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長野県 レクサスGS350 4WD 陸送プランで入庫!! ATF交換&DSC、その他いろいろオプション作業を実施!! ドライアイス洗浄でカーボン除去作業。

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長野県からの整備依頼で入庫しました。

 

 

レクサス GS350 GRL15 4WD

走行距離 77000km

 

 

依頼内容

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

・DSC ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング

・その他の各オプション整備 多数あり

 

 

 

 

遠方からの整備依頼ですが

今回は(陸送プラン)をご利用いただき入庫しました。

 

 

長野県松本市の陸送基地に直接搬入してもらい、

大阪府堺市の弊社までの片道陸送入庫。

 

お引き取りはユーザーさんが来店して、

お引き渡しの予定です。

 

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入庫前に打ち合わせをして作業内容を決定し、

予定通りに陸送入庫しましたので作業を始めます。

 

 

試運転をしてATFの状態をチェックし、

オイルパンを外していきますね。

 

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ATFストレーナーを交換して、

オイルパンを洗浄しました。

 

磁石に付着した鉄粉を除去して、

ガスケットも交換しますね。

 

 

 

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オイルパン組付け後には

自社制作の専用アダプターをATに接続。

 

これで交換効率の高い圧送式交換が出来ますね。

 

 

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フルードを補充してエンジン暖機し、

まずはプレ洗浄を行います。

 

 

プレ洗浄に使用するフルードは

NUTEC ニューテックNC-RF(仮名)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

ほぼ無色のスペシャル・リンシングフルード。

(ニューテックさんに無理を言って作っていただきました。)

 

NC-RFはフラッシングフルードではありません。

過度な洗浄能力を求めると

ATにダメージを与える場合があります。

 

 

そこで製造開発時にNC-RFはフラッシングではなく、

リンシングですよとNUTECさんからお話がありました。

 

 

 

 

 

それでは全量イッキに圧送式で交換しますね~。

 

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・奥に見えるのが新油モニター。

・中央ビーカーはATFチェック時の廃油。

・手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のフルード。

 

 

 

廃油と比べるとかなりキレイになりましたが、

新油と比べるとまだまだですね。

 

 

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本命フルードはNUTEC最高峰ATF 『NC-65』

全化学合成ハイパフォーマンスATF(エステル系)

 

 

全国から依頼されるATF交換車両の約半数以上が、

NUTEC NC-RF&NC-65での交換を指名されます。

 

 

来店時にNC-65にグレードアップされる方も多く、

結果的には8割近い方がNC-65を選んでいるのが現状です。

 

みんカラなどのSNSでも絶大な人気のNC-65は、

もう説明不要の人気商品になっているようです。

 

 

 

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ATFチェンジャーにNC-65をセットして、

もう一度圧送式で交換します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

ここまでキレイになれば

次回交換推奨距離は約6万キロになります。

 

 

ATFクーラーを洗浄し、

規定温度でフルードレベル調整を行いました。

 

 

この場合も油温検出モードにセットして、

正確にフルード量を調整していますよ~。

 

 

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次は直噴エンジンの吸気系に蓄積するカーボン除去作業。

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

弊社オリジナルの整備メニューで、

オンリーワンの唯一無二。

 

 

商標登録も取得済み。

 

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昔からガソリン直噴の吸気系カーボン蓄積は、

高感度な整備士の中では結構有名な症状でした。

 

 

ただ場所がエンジンの奥にあり過ぎるので、

なかなか手が出せない(処置出来ない)・・・。

 

 

 

そこで弊社が4年ほど前に、

オリジナルで除去方法を開発したのですね。

 

 

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樹脂製サージタンク・インテークマニホールドを分解し、

エンジン吸気ポートが見えてきました。

 

 

中を覗いてカーボンの蓄積具合を確認します。

 

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GS350に搭載されているのは2GR-FSE(D-4S)エンジン。

 

通常の直噴エンジン(トヨタD-4)は

インジェクターが燃焼室に1個搭載されています。

 

 

2GR-FSEはデュアルインジェクターの(D-4S)

 

燃焼室に1個と吸気ポートに1個の、

ダブルで搭載されている直噴エンジン。

 

 

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吸気バルブの傘部に固着したカーボンの蓄積量は、

通常の直噴(D-4)より少ないです。

 

 

これでエンジンのフィーリングやコンディションが

低下するのか?と最初は疑問に思っていました。

 

 

 

D-4S搭載車に何十台もDSC作業をして、

作業後の皆さんのレビューを聞いていると納得。

 

 

このカーボンを除去すると通常の直噴(D-4)とは別の作用で、

エンジンのフィーリング等が新車時に戻るのが確認出来ています。

 

 

ネットに詳しく書くといろんな所に張り付けられるので、

来店されたお客様のみに詳細を説明しています。

 

 

(ネットに詳しく書くと大変なんですよね~。)

(よく理解しない方が拡散すると間違った情報が広がるので。)

 

 

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マスキングをして完全防備。

 

ドライアイス洗浄機に特殊ノズルを装着して、

ドライアイスペレットを洗浄機に投入します。

 

 

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圧縮空気でペレットを高速噴射。

熱収縮と昇華爆発力で付着物を剥離除去。

 

 

 

母材金属やシール類に一切のダメージを与える事なく、

強固なカーボンを除去します。

 

 

(ノーダメージで、短時間に完璧に)

こんなキャッチコピーでDSCをご紹介しています。

 

 

 

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軽くワンショットをバルブ上半分に行いました。

 

ペレットが直撃した部分だけ

カーボンが剥離しましたね。

 

 

 

弊社が制作した数種類のノズルとアダプターを使い分けて、

バルブ傘部やポート内を全て洗浄していきますよ~。

 

 

 

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6気筒12ポート全て除去完了。

 

 

インテークマニホールドに装着されている

ポート用インジェクター周辺も洗浄しました。

 

こちらは繊細過ぎるので手作業でキレイにします。

 

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サージタンクの中のブローバイオイルも洗い流します。

 

ガスケットは純正新品にて組付けし、

電子制御スロットルボディも清掃しました。

 

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最後に学習値初期化して、DSCはとりあえず完了。

 

 

一応ネットにてお見せ出来るのはここまで。

(それ以外のDSC作業の様子は完全非公開になります。)

(非公開の部分がDSCのキーポイントなんですよ~)

 

 

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オプション整備のLLC圧送式交換。

 

冷却水(LLC)を圧送式で全量交換し、

劣化したLLCをリフレッシュします。

 

 

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年々減少するAC冷媒ガスもリフレッシュ。

 

カーエアコンリフレッシュαで

冷媒ガスの全量回収再生充填を行います。

 

 

またNUTEC NC-200を同時注入し、

コンプレッサーの潤滑気密強化をしました。

 

 

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DSCと同時にオススメしているスパークプラグ交換。

 

NGK高性能長寿命スパークプラグ

(NGK RXプラグ)で全数交換しました。

 

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フロント・リアデフオイル

NUTEC NC-70 75W90

全化学合成ギアオイルで交換しました。

 

 

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全ての作業を終えて試運転、

無事作業が完了。

 

 

 

 

後日ユーザーさんが引き取りに来られたので、

作業内容を説明して納車をしました。

 

 

作業内容は全て撮影し画像を残しています。

 

納車時には画像を見ながら説明すると、

お客様も分かりやすいので好評ですね。

 

画像が必要な方にはコピーをお渡ししています。

 

 

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納車数日後にお連絡がありました。

アクセルと加速とのレスポンス向上と

燃費向上が確認できたそうですよ。

 

 

吸気バルブにあそこまでカーボンが蓄積すると、

加速時には検挙にレスポンスが低下しますし、

ATFも劣化すればシフトフィーリングは低下するのです。

 

 

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これらの作業は性能アップのチューニング等の作業ではなく、

本来の性能を発揮させる普通の整備と思います。

 

 

汚れた部分を清掃し、劣化したフルード・オイルを交換する。

 

(元の状態に戻しましょうね)という作業なんですが、

難易度が高すぎるのであまりポピュラーではないのかもしれませんね。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATF交換とDSCの御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

広島県 マツダ RX-8 ATF完全圧送式交換。  ニューテックNC-RF&NC-65のコンビで交換しました~。

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広島県からお越しいただいたのは

マツダ RX-8 SE3P 走行距離80000km

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

 

予約入庫していただいて問診をします。

試運転とATFチェックをしてから作業を始めますね。

 

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ATF交換をする前にオイルパン洗浄と

ストレーナー交換をしました。

 

 

こちらの作業はATF交換のオプション整備として、

実施をお勧めしています。

 

 

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ATFを補充してエンジン暖機。

 

ATFチェンジャーを接続してまずはプレ洗浄を行います。

 

 

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プレ洗浄に使用するフルードは、

NUTEC NC-RF(仮名) リンシングフルード

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

ほぼ無色に近いニューテック謹製プレ洗浄油で

規定容量分を一気に圧送式で交換しますね。

 

 

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プレ洗浄後の状態で結構キレイになりましたね。

 

 

奥に見えるのが新油モニター。

中央ビーカーが抜き取った廃油。

手前がクリーナーモニターで交換後のフルードです。

 

 

 

エンジンを掛けながら作業していますので、

ATから排出されたATFはチェンジャーを経由して

ATに戻っています。

 

 

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本命に使用するATFは、NUTEC 『NC-65』

全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)

 

 

後期モデル6速AT搭載のRX-8への使用実績は非常に多く、

リピート率も高いと思います。

 

 

今回はサーキット走行も視野に入れて、

NC-65でATF強化を希望されました。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

最後にATFクーラーを洗浄して、

規定温度でATFレベル調整を行いました。

 

 

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RX-8後期の6速ATはアイシン製ミッション。

 

ほぼ同型ミッションはトヨタ クラウン・マークX、

レクサスIS等に搭載されています。

 

 

弊社の過去実績では同型ATへのATF交換は

数百台は実施しています。

 

弊社で交換された方のレビューを聞く限りでは、

(NC-RF&NC-65)の圧送式交換はベストだと思っています。

 

 

ただ唯一の欠点はフルードの価格が非常に高額な事かな。

(お値段以上の価値は有り余るほど有るとお伝えしていますね。)

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

ATF完全圧送式交換の御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

 

年式・モデル・走行距離等を記入していただいて、

ご相談いただけると助かります。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

スバル レガシィツーリングワゴン BP5 リフレッシュプラン。  サスペンション系をリフレッシュしました~。

何度か弊社をご利用いただいているお客様からの依頼でした。

 

スバル レガシィ ツーリングワゴン BP5

走行距離13万キロ

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

 

 

スバル車のリフレッシュプランを解禁してから、

相談や依頼数が増えてきましたね。

http://minato-motors.com/blog/?p=22901

 

 

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前回入庫時にはエンジン タイミングベルトW/P等や、

ブレーキ関係をリフレッシュ整備をしました。

 

 

そこから数年が過ぎて今回はサスペンション系を中心に

作業依頼をいただきました。

 

 

 

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まずは試運転をしてからエンジン燃焼状態をチェック。

 

 

CO、HCともにほぼゼロ。

(アイドリング時では良好でしょう。)

 

 

 

事前ホイールアライメントも測定します。

 

 

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数値的には大きな乱れはありませんが、

試運転での乗り心地はあまり良くない印象。

 

距離相応のヘタリは感じられましたね。

 

 

 

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リフトアップしてタイヤを外し、

下回りを点検します。

 

またエンジン類なども点検して、

スキャンツールを接続してライブデータの数値確認。

 

予算に合わせた整備プランを提案させていただきました。

 

 

 

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フロント・ロアアームのリアブッシュはお決まりの破断状態。

 

この状態でいくらホイールアライメントを調整しても、

あまり意味はないですよね。

 

 

それではアームやショックアブソーバー等を分解します。

 

 

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リア側はマルチリンク式。

 

アームブッシュを打替えし、

ゴムブッシュをリフレッシュします。

 

 

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油圧プレスと治具でアームからブッシュを外して、

新しいブッシュを慎重に圧入しました。

 

 

 

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他社のようにアームASSYでしか部品が出ないと、

点数が多いと部品価格が非常に掛かるのです。

 

 

スバルはブッシュのみを部品供給してくれるので、

ユーザーにとっては助かりますよね。

 

 

 

 

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フロント側はロアアームのブッシュ2個と

ロアボールジョイントを全交換しました。

 

 

 

 

 

前後のスタビライザー インナーブッシュ交換をして、

エンジンマウント&ATマウントを全交換します。

 

 

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ボクサーエンジンってエンジンマウントを全交換すると、

振動がほぼ無くなりますよね。

 

 

 

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フロント ドライブシャフトのブーツ交換。

 

古い劣化したグリスを取り除いて、

新しいグリスとブーツでリフレッシュしました。

 

 

 

リア ドライブシャフトは走行距離的にまだ大丈夫でしょう。

 

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今回ショックアブソーバーはカヤバ製でリフレッシュしますね。

 

マウントやダストブーツなども同時に交換しました。

 

 

 

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リア側も同じくリフレッシュ交換。

再利用はスプリングぐらいですね。

 

 

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ブレーキ/クラッチフルードを交換して、

ギアオイルも交換しました。

 

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カーエアコンリフレッシュαで、

AC冷媒ガスをリフレッシュ。

 

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結果的には規定充填量より約150gほど、

冷媒ガスが少なかったようですね。

 

NUTEC NC-200コンプブースト同時注入で、

ACコンプレッサーの潤滑性・気密性を強化しました。

 

 

 

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昔のレガシィに比べて

BP系のエアフロメーターは安くなりましたね。

 

 

デカい筒状の旧タイプはなかなかのお値段でしたが、

BP系からはデンソー製のこのタイプを採用されました。

 

このタイプから非常に安価になりましたので、

10万キロ以上走行したお車はぜひ交換してください。

 

 

アクセルレスポンス低下や燃費悪化などにも影響し、

エンジン吸気流入量をセンシングしている重要なセンサーです。

 

予防整備にどうぞ!!

 

 

 

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アライメントリフトに移動して各アームブッシュを1G締付。

 

 

整備リフトで持ち上げるとサスペンションアームが下がります。

 

ショックが伸びた状態でブッシュを締め付けると、

着地時に無駄なテンションがブッシュに掛かります。

 

 

 

4輪が着地し車重を掛けた状態で、

ブッシュのボルトナットを緩めてもう一度締付け。

1G締付をしないと早期にブッシュが痛みますよ~。

 

 

1G締付後に軽く試運転をして、

ホイールアライメントを調整しますね。

 

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ホイールアライメント測定直後の状態はこんな感じ。

バラバラな数値になっていますね。

 

 

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車体下に潜りこみカムボルト等で微調整。

 

またサブフレームを動かしてクレイドル調整し、

SAIや包括角度を整えました。

 

ステアリングもバッチリとセンターに合わせます。

 

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長めの試運転をして、

各箇所を再チェックし納車となりました。

 

 

スバル車の場合は同年代なら、

ほぼほぼプラットホームが同じ。

 

スバル車のリフレッシュプランは

これがスタンダードなプランになるでしょうね。

 

 

 

 

これらの作業にATF交換やクラッチO/Hが追加されるか、

ブレーキ系のO/Hやハブベアリングなどの交換が多いでしょう。

 

 

エンジンならタイミングベルトやスパークプラグ等の交換に、

ラジエターなどの冷却系も要注意ですね。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

 

リフレッシュプランの予約時には、

3つの質問をさせていただいています。

http://minato-motors.com/blog/?p=21674

 

 

 

 

サスペンション整備を依頼される方が多いですが、

その場合はサスペンション部品は事前に取り寄せしています。

(入庫1か月前に前金をいただいて部品発注をします。)

 

 

逆にエンジンやブレーキ系の消耗部品は

あまりメーカー欠品が少ないですね。

(点検後の発注でも間に合いますので。)

 

 

 

リフレッシュプランで一番困るのは、

実は部品待ちの時間なんですよね~。

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

スバル リニアトロニックCVTF 圧送式交換。 レヴォーグ、フォレスター、レガシィなどなどお待ちしています。

スバル リニアトロニックCVTF交換の

作業依頼を多くいただいています。

 

 

今週は地元大阪からの来店が多かったですね。

 

 

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スバル レヴォーグ VMG

 

リニアトロニック ハイトルクCVTFには、

ニューテック ZZ-51改で圧送式交換をします。

 

 

 

 

 

試運転をしてフルードチェック。

 

まずはNUTEC リンシングフルード(NC-RF 仮名)

で全量イッキに圧送式交換をしますね。

 

色味はほぼ透明に近いNC-RF。

ニューテックさんに依頼して製造していただきました。

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

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フルードチェンジャーを接続して、

プレ洗浄の圧送式交換スタート。

 

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徐々に色が変わっていきながら、

プレ洗浄後の状態はこんな感じです。

 

奥に見える新油と比べるとまだまだですが、

中央ビーカーの廃油と比べればキレイになりましたね。

 

 

 

 

ここから15分ほどアイドリングタイム。

 

 

 

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本命フルードはNUTEC ZZ-51改

全化学合成フルード(エステル系)

 

 

赤色と言うよりかは朱色に近い色味ですね。

 

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チェンジャーのNC-RFとZZ-51改を入れ替えて、

もう一度圧送式で交換します。

 

 

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ほぼほぼ完璧に入れ替わりました。

 

 

ここまでキレイになれば

次回交換推奨距離は約5万キロになります。

 

同時にフルードクーラーの内部洗浄をしました。

 

 

 

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CVTF温度を35℃以下にまで冷却し、

規定温度でフルードレベル調整。

 

スキャンツールで油温を確認しながら、

作業をしています。

 

 

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オプション整備 AC冷媒ガス点検

(カーエアコンリフレッシュα)でリセット作業。

 

 

NUTEC NC-200高性能ACコンプレッサーオイルも同時注入。

 

 

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規定充填量より約180gほど少なかったようですね。

5年に一度ぐらいは冷媒ガスも点検しましょう。

 

 

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次も大阪からお越しいただいた

スバル フォレスター SJG

 

こちらもリニアトロニック ハイトルクCVTFを

使用していますのでZZ-51改で全量交換しますね。

 

 

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試運転とフルードチェックから、

チェンジャーに接続して作業スタート。

 

 

NC-RFで全量圧送式しました。

 

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ここからZZ-51改に入れ替えて、

もう一度圧送式で交換します。

 

 

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フルードクーラーを洗浄し、

フルードレベル調整完了。

 

 

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オプション整備のフロント/リア デフオイル交換

ガルフ プロガード75W90 LSD対応 部分合成ギアオイル

 

 

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リアはリフィルから溢れるまで、

フロントはオーバーフローチューブから溢れるまで

手押しポンプで注入します。

 

 

 

 

 

 

 

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福岡県 北九州市からはレガシィ B4 BN9

 

こちらは通常のリニアトロニックCVTFを使用していますので、

低粘度タイプのNUTEC NC-65で交換しますね。

 

 

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レヴォーグ・フォレスターと同じようにNC-RFでプレ洗浄して、

最終的にはここまでキレイに入れ替わりました。

 

 

こちらもほぼほぼ完璧に入れ替わりましたね。

 

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オプション整備

スロットルボディの清掃・初期化

 

 

少しずつスロットルバルブ周辺に蓄積するカーボンを、

クリーナーで除去して学習値を初期化しました。

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATF/CVTFの圧送式交換をご希望の方は、

HP(お問い合わせフォーム)に必要事項を記入していただいて、

ご相談お願い致します。

 

 

年式車種やグレードで使用フルードは変わりますので、

ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

マツダ スカイアクティブ ディーゼルの煤除去作業。 DPFの交換or洗浄とDSC どちらが先にした方が良いですか??

福岡県からお越しいただいたのは、

マツダ アクセラ BM2FS

走行距離96000km

 

SKY-2.2Dに蓄積する煤除去作業。

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

のご依頼です。

 

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

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お問い合わせフォームからご相談いただきました。

 

・最近のDPF再生距離が90km前後になり、リコール入庫の時にディーラーさんに相談。

 

・しかしディーラーさんでも原因が分からず、状況次第ではDPFの交換も可能性ありと伝えられる。(結構高額!!)

 

 

このような場合はDSCをした方が良いのか?

それともDPF交換orDPF洗浄を先に実施した方が良いのか?

 

 

こんな感じでDSCの御見積と一緒にご相談されました。

 

 

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このような問い合わせは珍しくないので、

以下のように返答させていただきました。

 

・DPF強制燃焼しライブデータのセンサー数値を要確認。

ビフォーアフターの数値変化で良否判定は出来るはず。

(アドバイス後にディーラーにて確認したそうですが(良好)と判定される。)

 

 

 

 

・このSKY-D搭載車で走行距離20万キロ未満なら、

DPFの交換などよりもDSC実施を断然先に推奨します。

 

いくら新品のDPFに交換しても、

燃焼状態が悪ければ当然煤は多く発生する。

(再生距離は短いままになるでしょう。)

 

 

 

(根拠のない、不確定な、未確認な)整備をする前に、

根拠のある整備(DSC)を先にに行う方が良いのでは?と

お伝えしました。

 

 

 

DPFの交換や洗浄は、整備予算があるのなら否定はしません。

決して無駄な作業ではないでしょう。

 

 

 

特に20万~100万キロ走行するトラックや、

ストップ&ゴーの多い業務車両には有効だと思います。

 

ですが20万キロ未満の乗用車でDPFが詰まるなら、

それはDPFが悪いのではなく他に問題があるのでは?

 

 

(DPFの再生距離が短い)=(DPFが詰まっている)は、

あまりにも短絡的な診断だと思うのです。

 

 

 

 

 

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そして予約日に来店していただきました。

 

作業前問診をすると、(実は予約入庫まで日数があったので、

DPFを洗浄する業者にDPF洗浄を依頼してみました。)

 

(でもほとんど再生距離に変化がなく、

ミナト自動車さんの言う通りでした。)

 

 

 

 

そんな訳で入庫までのエピソードから、

実際のDSC作業を紹介していきますね。

 

 

 

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いつものように試運転後、

インテーク系の部品を分解していきます。

 

 

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日本全国どのマツダ整備士さんより、

SKY-2.2Dのインマニ脱着だけは

多く実施しているような気がします。

 

 

慣れた手付きでサクサク部品を分解し、

シリンダヘッド側のインテークポートを確認します。

 

 

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ポートの内径が煤蓄積で狭くなり、

カメラのピントが合いにくい。

 

奥にあるインテークバルブは辛うじて撮影出来ましたが、

なかなかの煤蓄積具合ですね。

 

 

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外したインテークマニホールド側も確認します。

 

吸気シャッターバルブをパカッと開けてみると・・・。

バルブ周辺に煤が固着していますね。

 

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インテークマニホールドの入り口を見ると、

吸気経路が半分以上は狭くなっていました。

 

 

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インテークマニホールドの出口にある、

8つの穴も確認しましょう。

 

こちらも半分ぐらいの大きさしか、

吸気経路が確保されていません。

 

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この状態のインマニをドライアイス洗浄で吹き飛ばすと、

工場中が(煤まみれ)になるので、

軽くホジホジして中の煤を掻き出しました。

 

 

するとお茶碗1杯分(大盛)ぐらいの煤が出てきましたね。

 

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ある程度煤を掻き出した後は、

DSCでキレイに洗浄します。

 

 

 

 

E/Gヘッド側はホジホジせずに、

いきなりDSCでキレイにしますね。

 

マスキングをして完全防備。

 

(ちなみに下の画像はマスキング途中の画像です。)

(完全マスキング状態は企業秘密!!)

 

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ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

(熱収縮と昇華爆発力)

 

ドライアイスの特性を利用して、

複雑な形状のポートやバルブを洗浄していきますね。

 

(エンジンにノーダメージで完璧に短時間に)

DSCキャッチコピー通りにキレイにします。

 

kkkk

 

 

 

クランクを回して圧縮上死点にセットし、

1気筒ずつ作業します。

 

 

ドライアイス洗浄機にDSC専用ノズルとアダプターを装着。

 

まずは軽くワンショットしてみました。

 

 

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結構分厚く蓄積していますね。

 

燃焼熱とブローバイオイルで

カッチカチにコッテリ固着していました。

 

 

数種類ある自社制作のノズルやアダプターを使い分けて、

インテークバルブやポート内を洗浄しました。

 

 

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インテークバルブシャフトの裏や

バルブ傘部に固着した煤も完璧に除去完了。

 

 

特にバルブ傘部には大量の煤が固着しているので、

慎重に作業をして全除去しています。

 

 

 

1気筒作業してはクランクを回して、

次のポートに移動。

 

4気筒8ポートをキレイにしました。

 

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・インテークマニホールド

・吸気シャッターバルブ

・EGRバルブ x2

・EGRバイパスパイプ

こちらもドライアイス洗浄でキレイに除去完了。

 

 

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手作業でココまでキレイにするのは、

ほぼ無理でしょう。

 

電子制御バルブにケミカル系の洗浄剤はNGです。

(バルブ&ECUの故障原因になるので要注意)

 

 

 

ビフォーアフターを比べてみると、

その違いは一目瞭然。

 

 

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新品ガスケットを使用して、

元の状態に組み立てます。

 

 

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DSCのオプション整備

(インタークーラー洗浄)も行いました。

ブローバイオイル溜まりはターボ車の宿命でしょう。

 

インタークーラーにオイルが溜まるのですが、

これが吸い込まれて煤と合流し固着するのです。

 

 

 

作業中は吊るして放置。

自重落下後に洗浄剤で洗い流して、

パーツクリーナーで脱脂します。

 

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ほぼほぼパッキン不良で再利用できないラジエターキャップ。

 

DSCでは冷却水を排出して作業しますので、

再注入後には内圧チェックを実施しています。

 

ラジエターキャップの密着が悪いと、

内圧が掛からないのでオーバーヒートの原因になりますよ。

 

 

キャップも消耗品なので定期交換しましょう。

 

 

 

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エンジンを始動して完全暖機。

各学習値を初期化して燃料噴射補正を再学習。

 

 

DSCの作業内容をネット公開出来るのはここまで。

(DSCは完全非公開で作業をしています。)

(非公開作業が多いのでご理解の程宜しくお願いします。)

 

 

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九州から来店される方はフェリー利用が多いですね。

 

高速道路を往復する燃料代・高速代・体力等を考慮すると、

フェリーの方が良いかもしれません。(ネット割引あり)

 

・名門大洋フェリー (新門司~大阪南港)

 

早朝大阪到着で当日夜19時50分の出航の

フェリー来店・弾丸スケジュール。

 

乗船時間に間に合うように日帰り作業で納車出来ました。

 

 

 

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DPFの再生距離と燃費を

後日メールにてレビューいただきました。

(ありがとうございます。)

 

 

長文でレビューをいただいたのでマトメました。

 

・DSC後2回の再生距離 1回目205km、2回目197km。

(言われたようにDPF洗浄をする必要はなかったようです!!)

 

・燃費は11km/L前後が過去最高の18,5kmに上がった!

 

・E/G音がアイドリング~3千回転 ちょっと静かになった。

3千~5千回転までスムーズかつ唸り音が無くなった。

そしてレッドまで回る。

 

・今までDPF再生時にあった500回転アップがなくなり、

再生時のE/G音も気が付かないほど静かになった。

また再生時間も半分ほどになる。

 

・アクセルレスポンスが改善し、2速発進も容易になった。

ドッカンターボが無くなり、立ち上がりが良くなった。

 

 

 

 

 

このレビューを見る限り、

このユーザーさんは結構ブン回す方だと思います。

 

MT車のアクセラSKY-2.2Dですから、

グイグイ走るとドライブが楽しいでしょうね~。

 

 

 

EGR2

マツダ資料 引用

 

 

クリーンディーゼルであったとしてもディーゼルは

空気を吸ってナンボのエンジンです。

 

吸気抵抗が過大になれば、

シリンダ内の吸気充填量が低下します。

 

また新気(酸素)とEGR(CO2)の流入制御が乱れると、

加速レスポンスは著しく悪化します。

 

 

 

 

s-スワール

 

 

DPFの交換や洗浄も無駄な作業ではないのですが、

弊社では(なぜ再生距離が短いのか?)を考慮して

整備作業の優先順位を決めた方が良いかと思います。

 

 

 

インテーク系に煤が蓄積して燃焼状態が悪いなら、

いくら新品のDPFでも再生距離は改善しないでしょう。

 

 

燃焼状態をベストコンディションに戻して、

まだ再生距離が伸びないなら、

次の整備を実施しても順番的には間違っていないと

思っています。

 

 

DSCでSKY-Dの不具合が全て完治する訳ではないのですが、

大きな原因の一つだと弊社では認識しています。

 

 

SKY-2.2D SKY-1.5DのDSC依頼は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!