RG1 ステップワゴン 車検整備 その2。 したい整備とオススメ整備。 予算に合わせて選んでくださいね。
前回ブログの ステップワゴン 車検整備の続きです。
http://minato-motors.com/blog/?p=7519
ステップワゴン RG1 80000km
ブレーキのチェック。
まずはブレーキパッドの残量を確認します。
片輪の内外パッド残量の差を比べて、
著しく差が大きい場合は
キャリパーの機能が低下しています。
今回は少しの差しかなかったので、
キャリパーのオーバーホールはまだ大丈夫でしょう。
一般的なディスクブレーキの点検では
ブレーキパッドの残量が多い場合は、
チェックのみで終わり。
パッド残量が少ない・キャリパーのフルード漏れがあった場合。
ブレーキパッド交換 or キャリパーオーバーホール。
この3択で作業する事が多いのですが、
弊社では もう一つブレーキ整備メニューがあります。
残量の多いブレーキパッドは再利用し、
汚れている箇所をリフレッシュする
『ブレーキクリーニング』
ブレーキパッドの残量があれば、
それで終わりというのではなく、
各摺動部のクリーニングとグリスアップをして
ブレーキ機能を維持する為の整備なのです。
ブレーキパッドの背面に付いているパッドシム。
ブレーキング時の振動や音を相殺吸収するために
パッドとシムの間には専用グリスが塗られています。
グリスも他の油脂と同じで劣化しますよ~。
グリスが硬化し
シムの自由度が無くなると、
振動や音を吸収できないので、
音鳴りの原因にもなるんですよね。
キャリパー スライドピンのグリスも同じで
硬化するとピンのスライドに支障が出て
ブレーキパッドの片減り になります。
また新しいグリスが覆っていると
防錆効果で錆びる事もありませんしね。
固着した古いグリスを洗浄し、
新しいキャリパー用グリスを塗ります。
ブレーキパッドシムには、また別のグリス。
WAKO’S BPR 耐熱・耐久 高性能パッドグリス を
シムとの間に薄く塗りこみます。
パッド両端を支える部分のシムは、
固まったダストとサビをクリーニングします。
あまりにも酷い場合はシム交換します。
弊社ではこのシムの部分には、
グリスアップはしていません。
(塗れば一時的には効果はあるけど・・・)
ダストがグリスに付着し、
パッドの動きを阻害しますので
クリーニングのみで留めています。
グリスを塗る整備工場も多いですが、
私は基本 (ココは塗らない派)です。
電子制御スロットルの清掃 & 初期化。
4~5万キロ毎には清掃してくださいね。
アイドリング安定化に効果がありますよ~。
スロットルを清掃すれば
ECUのリセット と スロットルの学習値初期化。
スキャンツール(G-SCAN)の
作業サポート機能でリセットしました。
(各メーカー・モデルによって初期化の有無・方法が違いますよ~。)
オーナー様からの希望で
液体シリコン封入式 エンジンマウントASSY を交換しました。
エンジン右側に付いているマウントで、
振動吸収効果が高いタイプですね。
マウント裏のゴムを見ると、
変形してます。
部品価格は少し張りますが、
信号待ち時の振動が気になる方は
スロットル清掃とセットで交換してくださいね~。
カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200
年々減少するエアコン冷媒ガスの
全自動回収再生充填。
規定充填量を重量管理で。 900g +0g -50g
劣化したコンプレッサーオイルも強化する為、
NC-200 コンプブーストを同時注入しますね。
もうご存知の方も多いとは思いますが、
インテーク・燃焼室の急速洗浄システム
WAKO’S RECS レックス。
もう定番整備メニューですね。
2回に分けて紹介した
ステップワゴンの車検整備。
弊社では車検整備依頼のご相談時には、
最初から(今回掛けれる予算)をお聞きしています。
年式・走行距離・過去の整備暦
今後の使用状況。
オーナー様が希望される整備 と
点検結果からの提案する整備。
予算が分からないと
ベターな整備プランが提案できないと思います。
(もちろん今回は不要と判断された整備は削っていきますよ~。)
この整備の必要性。
その整備の優先度。
メリット・デメリットを分かりやすく説明。
予算合わせて相談しながら、
整備プランを決定しています。
こんな流れで進んでいく
ミナト自動車の(提案型車検整備)を
ご依頼の方はHP(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。
Happy Car Life!!