カーエアコンリフレッシュα 良い状態を保つのは壊れてからでは遅いのですよ~。
6月なのに猛暑日ですか。
今年の夏は
どれだけ暑くなるでしょうかね~。
お手柔らかにお願いしたいです。
今年から新しく導入した
デンゲン社 エコマックスJrによる
『 カーエアコンリフレッシュα 』
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-330.html
導入してから大変好評で
ATF交換や車検整備時に
リクエスト率かなり高めです。
整備工場 や 板金塗装工場など
冷媒ガス回収機、重量計、などが
無い所も多いと聞きます。
おそらく電装屋さんに外注が多いのかな?
少し前に車検整備で入庫した
スバル インプレッサ GH6
21年式 78000km走行
予約問い合わせの段階から希望された
『カーエアコンリフレッシュα』 を施工してみますね~。
まずはエアコン性能テストから。
外気温 27℃
ドア全開 クールMAX
風量最大 内気循環
吹き出し口の温度が7.5℃
施工前で27℃の空気を
-19.5℃冷やす能力が有る事が分かりました。
ドアを閉めて内気循環すると
この能力が曖昧になってしまいますよね。
新車から5年目で良く冷えていると思いますよ。
低高ガス圧も測定し
コチラも良好な数値です。
良く冷えていて
ガス圧も問題なければ
エアコンガスのリフレッシュは必要なんでしょうか?
答えは作業完了後にお答えしますね。
『NUTEC NC-200 コンプブースト』
NUTECが得意とするエステル系化学合成油を
贅沢に配合した高性能エアコンガス添加剤。
主にコンプレッサーの
潤滑性能と気密性の向上させ
ON/OFFによるパワーロスを大幅に軽減。
NC-200をエコマックスJrにセットし
最終工程に全自動で注入しますね。
インプレッサの
冷媒ガス規定充填量は 500g ±50g
充填量は500gにセットし
NC-200のガス量を合わせると
合計530gを充填する予定です。
冷媒ガスは多すぎても少なすぎても
冷えが悪くなるんです。
また故障原因にもなりうるので
安易な追加充填は止めた方が良いでしょう。
近年の車両は冷媒ガス使用量が少ない
高効率タイプに移行しています。
昔の車両より充填量の重量管理は
よりシビアになったのですね。
それではリフレッシュスタートしますよ~。
現在車両側にある冷媒ガスを
全量回収していきます。
回収されたガスは 高性能フィルターで
ろ過されリフレッシュ!!
エコマックスJrの内蔵タンクに集めていきます。
タンクには重量計が付いていますので
『 一体、何グラム入っていたか? 』
がココで初めて分かります。
ちなみに低高ガス圧をマニホールドゲージで見ても
正確な量までは測定する事は出来ないのですねよ。
続いて『真空引き』です。
内蔵強力真空ポンプで
配管内を真空状態にし
エアコンサイクルに不必要な
空気、水分を除去していきます。 (ザビや潤滑劣化の原因)
真空状態では水分は
常温で蒸発していきますので
エアコン整備時の真空引き作業は
とても重要なんです。
真空引き後
NC-200と設定した冷媒ガス量を
重量管理で液化充填していきます。
設定充填量 500g
回収されたガス量 410g
追加充填ガス量 90g
NC-200と合わせて予定通り
530gを充填しました。
その結果は噴出し口温度は1℃下がり
6.5℃になりました。
ドアは全開で測定していますので
閉めて通常走行をすれば
5℃以下の冷た~い風が出てくるでしょうね。
このインプレッサでは
1℃しか下がりませんでしたが
リフレッシュの目的は
ただ温度を下げるだけではないのです。
本来のガス充填量に戻し
配管内部の水分を除去し
コンプレッサーに潤滑オイルを補充する。
(壊れてから) (冷えなくなってから )
作業をするのではなく、
予防整備の一つとして行うのがベストだと思います。
もちろんNC-200の効果も
走行すれば体感できるでしょう。
基本セットのデフォルトオイル缶は
デンゲン社製 オイル添加剤を使用します。
アップグレード高性能ACオイル添加剤
WAKO’S PACプラス
http://www.wako-chemical.co.jp/corporate/news/press130626.html
NUTEC NC-200 コンプブースト
http://nutec.jp/products/compboost/nc200.html
エンジンオイル交換は
エンジンが壊れてから交換しますか? (エンジン不調、ガラガラ音鳴り)
タイアの空気圧は
ペッチャンコになってから空気補充しますか?(偏磨耗、バースト破損)
エンジンやタイヤを常に良い状態で
長ーく維持するには定期的なメンテナンスは必要ですよね。
エアコンも金属で出来た
精密機械で動いています。
頻繁にメンテナンスをする事はないですが
新車から5年目、7年目ぐらいには
一度チェックしても良いかと思いますよ~。