壊れているから? 壊れる前に? ランドクルーザー100。 車検整備と予防整備。
以前に弊社でATF交換をご利用頂いて、
その後に車検整備や点検整備などを
依頼される方が多いですね。 ありがとうございます。
今回もそのような経緯で
車検予約の入庫となりました。
ランドクルーザー100 UZJ100
走行距離87000km
問診から希望整備などをお聞きして、
車両を点検していきます。
法令点検項目 や 私個人の目線で見た点検箇所。
車種に合わせて診ていきますね~。
点検結果からオススメ整備プランを提案し、
オーナー様と整備内容を相談します。
内容が決まれば、すぐに部品発注。
順番に紹介しますね~。
電子制御スロットル清掃 や LLC圧送式交換。
中古車購入で始めての車検。
車両コンディションは良好。
基本的な整備は出来ているようです。
ブレーキパッドの残量は問題なし。
パッド・ディスクローターはそのままで
ブレーキキャリパーのオーバーホールを実施します。
フロントは異径4ポッド対向キャリパー。
フルード漏れ・酷い固着はありませんが、
年式を考慮して予防整備。
ピストンシールとダストブーツ。
新車から13年も経過すると、
シールゴムが硬化して
ピストンの戻りが悪くなります。
定期的にリフレッシュしましょう。
ブレーキパッドも清掃します。
バックシムとの間にあるパッドグリス
これも経年劣化で硬化しますよ。
劣化したグリスをキレイに洗浄して、
WAKO’S BPR 高性能パッドグリスで塗り直し。
リアのシングルキャリパーの同様に、
オーバーホールでリフレッシュ。
スライドピンのシャフトも
洗浄してからグリスアップ。
ちなみにブレーキ関係のグリスは、
使用箇所に合わせて2種類を使い分けてますよ~。
フロント・リア デフオイル トランスファオイル も交換しました。
トランスファはワイドレンジの75W90。
弊社ストックオイルの全化学合成(NUTEC NC-70 75W90)は
純正ギアオイルの約3倍の価格。 高すぎる~。
もう少しリーズナブルな適合ギアオイルとして、
ガルフ プロガード 75W90 GL-5 を使用しました。
エンジン・ATマウントも交換しますね。
約4mmほど縮んだソリッドゴムマウント。
収縮し硬化したマウントでは、
エンジンの振動を吸収できないですよね。
フロントハブのガタも調整。
ステアリングホイールの付け根から
かすかに聞こえる擦り音。
エアバックを外して
スパイラルコイルを交換しました~。
おそらく2年以内には
10万キロに到達する予定のランクル100。
タイミングベルト や スパークプラグの
リフレッシュが控えています。
今後を見据えて
整備費用を分散させるために、
今回は予防整備を中心の作業となりました。
それではHappy Car Life!!