィ BG系 ドライブシャフトブーツ交換。

 

 

 

右インナーブーツの亀裂なのですが、

年式、走行距離を考慮して

左右 IN・OUTのブーツ・グリスをリフレッシュ。

 

 

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古い劣化したグリスを洗い流して

新しいジョイントブーツとグリスを交換。

 

 

作業自体はそんなに難しくはないのですが、

アウター側のブーツバンドを閉めるのが難点。

 

 

 

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アウタ側のバンドはカシメ式になり、

金属バンドを摘み潰して閉めこみます。

 

 

 

簡単にいえば締めるだけなんですが、

非常に硬いので専用工具が必要です。

 

 

 

 

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カシメ式用専用工具はピンキリで、

安いのも在れば、それより数倍の金額の物もあります。

 

 

昔に安いペンチタイプを購入したのですが・・・。

 

 

やはり工具はしっかりとしたメーカーでないと、

全く使えない場合がよくあります。

 

 

 

 

 

安物工具の銭失いを

今までどれくらいしたのだろうか・・・。

 

 

 

 

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KTC製 ブーツバンドツール AS405

 

締め付ける超硬刃でガッチリ噛み込み

レンチを使用してバンドを確実に締め付けます。

 

 

 

 

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キレイにカシメる事が出来ました。

 

 

 

 

昔のドライブシャフトブーツは柔らかいゴム製で

バンドを強い力で締め付けなくても良かったのですが、

 

 

最近はブーツ材質が変わり、

このカシメ式バンドでないと

固く締め付ける事が出来ないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自動車の進化に合わせて工具も進化。

 

 

 

 

専用工具無しでも

工夫してや自作して出来る作業もあるのですが、

その頻度は昔に比べて少なくなったように思えます。

 

 

 

 

 

 

自作工具や安価な工具では

時間が掛かる・出来栄えが悪い・そもそも出来ないなど・・・。

 

 

 

整備対象の自動車が年々進化するので、

それに合わした工具が必要になるのは

当然だといえば当然ですが・・・。

 

 

 

そんな理由で自動車整備工場は

仕方なくイヤイヤ工具地獄にハマッていくのでしょうね~。