夏の終わりに『カーエアコンリフレッシュα』 除湿効果もあるのです~。
もうすぐ9月も終わりですね。
朝晩は涼しく?肌寒くなってきましたが
日中はまだまだ暑い日がありますね。
『カーエアコンリフレッシュα』
2月に デンゲン社製エコマックスJr を導入し
3月からサービスをスタート。
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-330.html
おかげさまで指名率が高く
この夏の大人気メニューになってくれました。 ありがとうございます。
今回入庫されたイプサム。
ATF交換 と 電子制御スロットル清掃 と合わせて
(カーエアコンリフレッシュα) も依頼されました~。
お話をお聞きすると
今年からどうもエアコンの効きが悪いような印象で。
診断 と リフレッシュも兼ねてのご指名です。
エコマックスJrから
低高圧ホースに接続し
性能テストを行いますね。
気温30度 日陰
クールMAX 風量全開
窓&ドア全開 内気循環
ガス圧等は問題なく
吹き出し口からの冷風は 12℃
エアコンは効いてはいるが
はたしてこの数値が正常なのか?
調べる方法はただ一つ。
冷媒ガスを全量回収して
規定充填量が有るか?を測定しますね。
イプサムの規定充填量は
800g ± 50g
750g~850gの冷媒ガスが
充填されていなければ
当然冷えは悪くなりますよ~。
多すぎても少なすぎてもダメなんですね。
冷媒ガス測定と同時に
コンプレッサーオイルもチャージします。 (予防整備ですね。)
ミナト自動車のカーエアコンリフレッシュαでは
エアコンガス添加剤を3種類から選べます。
基本料金セットの デンゲン社製 オイル添加剤
アップグレードをご希望の方は高性能AC添加剤に変更可能。
WAKO’S パワーエアコン プラス
NUTEC ニューテック NC-200
今回は純正品と同等になる
デンゲンオイル缶を選択されました。
エコマックスJrに
充填量 800gに設定しますね。
デンゲンオイル缶 40gの冷媒ガスと合わせると
840gを充填する予定です。
リアエアコンの作動も確認して
スタートしますね。
車両から冷媒ガスの強制回収。
回収されたガスは高性能フィルターで ろ過。
精密重量計での回収重量を測定。
回収が終われば真空引き。
配管内のを真空状態にして、水分と空気を除去。
10分の真空引きの後は
オイル添加剤と再生された冷媒ガスを注入。
規定量を重量管理で 高速液化充填。
これらの作業は全て全自動。
最後に作業結果がプリントアウトされ
作業内容が確認出来ます。
エコマックスJrの稼動時間は 約15分。
なかなか優秀な機械ですよね。
充填ガス 設定量 800g +40g
回収できた冷媒ガス 610g
追加補充ガス量 190g
800g前後の充填量に対して
このイプサムには冷媒ガス610gしか入っておらず
約200gほど足りない事が分かりましたね。
もう一度 最初と同じ条件で
吹き出し口の温度を測定しますね。
どのように変化するでしょうか?
大幅に冷えが良くなり
8℃まで下がりました。
走行すれば圧縮も良くなり
コンデンサーも走行風で、冷やされますよね。
当然、窓もドアも閉めて使用すると思いますので
もっと冷えると思いますよ~。
エアコン整備のスタートは
まず冷媒ガスが規定量有る事が前提です。
そしてそれを調べる方法は一つだけ。
『 全回収して重量を測り、不足分を調べる事 』
(近年の車両は充填量が少ないので、よりシビアです。)
安易な追加ガスチャージは
根本的な解決にはならず
無駄な出費となる時も場合もあるのですよね。
規定量を充填してもまだ冷えが悪い場合は
他の部分に不具合が有りますので次のステップに進みますよ。
もうすぐ?夏も終わり
秋がきて冬になりますが
エアコンは冷やすだけではなく
除湿効果もありますので
フロントガラスが曇る
冬場でも使用するんですよ~。
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