minatomotors のすべての投稿

神戸市からレクサスGS350 GRL10 ATF完全圧送式交換。 全化学合成ATFニューテックNC65。

兵庫県神戸市からお越しいただいたのはレクサスGS350 GRL10 

・ATF完全圧送式交換
・スロットルボディ清掃初期化
・デフオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα
・LLC圧送式交換
5点の整備を依頼されました。



問診をしてから試運転。
リフトアップをしてATFの状態をチェック。


まずはATオイルパン洗浄ストレーナー交換一式を行います。


オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉を除去。
ATFストレーナーも交換して組み立てますね。



ATFを補充しATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続して、圧送式交換の準備が整いました。

高額な本命ATFを使用する前に、スペシャルリンシングフルード(ニューテックNC-RF)でプレ洗浄を行います。


プレ洗浄をする事により、AT内部の洗浄効果をアップさせ、無駄な出費も抑えられ経済的。


NC-RFは弊社とニューテックで開発したスペシャルフルード。
毎月のATF交換台数が異常に多いので、NC-RFは200Lドラム買いです。




NC-RFで全量イッキに圧送式で交換しますね。


やっとここまでキレイになりました。

透明度は回復しましたね。



本命ATFに使用するのはニューテックNC-65。

・ニューテック史上最高峰ATF 全化学合成(エステル系)
・ローフリクション・ハイパフォーマンス
・極薄で強靭な油膜性能は市販ATFでは最強レベル。
・純正ATFを遥かに凌駕する耐熱性・耐久性。

NC-65の性能評価やレビュー等はみんカラ等のSNSで絶賛されているので、改めて弊社からアナウンスする必要はないでしょう。




実際、弊社に入庫するATF交換車両の7割以上は、ニューテックNC-65を選択されます。 使えばわかるのでリピート率も非常に高いですね。 


ほぼ完璧にキレイに入れ替わりました。
ここまで入れ替われば次回交換推奨距離は約6万キロ。

スムーズで素早いシフトフィーリングをお楽しみください。


NC-RF & NC-65のATF完全圧送式交換が出来るのは、日本で弊社のみになります。


エンジン スロットルボディ清掃初期化も行います。
アイドリング安定化には有効ですよ~。定期的に実施しましょう。




リアデフオイルもニューテックNC-70で交換。
全化学合成ギアオイル(エステル系)






カーエアコンリフレッシュαで年々減少する冷媒ガスを、リフレッシュ&リチャージ。

ニューテックNC-200 高性能コンプレッサーオイルも同時注入。





最後にLLC圧送式交換。

ラジエターリフレッシャーを冷却ラインに接続し、交換しずらい(エンジン・ラジエター・ヒータコア)のLLCを全て脈動圧送交換します。


最後にLLC再生強化剤を注入して、防錆消泡性能を強化しました。
エア抜き作業も同時に行います。




最後に試運転をして納車となりました。
朝9時半入庫で夕方19時納車の日帰り作業で完了しました。

LLC交換が少し時間が掛かるので、少し多めに作業時間を頂戴しました。


本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

累計数千台以上のATF/CVTF交換実績がありますので、全国各地から続々と入庫しています。 http://minato-motors.com/blog/?cat=8




ATF交換やDSC・マルチサーブ等の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)お待ちしていますね。http://minato-motors.com/contact/


それではHAPPY CAR LIFE!!

大阪市からハイエースKDH201。   エンジン警告灯点灯から煤除去!! インジェクター&DPF洗浄システム。 

前回ブログで紹介した大阪市 ハイエースKDH201 平成20年式のマルチサーブ インテーク洗浄システムの続きです。

某アウトドア用品メーカー様から依頼をうけました。



エンジン警告灯点灯や加速不良・アイドリング不安定の状態が続き、弊社に入庫していただきました。

インテークマニホールドを外すと大量の煤が堆積していましたので、煤除去後にマルチサーブでシステム洗浄しました。 http://minato-motors.com/blog/?p=36628



今回のブログではマルチサーブ インジェクター・ターボ洗浄システムとDPF洗浄システムを紹介します。



高額部品のインジェクターやDPFをメンテナンスは、クリーンディーゼルでは必須整備なんですよね。

従来型ディーゼルとクリーンディーゼルの大きな違いは、積極的かつ大容量のEGR制御と超高圧燃料噴射のコモンレール式インジェクター搭載だと思っています。



EGRを採用するデメリット・メンテナンス方法は前回ブログでお伝えしましたね。

今回はコモンレール式インジェクターのデメリット・メンテナンス方法を紹介します。

噴射ポンプで軽油を高温高圧にすると、どうしても微細な黒い汚れが発生します。  (フューエルフィルターの濾過紙が黒く汚れてくるのは、これが原因。)




この汚れはフューエルサプライポンプ・コモンレール・デリバリーパイプ・インジェクターの燃料が流れるライン内にも少しずつ付着します。


この微細な汚れをマルチサーブの専用ケミカルで洗浄するのが、インジェクター洗浄システム。

ディーゼルシステムパージ1000mlをマルチサーブに投入しました。



フューエルサプライポンプのIN・OUTホースにマルチサーブを接続。

これでエンジンを始動し、燃料ラインにケミカルを注入しながら内部を強力洗浄。

インジェクターのニードル部や噴霧口は汚れが溜まると、エンジンパフォーマンスに影響しますよ~。


時々回転数を調整しながら、約70分でフューエルラインの洗浄工程が終了。




引き続きターボフィンに付着するカーボン除去も行います。


ディーゼルターボサーブ1000mlをマルチサーブに投入。


こちらも同様にエンジンを掛けながら洗浄工程を行います。


強力洗浄で約70分で洗浄工程は終わりました。





次はDPF洗浄システムに移行します。

マルチサーブのホースをDPFに繋がるパイプに接続。

DPFの洗浄システムでは2種類のケミカルを使用。
まずは1液目のディーゼルDPFクリーナーをマルチサーブに投入。

DPFにケミカルを注入して15分。

そしてエンジン始動して5分間。
DPFの温度を少しづつ上昇させて洗浄力の促進。

次は2液目のDPFフラッシュを投入。
これでDPF内部を洗い流し、汚れを排出しますね。


エンジン回転数を2500rpmまで上昇させ、廃液を排出工程。


廃液を回収するオリジナル装置には目視できるようにクリアパイプを装着しています。    DPFコンディションによって色は変わるのですが、今回は茶色いアワアワ廃液が出てきました。


廃液・異臭が無くなるまで排出作業を行います。


マルチサーブで(インテーク)(インジェクター・ターボ)(DPF)をシステム洗浄しました。




試運転をしてECUのライブデータを確認します。



全チェック項目で数値が改善。
インジェクターの噴射量のバラツキも均一化し、アイドリングの燃料噴射量も少なくなりました。


ブログでは非公開の作業や部品交換も行い、無事納車。



インジェクターやDPFの部品価格は高額です。
にも拘らずメンテナンス方法が周知されていない。


部品が壊れてからメンテナンスは部品交換しかないので費用が嵩む。
そうなる前に適切なメンテナンスをするのは、自動車整備の基本で結果的には経済的。




ハイエースのインテーク煤除去やマルチサーブでのシステム洗浄を希望される方は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしております。 http://minato-motors.com/contact/



それではHAPPY CAR LIFE!!

大阪市からハイエースKDH201 マルチサーブで煤除去作業。インテークの煤でエンジン警告灯点灯!!

大阪市から来店したのはトヨタハイエース KDH201 平成20年式

メールからの相談でマルチサーブの施工を依頼されました。
ありがとうございます。


・マルチサーブ インテーク洗浄システム
・マルチサーブ インジェクター・ターボ洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・その他いろいろ部品交換

今回は上記作業を紹介しますね~。



ハイエースディーゼルのマルチサーブ依頼が最近は多いですね。全国各地からお越しいただいています。

メールでの相談内容

・半年前に出張先でエンジン警告灯点灯。

・出張先近郊のディーラーさんでチェックすると煤がエンジンに戻ってきている??? とりあえずオイル交換の応急処置。

・しばらくして今年の年明けに出張先でアイドリングが不安定になる。エンジンのフケ上りも悪化。 そこでも近くの整備工場で診てもらい、原因不明でとりあえずエンジン警告灯を消去したそうです。



そういう経緯で予約をいただき、後日予約入庫していただきました。

お話を聞くと某国産有名アウトドア用品メーカーの社用車で、全国各地をハイエースで走りまわっているようです。


年明けからエンジンアイドリング不調が続いているが、エンジン警告灯は未点灯。

スキャンツールを接続し、ダイアグコードを確認すると異常コード無し。
年明けにリセットしたそうなので、弊社入庫時には異常コードは確認できませんでした。



試運転をしてライブデータを確認、エンジンの制御状態を調べます。


問診をしてお車をお預かりし、作業をしますね。
まずは(インテーク洗浄システム)から始めましょうか。


吸気シャッターバルブ、EGRバルブ、水冷EGRクーラーを分解。
これでインテークマニホールド手前まで分解出来ましたね。

デフォルト作業の(マルチサーブ インテーク洗浄システム)は、ここまで分解して部品類を洗浄し組立。  あとはマルチサーブのケミカルで洗浄しています。




ですが今回のハイエース205はEGRバルブの煤堆積が酷いですね。

こうなると吸気下流側にあるインテークマニホールド内・エンジンインテークポートには煤が大量に堆積している可能性があります。


(追加オプション)でインテークマニホールドも分解しました。




丸と四角のエンジンインテークポート8個は御覧のように煤だらけ。
煤が溜まりすぎて奥にあるインテークバルブが見えないですね。


こうなると過給新気が燃焼室への充填量が低下し、加速低下・燃費悪化になるんですよ。


またバルブの形状が変るほど煤が堆積すると、燃料と空気がキレイに混ざらないので燃焼時にムラが出ます。

つまりムラ=煤発生量過大=パワーダウン・燃費悪化という感じ。


インテークマニホールドのスワールコントロールバルブは大量の煤で経路が狭くなっています。  またバルブの開閉もスムーズではありませんでした。

バキュームテストをすると開閉はしていましたので、これは洗浄で回復するでしょう。

その他のバキュームスイッチなどもチェック。
作動確認も行います。

スイッチの動きが悪いや気密漏れがあれば部品を交換します。






水冷EGRクーラーを分解して内部の状態を確認します。

HOT・COOL切り替えバルブの作動チェック。
クーラーフィン内部は煤が堆積し、詰まっていましたね。





切替バルブが作動していてもフィン内部が詰まれば、冷却されたクールドEGRを効果的使えない。当然エンジンパフォーマンスは低下します。

EGRとは排気ガスを吸気に還流して、排気ガスの環境対策や燃費向上等に必要ですが、排気ガスに含まれる煤が各機関で悪さをするんですよね。



ドライアイス洗浄や超音波洗浄、オリジナル㊙装置等で分解した部品を完璧に洗浄していきます。



インテークマニホールドやEGRバルブ・水冷EGRクーラー等は完璧にキレイになりましたね。







エンジンヘッド側のインテークポートやインテークバルブはドライアイス洗浄はスペース的に無理なので、手作業で簡易洗浄しました。

僅かに残っている煤堆積はこの後に行うマルチサーブ システム洗浄のケミカルで除去しますのでご安心ください。



元の状態に組み立てますね。

何点かスイッチバルブ等が不良だったので交換し、新品ガスケットで組み立てます。

そしてエンジン始動・完全暖機します。


ここからやっとマルチサーブが登場。

吸気が煤だらけの状態でマルチサーブをしても効果は激減しますので、弊社ではここまで洗浄してからマルチサーブをスタートしています。



マルチサーブのインテーク洗浄を選択。

吸気シャッターバルブ直前にケミカル噴霧コーンをセットしました。



ディーゼルエアインテーククリーナーを投入。

このケミカル効果でエンジン内部の煤を除去していきます。

エンジンをスタートし、マルチサーブからケミカルを噴霧注入。


・20秒間に1回1秒の間隔で、吸気経路にケミカルを微細噴霧。

・噴霧したケミカルは吸気の流れに乗って、エンジンヘッドのインテークポートに到達。


EGRバルブやインテークマニホールドに付着したケミカルも、吸気の流れで奥に奥に流されていきます。

ですが分解前のように経路に煤がタップリあると、なかなか奥までケミカルが届かない。  手前の煤がケミカルを吸着するんですよね。


分解洗浄せずにエンジン内部まで洗浄するには、高額なディーゼルエアインテーククリーナを何本も消費しますので、非常に高額になり無駄が多い。


今回のように分解できる部品類をあらかじめ洗浄していれば、本数は1本で問題なく、結果的には経済的なんですよ。



約90分ほどで洗浄工程が終了。

洗浄中はマフラーから白煙・異臭が大量に出ますので、弊社が開発した(排気ガス浄化システム)でクリアにしながら作業をしています。



次回ブログではハイエース205のマルチサーブ3点を引き続き紹介します。

・インジェクター・ターボ洗浄システム
・DPF洗浄システム
・その他いろいろ補修作業

ハイエース205のコンディションを回復させますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!



東京都 CX-5 KE系ガソリン車 リフレッシュプラン。直噴ガソリン車も煤は溜まりますよ~。 ATFを完全圧送式交換!!

前回ブログで紹介した東京都から依頼をされたマツダCX-5 KE5AW ガソリン車のリフレッシュプラン。


サスペンションやブレーキなどの足回り下回りの整備を紹介しましたね。
http://minato-motors.com/blog/?p=36465



今回のブログでガソリンエンジンのインテークに堆積する(カーボン除去)やATF交換等を紹介します。



マツダCX-5のスカイアクティブDのインテークに煤(カーボン)が堆積するのは皆さんご存じですが、直噴ガソリンエンジンもインテークバルブ傘部にカーボンが堆積します。




まず樹脂製インテークマニホールドを分解しますね。

4気筒エンジンの8個のインテークポートを覗いてみましょう。




インテークバルブ傘部には分厚くカーボンが固着しており、ポート内径には2mm程の厚みでカーボンがベッチョリ付着。



細い穴の奥にカーボンが堆積しているので手作業での除去はほぼ不可能。



弊社が開発したDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で、インテークバルブのカーボンを完全除去します。


DSC専用ノズルを装着して、軽くワンショットしました。


ドライアイスの粒が直撃した箇所だけキレイになりましたね。
全てがキレイになるように、ノズルとアダプターを組み替えて洗浄作業をしていきます。



ポート手前から最深部のバルブまで全てキレイに洗浄が出来ました。


こうなるとエンジン設計時に想定した渦気流(タンブル)が燃焼室で形成され、ガソリンと空気が撹拌し完全な混合気に点火燃焼が出来ます。

つまり噴射したガソリンを無駄なくパワーに変換が出来るのですね。


少しずつの未燃焼が(燃費の悪化)や(加速レスポンスの低下)に繋がるので、地味ですが重要な整備なんですよ。

樹脂製インテークマニホールドは洗浄して、ガスケットを交換し組立。

スロットルボディを清掃して初期化します。




ヘッドカバーのオイルシールからオイル漏れ。

スパークプラグも同時に交換します。(NGKプレミアムRX)

エンジンマウント全数交換。

左右のエンジンマウントは重いエンジンやATを支えているので、結構劣化してました。

エンジン冷却水はラジエターリフレッシャーで圧送式交換。
この装置でLLCを全量交換しています。



LLCは右側のホースから回収中で、色が薄いですよね。
着色料が劣化するほどなので、長い間未交換だったと思います。



サーモスタッドが全開になるまでエンジンを掛けながら圧送式交換。
徐々に左右のホースの色が同じになってきました。




最後にエア抜き作業とLLC再生強化剤を投入。
劣化しやすいラジエターキャップも交換しました。


ATFも交換します。
まずはオイルパンを脱着して洗浄し、ストレーナーも交換しますね。



オイルパンを組付けてATFを補充し完全暖機。

そこから専用アダプターをATに装着して圧送式交換の準備が出来ました。



それではプレ洗浄を行います。

使用するプレ洗浄フルードはニューテックNC-RFリンシングフルード。
ニューテックさんに依頼してNC-RFを開発してもらいました。




NC-RFでプレ洗浄すると、ここまでキレイになりました。

キレイになれば本命ATFでもう一度圧送式交換を行います。


本命に使用するATFはニューテック最高峰ATF(NC-65)
全化学合成ハイパフォーマンスATF

恐らく市販ATFでは最強スペックのATF。
極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス。

純正ATFではここまでコストを掛ける事が出来ないレベルの油膜性能で、超ロングライフに使用が出来ます。

完璧に入れ替わりましたね。

ここまでキレイに入れ替われば次回交換推奨距離は約6万キロ以上。
長く高い油膜性能が長期に維持しますよ~。




最後にフルードクーラーを洗浄して、規定温度でレベル調整を行いました。




2部に分けて紹介したCX-5 ガソリン車のリフレッシュプラン。
無事納車となりました。

これで当分の間は新車時に近い状態で快適なドライブが出来ると思います。
また主要箇所の整備を終えたので、定期的なエンジンオイル交換以外はノーメンテになるでしょう。



10年10万キロ以上走行した車両には、無計画でバラバラな整備をしても車両コンディションは良くなりません。


ある程度まとめた整備予算で一気に実施した方が、結果的には満足度も高く経済的なんですよね。


無駄で意味のない整備は止めましょうというのが、リフレッシュプランで伝えたい事なんですよ。




リフレッシュプラン・DSC・ATF交換・マルチサーブの依頼で予約状況が混雑しご迷惑をお掛けしていますが、1台ずつ確実な整備をしていますのでお許しください。



リフレッシュプラン等のご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

(○○年○○月の△△△の整備はいくら掛かりましたか?)と聞いていただけるとお答え出来ます。 整備予算の参考にしてくださいね。



それではHAPPY CAR LIFE!!






東京都 CX-5 KE系ガソリン車 リフレッシュプラン。サスペンション整備で乗り心地を回復。

弊社がオススメするリフレッシュプラン。

累計数百台を作業してきましたが、おかげさまで全国各地から愛車のリフレッシュをご依頼いただいています。

http://minato-motors.com/blog/?cat=12


リフレッシュプランの事例は一部ですがブログにて公開していますので、リフレッシュプランを検討されている方は是非閲覧してください。
(何年何月の○○○の作業はいくら掛かりましたか?と聞いていただけるとお答え出来ますよ)




東京都からお越しいただいたのはマツダCX-5 KE5AW ガソリン車 4WD
走行距離14万キロ


リフレッシュプランのご依頼です。
予約入庫してもらい問診から始めます。


今回は代車無しと言う事で新幹線でお帰りになりました。


試運転をしてから事前ホイールアライメント測定。
排気ガスやバッテリーテスト・スキャンツールでライブデータ等を確認しました。

車両状態を確認し、整備プラン見積を提示。
どこまで整備するかをユーザーさんと相談して、作業内容を決定します。


それではサスペンション・ブレーキ・ドライブシャフトから整備しますね。

スキー場によく行かれると聞いていたので錆固着が気になりましたが、何とかスンナリと作業出来そうです。

リフレッシュプランでは錆固着が一番の難関なんですよね。


部品を分解して新品部品に組み替えます。


正しい手順・正しい方法で整備するのは、簡単そうに見えて実は難しい。
メーカー・車種・年式によって同じような部品でも、気を付けないといけないポイントは違うんですよね。



だから私は慣れている車種でも、必ず(電子整備書)を確認して整備をしているんですよ~。



ドライブシャフトO/Hでは、洗浄後に純正ブーツグリスKITで組み替えしました。




ドライブシャフトが壊れる・異音が出る原因は、ほとんどがグリス劣化による摩耗です。(ブーツが破れてグリス減少も同様)

10万キロ毎に純正ブーツグリスKITでリフレッシュすれば、長く使用する事が出来るんですよ~。




ブレーキキャリパーもO/H。
こちらも10年10万キロ毎にはシールやブーツを交換し、グリスも入れ替えましょう。

ピストンやスライドピンがスムーズに摺動しないと、ブレーキの引き摺りや異音が発生しますよ。

ディスクローター研磨再生。
錆腐食がありましたが、厚みも問題なく研磨再生出来ました。
あと10万キロは余裕で使用出来そうです。




サスペンションやブレーキ等を組み立てて、整備リフトからアライメントリフトに移動。



各サスペンションアームブッシュを(1G締付)して、軽く試運転をしサスペンションを馴染ませます。

1G締付って文章で説明すると難しいので、宜しければググってみてください。
(分かりやすくイラストで解説してくれています。)




その後にホイールアライメント調整を行いますね。

組立てスグの状態はこんな感じでバラバラな数値。


これを全体の数値を見ながら調整していきます。


キレイに整いましたね。


10年10万キロも走行すればサスペンション等は大幅に劣化しています。
新車時とは程遠い乗り心地になっているでしょう。


バラバラに整備しても意味がありませんし、ホイールアライメント調整だけしても無意味。

劣化している部品も正しく交換して、ホイールアライメント調整をしないと気持ちよく走る事は難しいのですね。




次回ブログも引き続きCX-5 KE5AWのリフレッシュプランを紹介しますね。

エンジンインテークバルブのカーボン除去(DSC)やATF完全圧送式交換、その他エンジン整備を紹介します。



それではHAPPY CAR LIFE!!