突然の電話から1ヵ月。 塗装、切断、溶接、穴あけ作業。
4月下旬に携帯電話が鳴りました。
『急ぎの話やけどなぁ!○○の車両が必要になったから
大至急、新車2台作ってくれ。』
『出来れば5月中に納車して欲しい。』
お得意先様の社長さんからの電話でした。
○○の車両は新車オーダーして入庫まで2ヶ月半。
手元に入庫してから架装製作、全塗装などで1ヵ月。
どう考えても1ヵ月では無理なんですが・・・・。
1ヵ月で2台の納車は無理ですが
車両がどうしても足らない緊急事態。
1台は新車でのオーダーにして
もう一台は新古車をGW期間中に
他府県から探してきました~。
これなら1台目は
かなり早く納車出来そうです。
車体から付属品などを外し
2回に分けて全塗装。 (イエロー指定色 & クリアー仕上げ)
もちろん磨き作業は無しでイキますから
ツヤ や タレ には細心の注意をし
ホコリなどのブツ も最小限に。
バフでの磨きは無し、一発仕上げで全塗装
下準備からが大変なんですよね~。
塗装後の色で解ったと思いますが
道路で良く見かけるあの車両です。
道路規制車を言うのですが
工事中の表示看板を付けたり
テールランプ等の灯火類を移設したり
いろいろ架装していきますね。
数年に1度は法令基準が変更され
以前と同じタイプでは不適合になる場合も有り
その度に調べて再設計していくんですよ~。
(コレの長さは○○メートルまで)
(このランプはコノ角度とこの高さで) など。
作ったのは良いけれど車両登録時に
『コノ部分ダメ~!不適合、やり直し~。』
では困るので、登録事務所に何回も相談しに行きます。
鉄資材を切断し
電気溶接したり、ドリルで穴を空けたり。
『ここのステーの厚みが~!!』
『コレでは強度が弱すぎる~。』
(結構こんな作業好きなんです。 整備や板金塗装より好きかもね?)
最小限の予算で
廃車まで持つ耐久性を。
試行錯誤の5月下旬。
あと1週間で出来るかな~? チョット無理かも・・・。