レクサスRX450h 車検整備。 複雑化すれば、作業方法も複雑に。
レクサス RX450h ハイブリッド
GYL10W 49400km走行
車検整備の依頼です。
3年目 初めの車検でハイブリッド車。
特に故障部品も無く、状態は良好。
今回は油脂類中心の交換作業。
HVミッションにはNUTEC最強の『NC-65』を。
軽くアイシンAFWプラスで洗浄してから
本命ATFであるNC-65でATF交換しますね。
ブレーキフルードの交換に移ります。
使用するスキャンツールは
『インターサポート社 G-SCAN』。
ご存知のようにHV車のブレーキフルード交換は、
普通の車両のようにブレーキペダルを踏むだけでは、
キャリパーからフルードは出てきません。
しかもRX450hは『VDIM』という
ブレーキ・駆動・ステアリングの制御を統合した
システムが採用されています。
車両挙動の限界近くで制御開始していた従来型に対し、
常時車両の挙動を検知し、限界前から統合制御しているようですよ。
ABS・VSC・TRCと
HVシステム&ステアリング と 車両挙動状態。
全てを統合して制御しています。
そうなると
ブレーキペダルを踏み込んだ量分のフルードが
各ブレーキに行くのではないので、
油圧ポンプをG-SCANから擬似的に動かして
前後4輪ごとにフルード交換作業。
(プリウス等はリアだけポンプ駆動です。)
それに今までのHV車(プリウス等)は
スキャンツール無しでも交換は可能でしたが、
RX450hはスキャンツールを使用しないと
フルード交換は出来ないそうですよ。
純正スキャンツールではないG-SCANでも
少し勝手が違いましたが、
全輪ともフルード交換が完了しました。
HV車でも車検毎に行うフルード交換作業。
各システムを統合し複雑化すれば、
交換作業も複雑になっていきます。
この流れは止まらないでしょね。
ヤヤコシヤ・ヤヤコシヤ。
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に
お越し頂きありがとうございます。
お盆休みのお出かけ前に、
簡単な点検をして安全なドライブを。
ボンネットを開けて エンジンオイル?LLC?
タイヤの空気圧?各ライト球切れ?
車の下からオイル等は漏れてはいませんか?
(助手席付近から水が出てるのは、
エアコン除湿の水で正常ですからね~。)
それでは Happy Car Life!!