ランドクルーザー100 エンジンオイルとATF。 整備の基本はオイル交換から。
堺市 ミナト自動車のお近くの方から
各オイル交換等の依頼です。
トヨタ ランドクルーザー UZJ100
走行距離 11万キロ
中古車購入の為 ATF交換暦等は不明。
このランクルはレベルゲージが無いタイプのATミッションの為
レベル調整は温度による調整になります。
少しだけ交換難易度が上がるので
交換していない場合が多いのですが・・・。
ドレンから排出されたATFは真っ黒ですが
匂いや色、ATFチェックなどを確認し
交換可能と判断しました。
もちろん試運転では問題なく、スムーズな変速フィーリングでしたよ~。
弊社スタンダードATFはドラム買い。 (20Lペール缶では追いつかないので)
ランクルのATFは(オートフルードWS)
アイシン精機 AFWプラスとの適合はバッチリですよ。
高性能ATFチェンジャー『トルコン太郎』に接続し
AFWプラス 11L で一気に圧送式交換します。
圧送式交換はミッションに(負荷、負担)などを掛けずに
オリジナルオイルラインを使用して行う交換方法。
交換効率が非常に高いのが特徴ですよ~。
もちろん正しい作業をすれば、ATミッションにはノーダメージです。
交換暦は不明でしたが
一度でキレイに入れ替わったのは
過去に交換暦が有るのだと思いますよ~。
通常11万キロ無交換ではプレ洗浄無しで
ココまでキレイにはならないですから。
難易度の高いATFまで交換しているなら
それ以外の消耗品も交換整備されていると思いますので
ちゃんとメンテされた優良中古車だと感じますね。
2UZ-FE ガソリンエンジン 4700cc
アイドリングの安定化のために
電子制御スロットルボディの清掃を行いますね~。
ちなみにご自身のお車が
電子制御のスロットルかどうか?の見分け方は簡単ですよ。
アクセルワイヤーがスロットルに届いているか?で分かります。
無ければ電子制御スロットル。 (バルブ部の清掃)
有ればアナログの旧タイプスロットル。 (ISCVの分解清掃)
旧タイプの場合はスロットルバルブを
掃除してもあまり意味は無く、
ISCVの分解清掃が必要ですよね。
アイドリングがフラつく車両は一度確認を。
こびり付いたカーボンを
専用洗浄剤とウエスで落とします。
この時に溶解性の強いクリーナーを使うと
モーター部から液が入り、ショートの原因にもなるので注意してくださいね~。
こちらはかなり汚れていたので
少なくとも5万キロ以上は清掃してなさそうですね。
インテークバルブ、燃焼室の急速洗浄システム。
WAKO’S RECS ワコーズ レックス
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-237.html
もう説明も要らないほど有名になりましたね。
こちらはエンジンのタイプに合わせて
定期的な施工をオススメします。
最後にエンジンオイルの交換。
NUTEC ニューテック エステルレーシング
全化学合成エンジンオイル (エステル系)
NC-50 (10w50)
NC-51 (0w30)
ブレンド配合して、お好きな粘度に調整可能。
メーカー推奨粘度は5w20
今回は5w45にセッテイングしました。
中古車を購入してみたが
過去の整備暦が不明な場合
どこから整備をすれば良いか? 判断が難しいですよね。
また中古車店の販売スタイル(考え方)によっても
納車前整備に差が有ると思いますから。
ですが10万キロ以上走行したお車でも
適切な整備をしていけば、本来の性能に戻す事も可能です。
これから長く使用するなら
一度リフレッシュ整備をしてみるのも良いかも知れませんね~。