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ヴェルファイア 13万キロ ATF完全圧送式交換。   ロイヤルラウンジって??

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大阪市からお越し頂きました。

 

トヨタ ヴェルファイア 3,5L

モデリスタ ロイヤルラウンジ

 

H24年 GGH20 6速AT 13万キロ走行

 

 

 

・ATF完全圧送式交換

・オイルパン脱着洗浄 ストレーナー交換

・エアエレメント交換

・電子制御スロットル清掃(初期化)

・エアコンクリーンフィルター交換      のご依頼です。

 

 

 

(加速が悪い・変速ショックがあるそうです。)

 

 

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新車から3年目ですが

かなりハイペースな走行距離。

 

 

高速道路がメイン?とお聞きしましたら

 

高速 :一般道    50:50 の割合

お仕事で使用されているそうです。

 

(ストップ&ゴーが多いとATFの負荷は多い。)

 

 

 

 

 

まずは試運転とATFチャック

そしてオイルパン脱着から作業していきますね。

 

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オイルパン底には鉄粉で盛り上がった磁石が・・・。

 

 

ATFが劣化し油膜を保てなかったのでしょう。

(劣化しないオイルはないですからね。)

 

 

 

キレイに洗浄し、鉄粉も除去。

ATFストレーナーガスケットも新品に交換しますね。

 

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抜けたATF分を補充し、暖機してから

トルコン太郎に接続。

 

 

使用するATFはアイシンAFWプラス

 

 

アイシン精機製の6速ATにAFWプラス。

トヨタオートフルードWSにバッチリ対応していますよ。

 

 

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それでは規定容量でプレ洗浄

全量イッキに交換していきます。

 

 

汚れの変化に注目してくださいね~。

 

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オイルパンを洗浄して

汚れたATFもある程度交換し、

 

さらに全量圧送式交換をしても まだまだ汚れていますね

 

 

 

 

 

ATF交換を定期的にしないと汚れが蓄積するので

簡単にはキレイにならないんですよ~。

 

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40分間のクリーニングモード

 

アイドリングをしながらATFを循環させて

AT内部をススギ洗いしていきます。

 

 

 

 

そして もう一度全量圧送式交換します。

 

どれだけキレイになるか? 見て下さいね。

 

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これで完全に入れ替わりました。

 

 

中央にあるビーカーは

最初に排出した真っ黒の旧ATF。

 

 

 

 

コレを見てATF無交換で良いと

思われる方は少ないのでは?

 

 

 

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オイルレベル調整も

スキャンツール『G-SCAN』で規定温度で調整します。

 

 

車種・年式・モデルごとに違う規定温度

多すぎても、少なすぎてもダメなんですよ。

 

 

 

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(加速が悪くなった)と相談されて

過去の整備暦をお聞きすると

 

最近スパークプラグを交換したとの事・・・。

 

 

 

 

 

まさか?と思ってエアクリケースを開けると

出てきたエアエレメントは裏側まで真っ黒でした。

 

 

コレほぼ詰まっています・・・。

 

 

 

 

風邪引き時のマスクを3枚重ねで

フルマラソンをしてるのと同じ。

 

これではオリンピック選手でも無理でしょう~。 息吸えない。

 

 

 

 

汚れ詰まったエアエレメントはエンジンに対して

なに一つ良いことは無いんですよ。

 

 

もちろん新品に交換しますね~。

 

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『エアエレメントが詰まるとスロットルが汚れる。』

 

 

 

こちらも13万キロで初めての作業でしょう。

 

カーボンがビッシリ付着してる

電子制御スロットルボディも清掃します。

 

 

 

学習値も初期化して再学習させますね。

アイドリングが安定するでしょう。

 

 

 

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フィルターといえばもう一つ。

 

エアコンクリーンフィルターもお忘れなく。

 

 

室内用のエアコンフィルターは

年1回はチェック・交換してくださいね。

 

 

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今回使用したのは、消臭活性炭入りの高機能ACフィルター。

 

 

不織布に練りこまれた活性炭でズッシリ重たい。

 

消臭効果に期待してくださいね~。

 

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お問い合わせ時に記載されていた『ロイヤルラウンジ』。

最初は何の事か?分かりませんでした・・・。

 

 

調べてみると

モデリスタの特注車両だったんですね。

 

 

後部席は2人乗車の豪華仕様

前席とは隔離されていて、特別室設計。

 

テレビがデカイ   初めて見ました。

 

 

 

 

 

全作業時間は約6時間

 

日帰り施工になりますので

遠方からの方でも安心ですね。

 

 

お見積・ご予約等は

ホームページ(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。

 

それではHappy Car Life!!

 

天候不順 スケジュール不順   そんな時でも日々是好日。

4月上旬が終わろうとしています。

 

桜も散って葉桜になっていますね。

 

 

予定通りにいかない事はよくある話ですが、

弊社にとって4月上旬はまさにそんな期間でした。

 

 

日々是好日 ニチニチコレコウジツ

 

それも楽しめる自分でありたいですね。

 

 

 

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MC系のワゴンR  エンジン不調での入庫です。

 

ゼロ発進時の加速  ・  信号待ちのACオン時

回転数が低く、負荷が掛かった時の点火ミス。

 

 

スパークプラグか?イグニッションコイルか?

どちらかの不良でしょう。

 

 

 

 

 

 

こんな時に便利なのが

GTC社 イグニッションアナライザー TA500

昔アメリカから輸入したテスターです。

 

 

 

 

ちなみにスパークプラグは以前に交換済み。 (イリジウムMAX)

 

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3本あるダイレクト・イグニッションコイルのどれかが、

アイドリングでは問題なく、負荷を掛けた時にだけミスします。

 

点火2次波形をオシロで見るのも手間なので、

TA500はプローブを当てるだけで良否が判断できます。

 

 

 

 

 

1番・2番はピークボルト14kv  バーンタイム 1,2ms

両方とも良くはないが、まだマシな数値ですね。

 

 

 

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3番のコイルにプローブを当てるとミスのタイミングで

大幅に違う数値か、測定不能に時々なります。

 

 

3番コイルが不良ですね。

 

念のため2番と入れ替えると、

そちらが悪くなったので間違いないでしょう。

 

 

 

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新品純正イグニッションコイルと交換。

 

 

本当は全数交換した方が良いのですが、

予算の都合上でピンポイント診断となりました。

 

 

 

 

 

 

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続いてホンダ ビート 平成3年式 14万キロ

リフレッシュ整備の作業。

 

 

アイドリングが不安定でEACV (通称ISCV)を清掃。

 

 

アイドルアジャストスクリューも清掃し、

回転数を1200rpmで調整しますね。

 

 

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そんな時にもTA500を使います。

 

タコメーターは正確ではないので、

プラグコードにプローブを当てて回転数を測定

 

 

ジャスト1200rpmで調整しました。

 

 

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この車両ではメーター読みで50rpmの誤差でした。

 

正確に測定できると安心ですよね~。

 

 

 

 

リフレッシュ点検整備&継続検査

・純正ソフトトップ張替え

・プラグ・バッテリー交換

・冷却水・ブレーキ/クラッチフルード交換などなど・・・。

 

 

 

 

 

ビートは初めて試乗しましたが、この車なかなか面白いですね。

回転数を上げながら走行すると、軽快に走ります。

 

 

良い意味でゴーカートを一般道で走らせてるみたい。

フルオープンの暖房全開で走ると、寒い日でも爽快です。

 

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そこで普通のオイルではなく

NUTEC ニューテックオイルを提案しました。

 

 

エンジンオイル 全化学合成油(エステル系)

NUTEC NC-50 10W50  1本

NUTEC NC-51 0W30   2本

 

ブレンド配合で5W40にしました。

 

 

 

 

 

オイル消費を見て減りが多いようなら、

次回は粘度固めで行くことに。

 

 

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MTミッションオイルはNUTEC ZZ-31 75W85 2L缶

 

サクサクッとシフトができる化学合成ギアオイル。

 

 

 

これでガンガン回してくださいね~。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

4月上旬は季節の変わり目で

天候不順が多かったです。

 

弊社のスケジュールも不順続きでしたが、

天気と同じように

もうスグ安定してきますのでご安心くださいね。

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

ゼロクラウン 182系  ATF完全圧送式交換   スロットル清掃も同時にどうぞ!

埼玉県からお越し頂きました。

 

トヨタ クラウン GRS182

走行距離14万キロ

 

 

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ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

過去のATF交換暦は不明

一度リセットする目的で、フルセットでの交換依頼をされました。

 

 

 

 

試運転とATFチェックをして

オイルパン脱着洗浄していきますね。

 

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ほぼ真っ黒のATF交換が出てきましたね。

 

オイルパンに付いている磁石も清掃していきます。

 

 

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ATFストレーナーとガスケットも交換してATFも補充します。

 

 

ゼロクラウン以降のFRミッションは完全密封式のため、

レベルゲージや外部ホースはありません。

 

 

なので通常の圧送式交換は出来ないのですね。

 

 

 

そこでミナト自動車では

オリジナル(182系専用アタッチメント)を装着して

トルコン太郎でイッキにATFを圧送式交換を可能にしています。

 

 

 

 

 

(圧送式交換 = 交換効率の高いATF交換方法)

 

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完全密封式のATF交換は他社様でもされていますが、

交換効率の悪い循環式になるでしょう。

 

そしてそれでは過走行車&無交換車のATFは

キレイにならないと思いますよ~。

 

 

 

 

 

 

 

それではまずはプレ洗浄から行います。

色の変化に注目してくださいね。

 

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規定量をイッキに圧送式交換をして

ここまでキレイになりました。

 

中央の廃油と比べればキレイになりましたが、

左奥の新油とではマダマダ汚れていますね~

 

 

 

 

 

 

高価な本命ATFを入れる前に、

アイシンAFWプラスで行うプレ洗浄。

 

 

洗浄用に高価なATFを使用するのは、モッタイナイですよね。

 

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NUTEC ニューテック  『ZZ51改

全化学合成ATF (エステル系)

 

ローフリクション・ハイパフォーマンス

 

高負荷・高回転・高温時でも高い潤滑性能を

安定して発揮します。

 

 

また高いオイル性能はストリート走行のみでしたら、

純正品よりもロングライフ化にもなるんですよ。

 

 

 

 

 

 

30分のクリーニングモード後に

ZZ51改で再圧送式交換を行いますね。

 

 

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これで完全にキレイなりましたね。

 

 

 

規定温度でレベル調整をしてATF交換は完了。

次回交換推奨時期は4万キロ以上ですよ~

 

 

 

 

 

完全圧送式交換をするとここまでキレイになるので、

自信をもって交換後の画像を公開。

 

もちろん納車時にはお客様に確認して頂いています。

 

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ATF交換と同時に依頼される事が多い

電子制御スロットルを清掃しますね。

 

 

専用洗浄剤をウエスに染み込ませ、

こびり付いたカーボンを落としていきます。

 

 

 

ベッタリ蓄積しているので

かなり長い間清掃していなかったのでは?

 

 

最後に初期化をして、再学習させれば完了です。

 

 

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オーナー様に了承を得て

確認させて頂いた(インテークバルブのカーボン蓄積

http://minato-motors.com/blog/?p=5905

 

 

 

やはり直噴GRエンジンなので結構溜まっています。

しかもポート内径にもオイルでベトベト。

 

 

 

またの機会にこれらを解消するDSCをご利用くださいね。

http://minato-motors.com/blog/?p=6052

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

関西圏以外から来店される方

せっかく大阪に来られるなら(お好み焼き)などどうですか?

 

お好み焼き

http://minatomotors.blog.fc2.com/blog-entry-326.html

 

作業時間は約6時間になりますので

その間は大阪観光などで過ごして下さいね。

 

 

 

 

 

ATF交換・DSCなどのお見積やご予約は

ホームページ(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。

 

 

Happy Car Life!!

 

イプサム ACM21 10万キロ超えれば ブッシュもそろそろ交換を。   

京都から来店頂いたトヨタ イプサム ACM21.

 

 

以前にATF交換・エンジン関係は弊社で整備済み。

今回はサスペンションのブッシュ交換のご依頼です。

 

 

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トヨタのミニバン系のサスペンションは比較的単純な構造です。

(製造工程の簡素化からでしょうかね?)

 

 

 

 

ダブルウィッシュボーン・マルチリンクなどの

部品点数の多い足回りではなく

 

 

ボルトで固定できれば、ある程度の基準までセットできるように

設計されているのですよね。

 

 

(逆に言えば調整シロが無く、微調整がしにくい構造。)

 

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走行距離が浅いうちは良いのですが、

10万キロ or 車齢10年近くなると

画像のようにブッシュに亀裂が入ってきます。

 

 

 

 

ブッシュゴムが経年劣化で硬化してくる  (亀裂・破断

ゴムの柔軟性が悪くなる      (乗り心地が悪い

適正な取付位置がずれる。   (アライメントが狂う・ タイヤ偏磨耗

 

 

 

 

単純な構造で部品点数も少ないので、

ブッシュを交換してあげると直進性・乗り心地が

大幅に改善しますよ~。

 

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リアアクスルビームのブッシュを交換する為に

アクスルビームASSYを外します。

 

 

結構重いです。 一人では持てません。

 

 

ここから左右のブッシュを打ち替え交換しますね。

 

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スリーブ冶具とプーラーをセットしその間に

ドイツ製『クッコ 油圧ラム 100KN』を挟みます。

 

 

この油圧ラム、なかなか優秀。

 

 

ボルトを軽い力で回せば、最大で100knの力を発生。

プーラーがズレずにプレス出来るので重宝しています。

 

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コブシ大ほどのブッシュが抜ければ

今度は圧入します。

 

 

取り外す前に付けたに合わせ

同じ位置にセットします。

 

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先ほどとは逆で引き入れていきます

 

慣れているのでスンナリ左右交換出来ました。

 

 

 

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スプリングインシュレーターも同時に交換。

 

ギシギシ音の予防ですね。

 

 

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フロントはロアアームASSYを左右交換します。

 

 

ブッシュはもちろん亀裂・変形でダメなのですが、

 

ボールジョイントも走行距離に応じて磨耗(ガタ)しますので

アライメント狂いの原因になるんですよね~。

 

 

 

 

 

 

 

このイプサムのショックアブソーバーなどは既に交換済みでした。

 

 

残されたブッシュを交換し、後日オーナー様にお話を伺うと

乗り心地が良くなり、レーンチェンジが楽になった

と教えて頂きましたよ。

 

新車時に戻ったという感じでしょうかね!

 

 

 

 

 

 

ミニバンなど車高が高くなるほど影響しやすいブッシュの劣化。

ぜひ交換をオススメしますね~。

 

 

Happy Car Life!!

 

 

D-4S 直噴エンジン GRS184 クラウン    DSCはカーボンを除去する清掃系整備

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ミナト自動車オリジナル

DSC ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング』

 

前編      http://minato-motors.com/blog/?p=5905

後編       http://minato-motors.com/blog/?p=5921

3GR 実車編     http://minato-motors.com/blog/?p=6052

 

 

ブログ公開での反響の大きさは

(アクセス数)と(メール問い合わせ数)で

 

注目度の高さに現れていました。 ありがとうございます。

 

 

 

 

 

今回のDSC施工依頼は

トヨタ クラウン GRS184 3,5L 直噴D-4S

走行距離 39700kmになります。

 

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直噴エンジン 2GR-FSE 3500cc

 

直噴式 と ポート式 のデュアルインジェクター搭載の(D-4S

(レクサス IS350 GS350 も同様)

 

 

こちらは従来型のポート式インジェクターがある為、

D-4よりもカーボン蓄積は少ないだろう?と言われていました。

 

 

 

 

ですが直噴エンジンには変わりは無く、

内部EGR機構 と ブローバイオイル

 

 

 

インテークバルブは徐々に汚れていき

カーボンの蓄積からは逃れられないようですね。

 

 

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スロットルボディ・樹脂製サージタンクなどを取り外し。

インテークマニホールドが見えてきましたね。

 

 

サージタンクの内側もオイルまみれ。

 

 

 

3GR・4GRと同様にブローバイのオイルが

インテークに流入しています。

 

 

 

そこからインテークポートを覗き込むと・・・。

 

 

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ポート式インジェクターの燃料噴射範囲内は、

カーボンが洗い流されて蓄積は無いのが分かります。

 

 

 

逆に噴射範囲から外れた部分

僅か4万キロでもうカーボンの蓄積が始まっています。

 

 

 

おそらくこれからも増える一方でしょう。

 

 

 

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この車両もオイル管理は問題なく、

むしろキレイな部類に入るでは。

 

直噴エンジンであれば構造上、

どうしても溜まる(インテークバルブのカーボン蓄積

 

 

 

 

今回もグリーンテック社のドライアイスパワー

ドライアイス洗浄をしていきますね。

 

 

 

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ドライアイスをカーボンに直撃させるDSC専用ガンノズル

 

 

奥まって複雑な形状でもドライアイスペレットを

確実に直撃させて剥離していきます。

 

 

 

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ショットをしては剥離状況を確認。   まだまだですね。

 

 

何度も何度も繰り返します。

 

 

 

 

とにかくカーボンにドライアイスを

当てるのが結構難しい・・・。

 

(ポートとバルブの形状をイメージしながら連続ショット)

 

 

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今回も飛び出してきたカーボン片

 

結構大きいですね。

 

 

 

 

 

これがWAKO’S RECSなどの洗浄剤で

除去する事ができるのか?

 

 

またバルブシートに噛み込まず

排出できるのか?

 

 

 

その疑問から始まった

エンジンにノーダメージで

短時間・確実にカーボンを除去するDSC。

 

 

 

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6気筒 12ポート 全てカーボン除去完了。

 

 

使用したドライアイス3mmペレットは10kg以上。

 

 

 

蓄積の酷かった前回の3GR-FSEよりかは

早く完了出来ました。

 

 

 

 

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メール質問で多いのが

 

-79℃で急速冷却してエンジンへのダメージはないのですか?

という内容。

 

 

 

金属にクラックが入ったり

ガスケット・シールが痛んだり

などなど・・・。

 

おそらく言われるだろうなぁ~と思っていました。

(私も最初に思いましたしね。)

 

 

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非接触温度計で作業前の温度を計測。

 

 

だいたい30度前後まで冷却してからDSC作業を開始しています。

(スキャンツールでエンジン水温も確認済み)

 

 

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ドライアイスショット後スグにバルブ温度を

計測するとマイナス10℃前後を表示。

 

 

そしてグングン温度は上昇し、

数秒で元の温度に戻ります。

 

 

 

その温度差は約40℃。

(厳密に測れば約50℃ぐらい)

 

 

 

 

 

 

つまり急激に冷やされているのは

付着物(カーボン)のみ で金属バルブ等は

そんなに冷やしている訳ではないのですよ。

 

(ドライアイスショットの半分以上は常温の圧縮空気なので)

 

 

 

 

 

それにこれぐらいの温度差でダメージを受けるエンジンでは

数百℃の燃焼熱で壊れてしまいますよね。

 

エンジンそんなにヤワではないので、ご安心ください。

 

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母材を傷つけないドライアイス洗浄』の原理は

温度差による熱収縮もあるのですが、

 

洗浄効果の大きな比重を占めるのは

実はドライアイス特有の昇華爆発力

 

 

 

 

 

固体からイッキに気体に

750倍の体積膨張が連続で行う事によって、

 

熱収縮で脆くなった汚れ

吹き飛ばしているんですよ~。

 

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最後に電子制御スロットルボディ

専用洗浄剤でクリーニング。

 

 

学習値も初期化して、再学習させますね。

(燃焼室用にオプション整備として、WAKO’S RECSをしました。)

 

 

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コレぐらいのカーボン蓄積の除去では

DSC後の体感は小さいです。

 

 

ですが僅か4万キロでここまで蓄積し、

これから徐々に増えていくので

 

どこかのタイミングで除去は必要だろうと思います。

 

 

 

 

現在の国産車両は非常に丈夫になり、

壊れにくくなってきました。

 

ですが使用すれば新車からの初期性能は、

徐々に劣化しパフォーマンスが下降していきます。

 

 

 

なぜなのか??

 

 

 

機械根幹部分や電装品の耐久性が上がっていますが、

 

・スラッジ&カーボンなどの汚れ蓄積

・オイルやフィルターなどの消耗品劣化

 

 

これらは昔と変わらず発生し、

むしろ依存度が高くなっていると思います。

 

 

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・オイル性能で機械性能を 向上 or 維持させる。

(低粘度オイル や 車種専用ギアオイルの純正採用)

 

 

特殊な装置 or 形状加工して燃費を稼ぐ。

(EGR機構・部品形状の最適化)

 

 

 

 

 

 

オイル劣化や汚れの蓄積により

本来の性能が維持できなければ

 

パフォーマンスが低下するだけ。

 

 

 

 

それらをクリアしてあげれば、元の良い状態に戻る。

 

清掃系整備が多いのは、このような流れから来ているんですよね~。

 

 

 

(但し長い間放置し続けると、いずれ機械が壊れます。)

 

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E/Gオイル・ATF交換・フィルター交換

スロットル清掃やブレーキOH

 

そしてDSCも清掃系整備

 

難易度が高いか?低いか?の違いだけなんですよ~。

 

 

 

 

 

 

ミナト自動車では日帰りでのDSC作業(約4時間

で想定していますので

どうぞ気になる方はご相談ください。

 

 

 

 

お問い合わせは HPにある(お問い合わせフォーム)からどうぞ。

 

(DSC ディーエスシーの件)と記載して頂けると

御見積等の案内を返送しますのでどうぞ宜しくお願いします。

 

 

それでは Happy Car Life!!