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ATF完全圧送式交換 と DSC   レクサス IS250  日帰りでW完了を目指しています。 WAKO’S RECS施工店ですけどね?

愛知県からの来店して頂きました。

 

レクサス IS250  GSE20

平成17年式 14万キロ

 

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ATF 完全圧送式交換

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

その他イロイロ・・・。

 

一泊二日での作業を依頼されました。

 

 

 

まずはDSCから紹介しますね~。

 

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直噴エンジンのインテークバルブに蓄積するカーボンを

ドライアイス洗浄機で除去する(DSC)

 

 

詳しくはこちらをどうぞ。

直噴エンジン『インテークバルブのカーボン蓄積』について

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

DSC ドライアイス ショット カーボンクリーニング』の仕組み

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

 

 

 

 

14万キロ走行したレクサスIS250。

 

 

まずはサージタンク等を外していきますね。

 

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予想通りのブローバイオイルの流入。

 

 

吹き返したEGRガスでカーボンまみれ。

 

 

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新車から4万キロも走行すれば少しずつ

インテークバルブに蓄積するカーボン。

 

 

どれだけの量が蓄積しているかは?

開けてみないと分からないのが難点。

 

 

 

 

 

残念ながら排気ガステスターでの

CO/HC数値では判定できないのです・・・。

 

 

 

(燃焼状態は常にECUで最適化されるので)

(最適化と高効率は別ですからね・・・)

 

 

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スワールコントロールバルブASSYを外して

奥にある12個あるポートを覗いていきますね~。

 

 

 

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蓄積したカーボンの厚みは

 

バルブ傘部で2mm

シャフト部で3mmぐらいでしょうか。

 

 

 

ポート内壁にもベッタリ蓄積してあり

コチラは0,5mmと思います。

 

 

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エンジン冷却後・バルブ全閉にして

 

ドライアイス 3mmペレットを

ドライアイス洗浄機(ドライアイスパワー) に投入し

 

 

圧縮空気と専用ノズルを利用して

カーボンに直撃させますね。

 

 

kkkk

 

ドライアイス洗浄はペレットをぶつけた衝撃で

汚れを剥離しているのではありません。

 

 

衝撃時にドライアイスが固体から気体に膨張する(750倍)

ドライアイス特有の昇華爆発力を利用して

 

エンジンにノーダメージで剥離していきます。

 

 

 

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比較的蓄積していないバルブは

DSCワンショット(5秒)でここまで剥離しました。

 

 

 

 

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カーボンの断面を見れば

どれだけ蓄積しているかわかりやすいですね。

 

あと数回のショットでキレイになるでしょう。

 

 

 

 

 

そしてコチラのバルブを見てください。

 

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2ショット(5秒X2回)してもシャフト部は剥離しましたが、

バルブ傘部はほとんど剥離していませんね。

 

(表面の弱い部分が取れたぐらいか・・・)

 

 

 

 

ナゼ? どうして?

ドライアイス洗浄では落ちないのか?

 

 

 

 

よくよく調べてみると、このバルブのカーボンは

今までに経験していないほど、ぶ厚く(超硬度)でした。

 

 

 

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7万キロ前後の車両のカーボンは

例えてみると (超硬いチョコレート)ぐらいです。

 

粉っぽかったり

ネバネバ湿っていたり

カチカチだったり

 

だいたいこんな感じが多いですね。

 

 

 

 

 

 

今回のIS250を例えると

恐ろしく硬いアメ玉みたいな。(歯が折れるぐらい)

 

非常に強固で厚みがあり

バルブにガッチリ焼きついているので、

 

 

いつもの倍ほど時間を費やしました。

 

 

 

 

アノ手コノ手(企業秘密?)を使いながら

DSCを繰り返していきます。

 

 

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20kgのドライアイスペレットを

全量使ってここまでキレイにしましたよ~。

 

 

 

 

 

最後に電子制御スロットルも清掃し、

各ガスケットも交換。

 

 

 

初期化してエンジンを始動させますが、

なかなかエンジンが掛からない。   (DSC直後はいつもの事)

 

掛かっても高回転のままで安定はせず、

暖機完了してから数回の学習値リセット。

 

 

 

 

 

通常のスロットル清掃(初期化)では

ここまで手間は掛からないので

 

 

 

燃料噴射量を学習するのに

時間が掛かるのだと思ってます。

 

 

 

 

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完全暖機後のアイドリング状態では

燃料噴射量(気筒1)も下がり、良い数値が出ましたね。

 

 

 

必要以上に燃料を噴射しなくても、

アイドリングを維持できるのは

 

それだけ効率良く燃焼しているからなんですよね。

 

 

 

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DSCオプション整備 (WAKO’S RECS

 

DSCでは除去出来ない燃焼室などには

コチラで対応します。

 

 

 

 

弊社ではトヨタGRエンジンに限り

DSC未作業車へのRECSを推奨は止めました。

 

 

あのカーボン蓄積量をWAKO’S RECSで落とす事は

無理があるのでは?と思っています。

 

 

 

 

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ATF交換も同時進行で作業しました。

 

・ オイルパン脱着洗浄

 ATFストレーナー交換

 

 

IS250専用アタッチメントを接続し

アイシン製AFWプラスでイッキに全量圧送式交換。

 

 

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14万キロ無交換だと

なかなかキレイにはなりませんね。

 

 

クリーニングモードの30分が経過してから

 

 

もう一度、全量圧送式交換をしますね。

 

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ここまでキレイになりました。

 

DSCとATF交換・その他イロイロをして

すでに8時間経過

 

とりあえず初日はこれで終了。

 

残りは明日に回します。

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翌朝からATFのレベル調整と試運転など。

 

 

なんだかんだでお昼12時の納車となりました。

 

 

 

もう少しDSCが時間短縮できれば

ATF交換と同時に引き受けて

 

日帰り作業も可能だと思います。

(今後の課題ですね。しばらくお待ちください。)

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

このIS250のオーナー様は10万キロ超えの車両を

中古車購入したそうです。

 

過去の整備暦が分からないので

なるべく新車状態に戻すために今回ご相談されました。

 

 

 

 

トヨタ・レクサスのFR車に搭載されている

V6直噴GRエンジン (2GR・3GR・4GR -FSE)

 

 

非常に高性能のエンジンなのですが、

直噴特有のカーボン蓄積は防げないようですね。

 

 

DSCをご希望の方はHP(お問い合わせフォーム)から

ご相談をお待ちしています~。

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

クラウン GRS182  DSC  ドライアイス洗浄          メンテ具合と蓄積具合。

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

の依頼です。

 

 

詳しくはこちらをどうぞ。

直噴エンジンの『インテークバルブのカーボン蓄積

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

DSC ドライアイス ショット カーボンクリーニング』の仕組み

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

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車両メンテナンス状態は非常に良好。

 

 

 

むしろもうメンテする所がないほど、

整備されているクラウン GRS182

 

H17年式 3GR-FSE  走行距離60000km

 

 

 

 

 

WAKO’S フューエルワンなどの燃料添加剤は

各メーカーの商品を定期的に注入しているそうです。

 

 

 

もちろんエンジンオイルからエアエレメント、

スパークプラグまでほぼ完璧な整備暦

 

 

メーカーが推奨する以上のメンテを実施。

 

 

チョイ乗りは少なく、

使う時はそれなりの距離を走行するようです。

 

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車体下回りも

手洗いしているのでは?と思うほど

 

ビックリするほどキレイな車両ですね。

 

 

 

 

 

 

それでも直噴GRエンジンは

構造上、インテークバルブにカーボンは蓄積します。

 

 

 

どれぐらい蓄積しているか?

早速、分解していきますね~。

 

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樹脂製サージタンクを外し、

吸気経路を確認。

 

 

ここまではカーボン少なめですが、

やはりブローバイオイルの流入は防げていないようです。

 

 

ベトベトにオイルで濡れていますね。

 

 

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今まで見てきたGRエンジン スワールバルブでは

一番キレイな部類に入るのでは。

 

 

ほとんどのスワールバルブは

ビッシリとカーボンが付いていますからね。

 

 

やはり日頃のメンテの違いでしょうか?

 

 

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やっと12個のインテークポートと

吸気バルブが見えてきました。

 

どれだけ汚れているか?

 

見てみましょうか。

 

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この走行距離だと蓄積は少ない方でしょう。

 

 

 

 

ただコレだけ完璧な整備をしていても

やはり蓄積していくのかと思うと

 

 

防ぐことは出来ないのかもしれないですね。

 

 

ピックで突くと

キャラメルのようにネバァ~とした部分と

カッチカチに固着した部分があるようです。

 

 

 

 

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グリーンテック社 ドライアイス洗浄機  ドライアイスパワー

 

 

 

3mmドライアイスペレットを投入し

圧縮空気を利用して

 

カーボンを剥離洗浄していきます。

 

 

 

s-IMG_3485

 

エンジンを冷やしてから

クランクを回し、バルブは全閉にセット。

 

 

 

DSC専用ノズルで奥深いインテークバルブに

圧縮空気を利用して

3mmペレットを直撃させていきます。

 

 

 

 

 

ドライアイスによる熱収縮

 

衝撃で固体から気体になる

昇華爆発力でイッキに剥離していきますね。

 

 

 

 

 

 

剥離したカーボンはインテークから噴出し、

ドライアイスは大気に消えます。

 

 

そして無傷のバルブのみが残るだけ。

 

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ペレットが直撃した部分だけ

剥離していますね。

 

 

ポートを覗き込んで状況確認。

 

 

バルブ形状をイメージしながら

ショットを繰り返します。

 

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用意したペレット全量を使用し

12本のインテークバルブを洗浄しました。

 

 

今のところワンショット5秒 X 3回

バルブ一個が洗浄できるようです。  (ガン操作が上手くいけば)

 

 

 

 

連続ショットでバンバン行きたいのですが

そうなるとコンプレッサーの圧が追いつかず

 

 

弾切れではなく、エア切れに・・・。

 

 

ショット・確認・休憩

ショット・確認・休憩・・・・。

 

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もちろんスワールバルブも

DSCショットをしますね。

 

 

こちらは形状が奥まっていないので

簡単に除去出来ます。

 

のべ10秒~15秒ぐらいかな。

 

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電子制御スロットルも清掃し、

初期化をしてエンジン再始動。

 

 

 

なかなかエンジンが掛からず、

何とか始動しました。

 

 

あまりにも空気量が違いすぎるので、

毎回こんな感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

暖機を完了させてもなかなか回転数が定まらず、

数回ほど初期化してやっと安定してきました。

 

 

 

 

 

かなりカーボンで汚れたスロットル清掃でも

ここまで手間は掛からないので

 

燃料補正学習に時間が掛かるのでしょうかね。

 

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今回のクラウンではスキャンツールで見た

 

作業前・後での燃料噴射量

大きな違いはありませんでした。 残念。

 

 

 

 

 

 

私の考えの中では中速域からの加速時(中負荷)に

変化があるはずだと想定していましたが・・・。

 

その後のオーナー様のレビューでは

むしろゼロ発進時に良い変化があったそうです。

 

 

 

 

 

言われてみれば2500回転以上の領域は

普段あまり使わない為、比較しづらいかな。

 

 

このあたりはもっと調査していかなければ・・・。

 

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今まで多くのGRエンジン インテークバルブを

目視調査してきました。

 

 

 

固体差が多く、蓄積量にバラツキがあり

いま一つ解決策は見つけれていませんが、

 

 

新車時からメーカー推奨以上の

エンジンメンテをすれば

 

このクラウンのように少な目の蓄積で

収まるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

中古車購入の場合は・・・。

 

ん~・・・もう開けてみるしか方法がないでしょうね。

 

 

 

 

DSCのお問い合わせ・ご予約・お見積は

HP(お問い合わせフォーム)からお願いします。

 

 

 

作業時間は4~5時間を想定していますので

日帰り作業で完了しますよ。

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

 

カーエアコンのメンテは必要か?   ヒトソレゾレ  でいいのです。

GWなどの長期連休が近付くと、

入庫車両の調整に気を使います。

 

 

 

出来ることなら長期休暇の時は防犯上、

お預かりしている車両をお返ししたい。

 

 

連休前からメーカー部品部署が長期休みになる為、

部品入手が出来なくなる。 (作業出来ない)

 

 

 

なによりお客様も長期休暇に合わせて、

愛車を使用する計画を立てている。

 

 

 

そんな訳で今週は

GWに向けて作業進行しています。

 

 

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車検整備でお預かりしている

ランドクルーザー100

 

NUTEC NC-50シリーズ エンジンオイル交換

NGK イリジウムMAX プラグ交換

 

 

 

 

他にもエンジン・ATマウントや

ブレーキO/Hも行いますね。

 

 

 

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春先からの指名率が高い (カーエアコンリフレッシュα

詳しくはこちらどうぞ~    http://minato-motors.com/blog/?p=331

 

 

 

 

デンゲン社 エコマックスJr

全自動冷媒ガス回収再生充填装置

 

 

 

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デュアルエアコンON

窓・ドア全開  内気循環

クールMAX  風量全量

 

エンジン回転数 2000rpm

 

 

6℃まで下がって良く冷えてますが、

AC定期メンテとしてリフレッシュしますね。

 

 

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リフレッシュと同時に注入するのは

NUTEC NC-200 コンプブースト

 

 

エステル系化学合成オイルを使用した

高性能AC添加剤です。

 

 

 

 

 

コンプレッサーも機械なので

オイルリフレッシュも大事なんですよ~。

 

 

 

 

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ランドクルーザー100 デュアルAC車

規定冷媒充填量は1050g ±50g

 

 

 

 

NC-200の冷媒ガスと合わせると

1080gほど注入するようセットしました。

 

 

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車両に充填されている冷媒ガスを全回収

(この時、15gほどガスに混じる古いACオイルも回収します)

 

 

 

真空引きで空気・水分の除去。

 

最後にオイル添加剤 と 規定充填量を注入。

 

 

 

 

 

 

回収と充填は重量計によって測定され、

重量管理のもと全自動で行われます。

 

 

 

重量管理で冷えが悪ければ、

他に原因があると判断できます。

 

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チャージ作業が完了すれば、

作業内容のプリントアウト。

 

 

 

 

わずか冷媒ガス100gの不足でしたが、

 

NC-200注入・不足分追加・真空引きの効果もあって

低圧側が作業前より良い数値になりましたね。

 

 

 

 

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エアコンガスもメンテナンスは必要なんですか?

 

 

このような質問を受けますが

私は必要だと思っています。

 

 

(ただ毎年する作業ではないと思いますけどね。)

 

 

 

 

 

 

 

(冷媒ガスの重量管理による規定量充填

多すぎても少なすぎても冷えが悪くなります。

 

 

最低でもフロンガス回収機 と 重量計が無いと

どれだけ充填されているかが分からない。

 

 

またオーバーチャージの原因にも。

 

 

 

 

 

(真空引き と 高性能フィルターによる不純物除去

ACサイクルにとって空気と水分などは不要な存在。

 

 

 

特に中古車購入でどんな整備をしてきたか?

分からない車両にはリセットする意味でも良いかと。

 

間違った作業で混入しているかも知れませんしね。

 

 

 

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(コンプレッサーオイルの回収注入

 

コンプレッサーオイルは外して分解しないと

全回収は出来ません。

 

 

でも劣化したオイルを少しでも回収して

高品質のオイルを注入すれば予防整備として有効。

 

 

 

 

 

 

 

(現状のエアコン性能を把握

少々ガスが少なくても、コンプレッサーを回し続ければ

結構涼しいぐらいまでは冷えます。

 

 

その代わりコンプレッサーが稼動する時間回数が増えるので

燃費は当然悪くなります。

 

 

 

今の現状が本来の性能なのか?を把握する事が

メンテナンスの基本なのでは?と思います。

 

 

 

 

『冷えなくなってから修理する』

『常に良い状態をキープしたい!』

 

 

 

 

Happy Car Life!! 

ヒトソレゾレで良いのではないでしょうか。

 

204系 クラウン NUTEC ATF交換。  片道750kmの気持ちに応えるには。 

ミナト自動車への(来店最長距離記録)が

9ヶ月ぶりに更新されました。

 

 

ご本人さんは全く意識もされていないと思いますが、

こちら側が勝手に記録認定しているだけなので

気にしないでくださいね。

 

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山形県からお越し頂きました。

トヨタ クラウン GRS204  H20年式

 

走行距離 51000km

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

 

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地元では作業を引き受けてくれる所がなく、

大阪にもそんなに簡単に来れる距離ではないので

 

 

 

今回はNUTEC NC-65を使用した

フルコースでATF交換を依頼されました。

 

 

 

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試運転とATFチェック

 

 

そこからオイルパンを外して

洗浄していきますね。

 

 

 

オイルパン底にある鉄粉は距離相応か、やや多め。

 

 

もちろんコチラも除去していきますね。

 

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ストレーナーとガスケットも

純正新品と交換します。

 

 

 

組み付けてからATFを補充し、

クラウン204専用アタッチメントを接続して暖機。

 

 

暖めてからイッキに圧送式交換をした方が、

ATFのヌケがいいんですよね~。

 

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そこからATFチェンジャー(トルコン太郎)に接続し、

アイシン精機 AFWプラスでプレ洗浄をします。

 

 

 

ミナト自動車では

AFWプラスを月に200L以上は使うので、

ペール缶では追いつかず基本ドラム買い

 

 

 

 

またゴミやホコリの進入させない為に、

ドラムからチェンジャーへの補充は

特製密封チャージパイプで行っています。

 

 

ここで異物が入ると

この後の作業が台無しになりますからね。

 

 

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それではAFWプラスで規定容量の圧送式交換。

 

 

いきなり高価な本命ATFを使うと

モッタイナイですから~。

 

 

 

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最初に排出された古いATFと比べれば

キレイになりましたが、

 

左奥の新油と比べると もう少しですね

 

 

 

 

このままクリーニングモードで

40分循環させます。

 

 

 

 

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本命に使用するATFは

NUTEC ニューテック 『NC-65

 

 

NUTEC最強の全化学合成ATF (エステル系)

 

 

NUTECハイパフォーマンスATF(ZZ51改)より

エステル基油をさらに贅沢に使用。

 

 

そしてお値段もなかなか高額ですよ~。

 

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レース走行などの

高温高回転高負荷時でも

 

安定して高性能を発揮し

さらに低粘度化されたNC-65。

 

 

 

一般走行レベルではなかなか劣化しずらいので、

超ローフリクション・ロングライフ化に貢献しますよ~。

 

 

 

 

また遠方来店の方には

(この際NC-65で!)と指名される事が多いですね。

 

 

 

 

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これで入れ替わりました。

 

 

 

 

NC-65は色味の弱い、薄緑色をしています。

 

いくら交換しても赤いATFの影響を受けるので

色味に関してはご勘弁を。

 

 

 

 

この後、調整用にNC-65を

少し追加注入しますので

 

もう少し交換効率も上がるでしょう。

 

 

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交換が終われば次はフルードレベル調整

 

85℃まで上昇した油温を

常温以下まで冷却します。

 

 

 

 

 

約2時間後に

車種・モデル・搭載エンジンごとに違う

規定温度でバッチリ合わせますね。

 

 

 

 

 

これを正確にする為には

 

各メーカーごとの整備マニュアルの閲覧環境と

各車両に対応する(高性能スキャンツール  G-SCAN)の操作。

 

 

メーカー車両ごとに違う調整作業の熟練度で決まります。

 

 

 

 

 

 

手際が悪いと規定温度以上に

油温上昇しますから。

 

 

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4~5万キロ毎にオススメしている

電子制御スロットルボディの清掃。

 

 

 

専用洗浄剤とペーパーウエスで

蓄積したカーボンを除去しますね。

 

 

 

 

最後に初期化して

再学習させれば完了ですよ。

 

 

約6時間の日帰り作業になります。

 

 

 

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作業完了後、オーナー様にお聞きしました。

 

 

 

(どうして遠い大阪まで来られたのですか?)

(もっと近くに施工してくれる所はなかったのですか?)

 

 

弊社としては大変うれしいのですが、

片道750kmはあまりにも遠いので・・・  気になったのですね。

 

 

 

 

 

(探せば何軒かは有ったんですが、

今までの作業実績で判断しました。)と話してもらいました。

 

 

また (他にはないコレコノ部分も判断材料になりました)

と教えてもらいました。

 

 

 

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ミナト自動車ではATF交換だけではなく、

全ての作業は撮影して

作業後にお見せしています。

 

 

 

どんな状態だったのか?

どれだけキレイになったか?

 

何がダメで、何が原因だったのか。

 

 

 

 

お車に詳しくない一般の方にも、

分かりやすく説明し理解してもらう事も

 

プロ整備士の仕事だと思っています。

 

 

 

 

その手段の一つとして画像を

お見せしているんですよね~。

 

 

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お気遣いありがとうございます。

山形のお土産も頂きました~。

 

帰路もお気をつけてお帰りくださいね。

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

無事、新設リフトも稼動し

スケジュール調整がしやすくなりました。

 

 

少しは予約待ちが減るのでは?と期待しています。

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

マークX GRX120      DSC ドライアイス洗浄   D-4直噴カーボン除去します。

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

直噴エンジンの(インテークバルブカーボン蓄積)

をドライアイスを使用して短時間で除去。

 

 

 

 

 

詳しくはこちらをどうぞ。

直噴エンジンの『インテークバルブのカーボン蓄積

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

DSC ドライアイス ショット カーボンクリーニング』の仕組み

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

 

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今回のDSC依頼は

 

トヨタ マークX  GRX120  4GR-FSE

走行距離137000km

 

香川県からお越し頂きました。

 

 

 

 

過去に弊社でATF交換等は施工済み。 ありがとうございます。

 

 

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DSCを可能にする究極の洗浄機

グリーンテックジャパン社  ドライアイスパワー

 

 

 

3mmドライアイスペレットを使用して

強固に固着したカーボンを

 

短時間に・エンジンにノーダメージで除去します。

 

 

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エンジン温度を40度以下まで冷まして

 

スロットルやサージタンク・SCV等を

外していきますね。

 

 

 

 

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ここまで分解して

やっとインテークバルブが見えてきます。

 

 

 

サージタンクを外せばインテーク経路は

ブローバイオイルでベタベタです。

 

 

 

これもカーボン蓄積の原因になっているでしょう。

 

 

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吸気経路の上流側でこの汚れ具合ですから、

これの先はどうなっているか? 想像できますよね?

 

 

 

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6気筒 12ポートにあるインテークバルブ12本

順番に確認していきますね。

 

 

 

 

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バルブの傘部 や シャフト部に

大量のカーボンが蓄積。

 

光沢があるのはオイルで湿っているからですね。

 

 

 

 

カーボンが蓄積すると

気渦流が乱れ、理想的な混合気が出来ない。 (パワーダウン)

 

完全燃焼せずススが発生して、

内部EGRでさらに蓄積する。  (カーボン蓄積の促進)

 

 

そして減る事は無く、増え続けるのでしょう。

 

 

 

 

これらを完全に除去していきますね~。

 

 

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ドライアイス洗浄機 ドライアイスパワーに

3mmドライアイスペレットを投入し、

 

 

DSC専用ノズルでショットを繰り返します。

 

 

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ペレットを直撃させ

ドライアイス特有の昇華爆発力

 

固着したカーボンを吹き飛ばしていきます。

 

 

 

 

なかなか頑固に固着していますね。

まだまだショットを繰り返し行いますよ~。

 

 

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飛び出てきたカーボンはこんな感じ。

 

 

結構な厚みと大きさがありますよね。

 

 

 

(WAKO’S RECS レックス)のようなケミカル剤

この大きさのカーボンが除去できるのか?

 

 

疑問から始まったDSCプロジェクト。

 

 

 

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ショットを繰り返し続けて・・・・・。

 

 

 

余るはずのドライアイスペレット15Kg

全量使用してここまでキレイになりました。

 

 

 

今回のマークXのカーボンは非常に固く、

少し手こずりましたね。

 

 

 

まだまだガン操作の感覚が甘く、

なかなかバルブに直撃できないのが今後の課題かな。

 

 

当れば確実に剥がれるんですけどね~。

 

 

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スワールコントロールバルブもDSCをして

キレイに洗浄しますね。

 

コレぐらいなら数秒でキレイになりますよ。

 

 

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樹脂製サージタンクも洗浄液を流し込み

出来るだけ洗浄します。

 

ガスケット等はもちろん新品に交換です。

 

 

 

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DSCオプション整備(イリジウムプラグの交換) 持込不可です。

 

 

NGK製 イリジウムMAX DF  針針プラグ

両極に針状のイリジウム電極を使用した高性能プラグです。

 

 

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あまり汚れていなかったですが、

電子制御スロットルボディの清掃。

 

(DSC基本料金に含まれて入ます。)

 

 

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もう一つのDSCオプション整備

WAKO’S RECS レックス)をここで施工します。(DSC後に)

 

DSCでは洗浄できない

燃焼室のカーボン除去にオススメ。

 

 

 

 

 

(お知らせ)

弊社ではDSCをしないでのWAKO’S RECSは

直噴D-4 GRエンジンに限り、止めることにしました。

 

GR直噴エンジン搭載車で

以前弊社でWAKO’S RECSをされた方には

DSC施工時には無料でさせて頂いています。

 

 

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全ての作業を完了し、試運転をします。

 

 

完全暖機をしてDSC作業後の数値を確認すると

 

同じアイドリングの回転数で

燃料噴射量が減っていますね。

 

 

 

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空燃比F/B学習値も

かなりマイナス補正を掛けているのは、

 

 

 

施工前の燃料噴射量では

O2センサーがリッチに反応し

 

ECUは『噴射量を減らせ』と指示しているのが分かりますね。

 

 

 

 

 

効率良く燃焼すれば燃料噴射を少なくしても

施工前以上の性能を発揮するので

結果として燃費も良くなると思います。

 

 

 

 

でもコレ新車時の状態に戻しただけなんですけどね~。

 

 

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DSCの効果がどれだけあるのか?は

現在数値データを集めて調査中。

 

 

世界初のDSCはまだ始まったばかりですから。

 

 

今後の施工例に期待してくださいね。

 

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前回もうどんを頂きまして

 

今回も香川県 小豆島からの

お土産ありがとうございます。

 

またのご利用宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日

にお越し頂きありがとうございます。

 

 

DSCも完全予約制になっていますので、

お見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお願いします。

 

 

作業時間は4~5時間を想定していますので

日帰り作業で完了しますよ。

 

 

それではHappy Car Life!!