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飛沫感染対策に透明アクリルパーテーション。  私が自作するとお手製感が満載になるので、ポチッてみました。 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

全国各地からリフレッシュプランや、

ATF交換・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

などのご依頼でご来店いただきありがとうございます。

 

 

 

弊社に関しては新型コロナの影響で

業務や予約等に支障が出るのかな??と心配していましたが、

今のところは平常通りに営業しております。

 

 

部品等の欠品も続出するかな?とも心配しましたが、

輸入部品以外は大きな影響はないと聞いています。

 

 

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コロナ前後で変化があったと言えば、

飛沫感染や消毒等に気を付けるようにしています。

 

 

接客時のマスク装着はもちろんなんですが、

25℃ぐらいの気温になるとマスク装着が結構キツイ。

 

室内でエアコンを稼働しての密封空間も、

マスクだけだと少し心配かなっと。

 

 

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そこで透明アクリルボードのパーテーション窓付を、

GW中にポチッてみました。

(意外とすぐに到着しましたよ。)

 

 

900X600をテーブルに置くので、圧迫感があるのかな?と

思いましたが意外と自然な感じ。

 

 

 

 

 

 

実は5mmのアクリル板をホームセンターで購入し、

自作しようかと思いましたが・・・。

 

部材自体が意外なほど高いので、

これならネットで買った方が安いなぁ~と思ったのです。

 

購入してみると見た目もキレイな仕上がり。

 

お手製感満載の自作をしないで良かったなっと。

 

 

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通常はATF交換やDSCなら作業前後の説明や作業報告に、

約15~30分ほどお話ししています。

 

リフレッシュプランになると画像250枚ほどを交えながら、

長い時は1時間ぐらいは作業説明やアドバイス等をしています。

 

 

(簡素化して屋外で)とも思っていたのですが、

立ち話で済むほど簡単な作業説明ではないので、

このような感じで対応してみました。

 

 

 

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それ以外にも代車の消毒作業や、

入庫車両への(使い捨てハンドル・シフトカバー装着)。

 

試運転前後の手洗い消毒。

 

早く収束してほしいなと思いますね~。

 

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こんな感じで営業をしていますので、

ATF交換・DSC・リフレッシュプランのご依頼は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

マツダ アテンザ スカイアクティブD 煤除去作業。 DSCドライアイスショットカーボンクリーニングは最短日帰り対応可能。 エンジン警告灯点灯放置は要注意!!

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

某県からお越しいただいたのは、

マツダ アテンザ GJ2FP

 

 

スカイアクティブーディーゼルの煤蓄積完全除去。

 

DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

で入庫していただきました。

 

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去年12月にエンジン警告灯が点灯してディーラーに入庫。

(その時はとりあえずリセットして様子を見ようと。)

 

 

数か月後に再びエンジン警告灯が点灯し、

前回点灯時と同じようにエラーコードのみをクリア。

 

 

その時にディーラーさんでは

(煤が蓄積している可能性がある)ので、

5月の車検時にと分解清掃の提案があったそうです。

 

 

そこでネットにてイロイロ調べた結果、

弊社のブログに辿り着き、

今回依頼をしていただいたようです。

 

 

こんな話のパターンでの作業依頼が、

最近非常に多いですね。

 

 

 

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入庫していただいて作業の説明をして、

試運転後にDSCの作業を始めます。

 

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インテークマニホールドを外して、

シリンダヘッドの吸気ポートを確認するのですが、

 

御覧のようにボンネットを開けただけでは、

インテークマニホールドはほぼ見えない。

 

 

いろんな部品やハーネス等が覆いかぶさっているので、

順番に部品を分解していきます。

 

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するといきなりEGRバルブの配線カプラーの爪が、

割れた状態のままで差し込んでいました。

 

 

おそらく以前に誰かが作業した時に、

硬化したカプラーを破損させたんでしょうね。

 

 

爪が割れた状態で放置すると、

走行中に外れる可能性があるので危険ですよね。

 

 

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純正ではこのカプラー部品だけの供給はありません。

 

ですが弊社ではSKY-2.2Dの作業を最短日帰りで行っているので、

このような場合でも部品をバックアップをしています。

 

カプラー品番を調べて、補修用カプラーに交換します。

(配線を入れ替えて無事カプラー復旧完了。)

 

 

 

 

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カプラーを修復しながら、

吸気系の部品は分解しインテークマニホールドが外れました。

 

 

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インテークマニホールドから、

吸気シャッターバルブをパカッと分解。

 

 

 

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結構ぶ厚めの煤が溜まっていました。

 

 

インテークマニホールドの入り口を見てみます。

 

 

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吸気入り口の約半分が煤で塞がっていますね。

(これでは過給新気は入らない。)

 

またEGR導入用パイプも詰まってるので、

EGRが導入出来ないのですよね。

 

 

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煤が出てくるEGRパイプが詰まっているので、

必然的に下流のインマニ出口には煤の蓄積は少なめ。

 

 

 

 

エンジンシリンダヘッド側の吸気ポートも確認します。

 

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こちらはそこまで酷い状態ではありませんが、

奥にあるインテークバルブの傘部には、

大量の煤が固着していました。

 

 

SKY-2.2Dの煤蓄積パターンは、

弊社が調べた限りでは4パターン。

(メンテ歴や乗り方により変わります。)

 

 

煤が蓄積すると本来のSKY-2.2Dの性能は発揮出来ないですよ~。

 

 

 

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ドライアイス粒を圧縮空気で高速噴射。

 

(熱収縮と昇華爆発力)

 

ドライアイスの特性を利用した

エンジンに優しい洗浄方法が出来るドライアイス洗浄機。

 

 

 

 

軽くワンショットでこんな感じになります。

 

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数種類あるDSC特殊ノズルとアダプターを組み合わせて、

バルブとポート内部を完璧に除去しますね。

 

特にインテークバルブ傘部にある強固な煤塊は、

念入りにショットし除去しました。

 

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4気筒8ポートを全て除去完了。

 

燃焼室に煤が入らないように、

圧縮上死点にセットして1気筒ずつ作業をしています。

 

 

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最近施工数が急増中のDSCオプション整備。

(水冷EGRクーラー 再生洗浄)

 

 

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2mm角の穴が無数に空いているEGRクーラー内部で、

煤が詰まってエンジン警告灯が点灯する事例も、

最近多くなってきました。

 

 

80%ぐらいの蓄積度であれば内部特殊洗浄で、

問題なく煤除去は可能です。

 

 

ただ稀に完全に詰まっている場合もありますので、

ある程度洗浄して(コレ無理)と判断した時には、

洗浄を諦めて新品EGRクーラーでの交換をしています。

 

(もちろんこちらもバックアップ在庫しています。)

 

 

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今回は完璧に洗浄が出来ましたので、

無事再生が出来ました。

 

 

 

後日ディーラーさんでEGRクーラーのみ交換するよりも、

費用は半額ぐらいで収まると思いますよ。

(DSC時に同時作業なら)

 

 

 

(ディーラーさんでEGRクーラーのみ交換すると結構高額なんですよね。)

 

 

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洗浄したインテークマニホールドや各バルブ類を、

新品ガスケットを使用して組み立てますね。

 

 

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部品を組み立てて、

LLCを補充しエア抜き作業。

 

定番のラジエターキャップ気密不良が多いSKY-D。

(こちらも純正キャップをバックアップ在庫しています。)

 

 

ラジエターキャップが悪いと、

夏場にオーバーヒートしますよ~。

 

 

 

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エラーコードを消去して再学習と初期化作業。

 

 

さらにその他のマル秘作業を実施し、

試運転をしてから納車となりました。

 

これでトルクフルなアテンザに戻りましたね~。

 

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マツダ SKY-2.2DへのDSC作業は基本的には1泊2日のお預かり。

(朝9時半入庫・翌日午前中納車がスタンダード)

 

ですが要望があれば別途最短日帰りでも対応可能です。

 

もちろんEGRクーラー洗浄やATF交換等を含めても、

最短特急日帰り納車もOKです。

 

 

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DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は、

唯一無二の弊社オリジナル整備。

 

何年も掛けて改良に改良を重ねて、

(安全に確実に短時間に)作業完了し納車しています。

 

 

 

この数年間でモノ凄い台数のDSC作業を施工していますが、

ブログで公開するSKY-D DSC作業実績はほんの一部。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

(あまりにも台数が多いので、

全ての作業をブログアップする事は難しいのです。)

 

 

 

マツダSKY-Dの煤除去作業DSCのご依頼は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グランドハイエース VCH10W リフレッシュプラン 後編。サスペンション・ブレーキをリフレッシュ。 ATFも圧送式で全量交換。

前回ご紹介したブログからの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=25161

 

グランドハイエース VCH10W

5VZ-FE V6 3.4L 走行距離22万キロ

 

 

エンジン整備が終わったので、

次はサスペンションやブレーキ系を整備しますね。

 

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フロントサスペンションやハブ・ブレーキを分解しました。

 

 

そこからエンジンを宙釣り状態にして、

サブフレームを外しエンジンマウントを交換しますね。

 

 

E/Gとサブフレームにマウントが挟まれているので、

スペースを開けて交換しますが・・・。

 

E/Gとバルクヘッドの隙間はほぼ無いので、

E/Gを持ち上げてのスペース確保は出来ません。

 

E/Gはそのままの位置で、

サブフレームを外して交換スペースを作りますね。

 

 

そうしないとマウント上部の取付ナットを、

緩める事が出来ないのです。

 

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ゴムマウントが硬化し、少しクラックが広がっていますね。

これではエンジンの振動を消す事は難しいと思いますよ~。

 

 

 

 

 

次はフロント・ロアアームのブッシュ交換を行います。

 

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治具とハイエース用SSTを使用して、

アームからブッシュを打ち抜き交換しますね。

 

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適切なSSTを使用すれば中空アームでも破損することなく、

確実にブッシュが交換可能。

これでアームASSY交換より半分ぐらいは、

費用削減できたと思います。

 

 

 

 

 

続いてブレーキ関係も整備しますね。

 

ハブとブレーキディスクローターを分解して、

ローターを研磨し再生します。

 

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前後のディスクローターを研磨しました。

また耐熱塗装(耐熱600℃)で化粧直ししています。

 

 

 

 

 

 

フロントハブベアリングも交換しますね。

 

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ハブからベアリングカラーを抜いて、

ハブ全体を洗浄します。

 

 

新しいベアリングを組付けて、

グリスも新調しますね。

 

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ブレーキキャリパーもO/H。

 

キャリパーを洗浄してピストンを磨いて、

シールとブーツを交換しました。

 

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ホルダー側のスライドピンのブーツ交換。

古いグリスを洗浄し、新しいグリスを注入します。

 

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ブレーキパッドもWAKO’S BPRグリスで交換しました。

 

 

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フロントアッパーアームのアッパーボールジョイントは、

ハイエースの場合は15万キロも走行すると

ほぼガタがありますね。

 

赤矢印の方向に揺すると感触で分かります。

 

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アッパーアームはASSYでしか部品供給がないので、

ASSYで左右を交換しました。

 

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ロアボールジョイントは単体部品供給がありますので、

こちらも左右交換しますね。

 

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2WDの場合はトルクテンションロッドのブッシュは、

劣化が激しい箇所にあるブッシュでしょう。

 

こちらも全数交換します。

 

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ステアリング ラックエンドもガタガタでした。

ダストブーツと一緒に交換しますね。

 

タイロッドエンド部はグリス打替えのみでOKです。

 

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ショックアブソーバーは

カヤバ ニューSRスペシャルで交換しました。

 

 

ハイエースに限って言えばショックアブソーバーは、

3~5万キロ毎に交換しても良いと思います。

 

ハイエース系のショック交換だけなら

上下のナット・ボルトを緩めるだけで簡単交換出来る。

(交換によるホイールアライメントの変化はない)

 

 

またショック自体も非常に安価なので、

消耗品と割り切った方が乗り心地がキープ出来ますよ~。

 

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ハブ・ブレーキを組付けて、ダイヤルゲージで振れ点検。

基準値オーバーなら振動が出ますので、

その場合は再度組み直しします。

 

 

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・グランドハイエース

・グランビア

・ツーリングハイエース

・ハイエースレジアス

 

これらのフロントハブB/Gの交換は、

比較的簡単で難易度は低いです。

 

 

 

しかし上記車種のリアハブB/G交換は、

なかなかの重作業ですよ~。

 

慣れていないと片側だけで丸1日掛かりますし、

最悪B/Gが外せないでしょう。

 

私はこのタイプのリアサスを何度も作業をしているので、

ブッシュも一緒にサクサク余裕で交換しています。

(メッチャ疲れるけど。)

 

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ブレーキ・スプリング・ハーネス・ドライブシャフト。

 

これらを分解して異様に重い、

リアトレーディングアームを外しました。(左右ともに)

 

 

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治具・SSTを駆使し、

油圧プレスでまずはハブを外しますね。

 

13tぐらいの圧力でパッキン~の大きな音で動き出し、

ゆっくり打ち抜きます。

 

 

 

 

次に拳大ほどの大きなベアリングを

アームから抜き取りますね。

 

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こちらも異常に固いので慎重にプレスで外しました。

 

 

そしてゆっくり新品B/Gを圧入し、

ハブを組み立てます。

 

ちなみにアーム単体の重さは20kg以上はあるのかな?

腰を痛めるほど重いです。

 

 

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さらに大変なのがブッシュ交換。

 

左右で4個のブッシュを交換しますが、

位置決めがありますのでマーキングして交換していますよ~。

 

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リアのホイールアライメント調整用カムボルトも、

錆止め防止のグリスを塗ってアームを車体に組付ますね。

 

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スプリングインシュレーターと

ショックアブソーバーを同時に交換しました。

 

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LLCは圧送式で全量交換し、

LLC再生強化剤で防錆剤等の性能を強化します。

 

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アライメントリフトに移動して、

車高調整&1G締付を実施。

 

1G締付で不要なブッシュテンションを1度開放し、

再度増し締めします。

 

 

車高調整は仮想地上線に赤い糸を引いて、

リアの基準点から数値を測る。

 

リア数値を参照に、フロント数値を割り出して、

フロントの車高を調整しますね。

 

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軽く試運転をしてから、ブッシュとショックを馴染ませて、

ホイールアライメントを調整します。

 

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盛大に乱れまくったアライメント数値。

これではブッシュ&ショック交換をしても、

真っすぐ安定しては走れない。

 

 

 

 

少しづつ調整し、バランスを整えていきますね。

 

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グランドハイエースの場合は

フロントは比較的細かく調整可能です。

(10分以内に収まりました。)

 

 

リアは調整用カム1個でトゥとキャンバーを

同時に調整していきます。

(結構イイ数値になりましたね。)

 

 

 

 

 

エアコンガスもリフレッシュ&リチャージ。

エコマックスjrで冷媒ガスを再生します。

 

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ATF圧送式交換も行いましたよ。

・オイルパン脱着洗浄・ストレーナー交換。

 

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・アイシンAFW+でプレ洗浄し、

本命ATFもAFW+で圧送式交換。

最終的にはここまでキレイに入れ替わりました。

 

 

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試運転をして最終チェックを繰り返し、

無事納車となりました。

 

 

 

これぐらいの規模の整備であれば、

お預かり期間は約2週間になります。

 

(実際は1週間で完了して、残りは最終チェックと納車日調整)

 

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今回2部に分けて紹介した

グランドハイエースのリフレッシュプラン。

 

 

ブログでは紹介していませんがデフオイルやホース類、

その他の部品を多く交換していますが、

全部は載せれないので紹介を省いています。

 

 

 

 

納車後にユーザーさんからレビューをいただきました。

(簡単にまとめて掲載します。青字は私の感想です。)

 

・E/G、ATともに好調でとてもスムーズになった。

・信号待ちの微振動が無くなり、エンジンの振動が感じないぐらい。

これはエンジン整備とATF交換、マウント等を交換しているので、私も試運転後に効果がスグに感じれました。特にエンジンの振動はほぼ無くなりましたね。

 

 

・サスペンションの足回り系は言われた通り、激変でした。

今まで不安定だったキツイ高速コーナーはスムーズに曲がる。

アームブッシュや10万キロ以上使用したビルシュタインショックは完全に劣化していたのでこの交換効果は非常に大きいのですね。サスペンションの劣化はビフォーアフターが分かりやすいのです。

なにより奥様の(走行中の下からのゴトゴト音が無くなった)が満足度を上げたようですね。

 

 

・当たり前の事でしょうが、走る・止まる・曲がるが、
シャキッとすると運転も楽になりますね。
思い切ってお願いして良かったです。

 

こちらこそご利用ありがとうございました。バシッと整備するとワインディングロードや高速走行が、非常に楽になりますよね。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ある程度走行した車両にはある程度の整備予算を、

イッキに投入しないと効果的な整備は経験上難しいと思います。

 

低予算でバラバラで無計画な整備をしても、

満足度や費用対効果が薄く、

(次にまた整備をしよう)という意欲が無くなる。

 

 

その為にリフレッシュプランは全てのユーザーに、

おススメする整備メニューではありません。

 

(愛車を長~く良い状態で乗り続けたい)

(出来れば新車時に近い状態に戻したい)という、

ニッチな方向けのニッチな整備だと思っています。

 

 

リフレッシュプランのご依頼は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

グランドハイエース VCH10W リフレッシュプラン 前編。  22万キロ走行した愛車をリフレッシュ整備!!

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令中。

現時点(4月24日現在)では

弊社は平常通り営業していますのでお知らせします。

 (GW期間中も通常営業予定)

 

 

 

・接客時のマスク着用や代車の消毒作業。

・接客時は換気の悪い密室状態にはしない。

・作業説明等の簡素化し室外で行います。

・作業員の手洗い&アルコール消毒の徹底実施。

 

試運転前にアルコール消毒液で手を洗浄して、

乗車後もまた手を消毒洗浄するぐらいは必要でしょう。

 

また不必要なスイッチや内装なども触れないようにしています。

 

このような感じで対応していますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

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某県からお越しいただいたのは、

トヨタ グランドハイエース VCH10W

ガソリンV6 5VZ-FE 走行距離22万キロ

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

(グランドハイエースとグランビアは兄弟車)

(ツーリングハイエースは一回り小さい弟車)

 

 

 

 

メールからご相談いただいたのですが、

18年経過し22万キロの愛車を整備するべきか?

 

または10年落ちぐらいの他社ミニバンに乗り換えるか?

悩んでいますという内容。

 

 

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それに対して私の回答をまとめると、

 

(他社ミニバンよりトヨタハイエース系の方が、

圧倒的に耐久性が高い為に整備すれば長持ちします。)

 

(過去整備歴不明の中古車購入より、

履歴が分かる愛車の方がコンディションが把握しやすい。)

 

 

 

(ですが22万キロ走行した車両に小手先の整備をしても、

コンディション回復はあまり見込めない)

 

(ある一定の費用を投入しトータル整備を私は推奨します。)

 

(それでも他社ミニバンを中古購入し、

そこから整備するより遥かに安価で効果的でしょう。)

 

 

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そんな感じでメール交換をし、

リフレッシュプランの予約入庫となりました。

 

 

 

 

まずは問診で車両状態を詳細にお聞きしますね。

 

1・サスペンション系からのゴトゴト異音が酷い。

2・コーナリング時のロールが大きい。

3・夏場にエアコンの効きが悪い。

4・市街地/高速でも安定しており、乗り心地は悪くない。

 

他にもいろいろ不具合・不満点はありましたが、

大きく分けるとこんな感じで教えてもらいました。

 

 

問診後は代車をお貸ししてお預かりします。

 

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早速試運転をして10メートルほど走行すると、

(ショックが劣化し、乗り心地がフワフワ)

(ブレーキの効きの非常に甘く、コントロールしにくい)

とスグに感じてしまいました。

 

(アレ??乗り心地は悪くないと聞いたような??)

 

 

 

そこからテスト走行。

(サスペンション系ガタの異音が多く、

ボディの軋み音も気になる。)も確認出来ました。

 

 

それとV6 3.4Lのエンジンにしてはトルクフルさが無い。

エンジン音も静かではなく、信号待ち時の振動も大きい。

 

 

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同じ車両を長年使用していると感覚が慣れて、

案外と欠点に気が付かない場合があります。

 

 

また先入観からでしょうか?

(過走行車はこんなもんだ)と思ってしまうのでしょう。

 

 

 

(過走行車=乗り心地やエンジン性能が低下している。)

ではなく、ほとんどは(適切な整備不足)なだけなんです。

 

逆に言えば正しい整備をすれば、

かなり良いコンディションに戻るんですよ~。

 

 

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排気ガスの数値は悪いですが、

E/G回転数を上げて、触媒暖機すると・・・。

 

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CO/HCも改善し、これなら車検レベルなら問題ないでしょう。

 

もう少しの改善を目指すなら

予算が合えばアレとアレを交換を提案しようかな??

 

 

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事前ホイールアライメント測定、

こちらも良い数値ではないですね。

 

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整備リフトに移動して、タイヤを外しリフトアップ。

 

エンジンルームを覗いてみると・・。

 

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ラジエターリザーバータンクの液面は最下限以下。

ラジエターの内のLLC液面は上部から確認出来る程度。

 

 

少し前に他社にてウォーターポンプや

タイミングベルト一式を交換しているので、

状況からして(エア抜きが不完全)or(LLC漏れ)

のどちらかでしょう。

 

 

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エンジンクランクプーリの下側に、

微かにLLCが漏れた跡を確認。

 

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冷却ラインを圧力テストするが、

10分ぐらいでは特に変化は無し。(漏れ無し)

 

 

そこで一晩そのままで放置すると・・・。

 

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ポタポタと漏れてきました。スローリークですね。

 

タイミングベルトケース内の

ウォーターポンプ辺りから漏れているようです。

 

 

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バッテリー・オルタネーターの充電・発電状態をテスト。

(バッテリーNG・要交換)

 

 

エンジン周辺や下回り・足回りを点検して、

整備プランを提案させていただきました。

 

作業内容にOKが出ましたので、

作業を始めますね~。

 

 

 

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LLCの漏れは以前交換済みとお聞きした、

社外W/Pのガスケットから漏れていました。

 

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ポンプを外してG/Kを確認すると、

社外W/P付属の紙ガスケットを使用していたようです。

 

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純正ガスケットを使用して再組付けしました。

(W/P自体は問題ないので再利用。)

 

紙のペラペラなガスケットと純正G/Kでは、

比べてみると全然違いますからね~。

 

 

 

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アイドリング時のエンジン音がやや大きいな?と

思っていました。(おそらくベアリング系の異音)

 

 

W/P交換時に赤枠カップリングブラケットを調べると、

内部ベアリングの状態が悪いね。

 

 

 

またエアコンの冷えも悪いと聞いて走行距離も考慮すると、

青枠のファンカップリングも不良と判定。

 

・カップリング単体が¥35000-

・カップリング・プーリー・ブラケット一式が¥35800-

 

 

プーリーとブラケットが+800円で新品になる、

よく分からない金額設定ですね。

(廃版になる前に交換しておきましょう。)

 

 

VCH10にはACコンデンサーファンが無いので、

ファンカップリングは冷却系の重要部品ですよ~。

 

 

 

 

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次はチョットした故障診断風景をお見せしますね。

(こんな感じで故障診断しています。)

 

 

 

 

 

・症状・

マフラーの排気音に耳を澄ますと、

稀にエンジン燃焼音がバラついています。

 

V6エンジンの内の1気筒が時々ミスしている。

(スパークプラグ・コイル・コードは以前に純正で交換済)

(常時ミスしているわけではない。)

 

 

ただグランドハイエースのエンジンルームは非常に狭い。

開口部も少なく整備性は非常に悪い。

 

 

 

エンジン始動状態でプラグコードを抜いて、

どの気筒がミスしているのか?で調べると簡単なのですが、

VCH10Wは手が入るスペースが絶望的に無い。

 

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そこでイグニッションアナライザーで

点火燃焼状態を簡易に調べてみますね。

 

 

 

各気筒にダイレクトイグニッションコイルがあるのではなく、

2気筒で共用している同時点火タイプ。

 

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作業中に分からなくなるので、メモ書きして少し整理。

NO,1とNO,4

NO,3とNO,6

NO,5とNO,2

(1・3・5が右バンク)

 

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右バンクから3本のプラグコードが左バンクへ。

 

 

1本ずつコードをI/Gアナライザーで測定します。

(ゴムシートを使うのは他のコードからの干渉を防ぐ為)

 

 

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すると右バンク奥のNO,5と

左バンク手前のNO,2を結ぶプラグコードの数値が、

他の2本と比べてバーンタイムが少しだけ短く、

ピークボルトが少しだけ高い。

 

 

これでNO,2とNO,5のどちらかが、

ミスしているのが分かりました。

 

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作業がしやすい右バンクのNO,3とNO,5の

プラグとコイルを入れ替える。

 

バーンタイム、ピークボルトに変化なし。

 

であれば左バンクのNO,2のプラグが怪しい。

確認します。

 

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プラグコードの差し込みが甘く、端子が少し焼けている。

 

 

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本来はこんな感じでキレイなので、

結果的には左バンクのNO,2のプラグ接触不良が原因でした。

 

 

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プラグの端子をサンドペーパーで磨いて補修し、

コード側も内部端子を磨いておきました。

 

 

これでエンジン音のバラつきも無く、

良好になりました。

 

 

 

もしこんな症状でイグニッションアナライザーが無ければ、

不良気筒を特定するのは結構大変なんですよ。

 

右バンクは吸気系ダクトを分解しないとアクセス出来ないし、

左バンクの中央と奥の気筒は絶望的に手が入らない。

(E/G ONで抜き差しを繰り返す方法では時間が掛かりすぎる)

 

 

オシロスコープで燃焼波形確認が定番診断方法ですが、

正直コレもセッティングに手間と時間が掛かる。

 

 

 

コード式・同時点火式・ダイレクトI/G式でも、

センサースコープを当てるだけで良否が分かる、

イグニッションアナライザーなら短時間で判定可能。

 

 

ちなみにスキャンツールからアクティブテストで各気筒停止は出来ないタイプでした。

 

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この年式ぐらいになると部品廃版が怖いので、

エアフロメーター&O2センサーも有るうちに交換しますね。

 

 

またバキュームホースもクラックがありましたので、

一緒に交換します。

 

 

 

こんな感じで進むグランドハイエースのリフレッシュプラン。

 

次回ブログでは乗り心地が劣化したサスペンション等の足回り、

下回り系の整備を紹介しますね。

 

それではお楽しみに~。

 

 

 

レクサス LS500h GVF55  CVTF交換。  AWDのギアオイル交換もニューテックギアオイル。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令中。

現時点(4月19日現在)では

弊社は平常通り営業していますのでお知らせします。

 

 

・接客時のマスク着用や代車の消毒作業。

・接客時は換気の悪い密室状態にはしない。

・作業説明等の簡素化し室外で行います。

・作業員の手洗い&アルコール消毒の徹底実施。

 

試運転前にアルコール消毒液で手を洗浄して、

乗車後もまた手を消毒洗浄するぐらいは必要でしょう。

 

また不必要なスイッチや内装なども触れないようにしています。

 

このような感じで対応していますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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今回入庫した車両はレクサス LS500h

GVF55 走行距離51700km

 

 

ハイブリッドCVTF交換のご依頼です。

 

 

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メールからご予約をいただいて来店。

 

問診後に試運転をしてからCVTFの状態をチェックします。

 

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CVTオイルパンを脱着洗浄、

ストレーナーも交換しますね。

 

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このCVTは圧送式ではなく、

希釈ドレンアウト式での交換方式を採用しています。

 

オイルパンを組付けてフルードを補充し、

NUTEC最高峰フルード(NC-65)で交換しました。

 

 

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1回目のドレンアウト。sIMG_4457

 

 

 

2回目のドレンアウト。

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3回目のドレンアウト。

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4回目のドレンアウト。

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5回目のドレンアウト。

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左のモニターが新油(NC-65)

中央ビーカーが最後にレベル調整で排出したフルード。

右が一番最初に回収した廃油

 

最終的にはここまでキレイに入れ替わりました。

 

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フロント・リア デフオイルも交換します。

使用するギアオイルはNUTEC NC-70 75W90 エステル系

 

(トランスファオイルはNUTEC非適合のために交換不可)

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最後に試運転をして納車となりました。

 

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弊社で行っているATF・CVTF交換は日帰り作業で完了します。

 

またオイルパン脱着洗浄・ストレーナー交換等の

各オプション整備を含めても日帰り作業でOK。

 

 

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ATF・CVTF交換の御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

フォーム内の必要事項を記入していただけると助かります。

 

 

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GW期間中も例年通り通常営業しており、

・ATF/CVTF交換

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング

など予約枠の空きは残り僅かとなっています。

 

オイルパンガスケット・ストレーナー等の

取り寄せ時間もありますのでお早めに~。

 

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!