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レクサス GS350   直噴D-4Sエンジンのインテークバルブ カーボン蓄積。

前回ブログの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=8834

 

 

 

 

 

トヨタ ・レクサス  3GR / 4GR-FSE V6エンジン。

 

(マークX・クラウン レクサス IS GS )

 

 

 

 

 

 

D-4直噴のインテークバルブ カーボン蓄積は、

構造上、どうしても溜まっていきます。

 

s-IMG_3805

 

 

 

 

同じ直噴エンジンでもD-4Sの場合、

バルブ上流に燃料噴射インジャクターがあるので、

 

比較的キレイだと言われています。

 

 

 

 

 

 

ですがそれも

メンテナンス・走行状況次第だな~と

最近はそう感じています。

 

 

s-IMG_3950

 

 

埼玉県からお越しいただきました。

レクサス GS350 GRS191

 

 

 

 

 

 

3,5L V6 2GR-FSE (D-4S直噴エンジン)

走行距離74000km

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

 

一泊二日のお預かり作業です。

 

 

 

 

 

 

 

大阪観光ついでに来店して頂きました。  ありがとうございます。

 

 

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DSCをする為に、インテーク系統を分解します。

 

 

 

 

 

 

INマニホールドのポート式インジェクターは、

ブローバイ過流入オイルと

内部EGRのカーボンでかなり汚れていますね。

 

 

 

 

s-IMG_3870

s-IMG_3875

 

 

直噴D-4S はポート式インジェクターも搭載し

バルブ上流からガソリンを噴射するのですが・・・・。

 

(一部だけキレイですね。)

 

 

 

 

 

 

このGS350は

洗い流されているはずのカーボンやオイルが、

流される事無く、結構汚れていました。

 

 

 

 

 

それではインテークバルブを

確認しましょうか。

 

 

 

s-IMG_3880 s-IMG_3879 s-IMG_3873 s-IMG_3871

 

 

今まで診てきたD-4Sエンジンでは、

結構汚れている部類に入るでしょう。

 

 

(現オーナー様は3オーナー目の74000km)

 

 

 

 

こうなるとWAKO’S RECSなどの洗浄剤で、

キレイにリフレッシュするのは難しい・・・。

 

 

 

 

 

バルブ傘部のカーボンは燃焼熱で硬化し、

カチカチ・ガチガチになっていますからね。

 

s-IMG_3897 kkkk

 

ドライアイスの性質を利用した次世代洗浄機

グリーンテック社 『ドライアイスパワー

 

 

母材金属にダメージを与えず、

付着物のみを剥離します。

 

 

 

 

 

ドライアイス3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力

イッキにカーボンを除去します。

 

 

s-IMG_3888 s-IMG_3889 s-IMG_3890

 

ペレットが直撃すれば、

こんな感じになるのですよ~。

 

 

カーボンに直撃するように、

DSC専用ガンノズルを操作していきます。

 

 

 

ショットして確認。

ショットして確認・・・。

 

s-IMG_3894s-IMG_3900s-IMG_3902s-IMG_3899

 

インテークバルブと

ポート内径(深さ10cm)までキレイに洗浄し、

 

 

インテーク系統の各位部品を

元通りに組み立てますね。

 

 

 

 

スロットルボディも清掃し、

ECUも初期化すれば完了です。

 

s-IMG_3903 s-スワール

 

 

 

 

 

 

次はATF交換。

 

オイルパンを脱着して

ATFストレーナーも交換します。

 

 

 

磁石に溜まった鉄粉も除去しました。

 

 

s-IMG_3855 s-IMG_3858 s-IMG_3859 s-IMG_3862

 

 

おそらくATFは今まで無交換でしょう。

 

まずはアイシンAFW+ でプレ洗浄。

 

 

全量イッキに入れ替えますね。

 

 

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中央の黒い旧ATFと比べると、

透明度は回復してきましたね。

 

 

 

ここから本命ATFでもう一度圧送式交換します。

 

s-IMG_4548

 

 

NUTEC ニューテック 最高峰のATF

NC-65』 全化学合成ATF(エステル系)

 

 

 

 

最近はZZ51改よりNC-65を

選択される方が多いのです。

 

 

 

・ATF単価が非常に高額。

・ストリート走行ではあまりにもハイスペック。

 

 

上記理由により

積極的にオススメしている訳ではないのですが・・・。

 

 

 

 

 

それでも敢えて選ばれるのは、

ハイパフォーマンス性能はもちろんですが、

大きいのは超ロングライフ化になるからでしょう。

 

 

s-IMG_7313

 

 

 

NC-65で完全圧送式交換した後、

4万キロ程度のストリート走行レベルでは、

 

あまり劣化していない様に感じます。

 

 

 

NC-65からNC-65のリピート交換作業が

最近増えてきたので特にそう思っています。

 

 

 

 

s-IMG_3945

 

NC-65で全量イッキに

圧送式交換をすると

ここまでキレイになりました。

 

 

 

 

 

注意

(NC-65は薄緑色の為、色味が弱いです。)

(AFW+の赤色にどうしても干渉します。)

 

 

 

s-bbb

 

直噴エンジン特有のカーボン蓄積。

 

メンテナンスで防げる場合と

構造上どうしても防ぐことが出来ない場合がありますね。

 

 

 

経験上ですが

3GR/4RG-FSE 2,5/3,0L  V6・D-4エンジンなら、

5万キロ走行すれば確実に溜まっています。

 

 

 

 

 

 

新車からのワンオーナーで、

メンテナンスを完璧にすれば

 

2GR-FSE D-4Sエンジンの場合なら、

もう少しはキレイ?と思います。

 

 

 

 

過去メンテナンス状態が分からない?中古車購入なら、

カーボン蓄積量は未知数ですけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

正直D-4S直噴は開けてみないと

蓄積量は分からないのが現状ですね~。

 

 

マークX GRX120系   インテークバルブのカーボン蓄積。   スーパーチャージャー有り・無しは関係ないようです。

同一作業が重なるのは、

整備工場あるあるなんですが・・・・。

 

 

 

 

 

先週はDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)が

立て続けに入庫し、少し疲れ気味です。

 

しかも3台とも ATF交換 と DSC のW施工。

 

 

 

 

 

 

 

時間配分を考えながら、

サクサク作業を進めますね~。

 

s-IMG_3745

 

 

神戸市からお越しいただいた

マークX GRX120  8万キロ走行

 

TOM’S スーパーチャージャー仕様の4GR-FSE。

 

 

 

s-IMG_3850

 

吸気系統のアルミサージタンクなどの脱着は、

今回初めてなんですが・・・。

 

 

 

 

 

 

トヨタ純正OPなら

そんな無茶な取り回しはしていないだろうと、

今回作業をさせて頂きました。

 

 

(ガスケットの入手に少し手間取りましたけどね・・・。)

 

 

s-IMG_3790 s-IMG_3788 s-IMG_3798

 

 

S/C仕様のためか?大量のブローバイ過流入

 

 

インテーク内はオイルでビタビタ

 

 

 

ん~オイルキャッチタンクは

付けた方が良いかも・・・。

 

 

s-IMG_3802

 

スワールCバルブASSY もオイルでベトベト。

 

 

 

オイルで洗い流されたのか?

 

いつも付着しているカーボンは無く

キレイな状態でした。

 

 

 

 

 

 

またバルブも常時全開に固定しているので、

スワール効果を無効にしていましたね。(S/C仕様かな?)

 

 

 

 

 

 

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インテークバルブのカーボン蓄積は

S/C仕様でも関係なく、

大量に蓄積していますね。

 

 

 

 

 

s-IMG_3247s-IMG_3248

 

 

 

 

ドライアイス洗浄機で

ドライアイス3mmペレットを高速噴射

 

 

 

インテークバルブに固着した

カチカチのカーボンを剥離。

 

 

熱収縮昇華爆発力で除去しますね。

 

 

 

 

 

 

kkkk

s-IMG_3833 s-IMG_3835 s-IMG_3837 s-IMG_3836

s-スワール

 

 

 

 

 

 

 

DSCオプション整備のスパークプラグ交換。

 

NGK イリジウムMAX に交換しました。

 

 

 

 

 

DSCと同時作業なら

交換工賃はお安く設定しています~。

 

 

 

s-IMG_3816 s-IMG_3818

 

 

 

 

 

 

新車から10年経過していますので、

カーエアコンリフレッシュαも施工します。

 

 

NUTEC 高性能AC添加剤 NC-200も同時注入。

 

s-IMG_3841 s-IMG_3843

s-IMG_3848

 

 

 

 

ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

ニューテック最高峰の全化学合成ATF  (エステル系)

 

 

 

 

 

オイルパン脱着・ストレーナー交換

アイシンAFW+でプレ洗浄。

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

s-IMG_3754 s-IMG_3782

 

 

 

 

続いて名古屋市からはマ-クX GRX120。

 

リピート来店です。  いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

大阪観光ついでにお越し頂きました。

 

1泊2日で帰る頃には、作業完了しています~。

 

 

 

s-IMG_3970

 

 

 

 

走行距離は135000km

 

 

この距離なら十分カーボンは蓄積しているでしょう。

 

 

 

 

 

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シャフト部のカーボンは

大きくなってカマキリの卵状態

 

コレはそんなに固くないので

簡単に除去出来ます。

 

 

 

 

 

問題はバルブ傘部の固着したカーボン。

 

燃焼室からの熱を直接受けているので、

ガチガチに硬化しています。

 

 

 

 

 

エンジンを分解したO/Hか?DSC以外では

キレイに除去は難しいと思いますよ~。

 

 

s-IMG_3989 s-IMG_4007 s-IMG_4008

 

 

 

工場内に響き渡る爆音。

飛び散るカーボン片。

 

 

 

 

 

車両・ホイールにカーボンが付着しないように、

3M社 マスキングシートで完全防備。

 

 

水・シンナー・各溶剤などもにも強い

最強のマスキング紙。

 

 

1巻き結構高いんですよね~。

 

 

 

 

 

バルブ・インテークポート内壁

全てがキレイになるように、

 

DSCをひたすら繰り返します~。

 

 

 

s-IMG_3996 s-IMG_3998 s-IMG_4000

 

 

こんな感じになりました。

 

完全に除去できましたね~。

 

 

(2枚目画像のバルブの黒丸いのはシミです。)

 

 

 

s-IMG_4026

 

 

前々回はNUTEC ZZ51改。

前回はNUTEC NC-65。

 

 

 

今回もNC-65でATF圧送式交換。

 

 

s-IMG_4047

 

 

デフオイルもNUTECで。

 

 

全化学合成ギアオイル NC-70 75W90

 

 

s-IMG_4049

 

 

 

 

最後にWAKO’S RECSを施工しました。

 

(燃焼室内はDSCではキレイにならないので~。)

 

 

s-IMG_4054

 

 

 

次回ブログも、もう一台のDSC作業を紹介します。

 

 

 

 

 

 

直噴エンジンの中でも、

インテークバルブのカーボンが蓄積しにくい

 

レクサス GS350 V6 3,5L

2GR-FSE 『D4-Sエンジン』

 

 

どれだけ蓄積しているか?

 

お楽しみに~。

 

アルファード 15系 4WD。  継続検査とリフレッシュ整備。

兵庫県姫路市からお越し頂きました。

 

アルファード ANH15W

走行距離135000km

 

 

 

 

2年前にATF交換で来店して頂き、

今回は車検整備を依頼されました。  ありがとうございます。

 

 

 

s-IMG_3272

 

基本的な整備とは別に、

足回りのブッシュ関係もリフレッシュしたいと相談されました。

 

 

 

問診と点検。

 

 

ご予算に合わせて整備プランを制作。

 

 

オーナー様からOKが出ましたので、

順番に作業に掛かりますね~。

 

 

s-IMG_3287 s-IMG_3288

 

 

 

 

新車時から一度も

清掃していない?スロットルボディ。

 

 

 

 

アクセルワイヤーがあるタイプ(非電制スロットル)なので、

ISCVを分解して清掃します。

 

 

 

 

 

 

 ISCV  (アイドル・スピード・コントロールバルブ)

 

上記画像のアクセルワイヤーで開閉する丸いバルブは、

清掃してもあまり意味がないのです。

 

 

 

アイドリング時のエンジン回転数は、

ISCVのロータリーバルブ開閉で空気量を調整しますから。

 

 

 

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非分解モーターも外して、

ロータリーバルブの開閉チェック。

 

 

 

カーボンが蓄積して

スムーズに動かなくなっていますね。

 

 

 

 

ECUからの指示でモーターが動き、

バルブ開度を調整するのですが・・・。

 

 

バルブ開閉が固いと、リニアな動きが出来ません。

 

 

結果、エアコンON・OFF時に

回転数がもたつく。

 

 

 

 

 

 

洗浄液で清掃して、

組み立て後に再学習すればOKです。

 

 

 

 

s-IMG_3326 s-IMG_3338

 

ラジエターリフレッシャーでLLC圧送式交換

 

LLC再生強化剤で

各添加剤を強化します。

 

 

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ブレーキキャリパー4輪ともオーバーホールします。

 

 

フロント側は漏れも無く

シール硬化ぐらいでしたが、

 

リア側はダストブーツの劣化もあり、

ピストンにが付着していますね。

 

 

 

 

 

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ピストン自体の腐食は無く、モライ錆程度。

 

この段階ならクリーニングでキレイになりますので、

シールKITのみの交換で大丈夫です。

 

 

 

あまりにも酷い場合は、ピストン・キャリパー交換になります。

 

 

 

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ブレーキパッドの残量はOK。

 

バックシムのグリスは完全に硬化し、

役目を果たしていないので・・・。

 

 

 

WAKO’S BRP 高性能パッドグリスで塗り直し。

 

 

 

 

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s-IMG_3373

 

フロントサスペンションは

ロアアーム と ボールジョイントを交換しました。

 

 

特にロアアームは簡単には外れないので、

コツが必要です。

 

 

何台も作業をしているので、もう慣れましたけど・・・。

 

 

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リア側はアクスルビーム式になり、

リアサスペンション全体を外していきます。

 

 

このタイプは8万キロを超えれば、

ビームブッシュは破損していますね。

 

 

s-IMG_3511 s-IMG_3517 s-IMG_3518

 

 

・ブレーキ

・プロペラシャフト

・マフラー

・ドライブシャフト

・デフキャリアASSY

 

 

全て外して

やっとビームを切り離せます。

 

 

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特殊工具SSTを使用して、

左右のブッシュを交換。

 

 

ブッシュの位置決めも慎重に、

オリジナル通りに圧入します。

 

 

 

 

 

ビームの大きさとブッシュ形状のため、

油圧プレスでは交換できないんですよね~。

 

 

こちらも何台も作業しているので、

最近は作業終了が早くなりました。

 

 

s-IMG_3513 s-IMG_3526

 

デフキャリアASSYも交換して、

アライメントを調整。

 

 

 

ショックアブソーバーは

次回の整備機会に持ち越しされるようです。

 

 

 

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WAKO’S RECS

カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

 

 

継続検査も終了し、

納車となりました。

 

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

今回のアルファードも、

一切の整備をしなくても

十分車検には合格するコンディションでした。

 

 

 

 

ですが詳細な所まで点検をすると、

案外(劣化・破損)している箇所はありましたよね。

 

 

 

 

車検合格基準は

国が定めた最低限の安全基準。

 

 

車両全体を詳細に

チェックするしている訳ではないのですよ~。

 

 

 

 

リフレッシュ点検を実施して、

予算に合わせてメンテナンス。

 

足りない整備・少し気になる所は、

またの機会にとお伝えしました。

 

 

 

H17年式のアルファード

まだまだ活躍してくれると思いますよ~。

 

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

マークX GRX120  4GR-FSE 直噴エンジン。    インテークバルブ カーボン除去にDSC。

2年前に弊社でATF交換をして頂いた

マークX GRX120

 

http://minato-motors.com/blog/?p=314

 

 

 

 

 

この春に大阪から千葉県にお引越しするそうで、

その前にDSCの施工を希望されました。

 

 

s-IMG_3425

 

 

現在の走行距離が87000Km。

 

 

直噴エンジン4GR-FSE なら確実に、

インテークバルブにカーボンが蓄積していると思います。

 

s-IMG_3436

 

エンジンの不具合はないのですが、

たまに始動時のアイドリングがおかしい気がすると・・・。

 

 

 

 

問診時にお聞きしたので、

DSCをする前にスキャンツール(G-SCAN)を接続。

 

データモニターで数値をチェックしてみました。

 

 

 

 

s-IMG_3434 s-IMG_3432

 

空燃比F/B学習値 B1 ・ B2 ともに、

大幅なマイナス補正が掛かっていますね。

 

 

リア側O2センサーの数値も不揃いで、

燃料噴射量も 0,046mlと大幅に少ない。

 

 

 

 

 

触媒前のA/Fセンサーから情報で

ECUが燃料噴射量が多いと判断し、

-20~-25パーセントまで噴射量を減らせ!と

指示しているようです。

 

 

(なにか理由があるはずなのですが・・・・。)

 

 

 

 

 

DSCや他の作業が日帰り整備のため、

とりあえず予定通り作業を進めますね。

 

 

 

 

お預かり作業ならジックリ観察できるのに~。

 

 

 

s-IMG_3437s-IMG_3445

 

 

サージタンク ・ スワールCバルブASSY などを分解し、

インテークポート12個が見えてきました。

 

 

 

 

この車両も例外なく、

ブローバイからのオイル過流入がありますね。

 

 

 

s-IMG_3446

 

ポート内径はオイルとカーボンで真っ黒です。

 

 

それではインテークバルブを覗いてみます。

 

 

 

s-IMG_3449 s-IMG_3450 s-IMG_3452 s-IMG_3454

 

 

インテークバルブ 傘部やシャフト部には3mm以上。

 

ポート内径も1mmぐらいの厚みでカーボンが蓄積。

 

 

 

 

 

 

経験上このまま放置すると、

さらに蓄積していきます。

 

10万キロを超えてくると、

強力に硬くなりバルブに固着しだします。

 

 

おそらく燃焼熱でガチガチになるのでしょう。

 

 

s-IMG_3247 s-IMG_3248s-IMG_3469

 

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

次世代洗浄マシーン ドライアイス洗浄機を使用して

エンジン奥のカーボンを除去します。

 

 

 

ドライアイス 3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力 で、

エンジンに一切のダメージを与えず

 

固着したカーボンを剥離させます。

 

s-IMG_3463 s-IMG_3465 s-IMG_3467

 

 

爆音を響かせながらショットをすると、

ペレットが直撃した部分のカーボンは吹き飛びます。

 

 

 

 

作業者にもバチバチとカーボンが当たるので、

防御面やエプロン等をしないと真っ黒になりますよ~。

 

 

s-IMG_3471

 

ポートから15cmほど奥にあるバルブに

ペレットが当たるようにガン操作。

 

 

重いガンとホースを担いで、

キレイになるまでショットを繰り返します。

 

 

 

s-IMG_3476 s-IMG_3474 s-IMG_3475

 

最終的にはこんな感じで。

 

 

バルブ・ポート内径 全12箇所  キレイに除去できました。

 

 

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サージタンク や スワールCバルブASSYの

カーボンも除去して組み直し。

 

 

スロットルも清掃し、ガスケット類も交換します。

 

 

 

s-IMG_3439 s-IMG_3441

 

スパークプラグも交換します。

(DSC作業と同時なら工賃はお安く設定してます。)

 

 

 

プラグの汚れが多いですね。

 

他のGRエンジンでは

もっとキレイに焼けているのですが・・・。

 

 

 

 

NGK イリジウムMAX )

高性能長寿命イリジウプラグに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_3483 s-IMG_3484 s-IMG_3485 s-IMG_3488

 

オプション整備のデフオイル交換。

 

NUTEC ニューテック NC-70 75W90

全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

 

ガスケットも交換して規定トルクで締め付け。

 

s-IMG_3491 s-IMG_3492 s-IMG_3510 s-IMG_3494

 

 

カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

WAKO’S RECS

 

 

こちらもオーダー頂きました。

 

 

 

s-IMG_3503

 

 

いつものように数回の初期化作業

 

 

一度ではエンジン回転数が定まりません。

数回繰り返し、試運転を繰り返すと安定してきます。

 

 

 

空燃比F/B学習値 B1 ・ B2 ともに、

良好な数値になりましたね。

 

 

(B1/B2 は右バンク・左バンクの事です。)

(V6エンジンなので右・左 3気筒なのです。)

 

 

 

 

 

 

DSC前は

・マイナス補正は左右バンク均等に掛かっている。

・ダイアグコードも無く、失火も感じられない。

 

 

 

 

 

普通といえば普通な状態で

スキャンツールを繋ぐか?

排気ガステスターを使用しない限り、

 

異常には気が付かないと思います。

 

 

(時間があれば排気ガステスターで計測するのですが・・・残念。)

 

 

 

 

 

 

作業して気が付いた事は、

・スパークプラグが全数 やや汚れている。(中心電極はキレイ)

・スロットルボディは、さほど汚れていなかった。

・DSC作業後に補正値が回復。

 

 

 

ただECUを初期化し再学習が

完全に終わっていないはずなので、

 

 

数週間後、もう一度来店して頂く事になりました。

 

 

 

 

(初期化後、アイドリング安定が学習完了ではないそうです。)

(最低でも30分以上を走行しないと、本学習完了にはならないので。)

 

 

 

 

 

その時にどんな補正値になっているかで、

DSCで治ったのか?

それ以外に故障箇所が有るのかが

分かると思います。

 

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

ハイエース 100系 リフレッシュプラン 2。 AT・AC ノーメンテ??  適切な整備を定期的に。

前回ブログの続きです。

http://minato-motors.com/blog/?p=8682

 

 

 

ハイエースワゴン KZH100G

走行距離 236000km

 

 

 

ブレーキのリフレッシュが完了したので、

それ以外の部分を整備していきます。

 

 

 

s-IMG_3180

 

ATFもかなり劣化しているので、

おそらく23万キロ無交換でしょう。

 

 

 

まずはオイルパンから洗浄していきます。

 

 

s-IMG_3182 s-IMG_3181

 

 

磁石に付いた鉄粉も除去。

ATFストレーナーも新品に交換。

 

 

 

 

オイルパンもキレイに洗浄して、

液体ガスケットを塗り直します。

 

 

 

s-IMG_3185 s-IMG_3186

 

 

 

ATFを補充してエンジン始動。

 

十分暖気をしてから漏れをチェック

 

 

 

 

 

問題なければ、ATFチェンジャーに接続します。

 

s-IMG_3187

 

 

まずはプレ洗浄。

 

 

アイシンAFW+ で規定容量をイッキに入れ替えてみると・・・。

 

 

s-IMG_3200

 

まずは一度目の圧送式交換が完了。  こんな感じになりました。

 

 

 

 

 

 

左奥の新油と比べると

まだまだですが、

 

 

中央ビーカーの旧油と比べると

少しマシになってきましたね~。

 

 

 

 

数十分間のアイドリング後、

もう一度AFW+ で全量圧送式交換を行います。

 

 

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これでキレイに交換できましたね。

 

 

最後にレベル調整をして

ATF交換は完了です。

 

 

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ラジエターリフレッシャーを使用して、

ラジエター(メイン・サブ)

ヒーターコア(Fr・R)

LLCも圧送式で交換します。

 

 

 

エンジンを掛けながらドンドン圧送。

 

出てきたLLCをW高密度フィルターでろ過回収。

 

 

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圧送式交換が終われば、エア抜き作業。

 

LLC強化再生剤で(防錆・泡消剤)をリフレッシュ。

 

 

 

 

ターボ用水冷インタークーラーの冷却水も、

忘れずに交換しましょう。

 

 

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カーエアコンリフレッシュα も施工します。

 

 

カーエアコンはノーメンテでOKと思っていませんか~?

 

 

 

・冷媒ガス の減少

・コンプレッサーオイルの劣化

 

 

同時にリフレッシュできるのが、

デンゲン社 エコマックスjr

 

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ハイエース デュアルエアコンの

規定冷媒ガス量は 1200g ±50g

 

 

 

低圧・高圧配管にホースを接続。

 

1200gに設定して

リフレッシュスタート。

 

 

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・冷媒ガス全量 を 高性能フィルターでろ過回収。

・真空引きで配管内 の 水分・空気を排出。

・規定充填量 を 液化高速充填。

 

NUTEC NC-200 コンプブーストも同時注入。

 

 

 

 

全て重量管理で行い、全自動で30分。

 

 

 

 

 

 

 

 

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規定充填量 1200g

回収ガス量 460g

 

不足していたガス量は740g

 

 

 

 

 

 

冷媒ガス規定充填量より

6割ほど減少していた事になりますね。

 

 

 

 

はっきり分かる漏れ跡も無いので、

超スローリークしているのでしょう。

 

 

 

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チャージバルブのキャップは

両方とも砂まみれ。

 

 

パッキンが硬化し、

気密不良がガス漏れ要因。

 

 

新しいキャップに交換し、少し様子を見てみましょうか。

 

 

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ディーゼルメンテの基本整備

フューエルフィルター と エアエレメント。

 

 

交換暦が不明の為、リフレッシュしました。

 

 

 

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リアショックアブソーバーの固定部ブッシュ。

 

錆汁が出ていたので、点検しました。

 

 

 

あまり磨耗や腐食が激しいと

取付ボルトが折れるので、

 

点検と同時にブッシュも交換しました。

 

 

 

 

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試運転 と 点検作業。

整備プラン制作 と 御見積。

 

 

部品手配 に 交換作業。

 

 

 

 

数台掛け持ちしながら、

少しずつ作業しましたので

 

約2週間で納車となりました。

 

 

 

 

ハイエースのディーゼルは、

エンジン・シャシともに丈夫ですからね。

 

 

キチンと適切なメンテナンスをすれば、

まだまだ活躍してくれると思いますよ。

 

 

 

 

 

この部品は今!交換すべきか?

それよりも優先度の高い修理箇所はないのか?

 

 

交換するメリット ・ しないデメリット。

 

 

むやみやたらにアレコレ交換しても、

それはそれでイイのですが、

 

車体の状態に合わせて効果的に整備した方が、

経済的だと思いますよ~。

 

 

 

 

 

一度、愛車の整備記録簿を確認してみて下さい。

 

 

距離相応の部品は交換していますか?

オイル・LLCの交換量はそれで大丈夫ですか?

 

 

 

 

ご心配の方はどうぞ(リフレッシュプラン)をご利用くださいね。

 

 

HP(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。

 

 

 

 

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アクセスしやすいように構築中。

 

 

もう少しお時間をいただきますね~。