レクサス IS-F ATF完全圧送式交換 NUTEC NC-65
名古屋からお越し頂きました。
レクサス IS-F USE20
走行距離は12万キロ。
ATF交換の依頼です。
今回使用するATFは
NUTEC 最高峰ATF 『NC-65』
7速以上の多段AT車やDCTなど
極低粘度で極圧性、耐久性が高いハイスペック仕様。
サーキット走行もされるので
耐熱性の極めて高いNC-65を選択されました。
ニューテック NUTECのATFは
エステル系100%化学合成油がベースで出来ています。
中でもNC-65は
ハイパフォーマンスATFの NUTEC ZZ51改より
全ての性能が大幅にボトムアップされているんですよ~。
サーキット走行では常時高回転走行。
ATFの油温も純正空冷式ATFクーラー装着でも
130度を超える状況にはぜひオススメします。
IS-Fのオーナー様もATF油温が上がりすぎるので
クーラーの容量アップしたそうですよ。
そもそも
マークXやクラウンとIS-Fが
同じATFというのもヘンですよね~。
2UR-GSE V8エンジン 5000cc
ハイパワーエンジンの高トルクを効率良くタイヤに伝達する為に
ATFを交換するのはとても有効だと思います。
故障予防整備にもなりますのでオススメですよ。
非常に高価なNC-65を入れる前に
まずはAT内部をプレ洗浄しますね。
(純正ATFの3倍ぐらいの価格です。)
交換効率の高い『圧送式交換』
高性能ATFチェンジャー『トルコン太郎』
それに純正同等油のアイシン AFWプラス 11L
だんだん綺麗になっていくのが良く分かると思いますよ~。
過去にディーラーでの交換暦も有り
一度のプレ洗浄でキレイになりました。
ATFは劣化しているが、スラッジの蓄積は少なめと
言ったところでしょうかね。
今度は本命のNC-65と入れ替えて
再度圧送式交換を行います。
赤いATFが薄緑のNC-65と入れ替わるので
やや赤いが残るのはご了承ください。
この後はアイドリング状態で
温度管理によるATFレベル調整を行います。
手際良く作業をしないと
ATF油温がグングン上昇しますので
慣れが必要ですね。
基本的にATFは 消耗品 です。
10万キロオーバーの車でも
適切な油種で正確な作業スキルがあれば
交換は可能です。
交換しなくても前を向いて走りはしますが
本来の性能は発揮できず、燃費も当然落ちるでしょう。
無交換のままだと
ATの故障リスクも高まりますので
ぜひ交換をオススメしますね。
なぜか無交換で良いとアナウンスされていますが
『10万キロ使えるから交換しなくてもいいですよ。』
『10万キロ過ぎて交換すると壊れるので出来ません。』
車検証入れにある保証書の
『5年又は10万キロのメーカー特別保証』 などを考えると
結局はユーザー自身の判断で交換を実施するのが
良いと思います。
気になる方はミナト自動車のホームページ
お問い合わせフォームからご相談くださいね~。